ホテル・旅行のニュースリリース・情報

福岡国際空港株式会社は、2022年5月に着工した福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事におけるグランドオープン日を2025年3月28日（金）に決定しましたのでお知らせします。

• 当社は、福岡・九州・西日本の玄関口として、多くのお客さまを心地よい空間でお迎えするために、国が実施する滑走路増設事業に合わせ、現在国際線ターミナルビルの増改築工事を行っています。より多くのお客さまが「Free：楽に、Fast：早く、Fun：楽しく」ご利用できるよう利便性や空港サービスの向上を図り、魅力ある施設づくりを推進しています。

• 増改築工事では、これまでコンコース延伸、旅客搭乗橋増設、立体駐車場新設、ラウンジリニューアルなどの施設拡張のほか、自動チェックイン機増設、自動手荷物預入機導入などを行いました。今後は、12月にアクセスホール（到着ロビー拡張、二次交通への乗り継ぎ環境改善）と内際連絡バス専用道を供用開始し、来年3月にいよいよグランドオープンします。

• グランドオープン時には、保安検査場や出国審査場を移転拡張し、保安検査場には新たに「スマートレーン（スマートセキュリティシステム）」を7台導入します。これにより、処理能力が約2倍となり出発手続き時間の短縮を図ります。また、待ち列に並ばず優先的に保安検査を受けられるレーン「プライオリティレーン」を九州で初めて導入します。

• 出国審査場を通過したエリアには、従来の約4倍の広さとなる免税店や8店舗が入るフードコート※を展開し、ショッピングや食事を楽しく快適に過ごせる空間を提供します。ウォークスルー型の免税店の中央にはランドマークとなる櫓を設け、日本を出発する最後まで福岡らしさ・日本らしさを感じられます。また、入国時にもお得に免税ショッピングをお楽しみいただける到着免税店をオープンします。

• 当社は「比類なき東・東南アジアの航空ネットワークを有する、東アジアトップクラスの国際空港」実現に向け、今後も安全・安心・快適にご利用いただける施設整備を進めてまいります。

※ 出店するブランドや飲食店など詳細は改めてお知らせします。

■グランドオープンについて

2025年3月28日（金）に保安検査場、出国審査場、免税店、フードコート、入国審査場等の機能を備えた増築部をグランドオープンします。

■保安検査場について

保安検査場を拡張しスマートレーンを導入することで約2倍の処理能力を確保し、スムーズでストレスフリーな検査を実現します。あわせて九州初となるプライオリティレーンを導入します。

面積	約1,400㎡（整備前約300㎡）
検査レーン数	7レーン（整備前6レーン） ※最大11レーンまで増設可能
特徴	スマートレーンを7台導入します。 プライオリティレーンを九州初導入します。

＜スマートレーン＞

・最大4名が同時に準備でき、準備ができた方から保安検査に進むことが可能

・手荷物を載せたトレーは自動で運ばれ、お客さまによる運搬は不要

・X線CT検査装置により、パソコンを取り出さずに検査可能

・再検査が必要な手荷物を別レーンに振り分けることで、検査済み手荷物をよりスムーズに受け取り可能

・返却後のトレーを自動で入口側に運搬（自動トレーバック）

＜プライオリティレーン＞

主にファーストクラス、ビジネスクラスを利用するお客さまやお手伝いが必要なお客さまが、優先的に保安検査を受けることができるプライオリティレーンを導入します。

■出発免税店について

免税店エリアを約4倍（約6,000㎡）に増床し、ファッション、コスメ、お酒などの取扱商品を大幅に拡充します。また、旅客動線上に免税店を配置したウォークスルー型店舗となることで、出国審査を受けた後、移動しながら免税ショッピングをお楽しみいただけます。

面積	約6,000㎡
取扱いカテゴリ	・ファッション（ブランドブティック・時計・ジュエリー含む） ・海外コスメ ・国内コスメ ・酒・たばこ
特徴	・店舗の広さは従来の約4倍と大幅に拡充します。 ・移動中にショッピングを楽しめるウォークスルー型店舗となります。 ・中央にはランドマーク・フォトスポットとなる櫓を設置します。

※出店するブランドなど詳細は改めてお知らせします。

※食品（菓子類）、雑貨、家電などは現店舗で引き続き販売します。

■到着免税店について

入国時にもお得に免税ショッピングをお楽しみいただけるよう、手荷物受取所エリアに到着免税店を新規オープンします。

面積	125㎡
特徴	・日本出発のお客さまは免税品を持ち歩くことなくストレスフリーに旅行した後、帰国時にお得にショッピングを楽しめます。 ・海外メーカーの酒やたばこをお得にお買い求めいただけます。

※出店するブランドなど詳細は改めてお知らせします。

■フードコートについて

出国審査場通過後にゆっくりと九州・福岡のグルメを楽しんでいただけるよう、免税店エリアにフードコートを新設します。

面積	約1,120㎡
店舗数	8店舗
席数	295席
特徴	・出発前に福岡・九州の食文化を味わえる飲食店などバリエーション豊かな店舗構成。 ・飲食店8店舗増により、出国審査場通過後エリアの飲食店舗数が整備前の3倍になります。

※出店する飲食店など詳細は改めてお知らせします。

（参考）福岡空港国際線ターミナルビル等増改築工事 概要

目的

「福岡・九州・西日本の玄関口として多くのお客さまを心地よい空間でお迎えします」

1. 空港ターミナル容量を拡大

2. 利便性の向上と魅力ある施設づくり

   空港サービスの質の向上に向けた3Fの改善

概要

１．空港ターミナル容量を拡大
既存施設の約2倍に拡張（延べ床面積約73,000㎡⇒約136,000㎡）

２．空港サービスの質の向上に向けた3Fの改善

①　出発・到着機能の強化
・北側コンコース延伸、搭乗橋（PBB）増設（6基⇒12基）【整備済】

・自動手荷物預け機（SBD）を導入（0台⇒14台）【整備済】

・自動チェックイン機（CUSS）を増設（26台⇒38台）【整備済】

・保安検査場検査レーン増設（6レーン⇒7レーン）【2025年3月供用予定】

・保安検査場スマートレーン導入（0台⇒7台）【2025年3月供用予定】

・手荷物受取所コンベア増設（4基⇒8基※）

※　2025年3月時点は6基、2025年度中に8基となる予定

②　楽しい空間の提供

・品揃え豊かなウォークスルー型の免税店を展開 （約1,500㎡⇒約6,000㎡）【2025年3月供用予定】

・フードコート新設 【2025年3月供用予定】

・カードラウンジリニューアル 【整備済】

・航空会社ラウンジリニューアル 【整備済】

③　アクセス環境整備
・内際連絡バス、高速・路線バス、団体バスなど二次交通の乗り継ぎをスムーズにしたアクセスホールを整備（０㎡⇒4,000㎡）【2024年12月供用予定】

・内際連絡バスを専用道化し、移動距離・時間を短縮※1【2024年12月供用予定】

・立体駐車場を整備し駐車場を拡大（897台⇒1,300台※2）【整備済】

※1　国内線側のバス乗降場が整備されて現状約15分が約5分となる予定（2026年度末竣工予定）

※2　2024年11月6日現在1,126台、全体整備完了後約1,300台となる予定

＜整備概要＞

＜施設整備スケジュール＞

※1　既存の国際線ターミナルビルの内部改修は2025年11月末竣工予定

※2　国内線側バス乗降場は2026年度整備予定