- 2025-5-11
- 旅行にまつわる話題

ブリティッシュ・エアウェイズの日本路線徹底解説!メリットとデメリットを旅のプロが詳しく紹介
目次
はじめに
こんにちは!旅行系WEBメディア「HOTTEL」の旅行記者TAKAです。今回は「ブリティッシュ・エアウェイズの日本路線はありますか?」というよくある質問に対して、できるだけ多くの実際の利用者の評判を参考にして調査し、わかりやすく簡単に解説します。イギリスを代表するフラッグキャリアであるブリティッシュ・エアウェイズ(以下、BA)の日本路線の現状と、実際に利用する際のメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。
ブリティッシュ・エアウェイズの基本情報
ブリティッシュ・エアウェイズはイギリスの国営航空会社で、ロンドンのヒースロー空港とガトウィック空港を主要ハブとしています。世界約90カ国、200都市以上に就航するグローバルキャリアで、ワンワールドアライアンスの創設メンバーとしても知られています。
世界的な航空業界の格付け会社であるスカイトラックスの2023年度評価では、世界の航空会社TOP100のうち18位にランクインしており、欧州系の航空会社としては比較的高い評価を得ているようです。
ブリティッシュ・エアウェイズの日本路線
現在の路線状況
結論から言うと、ブリティッシュ・エアウェイズは日本路線を運航しています。現在、東京(羽田)〜ロンドン(ヒースロー)線を主要路線として運航しています。
2025年3月30日からは羽田〜ヒースロー線を1日2便に増便し、日本航空(JAL)とのコードシェア便も含めると、週28便という充実した便数で両都市を結んでいます。なお、コードシェアとは、2つ以上の航空会社で飛行機を共同運航している便のことで、例えばJL401/BA4601便のように、複数の航空会社の便名が付されているフライトのことを指します。
フライトスケジュール(2025年5月時点)
現在の羽田〜ヒースロー線のスケジュールは以下の通りです。
羽田発→ヒースロー着
- BA8: 羽田(09:35)〜ヒースロー(15:40)
- BA6: 羽田(13:15)〜ヒースロー(19:15)
ヒースロー発→羽田着
- BA7: ヒースロー(09:05)〜羽田(07:35+1)※+1は翌日着
- BA5: ヒースロー(11:50)〜羽田(10:25+1)※+1は翌日着
ただし、シーズンや運航状況により変更がある場合があります。実際、2025年1月13日から3月8日までは期間限定で1日1往復に減便されていました。最新のスケジュールは公式サイトや予約サイトで確認することをおすすめします。
使用機材
羽田〜ヒースロー線では主にボーイング787型機(ドリームライナー)が使用されているようです。一部の路線ではB777型機も導入されていることがあるようです。
機内サービスとクラス構成
ブリティッシュ・エアウェイズでは、長距離国際線において以下の4つの旅行クラスを提供しています。
- ファーストクラス(First):最高級の快適さと特別なサービスを提供
- クラブワールド(Club World):ビジネスクラスに相当
- ワールドトラベラープラス(World Traveller Plus):プレミアムエコノミーに相当
- ワールドトラベラー(World Traveller):エコノミークラスに相当
特に注目すべきは、ワールドトラベラープラス(プレミアムエコノミー)で、座席の間隔がエコノミーの79センチから97センチに拡大され、長身の方でも足を組んで快適に過ごせるようになっています。日本からヨーロッパまでの12時間を超える長時間フライトでは、この追加の快適さが大きな違いを生み出すと言われています。
ブリティッシュ・エアウェイズのメリット
1. リーズナブルな運賃設定
BAの最大の利点の一つは、フルサービスキャリアでありながら、比較的リーズナブルな運賃設定があることです。特にプレミアムエコノミー(ワールドトラベラープラス)は、日本の航空会社と比べて割安な場合が多く、時期によってはJALやANAのエコノミークラス運賃に2〜3万円上乗せしただけで利用できることもあるようです。
2. 充実した日本〜ロンドン線
2025年3月からは羽田〜ヒースロー間の便数が増え、1日2便体制となりました。これにより朝と昼の出発便から選べるようになり、旅行計画の自由度が高くなっています。またJALとのコードシェアにより、週28便もの選択肢があることも大きなメリットです。
3. 手荷物許容量の優遇
日本発のフライトでは、エコノミークラスでも手荷物許容量が23kg×2個と、他の出発地と比較して優遇されています。これは他の地域発ヨーロッパ行きの場合、23kg×1個しか許容されないことと比較すると、かなり良い条件と言えるでしょう。
4. 機内Wi-Fiの充実
ほとんどの機体で高速Wi-Fiが利用可能となっており、長時間フライトでもインターネットに接続できるのは大きなおすすめポイントです。ビジネス利用はもちろん、SNS投稿やメッセージのやり取りを旅中も続けたい方には魅力的です。
5. ワンワールドアライアンスのメリット
BAはJALと同じワンワールドアライアンスに所属しているため、マイレージの相互利用が可能です。JALのマイレージ会員は、BA便に搭乗してもマイルを貯められますし、貯めたマイルでBA便の特典航空券も予約できます。
ブリティッシュ・エアウェイズのデメリット
1. 遅延・欠航のリスク
多くの口コミや評判で最も目立つデメリットが、遅延・欠航の頻度が高い点です。中には3時間30分の遅延が発生したケースや、当日キャンセルされて翌日便に変更されたケースなども報告されています。特にストライキが発生した際には、大規模な欠航が起こることもあるようです。
2. ロストバゲッジの報告
手荷物の紛失(ロストバゲッジ)に関する報告が少なくありません。特に乗り継ぎがある場合、手荷物が目的地に届かないリスクがあるようです。
3. カスタマーサービスの対応
問題が発生した際のカスタマーサービスの対応に不満があるという声が目立ちます。電話がつながりにくい、適切な対応や情報提供がなされないといった点が指摘されています。特に日本からのサポートが限られており「日本からは何もできない」と言われたケースもあるようです。
4. 客室乗務員の対応にばらつき
おおむね接客対応は良好との評価がある一方で、「キャビンスタッフはフレンドリーではなかった」といった声もあり、接客品質にばらつきがあるようです。
5. 国際線と国内線の規定の違い
イギリス国内線と国際線では手荷物規定が異なるため、乗り継ぎの場合は注意が必要です。特にワンワールドのステータス保持者でも、イギリス国内線では特典が適用されないケースがあります。
手荷物規定について
ブリティッシュ・エアウェイズの手荷物規定は、出発地や旅行クラスによって異なります。
預け入れ手荷物
- サイズ制限: 最大90 x 75 x 43cm(35 x 30 x 17インチ)
- 重量制限:
- エコノミー・プレミアムエコノミー: 最大23kg(51ポンド)/個
- ファースト・ビジネス: 最大32kg(70ポンド)/個
- 個数制限 (エコノミークラスの場合):
- 日本発ヨーロッパ: 23キロ×2個
- 他地域発ヨーロッパ: 23キロ×1個
- イギリス国内線: 23キロ×1個
機内持ち込み手荷物
BAは機内持ち込み手荷物に関して、かなりリベラルな規定を持っています。
- ハンドバッグ/ラップトップバッグ1個:
- 最大40 x 30 x 15 cm、最大23kg
- 追加の機内持ち込み手荷物1個:
- 最大56 x 45 x 25 cm、最大23kg
理論上、機内持ち込みだけで最大46kgまで持ち込むことが可能という計算になりますが、実際には機内の収納スペースの制約もありますので、注意が必要です。
マイレージプログラム:エグゼクティブクラブ
BAのマイレージプログラムは「エグゼクティブクラブ」と呼ばれ、貯まるポイントは「アビオスポイント」です。このプログラムは、日本人にとってはややマイナーかもしれませんが、特典航空券がJALやANAよりも取りやすい、必要マイル数が少ないといった特徴があります。
特にロンドン行きの特典航空券が比較的お得に入手できるようで、マイル収集家(マイラー)の間では知る人ぞ知る存在のようです。入会金・年会費は無料で、インターネットから簡単に登録できます。
どんな人におすすめ?
ブリティッシュ・エアウェイズは以下のような旅行者に特におすすめできます。
おすすめしたい方
- 予算重視の旅行者: 比較的リーズナブルな運賃で欧州に行きたい方
- ロンドン経由でヨーロッパ各地を巡りたい方: ヒースロー空港からの乗り継ぎが便利
- 荷物が多い旅行者: 日本発の場合、エコノミークラスでも2個の預け入れ手荷物が可能
- 長時間フライトでも快適に過ごしたい方: 割安なプレミアムエコノミー(ワールドトラベラープラス)の利用を検討できる
- ワンワールドのマイレージを活用したい方: JALのマイルでBAの特典航空券を入手したい方など
おすすめできない方
- スケジュールが厳格な旅行者: 遅延・欠航のリスクを許容できない方
- 乗り継ぎ時間が短い旅程の方: 手荷物の取り扱いに不安がある場合
- サービス品質の安定性を求める方: 接客や対応にばらつきがある点を許容できない方
- 問題発生時に日本語サポートを必要とする方: 英語でのコミュニケーションが難しい場合
ブリティッシュ・エアウェイズを使った旅行プラン例
プラン1: ロンドン5日間の旅
- 【往路】羽田発BA8(09:35)→ヒースロー着(15:40)
- ロンドン市内5泊
- 【復路】ヒースロー発BA5(11:50)→羽田着(翌日10:25)
ヒースロー空港からロンドン市内へはヒースローエクスプレスで約15分、または地下鉄ピカデリーラインでも直接アクセス可能です。午前発のフライトなら、ロンドンに到着してもその日のうちにホテルチェックインして簡単な観光も可能です。
プラン2: イギリス・フランス周遊の旅
- 【往路】羽田発BA6(13:15)→ヒースロー着(19:15)
- ロンドン3泊
- ユーロスターでパリへ移動
- パリ3泊
- 【復路】シャルル・ド・ゴール空港発→ヒースロー乗継→羽田着
BAはワンワールドメンバーとして、ヨーロッパ内の乗り継ぎも比較的スムーズです。特にロンドン・ヒースロー空港はBAのハブ空港として、多くのヨーロッパ都市へ接続便があります。
快適なBAフライトのためのアドバイス
座席選択について
BAの座席は事前に有料で指定することができます。特に長時間フライトでは、自分の好みに合った座席を確保することで快適さが大きく向上します。エコノミークラスでも非常口座席など足元の広い席が用意されている場合があります。
遅延・欠航対策
BAは欠航・遅延のリスクがやや高いようですので、以下の対策を取ることをおすすめします。
- 余裕を持ったスケジュールを組む
- 旅行保険に加入する
- 旅行予約サイトを通じて予約し、問題発生時のサポートを受けられるようにする
- 重要な予定がある場合は、前日着のフライトを選ぶ
手荷物対策
ロストバゲッジのリスクを考慮して、貴重品や1〜2日分の着替え、必須の薬などは機内持ち込み荷物に入れておくことをおすすめします。特に乗り継ぎがある場合は注意が必要です。
最近のニュースとトレンド
イギリスは2025年に日本からの旅行者が前年比16%増加し、約39万3000人を超えると予測しています。また、日本人旅行者の英国での消費額は前年比34%増の約860億円にのぼると見込まれています。こうした需要増加に対応するため、BAは日本路線の便数を増やしているものと考えられます。
まとめ
ブリティッシュ・エアウェイズは、日本(羽田)〜英国(ロンドン・ヒースロー)間を直行便で結ぶ重要な選択肢の一つです。リーズナブルな運賃設定、充実した便数、手荷物許容量の優遇など、多くの利点がある一方で、遅延・欠航のリスクやカスタマーサービスの対応に課題があるようです。
特にヨーロッパへの旅行でコストパフォーマンスを重視する方や、ワンワールドのマイレージを活用したい方には良い選択肢となるでしょう。一方で、厳格なスケジュールの旅行では、多少割高でも日系航空会社を選ぶ方が安心かもしれません。
最後に、航空業界は常に変化しているため、最新の情報は公式サイトや旅行代理店で確認することをおすすめします。皆さんの旅がより快適で素晴らしいものになりますように!
※本記事は2025年5月時点の情報に基づいています。運賃、スケジュール、サービス内容などは変更される可能性がありますので、ご予約の際は必ず最新情報をご確認ください。
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