KKdayについて「どこの会社」とネットでよく検索されている理由はなぜ? HOTTELの記者がわかりやすく簡単に解説

旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。旅についての疑問や噂について真相をつきとめわかりやすく解説します。

今回は、ネット検索で「KKday どこの会社」という検索キーワードが頻繁に表示される現象について、その理由や背景を詳しく調査し、KKdayという旅行予約プラットフォームの実態について解説していきます。多くの旅行者がこの疑問を持つ理由には、KKdayの特異な価格設定、台湾発のサービスであることの認知度の低さ、そして急速に日本市場でシェアを拡大していることが関係していると考えられます。

結論:KKdayは台湾発の信頼できる旅行プラットフォーム

まず結論から申し上げますと、KKdayは台湾・台北市に本社を置く2014年設立の正規の旅行会社であり、日本では株式会社KKDAY JAPANが2016年から運営している信頼できるサービスです。観光庁長官登録旅行業第2045号を取得しており、日本旅行業協会(JATA)にも加盟している合法的な旅行業者なのです。

「KKday どこの会社」と検索される主な理由は、多くの日本人旅行者がKKdayの破格の安さや独特なサービス形態に驚き、「こんなに安くて大丈夫なのか」「どこの国の会社なのか」という疑問を抱くためだと推測されます。特に、従来の日本の旅行会社では見られないような90%以上の割引クーポンや、現地密着型のユニークなアクティビティが豊富に用意されていることから、利用者が会社の正体を知りたがるようです。

KKdayの企業概要と歴史

KKdayは正式には「KKday.com International Company Limited(酷遊天國際旅行社股份有限公司)」という台湾企業で、2014年4月に設立されました。創業者でありCEOの陳明明(チン・ミンミン)氏のもと、「旅をもっと気軽に」というビジョンを掲げて事業を展開しています。

同社の成長スピードは驚異的で、2015年1月にKKday.comをリリースした後、わずか2年間でアジア各国に支社を設立しました。香港支社(2015年9月)、シンガポール支社(2015年11月)、そして日本支社・韓国支社(2016年2月)と立て続けに拠点を拡大し、現在では台湾、日本、香港、韓国、中国、シンガポール、タイ、ベトナム、フィリピン、マレーシア、インドネシア、オーストラリアの12カ国に拠点を構える国際的企業となっています。

日本市場への本格参入は2016年からですが、2020年6月には国内旅行事業にも参入し、コロナ禍という困難な時期にも関わらず事業拡大を続けています。このような急速な成長と展開により、多くの日本人旅行者がKKdayの存在を知るようになり、同時にその正体について疑問を抱くようになったと考えられます。

なぜ「どこの会社」と検索されるのか

1. 価格の異常な安さによる疑念

KKdayが「どこの会社」と検索される最大の理由は、その破格の安さにあるようです。利用者の口コミを調査すると、「99%オフクーポンがあったり、最安値価格で販売されている」という声が多数見受けられます。大手旅行会社では考えられないような割引率や価格設定が、多くの消費者に「安すぎて怪しい」という印象を与えているのです。

例えば、テーマパークの前売り券や現地ツアーが他社と比較して大幅に安く提供されることが多く、旅行者が「こんなに安くて本当に大丈夫なのか」「詐欺サイトではないのか」という不安を抱き、会社の正体を調べるために検索するケースが多いようです。

2. 台湾発サービスの認知度の低さ

KKdayが台湾発のサービスであることを知らない日本人旅行者が多いことも、検索される理由の一つと推測されます。日本の旅行市場では、JTBやHISといった老舗の旅行会社が長年にわたって信頼を築いてきました。そのような環境において、突然現れた聞き慣れない「KKday」という名前のサービスに対し、多くの人が「どこの会社なのか」という疑問を抱くのは自然なことだと言えるでしょう。

特に、アジア系の企業名であることから、中国系の会社と誤解されることもあるようですが、実際には台湾の企業です。この認識の曖昧さが、利用者の不安を増大させ、検索行動を促しているものと考えられます。

3. 新興企業ならではの知名度不足

KKdayは2014年設立とまだ比較的新しい企業であり、日本での本格展開も2016年からと歴史が浅いことが影響していると思われます。一方で、サービスの質や価格競争力は非常に高く、急速に利用者を増やしているため、「知名度の低さ」と「実際のサービス品質の高さ」のギャップが、利用者に混乱を与えているのかもしれません。

また、テクノロジーを駆使したオンライン専業の予約プラットフォームという業態も、従来の店舗型旅行会社に慣れ親しんだ日本の消費者には馴染みが薄く、「この会社は信頼できるのか」という疑問を抱かせる要因となっているようです。

KKdayのメリット・良い点

圧倒的な価格競争力

KKdayの最大のメリットは、なんといってもその価格の安さです。前売り券やアクティビティチケットが他社と比較して大幅に安く提供されることが多く、「日本語対応が良かった」「前売り券などはかなりお得!」という利用者の声が多数寄せられています。

特に、テーマパークの入場券や現地ツアーにおいては、定価から大幅に割引された価格で提供されることが多く、旅行費用を大幅に節約できる点が高く評価されています。99%オフといった驚異的な割引クーポンが定期的に発行されることもあり、価格重視の旅行者にとっては非常に魅力的なサービスと言えるでしょう。

充実した日本語サポート

KKdayのもう一つの大きなメリットは、充実した日本語サポート体制です。台湾発のサービスでありながら、完全に日本語化されたウェブサイトとアプリを提供し、カスタマーサポートも日本語で対応しているため、語学に不安のある旅行者でも安心して利用できます。

「問い合わせ窓口が日本語対応しているのは、何かあったときに便利」という利用者の評価もあり、海外の旅行予約サイトにありがちな言語の壁が存在しない点が評価されています。これは、日本支社を設立し、日本市場に特化したサービスを提供しているからこそ実現できているサポート体制と言えるでしょう。

豊富なアクティビティと現地密着性

KKdayは従来の旅行会社では取り扱わないようなユニークなアクティビティや現地密着型の体験を豊富に提供している点も大きな魅力です。各地域の隠れた名所や地元の人しか知らないようなスポットでのアクティビティなど、個性的な旅行体験を求める現代の旅行者のニーズに応えるサービスを展開しています。

また、「送迎サービスが便利だった」「レストランの待ち時間を短縮できた」といった、旅行の利便性を向上させるサービスも充実しており、単なる価格訴求だけでなく、旅行体験そのものの質を向上させることに注力していることがうかがえます。

信頼できる企業基盤

KKdayは大手企業からの出資も受けており、2018年にはH.I.S.やベンチャーキャピタルから約11億5千万円の出資を受けています。また、2019年8月にはクールジャパン機構からも資金調達を行っており、日本政府系ファンドからの支援も受けている信頼性の高い企業です。

さらに、2023年7月には「プライバシーマーク」を取得し、個人情報保護体制の強化にも取り組んでいます。観光庁への旅行業登録、JATA(日本旅行業協会)への加盟など、法的要件もしっかりと満たしており、企業としての信頼性は十分に確立されていると評価できます。

KKdayのデメリット・悪い点

サービス品質のばらつき

KKdayの欠点として指摘されるのは、提供されるサービスの品質にばらつきがあることです。「サービスが悪い商品もある」「安いツアーを予約したら中国語ガイドだった」といった利用者の声もあり、格安価格の裏に品質面での妥協が隠れている場合があるようです。

特に、現地パートナーとの連携によってサービスが提供されるため、KKday本社の品質管理が行き届かない部分があることも指摘されています。「安かろう悪かろう」という評価を受けることもあり、利用者側での事前の情報収集や口コミチェックが重要になってきます。

価格変動の激しさ

もう一つのデメリットは、価格変動が激しく、「安くない商品や時期もある」という点です。割引クーポンの適用タイミングや在庫状況により価格が大きく変動することがあり、同じ商品でも購入時期によって価格が異なる場合があります。

また、「時期・商品によって金額に差がある」という指摘もあり、常に最安値が保証されているわけではないため、他社との価格比較を怠ると、かえって高い買い物をしてしまう可能性もあります。

海外サービス特有の不安要素

台湾発のサービスであることから、「海外ガイドと連絡を取る必要がある」「携帯電話の登録が必要」といった海外サービス特有の不便さもあります。日本の旅行会社であれば問題にならないような細かな手続きが必要になることがあり、特にITに不慣れな高齢者などには負担となる場合があります。

また、「クレジットカード情報抜かれてんのかと不安にもなる」「返金されないとか対応も雑なよう」といった信頼性に関する不安の声も一部で聞かれます。これらは海外企業であることから生じる漠然とした不安感の現れとも考えられますが、利用者の心理的ハードルとなっていることは否定できません。

おすすめしたい方・おすすめできない方

KKdayをおすすめしたい方

KKdayは特に以下のような方々におすすめできるサービスです。まず、旅行費用をできるだけ抑えたい方には非常に有効な選択肢となります。価格重視の旅行者にとって、KKdayの圧倒的な価格競争力は大きな魅力となるでしょう。

また、個性的な旅行体験を求める方にもおすすめです。従来の旅行会社では取り扱わないようなユニークなアクティビティや現地密着型の体験を豊富に提供しているため、人と違った旅行をしたい方には最適なプラットフォームと言えます。

IT機器の操作に慣れている方オンラインでの予約に抵抗のない方にとっても、KKdayの使いやすいインターフェースとスムーズな予約システムは大きなメリットとなります。特に、スマートフォンアプリでの操作に慣れている若年層の旅行者には特におすすめできるサービスです。

語学に不安があるがアジア旅行を楽しみたい方にも適しています。完全日本語対応でありながら、アジア各国の現地情報に詳しいため、言語の壁を感じることなく充実したアジア旅行を楽しむことができるでしょう。

KKdayをおすすめできない方

一方で、以下のような方にはKKdayはおすすめしない場合があります。最高品質のサービスを求める方には、価格重視のKKdayのスタンスが合わない可能性があります。格安価格の背景には、時として品質面での妥協があることも事実です。

細やかな日本式のサービスを期待する方にも向かない場合があります。台湾発のサービスであることから、日本の老舗旅行会社のような細やかなサービスや気配りを期待すると、期待と現実のギャップを感じる可能性があります。

IT機器の操作が苦手な方オンライン予約に不安のある方にとっては、デジタルネイティブな操作が前提となるKKdayのサービスは使いづらい可能性があります。特に、スマートフォンやインターネットの操作に不慣れな高齢の方には、従来の対面式旅行会社の方が適している場合があります。

絶対的な安心感を求める方にも、新興企業であるKKdayよりも、長年の実績を持つ老舗旅行会社の方が適しているかもしれません。心理的な安心感を重視する保守的な旅行者にとっては、知名度の高い大手企業のサービスの方が安心して利用できるでしょう。

トラベルライター”TAKA”の独自考察

ここまでKKdayについて詳しく調査してきた結果、私は一人のトラベルライターとして、このサービスが日本の旅行業界に与えている影響について独自の視点から考察したいと思います。

まず、「KKday どこの会社」という検索現象は、実は日本の旅行市場におけるパラダイムシフトの象徴的な出来事だと捉えています。これまで日本の旅行市場は、JTB、HIS、近畿日本ツーリストといった老舗企業が長年にわたって築き上げてきた「安心・安全・高品質」という価値観に支配されてきました。しかし、KKdayの登場により、「低価格・多様性・個人化」という新しい価値観が旅行者に選択肢として提示されたのです。

この価値観の変化は、特にミレニアル世代やZ世代といった若年層の旅行者に強く受け入れられています。彼らにとって、旅行は「安全で確実な既定のパッケージを購入する」ものから、「自分なりの個性的な体験を創造する」ものへと変化しているのです。KKdayはまさにこのニーズに応える形で成長してきたプラットフォームと言えるでしょう。

しかし、だからこそ「KKday どこの会社」という検索が生まれるのです。新しい価値観を提供するサービスに出会った旅行者たちが、その正体を知りたがるという現象は、決してネガティブなものではなく、むしろ健全な消費者行動の現れだと考えています。賢明な消費者であればこそ、未知のサービスに対しては適切な情報収集を行うのは当然のことです。

私が特に注目しているのは、KKdayが単なる価格競争に終始せず、テクノロジーを活用した旅行体験の向上に取り組んでいる点です。2019年に立ち上げた旅ナカ事業者用基幹システム「rezio」などは、旅行業界のデジタルトランスフォーメーションを推進する重要な取り組みと評価できます。これは単に安いツアーを提供する会社ではなく、旅行業界全体の効率化と進歩に貢献する企業であることを示しています。

また、KKdayの成長戦略は非常に戦略的かつ効果的だと感じています。アジア各国での現地パートナーシップの構築、各国の文化や言語に対応したローカライゼーション、そして継続的な資金調達による事業拡大など、グローバル企業として必要な要素を着実に積み上げています。特に、日本市場においては、単に台湾のサービスを移植するのではなく、日本支社を設立し、日本の法規制に完全に準拠し、日本語サポートを充実させるなど、真摯に日本市場と向き合っている姿勢が評価できます。

一方で、KKdayが直面している課題も見過ごすことはできません。急速な事業拡大に伴い、品質管理や顧客サポートの体制が追いついていない部分があることは事実です。しかし、これらの課題は成長過程の企業にとっては避けて通れない道であり、重要なのは問題を認識し、継続的に改善に取り組む姿勢です。KKdayが2023年にプライバシーマークを取得したことなどは、そうした改善への取り組みの現れと捉えることができます。

私は、KKdayのようなイノベーティブな企業の存在は、日本の旅行業界全体にとって非常に有益だと考えています。競争が激化することで、既存の旅行会社もサービス向上や価格競争力の強化を迫られ、最終的には消費者にとってより良い選択肢が提供されることになります。また、KKdayが提供する個性的なアクティビティや現地密着型の体験は、これまで日本の旅行会社では取り扱われなかった新しい旅行の楽しみ方を提案しており、旅行文化そのものの多様化に貢献していると評価できます。

今後のKKdayの動向について予測すると、日本市場での更なる成長が期待される一方で、品質向上とブランド認知度の向上が重要な課題になると考えられます。「KKday どこの会社」という検索が減っていく頃には、KKdayが真に日本の旅行者に受け入れられたサービスとして確立されているでしょう。

結論として、KKdayは確実に日本の旅行業界に新しい風を吹き込んでいる注目すべき企業です。台湾発の新興企業でありながら、適切な法的手続きを踏み、継続的な改善に取り組み、利用者のニーズに真摯に応えようとする姿勢は高く評価できます。価格重視の旅行者や個性的な体験を求める旅行者にとっては、間違いなく有力な選択肢の一つとなるでしょう。

ただし、利用者側も賢明な選択をすることが重要です。口コミをしっかりと確認し、商品の詳細をよく読み、必要に応じて他社との比較検討を行う。そうした情報収集と判断を適切に行えば、KKdayは非常に価値のあるサービスとして活用できると確信しています。旅行は人生を豊かにする素晴らしい体験です。KKdayのようなイノベーティブなサービスを上手に活用して、より充実した旅行体験を楽しんでいただければと思います。