- 2025-5-12
- 旅行にまつわる話題

「インドネシアに行かない方がいい」と言われる本当の理由とは?実際のところを徹底調査!
こんにちは、旅行系WEBメディア「HOTTEL」の旅行記者TAKAです。「インドネシアに行かない方がいい」という評判を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。今回は、様々な旅行者の声やネット上の評判を幅広く収集し、インドネシア旅行の実態について徹底調査しました。メリットもデメリットも包み隠さず解説し、あなたが納得できる旅行先選びのお手伝いをします。
インドネシアが旅行先として避けられる理由とは?
バリ島やボロブドゥール遺跡などの魅力的な観光地を有するインドネシアですが、なぜ「行かない方がいい」という評判があるのでしょうか。いくつかの主要な理由を詳しく見ていきましょう。
1. 治安の問題に関するデメリット
インドネシアでもっとも旅行者が注意すべき点として挙げられるのが治安の問題です。実際のところ、東アジア諸国の中では治安が良好とは言えない状況のようです。
スリやひったくりの多発
インドネシアでは、スリやひったくり、置き引きなどの窃盗犯罪が比較的頻繁に発生していると言われています。特に観光客が多く集まるエリアでは、このような犯罪のリスクが高まるようです。統計によると、インドネシアの犯罪認知件数の半分以上が窃盗関連だと報告されています。
バリ島のクタ・レギャン付近やスミニャック、チャングーなどの繁華街では、観光客を狙った犯罪が多発していると言われています。特にバイクに乗った二人組による「ひったくり」は、スマートフォンを見ながら歩いている観光客をターゲットにすることが多いようです。
さらに集団でのスリや、夜間や早朝に酔客を狙った犯罪、複数人で取り囲んで注意をそらしてから金品を盗む手口も報告されています。これらの犯罪は日本人旅行者も被害に遭っているケースがあるため、特に注意が必要でしょう。
ぼったくりの横行
インドネシア、特にバリ島では「ぼったくり」が多いという声も少なくありません。空港やコンビニ、両替所などでの被害報告があります。例えば、コンビニで現地のミネラルウォーターを購入しようとしたところ、高級輸入水と同じ値段を請求されたという事例や、お土産物店で表示価格より多く請求され、文句を言っても無視されたという報告もあります。
特にングラ・ライ国際空港では、到着直後にタクシーの客引きに捕まってしまうと、高額な料金を請求されることが多いと言われています。
テロのリスク
インドネシアでは、2002年のバリ島爆弾テロ事件以降も、自爆テロ事件が発生しています。近年もバスターミナルや教会、ホテル、コーヒーショップなどでテロ事件が報告されており、観光客にとって無視できないリスクと言えるでしょう。
特に警察関連施設、宗教施設、欧米系のホテルやカフェがテロの標的になりやすいと言われています。集会やデモにも注意が必要で、これらに近づかないことが推奨されています。
地域による治安格差
外務省の情報によると、中部パプア州および山岳パプア州では分離独立を求める武装集団による襲撃事件が散発的に発生しており、「不要不急の渡航の中止」(レベル2)に指定されています。バリ島を含むその他の地域はレベル1(十分注意)とされていますが、観光地によっても治安状況には差があるようです。
2. インフラに関する課題
未整備な地域インフラ
インドネシアの大都市では交通網やインターネット環境が整備されている一方で、地方や離島ではインフラが未整備な場合が多いと言われています。特に電力供給が不安定な地域では停電が頻繁に発生することもあるようです。
また、インターネット回線の速度が遅い場所も多く、オンラインで仕事をしたい方や、常にSNSを更新したい方には不便に感じられるかもしれません。
深刻な交通渋滞
インドネシアは「世界一交通渋滞が激しい」と言われるほど、常に渋滞が発生しています。特に首都ジャカルタでは、道路交通インフラの整備が追いついておらず、短い距離の移動でも予想以上に時間がかかることがあります。タイトなスケジュールで観光プランを組むと、予定通りに進まないリスクが高いでしょう。
3. 衛生面への不安
水道水の問題
インドネシアでは水道水を直接飲むことは推奨されていません。また、レストランやカフェで提供される氷も水道水から作られている場合があり、注意が必要です。旅行中に体調を崩さないためには、ミネラルウォーターを購入して飲むのが安全だと言われています。
医療の水準格差
インドネシアの都市部には良質な病院やクリニックもありますが、地方の医療施設では十分な設備や専門知識が不足していることがあるようです。急病や事故に遭った時に十分な治療を受けられないリスクもあり、特に田舎での生活を考えている場合は注意が必要でしょう。
また、外国人向けの医療施設でも医療費が高額になることがあり、旅行保険への加入は必須と言えます。
4. 行政・文化面の障壁
煩雑な行政手続き
インドネシアの公共サービスや行政手続きは、時に遅延や複雑さが伴うと言われています。特に外国人にとっては、ビザや労働許可証、住民登録などの手続きが非常に手間がかかり、理解するのにも時間を要することがあります。
また、インドネシア語が堪能でない場合、書類の内容や手続きの進行がスムーズにいかないことも多いようです。旅行者であっても、滞在期間の延長などの手続きが必要になった場合には苦労する可能性があります。
宗教的・文化的制約
インドネシアは国民の約85%がイスラム教徒だと言われており、宗教的なマナーや慣習への配慮が必要です。例えば、左手は「不浄の手」とされており、物の受け渡しや挨拶には右手を使うべきとされています。
また公衆の面前での異性間の肉体的接触は避けるべきとされ、夫婦間であっても抱き合ったりキスしたりすることは現地の人々から眉をひそめられる可能性があります。
バリ島のようにヒンドゥー教が主流の地域では、また異なるマナーやタブーがあります。頭は魂の宿る場所とされているため、子どもの頭にも気軽に触れるのは避けるべきだと言われています。
5. 自然災害のリスク
インドネシアでは自然災害が多発しています。国家災害管理庁によると、2023年には4,940件の自然災害が記録されたとのことです。森林火災・泥炭火災が1,802件と最多で、洪水が1,170件、異常気象による災害が1,155件、土砂崩れが579件と続いています。
インドネシアでは雨季のピークとなる1〜2月頃に洪水や土砂崩れが多く、乾季が深まる8〜9月頃には森林火災が増加する傾向があるようです。旅行時期を選ぶ際には、これらの自然災害リスクも考慮する必要があるでしょう。
インドネシア旅行の隠れた魅力とメリット
ここまでデメリットについて解説してきましたが、インドネシアには多くの魅力やメリットもあります。これらの良い点を知れば、インドネシア旅行への印象も変わるかもしれません。
1. 豊かな観光資源
多彩な自然景観
インドネシアは1万7千を超える島々からなる国で、各地に素晴らしい自然が広がっています。バリ島の美しいビーチ、コモド国立公園のユニークな野生動物、トバ湖という世界最大の火山湖、ブナケン島の美しい海など、自然愛好家にとっては天国のような場所と言えるでしょう。
特にダイビングやシュノーケリングを楽しみたい方には、色とりどりの魚やサンゴ礁が生息する海が魅力的です。サーフィン愛好家にとっても、バリ島のクタビーチなどは絶好のスポットとして知られています。
豊かな文化遺産
インドネシアには世界遺産に登録された文化遺産も多く存在します。8世紀に建造されたボロブドゥール遺跡は世界最大級の仏教寺院で、精巧な彫刻が施された石仏が立ち並ぶ姿は圧巻です。また、プランバナン寺院やタマンアユン寺院など、訪れる価値のある歴史的建造物が数多く点在しています。
バリ島ではヒンドゥー教の影響を受けた寺院や伝統的な村々、緑豊かな棚田など、文化と自然が融合した景観を楽しむことができます。ウブドはバリ島の伝統文化が息づくエリアで、ヨガやスパなど、心身のリフレッシュにも最適なスポットです。
2. 魅力的な物価の安さ
インドネシアの物価は日本と比較するとかなりリーズナブルです。特に食事や交通費は安く、現地の食堂(ワルン)での食事なら300〜700円程度で楽しめます。
旅行スタイル別にみると、バックパッカーなら1日3,000〜5,000円程度、一般的な観光スタイルで6,000〜10,000円程度が目安と言われており、日本国内旅行に比べてもかなりお得に旅行できる可能性があります。
ただし、観光地と地元の人が利用するエリアでは価格差があり、観光客向けのレストランや人気スポットでは比較的高めの料金設定になっていることもあります。また、観光施設の入場料は外国人向けに高めに設定されていることが多いため、注意が必要でしょう。
3. 温暖な気候と豊かな自然
インドネシアは熱帯雨林気候のため、年間を通して温暖湿潤な気候が続きます。乾季は5月から10月、雨季は11月から4月と言われていますが、地域によって天候が異なるため、旅行前に確認することが重要です。
特に乾季は比較的過ごしやすく、リゾート地として人気のバリ島では、美しいビーチでのんびりと過ごしたり、緑豊かな自然の中でアクティビティを楽しんだりすることができます。
4. 親切な国民性と多様な文化
インドネシアの人々は一般的に親切で温かいと言われています。バリ島は「神々の島」と呼ばれ、地元の人々は観光客に対しても友好的な態度で接してくれることが多いようです。
また、300から700もの民族がいる多民族国家であるインドネシアでは、地域ごとに異なる文化や言語、食文化を体験することができます。このような文化的多様性も、インドネア旅行の大きな魅力の一つでしょう。
インドネシア旅行がおすすめの人・おすすめできない人
ここまでインドネシア旅行のメリットとデメリットを見てきましたが、実際にはどのような人に向いているのでしょうか。また、どのような人には向いていないのでしょうか。
インドネシア旅行がおすすめの人
予算を抑えて旅行したい人
物価が日本より安いインドネシアは、予算を抑えて旅行したい方にとって魅力的な選択肢です。特に長期滞在を検討している方には、生活費の安さがメリットになるでしょう。地元の食堂で食事をしたり、公共交通機関を利用したりすることで、さらに費用を抑えることができます。
自然や文化に関心がある人
豊かな自然環境と多様な文化を持つインドネシアは、自然愛好家や文化探求者にとって魅力的な目的地です。美しいビーチでリラックスしたり、熱帯雨林でハイキングしたり、古代寺院で歴史に触れたりと、様々な体験が可能です。
冒険心がある旅行者
予期せぬ出来事や文化の違いを楽しめる冒険心のある旅行者には、インドネシアの多様な魅力が最大限に楽しめるでしょう。現地の人々と交流したり、一般的な観光ルートから外れた場所を探検したりすることで、より深い旅の体験が得られます。
インドネシア旅行がおすすめできない人
清潔さや快適さを重視する人
水道水が飲めなかったり、公共トイレの状態が良くなかったりすることもあるインドネシアは、衛生面に対して高い基準を持つ旅行者には不向きかもしれません。また、地方ではインフラが整っていない場所もあり、快適さを求める方には苦痛に感じられる可能性があります。
厳密なスケジュールで旅行したい人
交通渋滞や予期せぬ交通機関の遅延などが発生しやすいインドネシアでは、時間通りに物事が進まないことが多々あります。厳格なスケジュールを立てて旅行したい方にはストレスになる可能性が高いでしょう。
安全性を最優先する人
スリやひったくりなどの軽犯罪リスクが日本より高いインドネシアは、安全性を最優先する旅行者には不安を感じさせる場所かもしれません。特に夜間の一人歩きを避けたり、貴重品の管理に気を配ったりといった注意が必要です。
インドネシア旅行を安全に楽しむための具体的なアドバイス
インドネシア旅行には確かにいくつかのリスクがありますが、適切な準備と注意をすれば、十分に安全で充実した旅行を楽しむことができます。以下に、安全に旅行するためのいくつかの具体的なアドバイスをご紹介します。
治安対策
貴重品の管理
スリやひったくり対策として、以下の点に注意しましょう。
- リュックサックではなく、前で持てるカバンを使用する
- カバンのファスナーを手で押さえて持ち歩く
- パスポートや身分証明書は肌身離さず携帯する
- 現金は必要最低限の金額を分散させて持ち歩く
- スマートフォンを使用する際は立ち止まり、周囲を確認する
- 高価な腕時計やアクセサリーは身につけない
特に観光客が多いエリアでは、より一層の注意が必要です。また、夜間の一人歩きは避け、タクシーなどの安全な交通手段を利用することをおすすめします。
詐欺やぼったくり対策
ぼったくりを避けるためには、以下の対策が有効です。
- 配車アプリ(Grab等)を利用してタクシーを手配する
- 値段交渉が必要な場合は、事前に相場を調べておく
- 両替は空港ではなく、街中の両替所や銀行を利用する
- レストランやお土産屋では、支払い前に請求額を確認する
また、「友好的すぎる現地の人」には注意が必要です。親切を装って高額な商品やサービスを勧められることがあります。
健康管理
水と食事の注意点
水道水は飲まず、ミネラルウォーターを購入しましょう。また、氷についても注意が必要です。食事については以下の点に気をつけると良いでしょう。
- 生ものや路上の食べ物は避ける(特に初めての訪問時)
- 人気のあるレストランを選ぶ(回転率が高いほど食材が新鮮)
- 胃腸薬などの基本的な薬は持参する
医療機関の情報
旅行前に、滞在予定の地域にある外国人対応の医療機関について調べておくことをおすすめします。また、海外旅行保険には必ず加入しましょう。緊急時の連絡先(救急車:119、警察:110)も覚えておくと安心です。
文化的配慮
宗教的マナー
インドネシアでは宗教的なマナーに配慮することが重要です。
- 寺院や宗教施設を訪れる際は、肩や膝を露出しない服装を心がける
- 挨拶や物の受け渡しは右手で行う
- 公共の場での過度なスキンシップは避ける
- 現地の宗教行事やカレンダーを尊重する(特にラマダン期間中は注意)
コミュニケーション
基本的な現地の言葉(挨拶やお礼など)を覚えておくと、より円滑なコミュニケーションが取れます。また、翻訳アプリを事前にダウンロードしておくことも有効です。
旅行計画の工夫
ベストシーズンの選択
自然災害を避けるためには、乾季(5月〜10月)の旅行がおすすめです。ただし、バリ島などの人気観光地は乾季にはより混雑する傾向があります。
余裕のあるスケジュール
交通渋滞や予期せぬ遅延を考慮して、スケジュールには余裕を持たせましょう。特に複数の場所を訪れる計画がある場合は、移動時間に十分な余裕を見ておくことが重要です。
まとめ:インドネシアは準備次第で素晴らしい旅行先になる
インドネシアには確かに「行かない方がいい」と言われる理由がいくつかあります。治安の問題、インフラの課題、衛生面への不安、行政・文化面の障壁、自然災害のリスクなどが主な理由として挙げられます。
しかし、これらのデメリットを理解した上で適切な準備と注意を払えば、インドネシアは非常に魅力的な旅行先となります。豊かな観光資源、リーズナブルな物価、温暖な気候、親切な国民性といった多くの利点があります。
バリ島、ジャワ島、スマトラ島など、それぞれの島が独自の魅力を持っており、様々な体験ができるのもインドネシア旅行の醍醐味です。観光客向けのリゾートエリアなら、比較的安全に快適な旅行を楽しむことも可能でしょう。
冒険心を持ち、現地の文化や習慣を尊重し、安全対策をしっかり行えば、インドネシアはあなたの旅行体験を豊かにしてくれる素晴らしい目的地になると言えます。旅行前にはしっかりと情報収集を行い、自分に合った旅行計画を立てることが、充実したインドネシア旅行への第一歩です。
最後に、すべての海外旅行に言えることですが、外務省の海外安全情報をチェックすることを忘れないでください。特に出発直前に最新情報を確認することで、より安全で楽しい旅行が実現できるでしょう。
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