毎年2月15日奉納/約800年受け継がれる国指定重要無形民俗文化財/福井県池田町「水海の田楽・能舞」の動画を公開しました

~大切な池田町の「宝」、伝統文化・食・自然を次世代にデジタルで残していく取り組みを進めています~

福井県池田町には約800年間受け継がれている「水海の田楽・能舞」という伝統行事があります。鎌倉幕府の第5代執権、北条時頼公が雪で立ち往生した際、村人たちが「田楽」を舞い、そのお礼として時頼が「能」を教えことがこの行事の始まりとされています。毎年2月15日には、安寧と豊穣を願いながら春の訪れを待つ神事として舞を奉納しており、池田町ではこの行事が終わると春が来ると言われています。

旧正月の2月3日から、部子山のふもとの水海にある「鵜甘(うかん)神社」で「水海の田楽・能舞」の準備が始まります。奉納である2月15日まで、「役割」「本稽古」「別火」など、昔から継承されている神事を一つずつ丁寧に行います。現在、水海地区の10代から80代の町民が「水海の田楽・能舞」の継承に携わっており、昭和28年に「文部省選定無形文化財」、昭和51年には「重要無形民俗文化財」の第一号指定を受けました。

池田町では後世に受け継ぎたい伝統文化をデジタルで残す取り組みを進めており、令和6年に撮影した「水海の田楽・能舞」の動画をこのたび公開いたしました。

URL:https://youtu.be/WImUCz0XGmc

一般の方がなかなか目にすることができない神事の準備から奉納当日までの様子を、7分31秒で紹介しております。この動画を多くの方にご覧いただき、日本の伝統文化の素晴らしさを知っていただければと願っております。

これからも池田町では「あたりまえをたやさないまち」を目指し、長年育んできた伝統文化や食、自然など、池田町の「宝」を守り、継承していくために、動画を始めとする様々な形その魅力を発信してまいります。そして池田町に足をお運びいただくきっかけを作り、体験価値の創出を目指していきます。

今年も2月15日(土)に奉納される「水海の田楽・能舞」。詳細については以降にご紹介します。

水海の田楽・能舞について

【奉納までの神事】

毎年、旧正月(2月)に入ると、部子山のふもと、水海の鵜甘神社では田楽・能舞奉納の準備が始まります。

鵜甘神社

◆役割

2月3日、水海の田楽能舞保存会員たちが一堂に集い、舞人や囃子などの役者を決定いたします。

この役割によって、その年の奉納神事の陣容が整います。

◆本稽古

役割が決まり2月4日から本稽古が始まります。

13日までの8日間、謡いと囃子を交えた舞の練習が繰り返し行われます。

◆別火(べっか)

翁・祝詞・三番叟・高砂の舞人3人は、2月13日午前0時から別火の神事に入ります。

3人は共同炊事を避け、各自それぞれの食器等を使用し、社務所に寝泊まりいたします。

奉納当日まで精進潔斉の生活を行います。

◆場均し(ばならし)

奉納神事を翌日に控えた2月14日、場均しで最後の仕上げを行います。

田楽・能舞の最初から最後までを通しで、1回限りの仕上げ稽古を行います。

◆朝戸開き(あさとびらき)

奉納当日2月15日の神事は朝戸開きから始まります。夜が明けるのを待ち、水海地区内の特定の人々によって、神殿から神面など数々の道具が拝殿の神前に並べられます。

◆禊(みそぎ)

2月13日から別火に入っていた舞人3人は、白装束に身を包み、部子山の霊峰を仰ぐ水海川の清流で心身を浄め、神に仕える誓いを新たにします。

◆田楽・能舞奉納

2月15日午後1時、太鼓を合図に祝詞があげられ田楽・能舞が奉納されます。

※奉納の詳細は次項目でご紹介いたします。

◆面納め(めんおさめ)

2月15日午後5時、「おめでとうございます」の声で奉納神事がすべて終了すると、神面などの諸道具が神主らの手によって、一つひとつ丁寧にしまわれます。

場均し(ばならし)
場均し(ばならし)
禊(みそぎ)
田楽・能舞奉納

【田楽・能舞奉納について】

毎年2月15日 午後1時~午後5時頃まで 鵜甘神社(福井県今立郡池田町水海52-24)にて奉納

◆烏とび(からすとび)

大八洲の国づくりを示し、舞台の区画を決めます。

烏とび(からすとび)

◆祝詞(のっと)

田楽・能舞を奉納する意義を語り、五穀豊穣、息災延命等を祈願します。

祝詞(のっと)

◆あまじゃんごこ

国中の荒ぶる神々を鎮め、舞台を含むすべての世界を清めます。

あまじゃんごこ

◆阿満(あま)

田作りを語り、悪魔祓いをして、豊作を祈ります。

阿満(あま)

◆式三番(しきさんばん)

翁、千歳(せんざい)、三番叟(さんばそう)の三番が舞われ、天下泰平等を祈祷し、長久円満を祝福します。

式三番(しきさんばん)三番叟(さんばそう)

◆高砂(たかさご)

相生の松にて、夫婦の和合と長寿を祝福し、常盤の松にて国の平安の永遠を寿ぎます。

高砂(たかさご)

◆田村(たむら)

清水寺の縁起を中心に、観音の仏力をたたえ、坂上田村麿の武勇を示します。

田村(たむら)

◆呉服(くれは)

呉織(くれはとり)、漢織(あやはとり)の2人の織女が、廷臣の下向の道に機物を立てて帝に献上し祝います。

呉服(くれは)

◆羅生門(らしょうもん)

素朴な武人気質を取り上げ、鬼退治の武勇を描きます。

羅生門(らしょうもん)

【田楽・能舞 観覧時の注意点】

  • 見学は自由ですが、見学スペースに限りがあるため、譲り合ってご観覧いただきますようお願い申し上げます。

  • 撮影は可能ですが、報道関係者以外は三脚、一脚、自撮り棒、脚立のご使用はご遠慮ください。また、演者や他の見学者へ迷惑をかけるような行為(フラッシュをたく、長時間視界を妨げるなど)はお控えください。

  • お車の方は「水海しめ縄会館(福井県今立郡池田町水海54-1-1)」周辺に駐車してください。
    交通誘導員の指示に従って、円滑な駐車にご協力をお願いいたします。

水海の田楽・能舞 動画 URL:https://youtu.be/WImUCz0XGmc

※【福井県池田町】いけだ農村観光公社の公式YouTubeチャンネルでは、他にも池田町のPR動画を公開しています。

「あたりまえをたやさないまち」池田町

福井県池田町は人口約2200人、森に囲まれた小さな町です。

心をいやす日本の原風景、作物をいつくしむ感謝の気持ち、人と人が思いやり、支えあって暮らす「あたりまえをたやさないまち」を目指しています。

池田町町長・杉本博文

「人々が共同して暮らす小さな社会だからこそ、人々が関わりあえる、相互扶助が生きるまちでありたいと願っています」

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