訪日客が知りたいことをAIチャットボットから解析!旅前のリアルを掴む新機能を実装

インバウンドプロモーションを強化!リアルタイムで訪日客のニーズを把握し、ターゲットに響く情報発信を支援

株式会社MATCHA(本社:東京都中央区、代表取締役:青木優)は、訪日観光客のリアルな声を活用し、観光事業者の情報発信を支援する新機能『AIチャットボット』を2024年11月からの実証期間を経て、12月20日に正式リリースしました。この機能により、リアルタイムで観光客のニーズを把握し、精度の高いプロモーション活動を可能にします。

※本機能は、MATCHA Contents Managerを通じて投稿された英語版記事にのみ適用されます。

■訪日客のニーズや課題がつかめず、情報発信に迷うユーザーが多い

MATCHA Contents Managerのユーザーを伴走支援する中で、多くのインバウンド担当者から、「地域やサービスに対する訪日客の具体的なニーズを把握するのが難しい」という声が挙げられました。特に、インバウンド誘致を強化しようとする地方自治体の担当者からは、「どの情報が訪日客の関心を引き、効果的なプロモーションにつながるのか分からない」といった課題が共有されています。

■AIチャットボットから潜在的なニーズを掴む

こうした現場の課題に応えるため、MATCHA Contents Managerでは、ユーザーが作成した記事にAIチャットボットを設置する新機能を導入しました。この仕組みにより、訪日客からリアルな疑問や質問を収集し、具体的なニーズを的確に把握することが可能になります。

AIチャットボットは訪日客の質問にMATCHAに掲載されている情報から回答をし、MATCHAの関連記事をレコメンドします。MATCHAは日本のインバウンド最大級のメディアで、月間300万ユーザーが訪れ、累計20,000記事以上の豊富なコンテンツを提供しています。

(現在は、英語版のみの運用となっています)

MCMの新機能「AIチャットボット」に寄せられる訪日観光客のリアルな声

11月からチャットボットを実証的に設置をした結果、訪日客の様々なニーズが浮き彫りとなってきました。こういったインサイトを元にユーザーへの情報としての還元、MATCHAのメディアとしての強化へと繋げていきます。

1. 季節限定の観光体験と自然景観

紅葉や桜など、季節ごとの観光スポットに関する質問が多く寄せられています。「富士山麓で紅葉が見られるか」など、特定の時期に焦点を当てた旅行プランへの需要が高まっています。

実際の質問:「Are there many sakura viewing on the month of March?」

2. 地元の公共交通機関やアウトドアアクティビティに関するニーズ

タクシーの予約方法や地元の交通パス(例:箱根フリーパス、神戸シティループバス)に関する質問が多く、旅行者は地元に根ざした交通機関の正確な情報を求めています。

実際の質問:「how to buy kobe city loop bus ticket」、「Is there any possibility that its hard to booked taxi from fujiten back to kawaguchiko station?」

3. 地域特有の食文化への高い関心

但馬牛や富士河口湖周辺の飲食スポットなど、地域の特産品やグルメ体験に関する質問が多数寄せられています。ローカルにいく際には、地元ならではのグルメを楽しみたいという価値観と訪日客は、想像以上に日本のグルメに詳しいことが伺えます。

実際の質問:「Where to eat tajima beef in kinosaki」「Can recommend food around Fuji Kawaguchiko」

4. 施設での英語表記などがあるかという不安

「英語表記の有無」に関する質問が寄せられ、施設での展示などの理解に関しては、多言語表示が訪日客への内容の理解として必要であるという課題が浮き彫りになっています。

実際の質問:「Is there English signs and explanations inside the museum exhibits ? We went to Doraemon and Ghibli museums but not much English so we were at a lost.」

5. 多様な体験とニッチな観光への興味

サイクリングルート「Tokapuchi 400」、野球の試合日程、冬キャンプの際の用品や暖房器具のレンタルなど一般的な観光地を超えたニッチな体験に関心を寄せる旅行者が増えています。

実際の質問:「How do I book the salt making experience in Tango Kinu Shio (Silk Salt)」「What is the baseball preseason schedule on March 2025」

インバウンド観光担当者によるニーズの把握とコンテンツ最適化へ

これらの質問を通じて収集されるデータは、訪日客のリアルタイムな関心事を反映しています。このような具体的な疑問を分析することで、観光事業者はターゲット層によりフィットしたコンテンツを作成することが可能となり、訪日客にとって価値のある情報提供が実現します。たとえば、アニメファン向けの情報や、季節ごとのイベントや営業日を特集することで、よりパーソナライズされた情報を提供することができます。

■今後の展開

現在は、英語版での対応のみとなっておりますが、韓国語とタイ語の対応も順調に進んでおり、正式な展開は年明けを目指しています。繫体字・簡体字についても、引き続き対応を進めており、全言語での展開を進めております。

今後も、多くの方にご利用いただける環境づくりを進めてまいりますので、ご期待ください。

◾️MATCHA Contents Manager(MCM)とは?

MATCHA Contents Manager(MCM)は、宿泊施設や飲食店、自治体や観光協会が多言語で簡単に投稿できるサービスです。インバウンド観光プラットフォーム「MATCHA」を通じ、国内外に情報を発信し、訪日観光客へのマーケティング支援を行っています。MCMは、地域や企業の多言語化対応を支援し、訪日・在日外国人向けのマーケティングをサポートしています。

MATCHA Contents Manager 詳細ページ

https://company.matcha-jp.com/service/mcm

◾️株式会社MATCHAとは

「MATCHA」は、訪日・在日外国人向けに10言語展開、累計20,000記事以上の日本の情報が集まるメディアです。世界227の国と地域から、月間663万PV・333万UUのアクセスがあり、Facebookは全世界に104万人のフォロワーがいます。一方的な情報発信ではなく、ユーザーが本当に必要としている情報を盛り込み、長く読まれる、価値あるコンテンツを制作していることが特徴です。

日本最大級のメディア運営の知見を活かし、MATCHAメディアでのプロモーション実施、誰もが使える多言語情報発信ツール「MATCHA Contents Manager(MCM)」、リサーチから訪日向けの施略策定まで担うインバウンドマーケティング支援の3つの事業も展開。これまで累計360を越すクライアントのインバウンド課題をサポートしています。また、2020年から3年にわたり、日本全国のインバウンド事業者が一堂に会する「インバウンドサミット」の事務局として企画運営をしています。2024年は、約4,000名の申し込みがありました。

〈企業概要〉

会社名:株式会社MATCHA

代表取締役:青木 優

本社所在地:〒103-0004 東京都中央区東日本橋2丁目24−9 LIT HIGASHI-NIHOMBASHI 1F

設立年月日:2013年12月3日

MATCHA:https://matcha-jp.com

HP:https://company.matcha-jp.com/

MATCHA(日本語):https://matcha-jp.com/jp

MATCHA(英語):https://matcha-jp.com/en

MATCHA(繁体字):https://matcha-jp.com/tw

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