宮城県女川町の離島・出島の自然循環型サウナ「JUURI」、本土と結ぶ橋が開通する12月19日開業 フィンランドのスモークサウナを再現し、島の間伐材を活用

運営費の支援を募るクラウドファンディングも開始

株式会社JUURI(代表:鹿又陸、所在地:宮城県女川町)は、女川町にある人口92人の離島・出島(いずしま)に、本州とつなぐ出島大橋が開通する2024年12月19日(木)、自然循環型サウナ「JUURI SAUNA」(ユーリサウナ)を開業します。

島にある放置林の間伐材を建材やストーブの薪として使用することで、島の自然環境を活かした運営を行うほか、日本では貴重なフィンランド伝統のサウナストーブ「Aitokiuas-95(アイトキウアス)」を導入。島の地下水で満たした醤油樽の水風呂や、メキシコ料理のサ飯(サウナ飯)などもご用意します。

12月19日はプレオープンとなり、併設の宿泊施設を開業する2025年春に、本オープンする予定です。

・JUURI SAUNA ティザーサイト:https://juurisauna.studio.site

また、運営費の支援を募るクラウドファンディングを、CAMPFIREにて11月30日(土)より実施します。

・クラウドファンディングページ:https://camp-fire.jp/projects/804186/preview

森に”根”を張り、海と生きる。
循環を生み、自然に寄り添う島サウナ

◆JUURI SAUNAについて

東日本大震災で被災し、人口が約500人から92人にまで減少した離島・出島。

構想から40年以上を経て、この島に島民悲願の橋が架かります。本州との交通手段が女川港と行き来する1日3便の航路のみだった島に、女川駅から車で約15分で行けるようになる今、森と海の恵みを生かす島サウナが誕生することになりました。仙台駅から車で約1時間と好アクセスにもかかわらず、離島の大自然を体感しながら、ととのえる場所となります。

場所は、2024年8月に廃業した島唯一の宿泊施設「民宿いずしま」の敷地内。2025年春には民宿を改装し、新たな宿泊施設を開業する予定です。

◆特徴

□サウナを通して、森を循環。放置林の間伐材を建材や薪に、薪から出る灰は土壌改善に。

島でかつて植林されたものの、管理が行き届いていない杉林を間伐し、建材やサウナストーブの薪として活用。間伐により太陽光が下層の植生まで届き、成長を促すだけでなく、薪を燃やした後の灰を森に撒くことで土壌を改善し、枯れた沢に水が戻ることを目指します。

建設から開業後の運営までを通して、自然の循環を生み出し、豊かな森をつくります。

□フィンランド視察の上で導入を決めた、伝統的な大型サウナストーブ

日本では貴重な、フィンランドのNarvi(ナルヴィ)社製の伝統的なサウナストーブ「Aitokiuas-95(アイトキウアス)」を採用。

高さ146cm、直径95cm、約500kgものサウナストーンを搭載できる、大型の蓄熱式サウナストーブです。 サウナ入浴の数時間前から、サウナストーンを高温になるまで熱することで、入浴時にはサウナストーンの余熱だけでサウナを楽しめます。 まるで本場フィンランドのスモークサウナのような、柔らかい蒸気浴体験を再現します。

□海を眺め、森林浴をしながら行う外気浴

サウナの目の前に、海が見えるデッキを用意。海を眺めながら、森の中で自然の音を聞きながら、‶ととのう”ことができる自然環境があります。


□島から汲み上げた地下水で入る、醤油樽の水風呂

宮城県内で使われていた醤油樽を水風呂として再利用するほか、漁師が海産物を運搬・保管するために使うコンテナも活用。サウナに欠かせない水は水道水ではなく、島の井戸水を使用します。

□メキシコ料理など、こだわりのサ飯

自家製のタコスや、ポークカルニータスというメキシコ料理、出島近海で獲れたタコを使用したタコ飯など、様々なサ飯をご提供。

◆コンセプト

「JUURI」とは、フィンランド語で「根っこ」という意味。
「出島に来る方が、心の底、根源、根っこからリラックスして欲しい」という意味を込めています。

サウナのコンセプトは ”循環” です。

震災後に放置された森林から取れた間伐材を活用し、サウナを通した森づくりを行うことで、沢に水が戻る。森の栄養が海に運ばれれば、豊かな海をつくることにもつながる。

薪に火をつけるのは人。JUURI SAUNAとそのゲストが循環の一部となり、出島の豊かな自然を育て、守り続ける「根っこ」となります。

クラウドファンディング挑戦中!

■実施日時   2024年11月30日~
■目標金額   300万円
■資金の用途

・水風呂用の地下水汲み上げ
・サウナストーブ
・外気浴スペースのウッドデッキ用木材
・宿泊施設のリノベーション、修繕
・産業廃棄物の処理
■実施媒体  CAMPFIRE

https://camp-fire.jp/projects/804186/preview

「JUURI SAUNA」概要

住所   :宮城県牡鹿郡女川町出島字別当浜2−33
開業日  :2024年12月19日

営業時間 :10:30〜19:30
定休日  :火曜

利用方法 :最大8名まで、3時間貸切利用

ティザーサイト:https://juurisauna.studio.site

《料金》 ※税込価格

平日(1〜4名)7,000円/人

  (5名以上の場合)追加料金6,500円/人

休日(1〜4名)7,500円/人

  (5名以上の場合)追加料金7,000円/人

株式会社JUURI代表取締役/プロジェクトオーナー:鹿又 陸

宮城県塩竈市出身。小学校からの旧友である大山、仙台三高ラグビー部の同期である佐々木、後輩の仁井田を誘い、JUURI SAUNAをつくるプロジェクトを実施中。

日本全国のサウナを体験し、北海道でログサウナ制作の技術も学んできた。さらに、フィンランドにも視察訪問。女川町を盛り上げるため、尽力している。

鹿又コメント
ちょうど三年前の11月、大山と宮城県内のサウナイベントに参加した帰り道に「サウナ一緒にやろう」と大山を誘った一言からこのプロジェクトはスタートしました。

当時私は横浜、大山は宮城県内で働いていて、週末に私が宮城に戻り、2人でサウナ施設の開業場所を探す日々が一年半くらい続きました。並行してテントサウナでイベントを行ったり、トレーラーサウナを製作してサウナイベントにも出展。

そして昨年に初めて宮城県女川町出島(いずしま)を訪れ、自分達の理想とする自然豊かな環境に出会いました。

女川町は東日本大震災で大きな被害を受けた場所です。出島も例外ではありません。

震災に負けず素晴らしい復興を遂げた女川町の姿勢に、私も一人の被災者として強く感銘を受けたこともこの土地での開業を決めた一つの理由です。

それから大山と2人で島内の森林を間伐するところから約一年間、ここまで準備を進めてきました。

この一年で仲間も増え、たくさんの方に協力していただいたおかげで、出島大橋開通と同日での開業が実現します。

このプロジェクトを通して、高校生だった震災当時から考えていた地元への貢献が少しでもできたら嬉しいです。

大山 海渡  / プロジェクトオーナー
宮城県塩竈市出身。鹿又とは小学校からの旧友で、塩釜FCで一緒にサッカーをしていた経験もある。大学生の時、「将来何か一緒にしたいね」という話をずっとしていた。サウナをやりたいという想いを鹿又に聞いて、本業の大工技術を活かして一緒に作ることを決めた。

佐々木 理人 / 動画制作
宮城県仙台市出身。仙台三高時代は、鹿又とラグビー部で同期だった。社会人になって数年経ったある日、鹿又に「一緒にサウナをやろう」と誘われ、動画編集などの技術を活かし、女川を盛り上げるために参画。本業は動画クリエイターであり、自身のチームも持っている。

仁井田 紀之 / マーケティング
宮城県仙台市出身。仙台三高時代のラグビー部で鹿又と佐々木の後輩。また、佐々木とは大学も同じ。あるとき鹿又に、「人口が100人もいない島でサウナをやろう」と誘われ、マーケティング面で参画。現在は、「株式会社中庸」というWEB制作、マーケティング支援会社を経営している。

大﨑庸平 / マーケティング・PR
世界遺産である熊野古道の宿立ち上げを行い、熊野古道沿い初のサウナをプロデュース。熊野古道だけではなく、日本全国の旅館やサウナのプロデュースを行ってきた。現在は、地域の「まごころ」が報われる世界を作り、旅行の在り方を更新するスタートアップ企業、「株式会社Hinotori」を経営している。

伊藤 大河 / ティザーサイト制作
宮城県仙台市出身。鹿又に出島を紹介されたことをきっかけにその魅力に惹かれ、仙台市と女川町で2拠点生活を開始。WEBデザインやSNS広告運用において仁井田をサポート。また、プロジェクト継続に必要な補助金の取得も担当している。本業はWEB系フリーランス。

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