ネットで「マイトリップ 返金されない」と頻繁に検索されている理由はなぜ? HOTTELの記者がわかりやすく簡単に解説
旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。旅についての疑問や噂について真相をつきとめ、わかりやすく解説します。今回は、検索エンジンで「マイトリップ 返金されない」という検索候補が表示される理由について、ネットの口コミや評判を幅広くリサーチした上で、その背景と実態について詳しく見ていきたいと思います。
なぜ「返金されない」と検索されるのか
まず結論から申し上げますと、マイトリップで「返金されない」と検索される主な理由は、実際に返金処理に関するトラブルや遅延が複数報告されているためと言われています。ただし、これは必ずしも「全く返金されない」という意味ではなく、返金までの期間が非常に長かったり、手続きが複雑で分かりにくかったり、あるいはカスタマーサポートとのやり取りに苦労されたりするケースが多いことが背景にあるようです。
実際のところ、マイトリップはスウェーデンに本社を置くEtraveli Group ABという大手オンライントラベルエージェントが運営する世界的なサービスで、決して詐欺的な企業というわけではありません。世界75の国・地域でサービスを展開しており、GotoGateやFlight Networkといった同系列のブランドも運営している、いわば航空券販売における大手企業なのです。
しかしながら、このような大規模なグローバル企業であるがゆえに、日本の旅行代理店とはサービスの質や対応スピード、サポート体制が大きく異なるという点が、多くの利用者の方々を戸惑わせる要因になっているのではないかと考えられます。
返金トラブルの具体的な事例
ネット上の口コミを詳しく調べてみますと、返金に関するさまざまな体験談が寄せられていることがわかります。例えば、航空会社の都合でフライトがキャンセルになったにもかかわらず、返金処理が非常に遅く、何ヶ月も待たされたという声が複数見られます。あるケースでは、4月中旬に返金リクエストを送ったところ即日メール返信があり正式登録されたものの、3ヶ月経っても返金されなかったという報告もあるようです。
また、カスタマーサポートに問い合わせるたびに担当者が変わり、その都度異なる回答をされて混乱したという体験談も見受けられます。ある利用者の方は、最初の担当者からは「半額の返金が可能」と言われたものの、数週間後に別の担当者に確認すると「このフライトは返金対象外です」と真逆の回答をされ、さらに日を改めて問い合わせると「返金対象ですが、まだ航空会社から返金されていません」という説明を受けるなど、一貫性のない対応に振り回されたとのことです。
チャットサポートを利用した際には、キャンセルされているはずのフライトが画面上では残ったままになっており、結局電話で確認してようやくキャンセルが確認できたという事例もあるようです。また、電話サポートに関しても、日本語対応の時間帯が限られている上に、45分待っても繋がらなかったという報告が複数寄せられています。
返金処理が遅れる仕組みと背景
では、なぜマイトリップでは返金処理にこれほど時間がかかるのでしょうか。マイトリップの公式サイトによりますと、返金処理の仕組みとしては、まず利用者からキャンセル・返金リクエストを受け取った後、マイトリップが航空会社に対して返金請求を提出するという流れになっているようです。そして、航空会社から実際に返金が入金された後、マイトリップから利用者へ返金処理が行われるとのことです。
公式の説明では、航空会社からの入金後、返金にかかる平均処理期間は6日間とされていますが、多くの航空会社は返金を5営業日以内に処理するものの、キャンセル確認から支払い処理までの手続き全体については10〜15営業日かかる場合があると記載されています。しかしながら、実際の利用者の口コミを見ますと、この公式の説明よりもはるかに長い期間を要しているケースが多いようです。
ある体験談では、返金連絡までに10週間かかったという報告もありますし、別のケースでは約1年近くかかってようやく返金されたという事例も見られます。このような長期化の背景には、マイトリップと航空会社との間での処理に時間がかかることや、さらには利用者が使用したクレジットカード会社の締め日や処理スケジュールが関係してくることもあるようです。
特にコロナウイルスの影響があった時期には、大量のキャンセルと返金リクエストが発生したため、通常よりもさらに処理が遅れる状況になっていたとも言われています。マイトリップ側も「現在の状況により、払い戻しの処理に通常より時間がかかることをご了承ください」という案内を出していたようですが、それにしても数ヶ月から1年近くかかるというのは、日本の旅行サービスに慣れた私たちにとっては非常に長く感じられるのではないでしょうか。
返金が実際に行われないケース
一方で、「返金されない」という検索ワードが出てくる背景には、実際に返金が全く行われないケースも存在するという事実があります。ただし、こうしたケースの多くは、もともと返金不可のプランや運賃規則で航空券を購入していたという状況が関係しているようです。
格安航空券の世界では、価格が安い代わりに変更やキャンセルができない、あるいは変更・キャンセル時に高額な手数料がかかるという運賃タイプが一般的に存在します。マイトリップで表示される格安の航空券も、多くの場合このような制限付きの運賃であることが多く、予約時にしっかりと運賃規則を確認していないと、後からキャンセルしようとした際に「返金対象外」と言われてしまうケースがあるのです。
さらに、座席指定料金や保険などのオプション代金については、たとえ航空券本体がキャンセルできる運賃であっても、オプション代は返金不可という規定になっていることが多いようです。また、航空会社のキャンセル料に加えて、マイトリップ側のサービス手数料も別途かかってくるため、実際に返金される金額が予想よりも少なくなったと感じる方もいらっしゃるようです。
別のパターンとしては、予約時に決済エラーが発生したにもかかわらず、実際にはクレジットカードに請求が行われてしまい、それをキャンセルしようとしたところキャンセル料を請求されたという事例も報告されています。こうした技術的なトラブルに対しても、マイトリップ側のサポート対応が十分でなかったことが、「返金されない」という印象を強めてしまう要因になっているのかもしれません。
カスタマーサポートの課題
マイトリップに関する口コミで特に目立つのが、カスタマーサポートの対応に関する不満の声です。基本的にマイトリップのサポートは英語対応が中心となっており、日本語サポートも一応存在するものの、対応時間が8時から17時までと限られている上に、電話が非常に繋がりにくいという問題があるようです。
また、日本語サポートがあるとはいえ、実際には翻訳ツールを使って対応しているのではないかと思われるようなやり取りになることもあり、「何を言っているのか毎回わかりません」という厳しい意見も見られます。海外の企業が運営するサービスですので、日本のきめ細やかなカスタマーサポートと同等のレベルを期待するのは難しいというのが実情のようです。
チャットサポートについても、自動応答が中心で実際の問題解決には繋がりにくく、「チャットは全く意味ない」という厳しい評価もあるようです。返金やキャンセルといった重要な手続きについては、結局のところ電話での対応が必要になることが多く、その電話がなかなか繋がらないという状況が、利用者の方々のストレスを大きくしているのではないかと考えられます。
さらに、問い合わせ履歴が適切に管理されていないのではないかと思われるような対応も報告されており、前回の問い合わせ内容を伝えても理解してもらえず、毎回同じ説明を繰り返さなければならないという不便さも指摘されています。こうしたサポート体制の問題が、返金手続きの長期化や複雑化を招き、結果として「返金されない」という印象を生み出してしまっているのかもしれません。
航空会社との関係性
マイトリップはOTA(オンライントラベルエージェント)として、航空会社から航空券を仕入れて販売するという形態をとっています。そのため、フライトに関する変更やキャンセル、返金といった手続きについては、最終的には航空会社の規定に従う必要があるのです。
興味深い事例としては、航空会社の都合でキャンセルされたと利用者に伝えられたものの、実際に航空会社に確認したところキャンセルしていないと言われ、マイトリップにその旨を伝えても取り合ってもらえなかったというケースもあるようです。このようなトラブルが発生すると、利用者はマイトリップと航空会社の間で板挟みになってしまい、非常に困難な状況に陥ってしまいます。
ある体験談では、ANAとマイトリップの間で返金処理について双方が「相手が処理していない」と主張し合い、利用者が何度も両社に確認を取り続けた結果、最終的にANAからマイトリップへ返金処理が行われたことが判明し、無事に返金されたというケースもあります。このような経験をされた方は、「諦めずやり続ければ正義は勝つ」とおっしゃっていますが、同時に「こんな大変な思いはしない方が良いと思います」とも述べており、非常に労力を要したことが伺えます。
マイトリップの良い点とメリット
ここまで主に問題点について述べてきましたが、もちろんマイトリップにもメリットや良い点は存在します。最大のメリットは、何と言っても航空券の価格が非常に安いという点でしょう。世界中の550社以上の航空会社と提携しており、さまざまな航空券を比較検討できるため、タイミングによっては他の予約サイトよりもかなりお得に航空券を購入できる可能性があります。
実際に、問題なくスムーズに予約から搭乗まで完了したという利用者の方も数多くいらっしゃいます。キャンセルや変更が必要ない通常の利用であれば、特にトラブルなく使えたという声も見られますし、格安で航空券を手に入れられたことに満足されている方もいらっしゃるようです。
また、返金処理については時間がかかったものの、最終的には無事に返金されたというケースも複数報告されています。対応が遅いので不安になったが、結果的に返金されたため評価を少し上げたという口コミもあり、全てのケースで返金されないわけではないことがわかります。
価格を最優先に考える旅行上級者の方や、英語でのやり取りに抵抗がなく、トラブルが発生した際にも自分で粘り強く交渉できる方にとっては、マイトリップは魅力的な選択肢となり得るかもしれません。特に、予定変更の可能性が低いフライトや、キャンセルする可能性がほとんどない旅行の場合には、利点を最大限に活かせるのではないでしょうか。
マイトリップの悪い点とデメリット
一方で、デメリットや欠点についても正直にお伝えしておく必要があります。最も大きなデメリットは、やはりカスタマーサポートの質と対応スピードが日本の旅行代理店と比較して劣るという点でしょう。英語が苦手な方にとっては、問い合わせ自体が大きなハードルとなってしまいますし、日本語サポートがあったとしても、翻訳を通した対応のため意思疎通に苦労することがあるようです。
返金処理の遅さや不透明さも大きな欠点と言えます。公式には10〜15営業日と案内されているものの、実際には数ヶ月から1年近くかかることもあり、その間の進捗状況も不明瞭なままになることが多いようです。日本の感覚では考えられないほど長い期間を要することがあるため、精神的なストレスも大きいと言えるでしょう。
また、予約時のオプション選択画面が分かりにくく、保険や座席指定などのオプションを全てチェックしなければならず面倒だという声もあります。予約ページを行き来しているうちに、名前の姓と名を逆に登録してしまい、訂正にさらに料金がかかったという事例もあるようです。こうした使い勝手の悪さも、おすすめできない点として挙げられるでしょう。
決済エラーが発生しやすいという指摘も複数見られ、エラー表示が出たにもかかわらず実際には決済が行われていたり、逆に複数回決済されてしまったりするトラブルも報告されています。こうした技術的な問題への対応も十分ではないため、予約時から不安を感じる方もいらっしゃるようです。
おすすめしたい方
マイトリップは、以下のような方にはおすすめできる選択肢と言えるかもしれません。まず、航空券の価格を何よりも優先する方です。少しでも旅費を抑えたいと考えている方で、その代わりにサポートの質やリスクはある程度受け入れられるという方には、メリットがあると言えるでしょう。
また、海外旅行の経験が豊富で、トラブルが発生した際にも自分で対応できる旅行上級者の方であれば、マイトリップを使いこなすことができるかもしれません。英語でのコミュニケーションに抵抗がなく、粘り強く交渉できる方や、時間をかけてでも問題を解決できる方には向いているでしょう。
さらに、予定変更やキャンセルの可能性がほとんどない確実な旅行計画を立てている方であれば、マイトリップの格安航空券の恩恵を受けられる可能性が高いと思われます。フライトの変更やキャンセルが必要なければ、多くのトラブルを回避できるため、スムーズに利用できる可能性が高まります。
おすすめできない方
逆に、以下のような方にはマイトリップをおすすめできません。まず、英語でのやり取りに不安がある方や、日本語での丁寧なサポートを期待される方には不向きと言えるでしょう。問い合わせが必要になった際に大きなストレスを感じてしまう可能性が高いためです。
また、旅行計画が流動的で、予定変更やキャンセルの可能性がある方にもおすすめできません。変更手数料が高額であったり、返金されなかったり、あるいは返金処理に非常に長い時間がかかったりする可能性があるため、柔軟な対応を求める方には適していないでしょう。
海外旅行が初めての方や、トラブル対応に自信がない方も避けた方が無難かもしれません。問題が発生した際に自分で解決するのが難しく、ストレスが大きくなってしまう可能性があります。日本の旅行代理店のような手厚いサポートを期待される方は、多少価格が高くても国内の大手旅行会社を利用する方が安心できるでしょう。
また、すぐに返金されることを期待される方にも不向きです。急な予定変更で航空券代金を早期に回収したいという状況の方は、数ヶ月から場合によっては1年近く待たされる可能性を考えると、マイトリップは選択肢から外した方が良いかもしれません。
利用する際の注意点
もしマイトリップを利用する場合には、いくつかの重要な注意点があります。まず、予約時には必ず運賃規則、特にキャンセルや変更に関する規定を熟読することが非常に大切です。返金可能なのか不可なのか、キャンセル料はいくらかかるのか、といった点を事前にしっかり確認しておきましょう。
予約完了後は、確認メールやeチケットなど、全ての重要な情報のスクリーンショットを撮って保存しておくことをおすすめします。後からトラブルが発生した際の証拠として役立つ可能性があります。また、予約番号を使って航空会社の公式サイトから直接予約状況を確認することも、安心材料になるでしょう。
問い合わせをする際には、やり取りの記録を全て保存しておくことも重要です。メールの内容やチャット履歴、電話での会話内容などをメモしておくことで、後から「言った言わない」のトラブルを防げる可能性があります。
また、返金処理を依頼した場合には、定期的に進捗状況を確認することをおすすめします。放置していると忘れられてしまう可能性もあるため、定期的にマイトリップに問い合わせて状況を確認し、必要であれば航空会社にも直接確認を取ることが大切です。
よくある質問(Q&A)
Q1: マイトリップで予約した航空券をキャンセルした場合、返金までどのくらいかかりますか?
公式には10〜15営業日程度と案内されていますが、実際には数週間から数ヶ月、場合によっては1年近くかかることもあるようです。航空会社からマイトリップへの返金処理、そこから利用者への返金処理、さらにクレジットカード会社の明細への反映といった複数のステップがあるため、想定よりも長い時間がかかることを覚悟しておく必要があります。定期的に進捗を確認し、必要に応じて航空会社にも直接問い合わせることをおすすめします。
Q2: マイトリップのカスタマーサポートは日本語に対応していますか?
日本語サポートは存在しますが、対応時間が8時から17時までと限られており、電話が非常に繋がりにくいという問題があるようです。また、翻訳ツールを介したような対応になることもあり、スムーズな意思疎通が難しいケースも報告されています。基本的には英語でのコミュニケーションができる方が有利であり、日本の旅行代理店のようなきめ細やかなサポートは期待しない方が良いでしょう。チャットサポートもありますが、実質的な問題解決には繋がりにくく、重要な手続きは電話での対応が必要になることが多いようです。
Q3: マイトリップで予約した航空券は信頼できますか?
マイトリップは世界的な大手OTAであるEtraveli Groupが運営しており、会社自体は詐欺的な企業ではありません。実際に問題なく搭乗できている方も多数いらっしゃいます。ただし、日本の旅行代理店と比較するとサポート体制や対応の質が劣る部分があり、トラブルが発生した際の対応に苦労する可能性があります。予約時に運賃規則をしっかり確認し、予約完了後は航空会社の公式サイトでも予約状況を確認しておくことで、安心度を高めることができるでしょう。
トラベルライター”TAKA”としての考察
ここまでマイトリップの返金に関する問題について、ネット上のさまざまな情報を収集し分析してきました。トラベルライターとして長年この業界を見てきた私の視点から、この問題の本質について少し掘り下げて考えてみたいと思います。
マイトリップで「返金されない」という検索ワードが頻繁に表示される背景には、単に返金処理が遅いという技術的な問題だけでなく、もっと根深い構造的な課題が存在しているように感じます。それは、グローバル化した旅行業界において、異なる文化やビジネス慣習を持つ企業と消費者が直接取引をする際に生じる、いわば「文化的ギャップ」とでも呼ぶべきものではないでしょうか。
日本の旅行業界は世界的に見ても非常に高いサービス水準を誇っており、私たち日本人はそのレベルのサポートや対応スピードを当然のものとして期待してしまう傾向があります。しかし、ヨーロッパを拠点とする企業では、顧客サポートに対する考え方や優先順位が日本とは大きく異なることも珍しくありません。特に格安航空券を扱うOTAの場合、低価格を実現するために人件費を含むコストを極限まで削減しているため、どうしてもサポート体制が手薄になってしまうのは避けられない側面があるのです。
また、マイトリップのようなOTAは、航空会社とお客様の間に立つ「仲介者」という立場にあります。そのため、返金処理においても、お客様からのリクエストを受けて航空会社に請求し、航空会社から入金があってからお客様へ返金するという複雑なプロセスを踏まなければなりません。この構造上、どうしても処理に時間がかかってしまいますし、途中で何らかの問題が発生した場合には、マイトリップと航空会社の間で責任の所在が曖昧になってしまうこともあるでしょう。
私が特に興味深いと感じたのは、同じ会社に問い合わせているにもかかわらず、担当者によって全く異なる回答が返ってくるというケースが複数報告されている点です。これは、おそらくカスタマーサポート担当者の教育や情報共有が十分になされていない、あるいは担当者間での連携が取れていないことを示唆しているように思われます。グローバル企業として世界中で事業を展開する中で、各地域のサポートスタッフが十分なトレーニングを受けられていない可能性や、言語の壁によって正確な情報伝達が阻害されている可能性も考えられます。
一方で、最終的には返金されたというケースも多数存在しており、特に粘り強く交渉を続けた結果として成功した事例が印象的でした。ある利用者の方は、約1年にわたる闘いの末に35万円の返金を勝ち取ったそうですが、その過程で何度も諦めそうになりながらも、マイトリップと航空会社の双方に繰り返し確認を取り続けたとのことです。この事例から学べるのは、返金プロセスには時間と労力がかかるものの、正当な権利を主張し続けることで最終的には解決する可能性があるということでしょう。
旅行業界全体の視点で見ますと、マイトリップのようなグローバルOTAの存在は、消費者に多様な選択肢を提供するという意味では価値があると言えます。特に、予算が限られている旅行者にとって、格安航空券にアクセスできる機会は非常に重要です。しかし同時に、価格の安さと引き換えにリスクを取るという構造を、利用者側が十分に理解した上で選択する必要があるのです。
今後、インバウンド需要の回復とともに日本からの海外旅行も増加していくと予想される中で、マイトリップのようなグローバルOTAを利用する機会はさらに増えていくでしょう。その際に重要なのは、サービスの特性やリスクを正しく理解し、自分の旅行スタイルや語学力、トラブル対応能力に照らし合わせて、適切な予約方法を選択することだと私は考えます。
格安航空券は確かに魅力的ですが、その背後には必ずトレードオフが存在します。サポートの質が低い、返金処理に時間がかかる、変更やキャンセルの柔軟性が低いといったデメリットを受け入れられるかどうかが、マイトリップを利用すべきかどうかの判断基準になるでしょう。
また、旅行業界のプロフェッショナルとして、私は利用者の皆様に対して「予約前の確認」と「記録の保存」の重要性を強調したいと思います。運賃規則やキャンセルポリシーをしっかり読む、予約完了画面のスクリーンショットを撮る、確認メールを保存する、やり取りの記録を残すといった基本的な自衛策を実践することで、トラブルが発生した際の対応がはるかにスムーズになります。
最後に、マイトリップで返金トラブルに遭遇してしまった方へのアドバイスとしては、決して諦めずに粘り強く対応を続けることが重要です。マイトリップと航空会社の両方に定期的に状況確認を行い、必要であれば両社を橋渡しする役割を自分で担うくらいの覚悟が必要かもしれません。時間と労力はかかりますが、正当な権利を主張し続けることで、最終的には解決する可能性は十分にあるのです。
旅は本来、楽しく心躍るものであるべきです。予約や返金といった事務的な手続きで余計なストレスを抱えることなく、旅そのものを楽しめるような選択をしていただきたいと、トラベルライターとして心から願っています。マイトリップは確かに格安航空券を提供してくれる便利なツールではありますが、それが自分にとって本当に適したサービスなのかどうかを、今回ご紹介した情報を参考にしてじっくりと検討していただければ幸いです。