社会医療法人あさかホスピタル/【築140年の酒蔵を改修した小さな美術館】                       『日常をととのえる』展 開催中! 

日常をととのえる展ビジュアル/デザイン:平野篤史(アフォーダンス デザインスタジオ

はじまりの美術館2022年春の企画展(福島県猪苗代町)

リリース発表日:2022年4月30日 11時55分

自分自身やその物自体をすぐに変えることは難しいかもしれないけれど、何かをととのえることで変わっていく。
この展覧会を通して、日常をととのえることを意識することが、気持ちの変化や居心地よい場所をつくるきっかけになればと願います。

日常をととのえる展ビジュアル/デザイン:平野篤史(アフォーダンス デザインスタジオ日常をととのえる展ビジュアル/デザイン:平野篤史(アフォーダンス デザインスタジオ

【展覧会概要】

「日常をととのえる」展
会場:はじまりの美術館(福島県耶麻郡猪苗代町新町4873)
会期:2022 年4 月9 日(土) ~ 7 月3 日(日) 10:00~18:00  ※火曜休館、5 月3 日(火)は開館
料金:一般500 円、65 歳以上250 円、高校生以下・障がい者手帳をお持ちの方および付添いの方(1名まで) 無料
出展作家:秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ、鵜飼 結一朗、THE COPY TRAVELERS、ぬか つくるとこ、久村 卓、増子 博子
主催:社会福祉法人安積愛育園 はじまりの美術館
協力:株式会社ぬか、kinologue、小出由紀子事務所、公立大学法人秋田公立美術大学、
社会福祉法人やまなみ会 やまなみ工房、MINATOYA SAUNA、有限会社アップリンク
後援:福島県、福島県教育委員会、猪苗代町、猪苗代町教育委員会、あさかホスピタルグループ

【本展の見どころ】

1.「ととのえる」をテーマに、6 組の作家を紹介!
はじまりの美術館が2022 年冬に設備改修工事をしたことも受けて、「ととのえる」をキーワードに6組の作家の表現をご紹介します。障がいの有無に関わらない、新進気鋭の全国の作家たちです。

秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ《ミヂカホコリをととのえる》秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ《ミヂカホコリをととのえる》

2.体験型の作品も展示!
秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ、ぬか つくるところは、作品を視覚的に鑑賞できるだけでなく、様々なひとが楽しめる体験型の作品も展示します。また、THE COPY TRAVELERSは常設ワークショップ「コピササイズ」を体験することができます。

ぬか つくるとこ《ナントナティックウエイトリフティング》を体験する来館者の様子ぬか つくるとこ《ナントナティックウエイトリフティング》を体験する来館者の様子

3.バラエティ豊かな関連イベントを開催!
展覧会会期中、「ととのえる」をテーマに様々な関連イベントを開催いたします。作家と一緒にととのえるワークショップとして、出展作家の久村卓も来館。来場者とワークショップを行います。また、映画『サウナのあるところ』、映画『<主婦>の学校』の上映会とワークショップ、はじまりの美術館がある猪苗代町内の「MINATOYA SAUNA」とコラボレーションしたサウナ企画などを行います。

映画で感性をととのえる上映会+ワークショップ開催予定映画で感性をととのえる上映会+ワークショップ開催予定

*展覧会ビジュアルについて
展覧会広報物は、アートディレクター / グラフィックデザイナー / アーティストの 平野篤史(アフォーダンス デザインスタジオ)によるデザインです。平野さんは、はじまりの美術館の母体法人が運営する「コミュニティサポートセンター アルベロベッロ」や、現在建築中の「あさかホスピタル“森の棟”」のサイン計画も手掛けており、医療・福祉の現場の中で、デザインによる新たな可能性を広げています。

【展覧会コンセプト】

私たちの暮らしは、進学や就職、結婚、育児などライフスタイルの変化に合わせて、住まいや暮らし方が変化していきます。また、気分を変えたいときは、部屋の模様替えをしたり、アロマなどで香りを変えてみたりします。この冬、はじまりの美術館もより良い場所にするために設備工事をしました。年間を通して、ご来館いただいた方に心地よく過ごしていただけるようになったかと思います。

一方、近年菌類など目に見えない微生物の働きが注目されています。酒蔵など発酵にかかわる方の話や本を読むと、人ができるのは菌が働きやすいよう手助けすることだというお話もあります。菌類や微生物はさまざまな形で私たちが暮らす環境をととのえてくれています。実は私たちの暮らしが変わることも、環境を変化させることも、何かをととのえることにつながっていると言えるのではないでしょうか。

本展では、日常のなかにある何かをととのえることで、そのなかの変化を促すような表現や活動をする6 組の作家を紹介します。自分自身やその物自体をすぐに変えることは難しいかもしれないけれど、何かをととのえることで変わっていく。この展覧会を通して、日常をととのえることを意識することが、気持ちの変化や居心地よい場所をつくるきっかけになればと願います。

【出展作家紹介】

・秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ
(あきたこうりつびじゅつだいがく ねんきんけんきゅうくらぶ)

2020年5月に発足。自然豊かな秋田を拠点としながら、粘菌(変形菌、真正粘菌)という動物、植物、菌類どれにも所属しない不思議な生物を採集・観察し、新しい表現の方法を模索している。学年や教職員の壁を超えて、また芸術・生物学・哲学などの分野を横断しながら日々研究と制作を続けている。粘菌研究クラブでは、常に遊び心を持ちながらも真剣に、粘菌の魅力と可能性を、アートを通じて発信することを目指している。

秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ 《粘菌模触実験 ぺたぺた・もにょもにょ》2021 年 撮影:草彅 裕秋田公立美術大学 粘菌研究クラブ 《粘菌模触実験 ぺたぺた・もにょもにょ》2021 年 撮影:草彅 裕

・鵜飼 結一朗
(うかい・ゆいいちろう)

1995年生まれ、滋賀県在住。2014年から『やまなみ工房』に所属 。彼が描くものは、休憩時間にいつも眺めている大好きな図鑑から選ばれた昆虫や動物、恐竜である。描き方は独特で、モチーフをひとつ描くと、その絵に重ねるように同じ対象の生物を次々と描き、重ねるにつれ絵に奥行が生まれる。表情や動きはそれぞれ違い、生物がまるで群れになって行動しているかのような錯覚を覚える。

鵜飼 結一朗《妖怪》2020年 (c)Yuichiro Ukai  Atelier Yamanami Courtesy Yukiko Koide Presents鵜飼 結一朗《妖怪》2020年 (c)Yuichiro Ukai Atelier Yamanami Courtesy Yukiko Koide Presents

・THE COPY TRAVELERS
(ザ コピー トラベラーズ)

京都を拠点として活動する美術家、加納俊輔、迫鉄平、上田良によって2014年に結成されたユニット。個々の活動でも写真や映像をメインに活動している三人のエッセンスをミックスしながら、「複製」という手法の可能性について、コピー機やスキャナ、カメラなどのツールを用いて、日々、実験に勤しんでいる。アートブックの出版をはじめ、展覧会、ワークショップなどの活動を行なっている。

THE COPY TRAVELERS《あの日のコピササイズ 2019“COPYXERCISE of the day 2019”》2019年THE COPY TRAVELERS《あの日のコピササイズ 2019“COPYXERCISE of the day 2019”》2019年

・ぬか つくるとこ

「ぬか つくるとこ」は、2013年にスタートした岡山県早島町にある生活介護事業所。 築100年ほどの蔵をベースにした事業所を拠点に、利用される方を「ぬかびとさん」、訪れる人を「まぜびとさん」と呼ぶことをはじめ、従来の福祉の枠を超えたさまざまな活動を行う。正面から捉えるとひるんでしまうことも、ちょっと角度を変えてみれば、 だれも気付けなかった価値が生まれたりする。そういった価値や個々の 魅力が『ぬか漬』のように時間をかけてゆっくりと発酵し、社会へ広がっていくことを願って「ぬか」という名前に思いをのせている。

ぬか つくるとこ《なんとなティックウエイトリフティング》2022年ぬか つくるとこ《なんとなティックウエイトリフティング》2022年

・久村 卓
(ひさむら たく)

1977 年東京都生まれ、在住。2001 年多摩美術大学美術学部彫刻学科卒業。2003 年、偶然聞くことになった藤堂塾の講義に感化され発表活動を開始。ハンドメイドからDIY クラフトまで、美術の周縁に位置すると考えられる技法や素材を積極的に選び、消極的な手つきで変化を与えながら、美術制度によってかろうじて成立するような作品を制作する。また、それらの多くは日用品としての機能を奪うことなく使用されているため、作品に関わる人や、作品をとりまく状況の変化によって、美術であったり美術でなかったりと明滅を繰り返すよう意図されている。

久村 卓《PLUS_Ralph Lauren_tattersall check shirt》2022年久村 卓《PLUS_Ralph Lauren_tattersall check shirt》2022年

・増子 博子
(ますこ ひろこ)

1982年宮城県生まれ。宮城県出身、栃木県在住。 宮城教育大学大学院教育学研究科教科教育専攻美術教育専修修了。2006年から盆栽を人と自然の関わりの象徴として捉え、ペン画で描き直す試みを続けている。2011年からは、住む場所の移動によって出会ったものや人との関わりから生まれるものを探りつつ、様々な技法で作品制作・発表を行っている。2013年7月7日から、日々のドローイング「側の器(カワのうつわ)」を継続して制作。毎日の一枚一枚が作品というよりは、それが積み上がっていく思考の過程が重要と捉え、9年間積み重なってきたものが地続きになっている。

増子 博子《側の器 20220110》2022年増子 博子《側の器 20220110》2022年

【はじまりの美術館について】
福島県猪苗代町にある「はじまりの美術館」は、2014年6月 築140年の酒蔵「十八間蔵」を改修して誕生した小さな美術館です。「表現のもつ力」「つながりから生まれる豊かさ」に視点を置き「誰もが集える場所」として開館。運営母体の社会福祉法人安積愛育園は、約50年にわたり知的に障がいのある方の支援事業に取り組んでいます。福祉とアートが同居するこの場所が、寛容で創造的な社会が開かれていくきっかけになることを目標としています。年に3-4回程度、様々なテーマの企画展を開催しているほか、地域の方やアーティストとコラボレーションしたイベントやワークショップ、プロジェクトなどを実施しています。

そしてはじまりの美術館の特徴のひとつは、靴を脱いで入る展示室の木の床。大人も子どもも、ゆったりとアートや作品を楽しむことができます。展覧会によっては、体験型の作品を展示していることもあります。また、カフェやショップも併設しています。

・2014年 開館
・2017年 GOOD DESIGN AWARD 2017 グッドデザイン賞受賞
     [地域・コミュニティづくり/社会貢献活動部門]
・2017年 第33回平成28年度 福島県建築文化賞 福島県知事賞受賞
・2020年 第17回公共建築賞 優秀賞受賞
・2020年 第10回地域再生大賞 優秀賞受賞
・2021年 第16回木の建築賞 木の建築賞受賞

 

はじまりの美術館外観はじまりの美術館外観

はじまりの美術館内館(展示作品は過去の展覧会のもの)はじまりの美術館内館(展示作品は過去の展覧会のもの)

展示室内の床。展示室には靴を脱いで入ります。展示室内の床。展示室には靴を脱いで入ります。

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