- 2024-11-19
- 旅行 プレスニュース
2024年12月14日より、水戸市・茨城県立歴史館にて #なぜ恋展 が開催。
茨城県立歴史館は、新たな試みとして、過去を学び未来を考える「いばらき未来歴史展」をコンセプトに、「なぜ恋してしまうのか?展」を2024年12月14日から2025年1月26日まで開催いたします。恋愛の歴史を知り、未来の恋愛を想像する展示となっています。
長い歴史の中で形を変えながらも続いてきた、私たちにとって切り離せないテーマである恋愛。その「恋愛」のあり方をテーマに、過去を学び未来を考える、外部プロデュースによる新企画「なぜ恋してしまうのか?展」が茨城県立歴史館で12月14日から1月26日まで開催いたします。
本展では、「恋愛スタイル」「モテ」「大恋愛」「失恋」などのテーマで、古代から現代までの50の恋のエピソードで構成された歴史展示と、6通りの恋愛の未来を想像する「2124年の恋愛エッセイ」を展示いたします。
イントロダクション
目次
なぜ「恋」をしてしまうのでしょうか? 古来、人々は恋の歌を詠い、出会い方を変え、時に恋愛のルールを作り...形を変えながらも、今日まで「恋」は続いています。
「なぜ恋展」は、古代から現代に至るまでの恋愛を50のエピソードと共に遡る過去の章、6通りの恋愛の未来を想像するエッセイを展示した未来の章で構成されています。 過去の章では、時代ごとの恋愛模様やモテ、失恋、大恋愛エピソードから多種多様な恋愛観に触れ、未来の章では、あるかもしれない100年後の恋愛に想いを馳せる展示となっています。
私たちにとって当たり前の“恋愛の形"も、過去においては当たり前でなく、非常識と捉えられたものもあります。ひょっとしたら数百年後には恋という感情は絶滅しているかもしれません。過去から未来へ、長い時間軸で恋愛を俯瞰することで、私たちの普通を問い直し、変わらない本質を見つめていきます。
恋愛という身近なテーマで、歴史を知り、今の私たちの価値観に「なぜ?」を問い、少し先の未来を考える企画展です。
展示構成
1. 過去の章:どんな恋愛してきた?
古代から現代に至るまで、日本人の恋愛のあり方の変遷を、50のエピソードで紹介いたします。時代ごとの特徴的な恋愛模様「恋愛スタイルの歴史」や、多くの人びとの心を掴んだ魅力的な存在「モテ」、多様な絆や愛、つながりのあり方「いろいろな”恋”のかたち」、後世に語り継がれる切ない恋の終わり「失恋」、歴史の命運を左右するようなドラマチックな恋「大恋愛」、絵巻物からマンガまで、恋する姿を描いた「恋の絵」、和歌からポップソングまで、悠久の時を超えてうたわれ続ける「恋の歌」、そして、先人たちの言葉から恋を問い直す「そもそも恋愛って何?」の8つのテーマで展示いたします。
編集は月刊『歴史人』、執筆は水谷千秋(古代)、福家俊幸,西原志保(平安)、遠藤明子(鎌倉)、小和田泰経 (戦国)、安藤優一郎(江戸)、堀江宏樹(明治〜終戦)、山田昌弘・谷本奈穂(現代)が担当しました。
2. 恋のアーカイブ
来場者の恋愛観を声で録音するブース。来場者にとっての”恋”を声で録音し、展示内でアーカイブいたします。今を生きる人たちは、恋愛についてどう考えているのか?どんな恋愛をしてきたのか?来場者一人一人に問い、考えるきっかけになる参加型の展示です。
3. 未来の章:2124年の恋愛エッセイ
100年後の恋愛は、どうなっているでしょうか?もしも、複数とのパートナーシップがあたりまえになったら、もしも、結婚制度がなくなったら、もしも、人口減少で出会いの数が少なくなったら。テクノロジーや価値観の変化と共に、恋も形を変えていくかもしれません。未来の章では、6名の方々による、6通りの恋愛の未来を想像するエッセイを展示いたします。
著者には、映画監督の岨手由貴子さん、アーティスト/歌手のコムアイさん、ライター/アクティビストの佐久間裕美子さん、音楽家のおおはた雄一さん、文化人類学者の松村圭一郎さん、小説家のカツセマサヒコさんを起用しました。
エッセイスト一覧
岨手 由貴子(映画監督)
1983年長野県生まれ。2015年に映画『グッド・ストライプス』でデビュー。21年に山内マリコの同名小説を映画化した『あのこは貴族』が公開。燃え殻のエッセイを元にしたDisney+製作のドラマ『すべて忘れてしまうから』では脚本・監督を務める。その他、脚本を担当したNetflix製作のドラマ『ヒヤマケンタロウの妊娠』、NHK『ユーミンストーリーズ/青春のリグレット』、BS-TBS『天狗の台所』などがある。
コムアイ(アーティスト/歌手)
声と身体を主に用いて表現活動を行なっているアーティスト。日本の郷土芸能や民俗学、北インドの古典音楽に影響を受けている。主な作品に、屋久島からインスピレーションを得てオオルタイチと制作したアルバム『YAKUSHIMA TREASURE』や、奈良県明日香村の石舞台古墳でのパフォーマンス『石室古墳に巣ごもる夢』、東京都現代美術館でのクリスチャン・マークレーのグラフィック・スコア『No!』のソロパフォーマンスなど。水にまつわる課題を学び広告するアーティビズム・コレクティブ『HYPE FREE WATER』をビジュアルアーティストの村田実莉と立ち上げる。NHK『雨の日』、Netflix『Followers』、映画『福田村事件』などに出演し、俳優としても活動。音楽ユニット・水曜日のカンパネラを2021年に脱退。
佐久間 裕美子(ライター/アクティビスト)
ニューヨークを拠点にアメリカと日本を往復しながら、政治、社会、文化について考察・執筆する。著書に『Weの市民革命』(朝日出版社)『真面目にマリファナの話をしよう』(文藝春秋)、『ピンヒールははかない』(幻冬舎)、『みんなで世界を変える!小さな革命のすすめ』(偕成社)。Sakumag Collective主宰。
おおはた雄一(音楽家)
アコースティックギターで紡がれる弾き語りと、ルーツ色溢れるスライドギターなどを得意とし、シンプルで豊かな音楽を生み出すアーティスト。オリジナルアルバム10枚のほか、カバー盤やインスト盤など多数の作品を発表。代表曲『おだやかな暮らし』はさまざまなアーティストにカバーされている。楽曲提供や、レコーディングセッションへの参加、映画の劇伴・主題歌、CM音楽・ナレーション、舞台の音楽制作、プラネタリウムのサウンドトラック制作など、多方面で活動中。茨城県土浦市出身。
松村圭一郎(文化人類学者)
岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『所有と分配の人類学』(ちくま学芸文庫)、『うしろめたさの人類学』(ミシマ社、第72回毎日出版文化賞特別賞)、『くらしのアナキズム』(ミシマ社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『人類学者のレンズ』(西日本新聞社)など、共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)がある。
カツセマサヒコ(小説家)
1986年、東京生まれ。2020年『明け方の若者たち』(幻冬舎)で小説家デビュー。映画化された同作のほかに、ロックバンドindigo la Endとコラボレーションした小説『夜行秘密』(双葉社)や、『ブルーマリッジ』(新潮社)がある。2024年9月、はじめての短編集となる『わたしたちは、海』(光文社)を刊行。2021年よりTOKYO FM『NIGHT DIVER』ラジオパーソナリティも務める。
開催概要
【タイトル】外部プロデュースによる新企画「なぜ恋してしまうのか?展」
【開催場所】茨城県立歴史館
【所在地】〒310-0034 茨城県水戸市緑町2-1-15
【アクセス】水戸駅北口4番バスのりば から「桜川西団地」行きなど偕楽園方面行き乗車約10分、
「歴史館偕楽園入口」降車、徒歩2分ほどで到着します。
【開催期間】2024年12月14日(土)〜2025年1月26日(日)
【開館時間】9時半〜17時(入館は16時半まで)
【休館日】月曜日(祝日の場合はその翌日) 年末年始12月29日~1月1日
【入館料】一般390円、満70歳以上200円
※12月26日(木)満70歳以上の方入館無料日
※20名以上の団体は一般330円、満70歳以上170円
※入館無料:高校生以下、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害保健福祉手帳、指定難病特定医療費受給者証をお持ちの方とお付き添いの方
主催:茨城県教育委員会/茨城県立歴史館
外部プロデュース:株式会社ニューピース
いばらき未来歴史展について
茨城県立歴史館の新たな試みとして、この「なぜ恋してしまうのか?展」を開催いたします。
コンセプトは「未来と歴史」。
徳川光圀がこの地で編さんした歴史書「大日本史」の根底にあった精神は、「彰往考来」(過去をあきらかにして未来を考えること)というものでした。
その精神に基づいて、日本各地の大名や公家、寺社に史料を求め、史料に基づいた歴史叙述に努めました。さらに光圀は、その史料保存のためにも尽力しました。過去の史料から現在までの道のりを明らかにし、来たるべき未来を考えようとしたのです。
私たちの生き方を見つめ直していくための、身近で重大なテーマを歴史と未来から考えていくのが、
この「いばらき未来歴史展」です。
例えば、恋や仕事、学問、はたまた生きること?
過去を学び、未来を考える、現代の「彰往考来」を体現する場所として、茨城県立歴史館の新たな可能性を探っていきます。
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