旅×DXで地域創生の実現を。ハコボウヤが「KANSAI DX AWARD 2024」金賞を受賞

大阪の総合印刷会社が開発。「小さな不便の解決」が地域の経済効果を生み出すきっかけに。

▲表彰の様子  

先進的にDXに取り組む関西企業を表彰する「KANSAI DX AWARD 2024」において、高速オフセットのサービス「ハコボウヤ」が金賞(中堅・中小企業部門)を受賞しました。

受賞理由

・インバウンド需要に着目し、自社の強みや技術を活かしたサービス開発の成果

小さな不便を解決することで地域経済に大きな効果をもたらすものとして期待できる点。

・個別の小売店では対応が難しいものをデジタルの力と関係者の連携で解決に寄与している点。

2024年10月31日に開催された表彰式では、中堅・中小企業部門全体において「足元の課題、市場のニーズに応えるサービスだった。既に他の地域への展開を進めていることも含め、これからさらにサービスが広がることを期待」との評価もいただきました。

「海外配送伝票の手書きをやめたい!」インバウンド需要のある酒蔵様の声から生まれたサービス

ハコボウヤを最初に導入していただいた店舗は、お酒の販売店様でした。既にインバウンドサービスを展開している販売店様でしたが、お酒という重たい商品をお土産で持って帰るのは難しいというお客様向けに、お土産が直送できるこのシステムを導入したいとのことでした。

元々、店舗では海外配送伝票を手書きで受け付けていたのですが、海外の方が日本語で書かれている伝票を読むことは難しいですし、代筆を頼まれた場合、読み取りが難しくて配送伝票を1つ書くだけで30分ほど時間がかかったそうです。しかし、ハコボウヤを導入することで、住所の入力はお客様のスマホで打っていただけるので記載ミスが殆どなくなり、10分もかからずに伝票が出力できるようになりました

また、他の店舗では、ハコボウヤを使っていただくことで下記のようなメリットが生まれています。

1. 顧客の購入単価のアップ

  • 店頭から家まで海外配送が簡単にできる仕組みがあることで、買ってもらえるお土産数が増えた。

2.購入機会損失の回避

  • オーダーメイド品のため、購入後受け渡しに数日かかると伝えると「買わない」という顧客がいたが、ハコボウヤ導入後はすんなり買ってもらえた。

現在は関西を中心に大阪、京都、奈良、兵庫等でハコボウヤをご導入いただいています。

●導入の声は下記ページよりインタビュー形式でお読みいただけます

https://www.kousoku-offset.co.jp/magazine/column-hakoboya-interview-meganetop/

https://www.kousoku-offset.co.jp/magazine/column-hakoboya-interview-shushinkan/

ハコボウヤのモニター調査では97%が「使いやすい」と回答

▲ツーリズムEXPOジャパン2024出展時の様子
▲展示会場にてモニター体験を実施
▲開発のプロジェクトリーダーや広報チームも展示会に参加
▲モニター体験をしているところを間近で見て、ハコボウヤの操作性や視認性等に問題がないかもチェック

ハコボウヤをたくさんの方にご体感いただき、使用感の調査を行うことで更なるサービス向上につなげるため、2024年9月26日から29日に開催された「ツーリズムEXPOジャパン2024」にてハコボウヤのモニター調査を実施しました。

241人の方にご協力いただき、「Q.ハコボウヤの操作は簡単でしたか?」というアンケートでは97%の方から「使いやすい」と回答をいただきました。

Q.ハコボウヤの操作は簡単でしたか?

使いづらかったという方の理由も「スマートフォンの操作に慣れていないので時間がかかったから」「(日本人なので)ローマ字打ちに慣れていないから」といった回答であり、操作に関する不満はほとんどありませんでした。

ハコボウヤはどういった業種で導入できそうと感じますか?という質問では、ホテルやお土産店、空港など、日本のモノを買えるシーンで使えそうとの回答をいただくことができました。

Q.ハコボウヤはどういった業種で導入できそうと感じますか?

今回のKANSAI DX AWARD2024金賞受賞、及びモニター調査を通して、ハコボウヤのサービスがインバウンド需要の取り込みに寄与できることを実感しました。

日本各地において更なる経済効果を生み出せるよう、サービスの拡大に努めてまいります。

※その他のアンケート回答

・価格についてどう感じましたか?

・海外への配送手段として知っているもの/普段使っているものはありますか?

・海外発送ができると便利だと思う商品カテゴリーを教えてください

については、高速オフセット内の「資料ダウンロードページ」にて公開しています。

受賞におけるプロジェクトリーダーのコメント

▲プロジェクトリーダーによる表彰プレゼンの様子

インバウンド需要をDX推進で取り込んでいくためのサービス「ハコボウヤ」が金賞を受賞し、プロジェクトにかかわってきたメンバー一同大変うれしく思います。

ハコボウヤのサービスは、日本の各地域で作られる「地産品」があってこそ生きるサービスです。その土地の地産品に魅力があるからこそ、買ってもらえる機会の損失を防ぐことで、多大な需要を生み出せるのではないかと感じています。

当社の基軸は印刷会社であり、たくさんの広報物を生み出す中で、日本各地域の個性が人々の心を動かす魅力を持つことを実感しています。しかし、インバウンド顧客向けの対応というのはまだ十分に進んでいないとも感じています。

ハコボウヤで「小さな不便を解決する」ことが、日本の観光需要をさらに伸ばし、地域創生に繋がっていくことを目指して、これからもサービス拡大に努めてまいります。

KANSAI DX AWARDとは

先進的にDXに取り組む関西の企業を表彰する制度です。中堅・中小企業を含めた企業の先進事例を広く発信することで、各主体での取り組みの参考としていただくとともに、関西のDXの取り組みの底上げをはかります。(引用先:KANSAI DX AWARD)

https://www.kankeiren.or.jp/kansai-dx/award/

株式会社高速オフセットについて

■株式会社高速オフセット 海外展開のあゆみ

・1986年 毎日新聞社とその関連会社の出資により設立

・2012年 持ち株会社・毎日新聞グループホールディングスが100%株式を保有する子会社となる

・2014年 大阪観光局公式キャラクター 「Osaka Bob」をリリース

・2016年 大阪のフリーマガジン「Falling in Love with OSAKA」を自社発刊。※のちに「MAIDO。」に改名

・2019年 大阪観光や穴場スポットを紹介するWEBメディア「MAIDO。」を公開

・2021年 越境ECプラットフォーム「HAKO-BU.net」、インバウンド向け伝票発行システム「ハコボウヤ」を開発、リリース

・2023年 シンガポールにてNARASAKEプロモーションを実施。海外ビジネスEXPOお大阪/東京に出展・登壇。シンガポールにて開催された「Food Japan 2023」に出展・登壇。 ツーリズムEXPOジャパン2023大阪・関西に出展。大阪・関西万博PRサプライヤーに認定

・2024年 CANpai Bites事業を本格始動。NARASAKE180ml缶を企画。DHLジャパン株式会社と業務提携し、DHL配送伝票作成サービスをリリース。ツーリズムEXPOジャパン2024東京に出展。ハコボウヤがKANSAI DX AWARD2024金賞を受賞

■ 会社概要

会社名:株式会社高速オフセット

本社所在地:大阪市西区北堀江2丁目5番24号 KOUSOKU堀江ビル

https://www.kousoku-offset.co.jp/

■ 本案件に関するお問い合わせ

本案件についてのお問い合わせは以下までお願い致します。

・メールフォームでのお問い合わせ

https://www.kousoku-offset.co.jp/contact-list/

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