「第42回IT賞」にて「IT賞(オープンイノベーション領域)」を受賞しました

~整備部門でのDXが評価されました~

2024年12月9日

 JALおよびJALエンジニアリング(以下、JALEC)は、公益社団法人企業情報化協会(通称:IT協会)が発表する「2024年度(第42回)IT賞(*1)」において、「IT賞(オープンイノベーション領域)」を受賞しました。JALとしては、IT賞の受賞(*2)(*3)は昨年に続き今回で3回目の受賞となりますが、オープンイノベーション領域での受賞は今回が初となります。

(*1) IT協会IT賞受賞企業決定 https://www.jiit.or.jp/im/award.html

(*2) 「第41回IT賞」にて、「IT賞(顧客・事業機能領域)」を受賞しました https://press.jal.co.jp/ja/release/202312/007803.html

(*3) 「第37回IT賞」にて、「IT最優秀賞」を受賞しました https://press.jal.co.jp/ja/release/201911/005411.html

 今回の受賞は、JALおよびJALECが「航空機整備の『ゼロゼロ100(*4)』を追求した整備DX」というテーマで評価されたことによるものです。

(*4)より安全・安心な旅のご提供に向けお客さまが直面する不具合をゼロに、また航空機整備に関わる社内の関係者が直面する不具合もゼロに、ひいては定時出発率を100%にするという「世界一品質の高い航空機オペレーション」を表現する概念。

【今回評価されたJAL/JALECの取り組み】

  1. 故障予測アルゴリズム開発

    ビックデータやAIなどのデジタル技術を活用した故障予測アルゴリズムを用いて、航空機の不具合を事前に検知する精度を向上させ、確実な予測整備を実現する。

  2. エンジン内部検査画像診断ツール開発

    医療用画像認識AI技術をエンジン内視鏡検査に応用し、エンジン内部検査の精度を向上させることで、エンジン不具合を未然に防止する。

  3. 運航整備計画自動最適化アプリ開発

    航空機の使用状況や整備士の数などの膨大な制約条件を考慮する必要がある航空機の運航整備計画業務を、量子コンピュータ技術を活用して自動で最適化するアプリを開発しました。

JALおよびJALECは、これからもデジタルを活用し、お客さまに安全・安心な移動と新たな顧客体験価値を提供し、DXを通じた社会課題の解決や変革に挑んでまいります。

【評価コメント】

「JALグループの航空機整備業務は、大きく機体整備と部品整備に分けられる。JALエンジニアリングは、広く複雑で失敗の許されない当該業務に対し、「壊れたら直す」から「壊れる前に直す」へシフトすべく、「ゼロゼロ100」のビジョンを掲げ、整備DXに取り組んできた。

本取り組みは積極的に新しい技術適用にチャレンジし、さまざまなパートナー組織協力を行ってDXを推進した例として評価されるもので、IT賞に値する。」

■IT賞とは、

IT賞は、IT協会が1983年3月に設定した情報化優秀企業・自治体・機関・事業所等表彰制度に則り、日本の産業界において、“ITを活用した経営革新”に顕著な努力を払い優れた成果をあげたと認めうる企業・団体に対し授与している表彰制度です。

※2025年1月30日(木)・1月31日(金)に開催される同協会主催「第40回IT戦略総合大会(ITMC 2024)」(東京・港区「ザ・プリンスパークタワー東京」)の会期内にて、表彰式典ならびに記念講演が行われます。

以上

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