ホテル・旅行のニュースリリース・情報

株式会社おてつたび 代表取締役CEOの永岡里菜が、日経WOMANが主催する「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2025」に選出されましたことをお知らせいたします。

「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」は、1999年より株式会社日経BPが主催する（内閣府後援）権威ある賞で、各界で目覚ましい活躍を遂げた女性リーダーを表彰するものです。

今回、当社代表 永岡里菜は、日本のビジネスと社会の未来を形作る9名の受賞者の一人として選ばれました。なお、選出の詳細は12月6日発売の日経WOMAN 2025年1月号にてご覧いただけます。

おてつたびとは？

「お手伝い（短期アルバイト）」と「旅」を組み合わせた人材マッチングサービスです。人手不足に悩む地域事業者と、働きながら旅を楽しみたい旅行者をマッチングしています。

なぜ「おてつたび」が生まれたのか

生まれたまち「尾鷲」

永岡里菜は三重県尾鷲市（おわせし）で生まれました。尾鷲市は漁業と林業が盛んで、景色も美しく、地元の人たちも優しい。魅力あふれる地域です。しかし、観光名所がないせいか、知名度はそれほど高くありません。

「尾鷲？どこそこ？」

大学進学で上京してからは、「尾鷲？どこそこ？」と言われてしまうことも多く、尾鷲に行ったことがある人は殆どいませんでした。尾鷲の魅力をたくさんの人に知ってほしいと思っていました。

魅力のある地域はたくさんある

社会人になり、仕事で全国各地を訪れる中で、尾鷲市のような魅力的な地域がたくさんあることに気づき、どうしたらそういう地域にもっとスポットライトが当たるのか、考えるようになりました。

脱サラして、夜行バスで一人旅

どうしたら魅力を理解してくれるのか、どうしたら地域に足を運んでもらえるのか。東京にいても答えは見つからないと思い、当時勤めていた会社を退職。半年間かけて貯金を切り崩しながら夜行バスで日本全国を巡りました。

深刻な人手不足

地方を巡る中で、人口減少による担い手不足が深刻化しており、地域の方々から「人手不足で困っている」という声を頻繁に耳にしました。そんな中、時には仕事をお手伝いし、時には食卓を共に囲むことで、地域の「いま」に触れる日々を過ごしてきました。その経験の中で、「お手伝い」には大きな可能性があると感じるようになりました。よそ者であっても、お手伝いを通じて地域の人々との距離を縮め、自然と信頼関係を築くことができたからです。

都市部の人にもヒアリング

著名な観光名所がない地域であればあるほど、まずは来てもらうことが大事だと考え、都市部の人にもヒアリングやアンケートを行った結果、“そういった地域に行けない”2つのハードルがありました。

①金銭的ハードル

観光名所がない地域ほど交通の価格競争が起きにくく、旅費が高騰しがち。

②心理的ハードル

ネット上の情報が少ないため、地域での楽しみ方が分からず、旅の動機や目的が見つけにくい。

お手伝い×旅

地域の課題や旅をする側のニーズを知る中で、地域の方々にとって本当に助けとなり、双方が喜び合える仕組みとして思いついたのが、「お手伝い」を目的に地域を訪れ、報酬を得ながら旅を楽しむことができる「おてつたび」でした。

「おてつたび」が目指す未来

地域が抱える“人手不足”という課題を「新たな旅の目的地」として地方への新しい人の流れを生み出しています。地域で働くことを通じて、地元の人々と出会い、観光を超えた深い交流を経験します。こうした一つひとつの出会いが、やがて地域に継続的なファン（関係人口）を生み出すと私たちは考えています。

2025年1月8日現在、登録者ユーザー数は6.7万人を超え、大学生や社会人、転職活動中の方、シニアまで幅広い年齢層の方にご参加頂いています。受け入れ事業者数は全国47都道府県 1,700事業者に拡大。業種は、一次産業と旅館など観光業が中心ですが、それ以外にもゲストハウスやキャンプ場、酒造会社や水産物の加工業や飲食店など多種多様です。

参加者に行ったアンケートでは、86%以上の方が「また地域に訪れたい」と回答※1し、約6割が「おてつたび」終了後も、地域の方と関係が続いているというアンケート結果※2も出ており、さらに、移住・定住・就職に繋がった事例も全国から報告を受けております。

日本は今後より人口減少が進みます。特に地方では都市部よりもその影響が顕著です。私たちは「おてつたび」を通じて、日本各地に人を循環させ、地域経済も活性化させ、地域がピンチの時に助け合える関係性を全国に築くことを目指しています。

（※1）2023.11.15~2024.10.10　参加者に対して行ったアンケートより（n=2360）
（※2）[調査期間]2022.11.12~2022.11.18 [調査対象]過去に1回でもおてつたびに参加したことがある人 （n=271）

取材について

「おてつたび」は、新しい旅のスタイルと繁忙期の人材確保の手段として、より多くの方に知っていただきたいと考えております。日本各地で実施しておりますので、ご興味のある方は、ぜひ下記のフォームからお気軽にお問い合わせください。企画段階でのご相談もお待ちしております。