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株式会社ワントゥーテン（本社：京都府京都市、代表：澤邊芳明）は、2024年3月にオープンしたシンガポール・セントーサ島のナイトエンターテイメント「ImagiNite」に異なるロケーションから鑑賞することができるAR、マルチアングルARを新たに導入いたしました。

「ImagiNite」は、シンガポール政府機関 Sentosa Development Corporation（SDC）が2024年にオープンした「Sentosa Sensoryscape」のナイトプログラムです。

シンガポール政府機関 Sentosa Development Corporation（SDC） の構想に共感し、ワントゥーテンと Hexogon Solution Pte Ltd. が協業して体験設計を提供。セントーサ島の自然、建築、テクノロジーを融合させ、光・映像・音・ARが連動する幻想的なデジタルアート体験を提供しました。

1周年を迎えた「ImagiNite」は、さらなる進化を遂げ、訪れる人々を幻想的なナイトアートの世界へと誘います。

「ImagiNite」のマルチアングルARは、夜空を自由に舞うようなダイナミックな動きを取り入れ、様々な場所から360度の視点で体験できるため、鑑賞する場所と角度によって異なる光景が広がります。
これによって、訪れるたびに新しい体験があり、体験者自身が動くことで視点が変化する、歩いて楽しむAR体験になります。

「Sentosa Sensoryscape」とは

「Sentosa Sensoryscape」は、シンガポール・セントーサ島に誕生した30,000平方メートルの体験型遊歩道です。6つのガーデンが配置され、視覚・嗅覚・味覚・触覚・聴覚を刺激する仕掛けが施されています。

【Sensoryscape WEBサイト】
https://sensoryscape.sentosa.com.sg/

「ImagiNite」とは

「ImagiNite」は、「Sentosa Sensoryscape」で展開される夜のデジタルアート体験です。光、映像、音、ARを活用し、五感を超えた「第六感の想像力」を刺激するエンターテイメントとして設計されています。

インタラクティブなプロジェクションや、建築空間を活かしたAR体験が融合し、幻想的な世界へと来場者を誘います。

シンガポールの新たな観光スポット、ナイトタイムエコノミーとして、毎晩無料で開催されています。

「ImagiNite」のデジタルコンテンツは、6つのガーデンと2つの通路（Upper Deck）で構成されています。各ガーデンの五感（視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚）にまつわる特徴的な外観、雰囲気を引き立て、Sensoryscape全体の雰囲気、来場者の体験をより向上させます。

Tactile Trellis :

Scented Sphere :

Symphony Streams :

Palate Playground :

Glow Garden:

Upper Deck :

 “セントーサの守護者”Senseri（センセリ）が生み出す、五感を超えた没入体験

 Senseri（センセリ）とは、セントーサ島に伝わる神秘的な島の守護者であり、夜になるとその姿を現します。そのデザインは、セントーサ島の花々の柔らかな花びらで編まれ、翼はサンゴ礁の繊細な扇で形作られていて、幻想的な飛翔を見せるのが特徴です。

「ImagiNite」では、これまで各ガーデン内に「第六感の象徴」としてSenseriのヒントが散りばめられていました。

たとえば、「Tactile Trellis」の巨大壁面には、原始の人々が灯した“最初の火”を囲み、歌い踊る中で誕生するSenseriの姿が描かれていました。さらに、各ガーデンには、特定の瞬間にだけ感じることができるSenseriの息吹が、プロジェクション・AR・サウンドスケープによって表現されていました。

そして今回、1年間静かに息を潜めていたSenseriは、ついにその姿を完全に現します。新たに導入されたAR演出によって、訪れた場所ごとに異なる視点でSenseriを目撃でき、まるで異なる物語を体験しているかのような没入感を提供します。

AR技術で実現する幻想的な演出

今回のアップデートでは、マルチアングルARを導入し、異なるロケーションから360°の視点で楽しめるようになりました。鑑賞する場所や角度によって光景が変化し、訪れるたびに新しい体験があります。

また、スマートフォンを通じたリアルタイムの視点変化を採用することで、光の軌跡をダイナミックに追いかける体験も実現いたしました。

SenseriのAR演出では、訪問者が「感情を通じて体験する」ことを重視。スマートフォンを通して夜空に浮かび上がる瞬間を、まるで本当に目の前で起こっているかのように感じられることを目指しました。そのために、ARならではの技術的な工夫を施し、現実空間とデジタルの境界を曖昧にする設計がされています。

加えて、Senseriが空間に溶け込むようにリアルタイムの位置補正技術を活用。どの角度から見ても、夜空に浮かぶSenseriが正しい位置に留まり、自然な存在感を持つようにしました。また、奥行きの表現にもこだわり、光の反射や視点の変化に合わせてARの表示を動的に調整することで、まるで夜空を自在に飛び回る生き物のような臨場感を生み出しました。

さらに、ARはスマートフォン上でリアルタイムにレンダリングされるため、映像美と処理負荷のバランスを最適化。幻想的な光の軌跡や羽ばたきの演出を細部まで調整しています。

Senseriの魅力とデザインの背景

Senseriは、セントーサ島に棲まう神秘的な存在です。夜の帳が下りるとその姿を現し、セントーサの「山」と「海」のエッセンスを背と腹に宿しています。その姿を目撃することこそが、「ImagiNite」のテーマである “Sixth sense of imagination / 第六感イマジネーション” を体験する象徴的な瞬間となります。

Sensoryscape の広大なエリアの上空を飛翔するSenseriは、まるで目には見えなかったものが第六感によって可視化されたかのような、幻想的かつ原始的な感動をもたらします。そのデザインのインスピレーションのひとつとして、セントーサ島の象徴的な存在であるクジャク（Peacock）が挙げられます。クジャクは、華麗な美しさだけでなく、調和や知恵を象徴する生き物として知られており、Senseriの優雅なシルエットや動きにもそのエッセンスが取り入れられています。来場者は、Wisdom（知恵）とUnity（団結）を象徴する “最初の火” に導かれながら五感のガーデンを巡り、Senseriの姿を見つけることになります。

Senseriが夜空に浮かぶその瞬間、目には見えないものを感じる不思議な感覚が広がる。

この体験が、新たな発見や驚きを生み、セントーサを訪れた人々の心に深く刻まれ、忘れられない思い出の景色となるはずです。

株式会社ワントゥーテン

人間の永遠の課題ともいえる『退屈』に挑み、人々の好奇心を掻き立て『没頭』を生み出すことをミッションとしている。エクスペリエンスデザインやAI/XRソリューションを提供し、企業課題、社会課題を解決する空間DXカンパニー。
大規模屋外プロジェクションマッピングにスマートフォンARシステムを組み込んだ「スマートシティソリューション」（シンガポールセントーサ島「ImagiNite」、お台場「CONCORDIA」等）、人気IPの世界観を現実空間に拡張し新たなメディアミックスを具現化する「IP空間コンテンツ開発」（POKÉMON COLORS、Sanrio characters Dream!ng Park等）、生成AIを活用した体験構築ソリューション「QURIOS AGENT」、大阪・関西万博への取り組み（EXPO 2025 Design System、各企業パビリオン等）など先進的なプロジェクト多数。
URL：https://www.1-10.com/