- 2025-4-28
- 旅行 プレスニュース

2025.04.15

マカオ政府観光局のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長が、今後の日本人観光客誘致に向けた具体的な取り組みと、マカオ独自の観光戦略「Tourism+(ツーリズムプラス)」について、熱意あふれるインタビューを行いました。対談はフェルナンデス局長と(株)サウスチャイナエクスプレスの渡邊章太郎氏により行われ、より多様で魅力的な観光地としての地位を確立するための戦略が詳細に対談を通じて語られました。
日本人観光客の現状と未来への展望
パンデミック以前、日本はマカオにとって香港、中国本土に次ぐ第3位の国際市場であり、経済に大きく貢献していました。しかし、世界的な渡航制限の影響を受け、その地位は一時的に後退し、現在は第5位となっています。インタビューの中で局長は、この現状を冷静に分析しつつも、回復の兆しを強調しました。今年最初の四半期における日本人訪問者数が前年同期比で24%増の約4万4千人に達したという具体的な数値を挙げ、着実に回復基調にあることを示唆しています。年間30万人というパンデミック以前の水準への回帰を目指し、今後も日本市場への働きかけを強化していく方針が改めて表明されました。長年にわたりマカオを支えてきた日本との深い繋がりを再認識し、観光客誘致への強い意欲が感じられます。
文化、アニメ、伝統芸能…多角的な日本市場向け協力プラン
2025年にマカオが東アジア文化都市に選ばれたことを大きな契機と捉え、日本との文化交流を一層深化させるための具体的な協力プランが多数発表されました。その中でも注目されるのは、同じ東アジア文化都市に選ばれている日本の古都・鎌倉市との連携強化です。文化的な相互理解を深めるためのイベント開催や、両都市の魅力を共同で発信する取り組みが計画されています。さらに、日本のポップカルチャーを活用した新たな試みも展開されます。銀座の大手旅行代理店の店舗をマカオのテーマで装飾し、訪れる人々にマカオの雰囲気を体験してもらうというユニークな企画や、アニメの聖地・秋葉原での大規模なロードショーの開催も実施しました。このロードショーでは、人気アニメ「攻殻機動隊」とコラボレーションした限定デザインの決済カードが発表されるほか、日本の特撮ヒーロー「仮面ライダー」をテーマにした特別なウイスキーも披露される予定です。これらの斬新なアイデアは、従来の観光客層に加え、アニメやポップカルチャーに関心のある若い世代のマカオ訪問を促進する狙いがあります。旅行業界だけでなく、文化やクリエイティブ産業との連携を強化することで、より多様な層へのアプローチを試みるマカオの意欲が明確に示されています。
観光を核に多様な産業を連携:「Tourism+」戦略の進化
マカオ政府観光局が推進する「Tourism+」戦略は、単なる観光客誘致に留まらず、観光業を核として、文化、食、MICE(会議・研修・イベント)、スポーツ、教育といった多様な分野との連携を図り、経済全体の多角化を目指す壮大な構想です。日本人観光客に向けては、伝統文化体験や豊かな食文化、最新のMICE施設を活用したビジネス旅行、スポーツイベントへの参加、そして教育旅行など、幅広い分野での協力を歓迎する姿勢が示されました。特に、ユネスコ食文化創造都市との連携を通じて、新たな食の魅力を発信する計画も進行中です。学生旅行の誘致にも力を入れ、マカオの歴史や文化、最新のエンターテイメント施設などを巡る魅力的な教育プログラムの開発が検討されています。このように、「Tourism+」戦略は、従来の観光の枠を超え、より深く、より多様な体験を提供することで、日本人観光客にとってのマカオの魅力を高めることを目指しています。
次世代へのメッセージ:観光業界で活躍するための羅針盤
インタビューでは、観光業界を目指す若い世代への貴重なアドバイスも語られました。局長は、常に新しい技術の動向に目を向け、積極的に活用することの重要性を強調しました。AIやビッグデータなどのテクノロジーは、顧客体験の向上や効率的な業務運営に不可欠であり、若い世代の柔軟な発想と技術力に大きな期待を寄せています。同時に、経験豊富な先輩たちから学び、顧客一人ひとりのニーズを丁寧に理解し、パーソナライズされた旅行プランを提供することの重要性も説かれました。画一的なツアーではなく、顧客の興味や要望に合わせたオーダーメイドの旅行体験を提供することで、より深い満足と長期的な関係構築に繋がるとしています。若い世代が持つテクノロジーへの親和性と、顧客への共感力を活かし、次世代の観光業界を牽引していくことへの期待が込められています。
若者の心を掴む:多彩なエンターテイメントと新たなトレンド
マカオが持つ現在のイメージに加えて、近年は若者世代を惹きつける新たな魅力を積極的に発信しています。その一つが、毎週のように開催される多様なコンサートです。国際的な有名アーティストから、東アジア、東南アジアの人気アーティスト、さらには中国本土、香港、台湾の実力派アーティストまで、多彩なジャンルの音楽イベントがマカオを舞台に繰り広げられています。また、マカオのコンパクトな街並みは、気軽に散策を楽しむのに最適であり、多様な食文化も若者にとって大きな魅力となっています。冒険心旺盛な若い世代は、伝統的なマカオ料理だけでなく、世界各国のグルメを堪能することができます。さらに、近年マカオが力を入れているのが、人気のある知的財産(IP)とのコラボレーションです。サンリオやポップマートといった若者に人気のキャラクターとのコラボレーションイベントや限定グッズの販売などを展開し、新たな観光客層の開拓に成功しています。かつてないほど多様性に富んだマカオは、若い世代にとって刺激的で魅力的なデスティネーションとして進化を続けています。
伝統と革新の融合:新たなエンターテイメント体験
マカオのエンターテイメントシーンは、常に進化を続けています。その象徴的な例として紹介されたのが、中国を代表する巨匠、チャン・イーモウ監督が手がける最新ショー「マカオ2049」です。この舞台は、中国の無形文化遺産と最先端のテクノロジーを融合させた壮大なスケールで展開され、ロボットによるダンスパフォーマンスや革新的な舞台演出が観客を魅了します。伝統的な文化と現代的な技術が見事に調和した、まさにマカオならではのエンターテイメント体験と言えるでしょう。また、長年、マカオのアイコンとして親しまれてきた水のショー「ハウス・オブ・ダンシング・ウォーター」が、新たな演出と振り付けで5月に再演されることも発表されました。これらの新しいエンターテイメントは、既存の観光客だけでなく、新たな層の訪問を促すことが期待されています。
日本の観光業界へ:共に未来を創造するメッセージ

インタビューの結びとして、マカオ政府観光局の局長は、日本の観光業界に向けて温かいメッセージを送りました。常に開かれた姿勢で日本人観光客を心から歓迎し、日本の旅行業界とのさらなる協力関係を強化したいという強い願いが表明されました。マカオの新たな魅力と進化を直接体験してもらい、共に日本市場を活性化させるための協力者として、近い将来、マカオで再会できることを心待ちにしているという言葉で締めくくりました。
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