- 2025-5-11
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ブリティッシュ・エアウェイズ完全ガイド:伝統と実力を兼ね備えたイギリスの誇り
目次
こんにちは、旅行系WEBメディア「HOTTEL」の旅行記者TAKAです。多くの方から「ブリティッシュ航空はどこの国の航空会社ですか?」という質問をいただきますが、今回はこの基本的な疑問から始め、できるだけ多くの評判や口コミを参考にして調査した内容をわかりやすく簡単に解説します。メリットからデメリットまで詳しく取り上げますので、ヨーロッパ方面への旅行を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
ブリティッシュ・エアウェイズとは?基本情報
ブリティッシュ・エアウェイズ(British Airways、略称:BA)は、イギリスを代表するフラッグ・キャリア(国を代表する航空会社)です。日本では以前「英国航空」という名称でも知られていましたが、2000年代初頭からは「ブリティッシュ・エアウェイズ」の名称で統一されているようです。
ロンドンのヒースロー空港とガトウィック空港をハブとして、世界約75カ国、150都市以上に就航する巨大なネットワークを持つメガキャリアです。ヨーロッパでは3位、世界では9位の規模を誇る大手航空会社で、イギリス国内の航空会社としては最大の規模と言われています。
また、ワンワールド・アライアンスの創立メンバーとして、日本航空(JAL)やアメリカン航空、カンタス航空などと提携しており、コードシェア便も充実しているようです。
歴史と伝統に裏打ちされたサービス
ブリティッシュ・エアウェイズの歴史は非常に古く、前身となる会社は1916年にまでさかのぼると言われています。現在の形になったのは1974年で、英国海外航空(BOAC)と英国欧州航空(BEA)が合併して誕生しました。
航空業界の先駆者としての側面も持ち、1952年には世界初のジェット旅客機であるデ・ハビランド DH.106 コメットを就航させ、1976年には超音速旅客機コンコルドを就航させるなど、最新技術を積極的に取り入れてきた歴史があるようです。
サービスと運航クラス
ブリティッシュ・エアウェイズでは、路線によって提供クラスが異なります。
短距離路線(国内線・ヨーロッパ内):
- エコノミークラス(国内線では「UKドメスティック」、ヨーロッパ圏内では「ユーロ・トラベラー」)
- ビジネスクラス(「クラブ・ヨーロッパ」または「クラブ・ワールド」)
長距離国際線:
- ファーストクラス
- ビジネスクラス(「クラブ・ワールド」)
- プレミアム・エコノミークラス(「ワールド・トラベラー・プラス」)
- エコノミークラス(「ワールド・トラベラー」)
ブリティッシュ・エアウェイズの良い点
広範なネットワーク
ブリティッシュ・エアウェイズの最大の利点は、そのネットワークの広さです。世界約75カ国、150都市以上への就航があり、特にヨーロッパ内の接続が充実していると言われています。ロンドン経由で欧州各国へスムーズに移動できるのが大きなメリットのようです。
リーズナブルな料金設定
フルサービスキャリアでありながら、比較的リーズナブルな料金設定がされていることも大きなおすすめポイントの一つです。特にオフシーズンのヨーロッパ路線では、かなり競争力のある運賃を提供していることが多いと言われています。
ワンワールド・アライアンスのメンバーシップ
JALと同じワンワールド・アライアンスのメンバーであることから、日本からの接続性も良好です。JALとのコードシェア便も充実しており、マイレージの相互加算も可能となっているようです。航空連合の一つであるワンワールド創立メンバーとしての強みが感じられます。
充実したプレミアム・エコノミークラス
「ワールド・トラベラー・プラス」と呼ばれるプレミアム・エコノミークラスは、座席の幅や足元のスペースがエコノミークラスよりも広く(座席の間隔がエコノミーの79cmから97cmへ、18cmアップ)、長時間フライトでも快適に過ごせると評判のようです。価格も他社のプレミアム・エコノミーに比べてリーズナブルな場合が多いと言われています。
機内Wi-Fiの充実
ほとんどの機体で高速Wi-Fiが利用できるため、機内でのインターネット接続が必要な方にとって便利だと思われます。ビジネス利用の際には特に重宝することでしょう。
特典航空券の入手しやすさ
ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラム「エグゼクティブ・クラブ」では、特典航空券がJALやANAよりも取りやすいと言われています。また、必要マイル数も比較的少なく設定されているケースが多いようです。陸マイラーにとっておすすめのマイレージプログラムとの評価もあります。
ブリティッシュ・エアウェイズの悪い点
遅延や欠航の頻度
ブリティッシュ・エアウェイズは、残念ながら遅延や欠航が多いという評判があるようです。特に2022年以降、人員不足などの理由から欠航便が増加したとの報告もあり、8月から10月末までの間に予定されていた短距離路線のフライトのうち1万300便の運航をキャンセルするという事態も発生したとのことです。旅程に余裕を持たせることが望ましいでしょう。
カスタマーサービスの対応
遅延や欠航時のカスタマーサービス対応に不満の声も見られるようです。特に問い合わせの返答が遅い、クレーム対応が不十分といった指摘があるようです。クレーム処理に2ヶ月以上かかったケースもあるとの報告もあります。これは大きなデメリットと言えるかもしれません。
機内食の評価が分かれる
機内食については評価が分かれており、「おいしくない」という評判も少なくないようです。「機内食については学生時代から評判が良くなかった」という声もありました。ただし、この点は近年改善されてきているという声もあるようです。
ストライキの発生
労働組合の強いイギリスの企業であることから、ストライキが発生することがあり、それに伴う運航の混乱が懸念されることもあるようです。これは旅程計画時に考慮すべき欠点と言えるでしょう。
客室乗務員の対応に個人差
客室乗務員の接客態度については、とても良いという評価がある一方で、無愛想だったり対応が冷たかったりするという声も見られるようです。「機内食を片付けるのがとても遅く」「水を頼むと嫌そうな顔で対応」といった具体的な不満の声もあり、個人差が大きいようです。これはおすすめしにくいポイントの一つかもしれません。
実際の利用者の声
ブリティッシュ・エアウェイズを実際に利用した方々の声を集めてみると、以下のような意見が見られます。
良い評価の例
- 「座席は快適でしたしCAさんの対応もフレンドリーで居心地良くて快適でした」
- 「機内もゆったりとしており、またドアを閉めると個室感が一層感じられます」
- 「乗務員の安全意識が高く、離発着時は厳しいくらいチェックしていた」
- 「欧州域内は3種類から選べる機内食で、国際線よりもおいしい」
悪い評価の例
- 「欠航がとても多い。家族3人バラバラで、行きで1回、帰りで1回も便がキャンセル」
- 「ストも多いので、いつ飛んでるかよくわからない」
- 「すべての面で大変残念でした。往路遅延。ロストバゲッジ」
- 「正直もう二度と乗りたくありません。最初から最後まで接客対応は最悪」
このように評価が大きく分かれるのが特徴のようです。同じ航空会社でもこれほど評価が分かれるのは、路線や時期、個々の乗務員によるサービスの差が大きいことを示しているのかもしれません。
おすすめしたい旅行者のタイプ
ブリティッシュ・エアウェイズがおすすめの方
- ヨーロッパ各国を周遊したい方 ロンドンをハブとして欧州各国へのネットワークが充実しているため、複数の国を訪れる旅行に適していると思われます。
- コストパフォーマンスを重視する方 フルサービスキャリアでありながら比較的リーズナブルな料金設定が魅力です。特にオフシーズンのヨーロッパ路線では良い価格で利用できる場合が多いようです。
- プレミアム・エコノミークラスを検討している方 12時間以上の長距離フライトに比較的手頃な価格でアップグレードしたい方には、「ワールド・トラベラー・プラス」がおすすめだと言われています。座席の快適性が高く、JALやANAのプレミアムエコノミーより安価な場合もあるようです。
- ワンワールドのマイレージを活用したい方 JALのマイレージを持っている方や、ワンワールド・アライアンスのメリットを最大限に活用したい方に適していると思われます。特典航空券も取りやすいと評判です。
おすすめしにくい方
- スケジュールに余裕のない旅行者 遅延や欠航のリスクがあるため、乗り継ぎ時間が短い旅程や、到着日に重要な予定がある場合は注意が必要かもしれません。
- サービスの安定性を最重視する方 客室乗務員の対応に個人差があるなど、サービスの質にばらつきがあるという指摘もあるようです。
- トラブル発生時のサポートを重視する方 遅延や欠航時の対応に不満の声もあるため、万が一の際のサポート体制を重視する方には不安要素があるかもしれません。
ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラム
ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラムは「エグゼクティブ・クラブ」と呼ばれ、貯まるポイントは「アビオス(Avios)」です。入会金・年会費は無料で、インターネットから簡単に登録できるようです。
アビオスの最大の利点は、特典航空券の入手しやすさだと言われています。JALやANAに比べて特典航空券の空席が比較的多く、必要マイル数も少ない傾向にあるようです。
アビオスを貯める主な方法は以下の2つと言われています。
- 実際にフライトして貯める(フライトマイル)
- 提携クレジットカードのポイントからの移行
JALやANAのようにショッピングマイルが豊富ではありませんが、特典航空券との交換のしやすさを考えると、陸マイラー(飛行機に乗らずにマイルを貯める人)にもおすすめのプログラムと言えるでしょう。
日本からのブリティッシュ・エアウェイズ利用
ブリティッシュ・エアウェイズは、日本からのロンドン直行便として以下の路線を運航しているようです。
- 羽田空港(東京)→ヒースロー空港(ロンドン)
- 成田空港(東京)→ヒースロー空港(ロンドン)
- 関西空港(大阪)→ヒースロー空港(ロンドン)
また、JALとのコードシェア便も充実しており、JALの機材でブリティッシュ・エアウェイズの便名が付されている便も多数あるようです。
クレーム対応について知っておくべきこと
ブリティッシュ・エアウェイズでトラブルが発生した場合のクレーム対応については、直接カスタマーサービスにメールする方法が一般的なようです。しかし、返答が遅い、または返答がない場合もあるという声も見られます。
興味深いのは、イギリスには「Centre for Effective Dispute Resolution(CEDR)」という、顧客と企業の間の紛争について仲裁・解決する民間組織があり、ブリティッシュ・エアウェイズとの問題解決に活用できるケースがあるようです。フライトのキャンセルによる損害補償など、航空会社から直接の対応が得られない場合に検討する価値があるかもしれません。
ただし、このような対応が必要になることは希望しませんが、万が一のトラブル時に知っておくと役立つ情報と言えるでしょう。
他のイギリスの航空会社との比較
イギリスには、ブリティッシュ・エアウェイズ以外にも以下のような航空会社があるようです。
- イージージェット(LCC)
- ヴァージン・アトランティック航空
- ジェット・ツー(LCC)
- TUIエアウェイズ
- フライビー
- ライアンエアーUK(LCC)
これらの中でブリティッシュ・エアウェイズはフラッグキャリアとして最大規模を誇り、最も広範なネットワークを持つと言われています。LCC(格安航空会社)と比較すると料金は高めですが、サービス内容やネットワークの広さ、アライアンスのメリットなどを考慮すると、総合的な価値は高いと言えるでしょう。
世界的な評価
航空サービス格付け会社「スカイトラックス(Skytrax)」によると、ブリティッシュ・エアウェイズは4スターエアラインの評価を受けており、2023年度の世界ランキングでは18位にランクインしているようです。これは、グローバルキャリアとして一定の評価を得ていることを示していると言えるでしょう。
まとめ
ブリティッシュ・エアウェイズは、イギリスが誇る老舗航空会社であり、世界有数のネットワークを持つグローバルキャリアです。リーズナブルな料金設定や広範なネットワーク、特にヨーロッパ内の充実した路線網が最大の魅力と言えるでしょう。
確かに遅延や欠航のリスク、カスタマーサービスへの不満などのデメリットも指摘されていますが、価格と提供されるサービスのバランスを考えると、多くの旅行者にとって検討する価値のある航空会社だと考えられます。
特にヨーロッパ周遊旅行を計画している方や、コストパフォーマンスを重視する方、プレミアム・エコノミークラスでリーズナブルに快適に長距離移動したい方には、選択肢の一つとして強くおすすめできる航空会社です。
旅行の成功は準備と期待値の適正化にかかっています。ブリティッシュ・エアウェイズを利用する際は、そのメリットとデメリットを理解した上で、余裕を持った旅程を組むことをおすすめします。そうすれば、イギリスの伝統と格式を感じられる素晴らしい空の旅が期待できるでしょう。
クラシックなイギリスの雰囲気を味わいながら、効率的にヨーロッパを巡る旅。それがブリティッシュ・エアウェイズの魅力と言えるかもしれません。歴史と伝統に裏打ちされた信頼性と、現代的なサービスの融合を体験してみてはいかがでしょうか。
以上、ブリティッシュ・エアウェイズについての詳細解説でした。皆さんの旅行計画の参考になれば幸いです。素晴らしい旅をお楽しみください!
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