- 2025-5-22
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サントリーニ島は”つまらない”、”がっかり”、”後悔”といった口コミやSNSなどの評判についてHOTTELの記者がわかりやすく簡単に解説
こんにちは、旅行系WEBメディア「HOTTEL」の旅行記者TAKAです。今回は「サントリーニ島はつまらない」という評判について、できるだけ多くのネット上の情報や評判を参考にして徹底調査し、その真相をわかりやすく解説します。SNSで人気の絶景スポットながら、「期待外れ」「後悔した」という声も聞かれるサントリーニ島。その実態とは?旅のプロの目線でお届けします。
サントリーニ島とは?基本情報をおさらい
サントリーニ島は、ギリシャ南東部のエーゲ海に浮かぶ火山島で、キクラデス諸島に属しています。面積約76.2平方キロメートルと小さな島ながら、年間約340万人もの観光客が訪れる人気リゾートです。
紀元前16世紀頃の大噴火によって形成されたカルデラ地形が特徴で、断崖絶壁に白壁の家々が連なり、青いドームの教会と青い海のコントラストが美しい景観は「インスタグラムの島」とも呼ばれるほど。特に夕日の美しさは世界的に有名です。
主な観光エリアは、夕日で有名な「イア」、島の中心都市「フィラ」、火山遺跡「アクロティリ」などです。それでは、このような絶景の島が「つまらない」と言われる理由を掘り下げていきましょう。
なぜ「サントリーニ島はつまらない」と言われるのか?3つの主な理由
1. オーバーツーリズム – 想像を超える観光客の多さ
サントリーニ島の人口は約2万人ですが、年間340万人もの観光客が訪れると言われています。特にハイシーズンの7月・8月には、1日に1万7000人ものクルーズ船の乗客が島に押し寄せることもあるようです。
イアの夕日スポットとして有名な古城(Oia Castle)周辺は、日没の2〜3時間前から場所取りが始まり、日没時には身動きがとれないほどの混雑となります。
ある旅行者のコメントによれば、「狭い石畳の通りや絶壁のバルコニーは、夕日をバックに自撮りをしようとする観光客でびっしり覆われ、ゆっくり景色を楽しむことができなかった」とのこと。期待していた「のんびりとした絶景」とはかけ離れた現実に、がっかりしてしまうケースが多いようです。
2. 高すぎる物価 – 予算オーバーの旅に
サントリーニ島は、ギリシャの他の地域や周辺国と比較しても物価が高いと言われています。特にカルデラビューのホテルやレストランは価格が高騰しており、一流レストランでは一人100ユーロ(約16,000円)を超えることも珍しくないようです。
ハイシーズンのカルデラビューのホテルは1泊数万円から、プライベートプール付きの高級ホテルになると10万円を超えることも。予算に余裕がない旅行者にとっては、想定外の出費に悩まされる可能性があります。
さらに、タクシーも非常に高額で、空港からイアまでの移動だけで35ドル(約5,000円)ほどかかるとの情報もあります。島内の公共交通機関はバスが中心ですが、本数が限られており、ハイシーズンには満員になることが多いようです。
3. 期待値とのギャップ – SNSと現実の違い
SNSやガイドブックで見るサントリーニ島は、人のいない美しい白と青の景色や、穏やかな夕日の写真がほとんどです。しかし、実際に訪れてみると、前述の混雑や高物価に加え、観光スポットも予想より少なく、あっという間に回り終わってしまうという声も。
あるレビューによれば、「サントリーニ島は写真映えする景色だけで、実際に訪れると”やることがない”と感じる人も多い」とのこと。動き回って観光地をたくさん巡りたい人にとっては、物足りなさを感じるかもしれません。
また、天候によっては有名な夕日が見られないこともあり、「何日も滞在したのに一度も美しい夕日が見られなかった」という残念な経験をした旅行者もいるようです。
サントリーニ島の魅力と良い点 – 「つまらない」は誤解?
ここまで「つまらない」と感じる理由を紹介してきましたが、実はサントリーニ島には多くの魅力や良い点があります。適切な時期と場所を選べば、素晴らしい体験ができる可能性が高いのです。
1. 世界屈指の絶景と美しい街並み
サントリーニ島の最大の魅力は、やはりその絶景です。イアやフィラの白壁の家々と青いドームの教会、そして青い海と空のコントラストは、写真で見るよりも実際に目にすると感動的だと多くの旅行者が証言しています。
特にイアの夕日は、混雑を避けて適切な場所で見ることができれば、「息をのむほどの美しさ」と表現されるほど。夕日に染まる白い街並みが、オレンジからピンク、そして紫へと変化していく様子は、まさに一生に一度は見るべき光景とも言えるでしょう。
2. 5000年の歴史が息づく遺跡と博物館
サントリーニ島には、「エーゲ海のポンペイ」とも呼ばれるアクロティリ遺跡があります。紀元前1500年頃の火山噴火で埋もれた古代の街は、保存状態が良く、当時の高度な文明を垣間見ることができます。
壁画や陶器など出土品の数々は、フィラの新先史期博物館やアテネ考古学博物館に展示されており、古代の人々の暮らしぶりを知ることができるのはおすすめのポイントです。歴史好きな方にとっては、この遺跡だけでも訪問する価値があると言えるでしょう。
3. 独自のワイン文化と地元料理
サントリーニ島は、5000年以上前からワイン造りが行われている歴史ある産地です。火山性の土壌で育つブドウから造られる白ワイン「アシルティコ」や、デザートワイン「ヴィンサント」は国際的に高い評価を受けています。
島内には多くのワイナリーがあり、テイスティングツアーに参加すれば、独特の栽培方法(クルラと呼ばれるバスケット状の仕立て)を見学しながら個性的なワインを味わうことができます。
また、地元の食材を使ったギリシャ料理も魅力の一つ。特にチェリートマトや白ナス、ファヴァ豆といった島特有の食材を使った料理は絶品と言われています。イア地区には、美味しくてコスパの良いレストランもあり、地元の味を楽しむことができます。
4. 火山島ならではのユニークなビーチ
サントリーニ島には、火山島ならではの黒砂や赤砂のビーチがあります。ペリッサやカマリのブラックサンドビーチ、レッドビーチなどは、通常のビーチとは一味違った体験ができると評判です。
また、火山島(ネア・カメニ島)へのボートツアーでは、火口付近を散策したり、温泉が湧き出る海で泳いだりという貴重な体験もできます。アギオス・ニコラオス湾の水温は摂氏30度から35度と言われており、ミネラル豊富な温かい海を楽しめるのもメリットの一つです。
サントリーニ島を100%楽しむためのポイント
サントリーニ島で「つまらない」という経験を避け、最高の思い出を作るためのポイントをいくつか紹介します。
1. ベストシーズンを選ぶ
サントリーニ島のベストシーズンは、5月、6月、9月、10月だと言われています。この時期は:
- 天候が安定しており、晴天率が高い
- 気温が快適(暑すぎず、寒すぎず)
- 観光客が比較的少ない
- ホテル料金が手頃
7月・8月は晴天率は高いものの、暑すぎる上に観光客が殺到し、ホテル料金も高騰します。一方、11月〜3月のオフシーズンは、天候が不安定で、多くのホテルやレストランが閉まっている可能性があるのでおすすめしません。
2. 混雑を避ける工夫
イアの夕日スポットなど人気の観光地の混雑を避けるためには:
- 早朝や夕方以外の時間帯に訪れる
- 一般的な観光ルートから少し外れた場所を探す
- 夕日の観賞はホテルのテラスや、イア城以外の場所を検討する
- 景色の良くないレストラン(路地裏の小さなお店)を選ぶと、味は良くて価格も手頃なことが多い
3. 交通手段の賢い選択
島内の移動手段は、バス、タクシー、レンタカー/バイク/バギーなどがあります。
バスは最も経済的で、主要観光地を結んでいますが、本数が限られています。料金は1.6〜2.2ユーロ程度で、空港からフィラ、フィラからイアなどの主要ルートを運行しています。
自由度を重視するなら、レンタカーやバギーがおすすめです。ただし、道は狭く急カーブも多いため、運転に自信がある方向けです。
4. 滞在日数と期待値の調整
サントリーニ島の滞在日数は、2〜3泊が一般的です。面積が小さいため、主要観光スポットは1〜2日で回れますが、のんびり過ごしたい方は3泊以上がおすすめです。
また、サントリーニ島の魅力は「何もしない贅沢な時間」にもあります。たくさんの観光地を巡るよりも、カフェでゆっくり絶景を眺めたり、散策を楽しんだりする時間を大切にすると、より満足度の高い旅になるでしょう。
サントリーニ島がおすすめの人・おすすめできない人
おすすめの人
- 絶景と写真撮影を楽しみたい人 サントリーニ島の白と青のコントラスト、夕日の美しさは世界屈指。写真愛好家には天国のような場所です。
- ハネムーンや特別な記念旅行を計画している人 ロマンチックな雰囲気と高級リゾートの設備は、特別な旅にぴったりです。
- ワイン愛好家や食通 独自のワイン文化と地中海料理を堪能できます。ワイナリーツアーは特におすすめです。
- 歴史や考古学に興味がある人 アクロティリ遺跡など、古代文明の痕跡を探索できます。
- のんびりとした時間を過ごしたい人 観光スポットを急いで回るよりも、カフェでくつろいだり、散策を楽しんだりするのに最適です。
おすすめできない人
- 予算を重視する旅行者 サントリーニ島は全体的に物価が高く、特にハイシーズンは宿泊費が高騰します。予算に制約がある場合は、デメリットとなるでしょう。
- 混雑が苦手な人 ハイシーズンのイアやフィラは非常に混雑します。人混みが苦手な方には、オフシーズンか他の島を検討することをおすすめします。
- アクティブな観光を好む人 多くの観光スポットを巡りたい方には、観光地が限られているため物足りなさを感じるかもしれません。
- ビーチリゾートを期待する人 サントリーニ島のビーチは独特ですが、白砂のビーチを期待する方には、ミコノス島などの他のギリシャの島の方が適しているかもしれません。
サントリーニ島を最大限楽しむための具体的なプラン例
3泊4日 ベストシーズンプラン
1日目:到着・フィラ散策
- 午前:サントリーニ島到着、ホテルチェックイン
- 午後:フィラの街散策、考古学博物館見学
- 夕方:フィラでの夕日鑑賞、地元レストランでディナー
2日目:イア散策と夕日
- 午前:イアの街へ移動、白い街並みと青いドーム教会の撮影
- 午後:イアでのんびり散策、カフェでの休憩
- 夕方:イア城または混雑を避けた場所で夕日鑑賞
- 夜:イアのレストランでディナー(Karma、Oia Vineyartなどがおすすめ)
3日目:島内観光
- 午前:アクロティリ遺跡見学
- 午後:ワイナリーツアー参加または黒砂ビーチでリラックス
- 夕方:プロフィティス・イリアス修道院からの眺望を楽しむ
- 夜:フィラまたはイアでディナー
4日目:最後の散策・出発
- 午前:最後の散策、お土産購入
- 昼:出発前の最後の食事
- 午後:サントリーニ島出発
予算節約のコツ
- 宿泊場所の選択 カルデラビューではなく、島の内陸部や東海岸のホテルを選ぶと料金が大幅に安くなります。フィロステファニやイメロヴィグリなど、イアやフィラよりも少し離れた場所も検討してみましょう。
- 食事の工夫 高級レストランではなく、地元の人が通う小さなタベルナを探しましょう。スーパーで簡単な食材を購入し、朝食や軽食を自分で用意するのも一案です。
- 交通手段 レンタカーよりも公共バスを利用すると大幅に節約できます。島は小さいので、歩いて回れる範囲も意外と広いです。
- オフシーズンの訪問 5月初旬や10月後半など、ベストシーズンの端境期を狙うと、天候もまずまずで料金も安い傾向があります。
サントリーニ島のマイナー観光スポット – 穴場の紹介
多くの人が訪れるイアやフィラの他にも、サントリーニ島には魅力的なスポットがあります。混雑を避けたい方や、より深くサントリーニ島を知りたい方におすすめです。
1. ピルゴス村
かつてのサントリーニ島の首都で、島の最高地点に位置する村です。迷路のような石畳の道と伝統的な家々が残り、観光客も比較的少なめ。村の頂上からは島全体を一望できる絶景ポイントがあります。
2. メガロコリ村
地元の生活が垣間見える静かな村で、伝統的なワイン造りが行われています。青いドームの教会と鐘楼が美しく、観光客の少ない穴場スポットです。
3. アート スペース ワイナリー
19世紀のワイナリーを改装した美術館兼ワイナリーで、現代アートと伝統的なワイン造りが融合した独特の空間です。アンダーグラウンドのカーブ(貯蔵庫)を見学した後、テイスティングが楽しめます。
4. 古代ティラ遺跡
プロフィティス・イリアス山の南斜面に位置する古代都市の遺跡で、紀元前9世紀から紀元後8世紀まで栄えた都市です。アクロティリ遺跡とは異なる時代の文明を知ることができます。
サントリーニ島は本当につまらないのか?最終結論
サントリーニ島が「つまらない」と評価されることがある主な理由は、観光客の多さ、高い物価、そしてSNSなどで見る理想的な景色と現実とのギャップにあるようです。しかし、これらの課題は適切な時期の選択、期待値の調整、そして綿密な計画によって大部分が解決可能です。
サントリーニ島の本当の魅力は、単なる「インスタ映えする景色」だけではありません。5000年以上の歴史を持つワイン文化、火山活動によって形成された独特の地形、古代の遺跡、そして地中海の豊かな食文化など、多面的な魅力があります。
また、「何もしない贅沢」を楽しむ場所としても最適です。カフェでのんびりと絶景を眺めたり、散策しながら白壁の街並みを楽しんだりすることが、サントリーニ島での最高の過ごし方かもしれません。
つまり、サントリーニ島は決して「つまらない」場所ではなく、むしろ訪れ方や楽しみ方によって、一生の思い出になるような素晴らしい旅先になり得るのです。過度の期待や理想化を避け、現実的な計画を立てることで、このエーゲ海の宝石が持つ本当の魅力を存分に味わうことができるでしょう。
最後に重要なのは、旅の満足度は目的地だけでなく、旅行者自身の姿勢や期待値によっても大きく左右されるということ。サントリーニ島を訪れる際は、ただ美しい写真を撮るだけでなく、その土地の歴史や文化、人々の暮らしにも目を向けてみてください。そうすることで、より深く、より豊かな旅の体験が待っているはずです。
サントリーニ島への旅を検討している皆さん、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。素晴らしい旅の思い出が作れますように!
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