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一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきは、2025年3月20日(木祝)、3月22日(土)、3月23日(日)、3月25日(火)の4日間に、ツアー参加者が大村湾の魅力を発見・発信し、その発信を通じて大村湾周辺の人々が大村湾の魅力に気づき、大村湾を未来へ引き継ぐ意識を持ってもらうことを目的として、「うみ星列車クルーズツアー」を開催いたしました。

大村湾ワンダーベイプロジェクトは、地元大村湾を身近に感じ、海の環境について考えるきっかけを創出していきます。

このイベントは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環です。

イベント概要

・開催概要：うみ星列車クルーズツアー

・日程　　：2025年3月20日(木祝)、3月22日(土)、3月23日(日)、3月25日(火)

・参加人数：111人

・協賛　　：株式会社ゴンドラ、株式会社大村湾商事、株式会社前田商会、一般社団法人長崎県観光連盟

〈ツアー行程〉

10:20　　　　　新大村駅集合

10:30～11:00　バス移動　※新大村駅⇒長崎空港

11:00～12:00　大村湾クルージング　※長崎空港⇒時津港

12:00～13:15　昼食（大村湾産海鮮BBQ）・フォトコンテスト

13:15～13:30　クイズ大会

13:30～14:00　清掃活動・移動準備

14:00～14:30　バス移動　※時津港⇒長崎駅

14:53～17:51　「ふたつ星４０４７」乗車　※長崎駅⇒武雄温泉駅

　　　　　　　　※16:20～16:30　千綿駅特別停車

17:51～18:05　クロージング・解散

海の上から大村湾の魅力を発見！「大村湾クルージング」

九州旅客鉄道株式会社の人気D＆S列車「ふたつ星４０４７」への乗車と、船での大村湾クルージング、大村湾産海鮮BBQを掛け合わせた、大村湾の魅力満載の特別ツアー。県内外から111人が参加しました。

新大村駅に集合した参加者たちはバスに乗り、クルージングの出発地である長崎空港へ向かいました。クルージングでは通常では運航しない、ツアー限定の特別ルートで大村湾を巡ります。長崎空港に到着し、船乗り場に向かう参加者たち。これからどんな経験ができるのか、みんなワクワクした表情でした。

クルージングのスタートでは、長崎空港に着陸する飛行機を真下から眺めます。普段は見ることができない角度から、間近で飛行機を見ることができ、みんな興奮しながらたくさん写真を撮っていました。

大村湾は超閉鎖性海域といわれ、陸に囲まれているため波が穏やかな海です。初日と3日目は特に良い天候で風もなく、いつも以上に大村湾は穏やかでした。鏡のように景色を映す大村湾の海面に、参加者たちは未了されていました。

他にも、大村湾では珍しく透明度高くたくさんの生き物が生息する無人島「二島」を1周したり、普段は通ることができない橋の下を通ったり、約1時間の大村湾クルージングを楽しみました。

大村湾産海鮮BBQで、食を通して魅力発見！

12時頃、大村湾クルージングを終え、時津港に到着した参加者たち。昼食は大村湾の海の幸が満載！海鮮BBQとツアーオリジナル弁当です。「大村湾で獲れる海鮮の美味しさを知ってもらいたい！」と大村湾漁業協同組合の方々が準備してくれました。

海鮮BBQは、牡蠣やホタテ、エビなど大村湾で獲れた海鮮が盛りだくさん。みんな網いっぱいに広げて大村湾の海の幸を堪能していました。「大村湾でこんなに色々な海鮮が獲れると知らず、驚いた。とても美味しい！」との声も聞かれ、大村湾の食の魅力に気づいてもらえたようでした。

昼食後はクイズ大会を開催。「大村湾の閉鎖度は全国何位？」「大村湾はなぜ透明度が低い？」「生えている海藻が減ってしまう環境問題のことを何という？」「大村湾の海洋ごみは、どこの国のものが一番多い？」など、大村湾の特徴や磯焼け問題、海洋ごみ問題に関するクイズを出題しました。クイズはバスでの移動中やふたつ星４０４７乗車中にも行い、大村湾や海の環境問題について楽しく学んでもらいました。

その後、時津港周辺の清掃活動を行いました。参加者は積極的にごみを拾い、15分ほどの短い時間でしたが多くのごみが集まりました。

「ふたつ星４０４７」で巡る大村湾　

時津港からバスで移動し、次は長崎駅から「ふたつ星４０４７」に乗車します。

ホームに停車する「ふたつ星４０４７」を見つけ、ワクワクした表情の参加者たち。発車時刻直前まで、「ふたつ星４０４７」との写真撮影の列が途絶えませんでした。

発車後しばらくすると、大村湾が見えてきました。列車は大村湾沿いに走り、車窓の間近に大村湾が広がります。参加者たちは、美しい大村湾の景色に見入っていました。

16時20分から16時30分の10分間、千綿駅に特別停車しました。千綿駅のホームのすぐ目の前には大村湾が広がっています。参加者たちは列車から降り、「ふたつ星４０４７」と大村湾を一緒に望むことができる景色を写真に納めていました。

列車が武雄温泉駅に着き、ツアーのまとめを行いました。参加者からは「大村湾は、なんとなくあまりキレイな海のイメージがなかったけれど、こんなに美しいキレイな海だったと知ってびっくりしました。これからも大村湾に何度も来たいと思った！」「長崎県内に住んでいるが大村湾に親しみはなかったので、とてもいい経験ができた。大村湾の魅力が伝わってくる楽しいツアーでした！」などの声をたくさんいただき、多くの方に大村湾の魅力を知ってもらうことができました。ツアー進行役の髙田より「みなさんが大村湾の魅力を、より多くの人たちに伝えてくれると嬉しいです！」と参加者に伝え、ツアーを終えました。

参加者からの声

・海にごみを捨てるとお魚が食べられなくなるから、落としたらだめだなと思った。(小学2年生）

・今日の話を聞いてもっと海のことを大事にしようと思った。ごみをポイ捨てしないように心がけたり、ごみが落ちていたらすぐに拾うようしたい。(小学5年生）

・海藻の存在が、樹木の10倍の二酸化炭素を吸収してくれることを知り、海を綺麗にする努力をし続けようと思った。(50代女性）

・大村湾の特徴や、その特徴を守るために継続的な活動が必要なこと。それを知ることも大切だということを学んだ。(50代女性）

・街をキレイにして海をキレイに。この先も安心して海が利用できるような環境を守っていきたい。(40代男性）

＜団体概要＞　

団体名称：一般社団法人 海と日本プロジェクト in ながさき

URL：https://nagasaki.uminohi.jp

活動内容　 ：県内企業・団体への「海と日本プロジェクト in ながさき」への参加要請

                   海と日本プロジェクト in ながさき 応援動画の制作・放送やホームページの制作

                   長崎県独自の特徴を活かしたイベントの開催 など

日本財団「海と日本プロジェクト」

さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。

https://uminohi.jp/

「大村湾ワンダーベイプロジェクト」

超閉鎖性海域であるが故に、周辺地域の生活環境が影響しやすい大村湾は、地域住民・企業・自治体がワンチームとなって取り組み、大村湾を大切に守る気持ちを育む必要があります。そこで、2023年度新たに立ち上がったのが「大村湾ワンダーベイプロジェクト」です。日本財団 海と日本プロジェクトの活動の一環として、豊かで美しい大村湾を守るために推進するプロジェクトです。