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■「雲丹をたっぷり使ったリーキのパンナコッタ」

冷前菜のメイン食材は、濃厚で強い甘みが特徴の雲丹です。シンプルに味付けをしたリーキ（＊2）のパンナコッタを合わせます。リーキは強めの火でじっくりとローストし、旨みと甘みを最大限に引き出しています。下に敷いたコンソメのジュレに、甘みのあるリーキのパンナコッタと濃厚な雲丹が口の中で絶妙に合い、味わい深い旨みを堪能できる一品です。

＊2　 地中海沿岸原産の野菜。リーク、⻄洋ネギ、ポロネギとも呼ばれる。

■「真鱈と真だちのリングイネ」

北海道の方言で真鱈の白子を意味する冬の食材真だちを使った温製パスタです。真鱈や真だちを香ばしくムニャイヤ（＊3）に仕立てることで、外はカリッと中はトロッとした食感になります。提供前にはお客様の目の前で熱々の焦がしバターのソースをかけて仕上げます。クリーミーな真だち、濃厚な焦がしバター、さわやかな風味の香草、３つの調和を楽しめる一品です。

＊3　小⻨粉をまぶし、たっぷりのバターで焼くムニエルに似たイタリア料理。

■「鹿肉のパナート」

大粒に砕いたグリッシーニ（＊4）のパン粉をまとわせた鹿肉をメインに、鹿肉の旨みが詰まったソースを合わせた一品です。衣で包むことで鹿肉の旨みを閉じ込め、よりジューシーな味わいを堪能できます。爽やかな根セロリのピューレや山わさび、8年熟成のバルサミコ酢などで味わいの変化を楽しむことができます。ザクザクとした食感と、鹿肉の旨みを存分に味わえるお料理です。

＊4　ピエモンテ州を代表するスティック状の細長いパン

はじまりの小前菜に合わせる乾杯の一杯は、「早花咲月 ORANGE 2023」です。柑橘を思わせるジューシーな果実味が口いっぱいに広がり、余韻に感じるほのかな甘みが、魚介の旨味をやさしく包み込みます。

2つの味を楽しめるホタテ料理には紅茶と柑橘のドリンクを合わせると、黄柚子がきいた濃厚なバターソースのかかったホタテの甘みを引き出します。さらにホエイ（＊5）を加えることで、ドリンク自体の味わいの変化も料理と共に楽しめる一杯です。

＊5　牛乳からチーズを作る過程で大量に出る副産物

「リゾナーレ」は、星野リゾートが展開するリゾートホテルブランド。夢中になって楽しみ尽くす「PLAY HARD」をコンセプトに、土地の特性を活かした空間デザイン、豊富なアクティビティをそなえ、地域や季節ならではの体験ができます。リゾナーレは、訪れる人たちに想像を超える滞在を通して、記憶に残る旅を提供します。現在、国内外7施設に展開し、2025年には「リゾナーレ下関」が山口県・下関市に開業予定です。