株式会社ジャルカードがJAL・JCBカード プラチナ Pro会員向けにOne Harmony「エクスクルーシィヴ」への招待を2025年10月16日より開始

皆様、こんにちは。旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。今回のテーマは、株式会社ジャルカードが2025年10月16日より開始した、JAL・JCBカード プラチナ Pro会員向けのOne Harmony「エクスクルーシィヴ」への招待サービスについてです。この新しいサービスは、JALカード会員にとって大きな注目を集めているようですので、ネット上の情報を幅広く集めながら、この新特典の真価について詳しく解説していきましょう。

結論:ホテルステータス付帯という新しい価値の誕生

まず結論からお伝えすると、このOne Harmony「エクスクルーシィヴ」招待は、JAL・JCBカード プラチナ Pro会員にとって非常に魅力的な特典と言えるようです。通常、このエクスクルーシィヴ会員になるには年間15,000ポイント以上の獲得(概ね75万円相当の宿泊実績)、または30泊以上という高いハードルがあるのですが、プラチナ Proカードを保有するだけで、2025年秋以降にこの最上級ステータスへ自動的に招待されるというのですから、ホテルをよく利用される方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。

特に注目すべきは、2026年3月22日までにお申し込みをされた場合、プラチナ Pro家族会員の方も対象となる点です。家族会員の年会費は4,400円と、本会員の77,000円に比べて圧倒的にリーズナブルですので、ご家族でホテル滞在を楽しまれる方にとっては、この期間限定の特典は見逃せない好機と言えるのではないでしょうか。

One Harmony「エクスクルーシィヴ」とは何か

それでは、具体的にOne Harmonyの「エクスクルーシィヴ」とはどのようなステータスなのか、詳しく見ていきましょう。

One Harmonyは、オークラ ホテルズ & リゾーツ、ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティの3つのホテルブランドで利用できる会員プログラムです。入会金・年会費は無料で、宿泊やレストラン利用でポイントが貯まる仕組みとなっています。

会員ランクは3段階に分かれており、まず入会するとメンバー会員、そこから5,000ポイント以上または10泊以上でロイヤル会員、さらに15,000ポイント以上または30泊以上でエクスクルーシィヴ会員へとステップアップしていく仕組みになっているようです。エクスクルーシィヴは最上級のステータスということですね。

エクスクルーシィヴ会員の具体的な特典

エクスクルーシィヴ会員になると、どのような特典が受けられるのでしょうか。ネット上の情報を総合すると、以下のような充実した特典があるようです。

まず、客室のワンランクアップグレードが無制限で受けられるという点が大きな魅力のようです。ロイヤル会員の場合は年5泊までという制限があるのですが、エクスクルーシィヴ会員には回数制限がないとのことですので、宿泊するたびにより良いお部屋で過ごせる可能性が高まると言われています。

次に、レイトチェックアウトの特典も見逃せません。ホテルによって時間は異なるようですが、例えばホテルオークラ東京ベイでは16時まで、川崎日航ホテルでは14時まで滞在できるなど、通常よりも長くホテルでゆっくり過ごせる時間が確保できるようです。旅行の最終日にも慌てることなく過ごせるのは、とても嬉しい特典ではないでしょうか。

さらに、ボーナスポイントが50%増量されるという特典もあるようです。通常、宿泊時には1,000円につき20ポイントが付与されるのですが、エクスクルーシィヴ会員の場合、これに50%が加算されるため、実質30ポイント(1,000円につき)が貯まる計算になるとのこと。ポイントが貯まりやすくなることで、無料宿泊などの特典交換がより近づくというわけですね。

また、ロイヤル・エクスクルーシィヴ会員料金という特別価格での宿泊も可能になるようです。ベストアベイラブルレートから15%割引で予約できるという情報もあり、通常よりもお得にホテルを利用できる機会が増えそうです。

ホテルによっては、ウェルカムドリンクの無料提供フィットネスクラブの無料利用プチギフトのプレゼントなど、オリジナルの特典も用意されているようです。特にグランドニッコー東京台場では、ウェルカムドリンクに加えてフィットネスクラブ「Le CLUB」の入場料無料という特典があり、同室者も対象になるとのことですから、家族やパートナーとの旅行でも恩恵を受けられるのは嬉しいポイントですね。

JALマイレージバンク会員へのボーナスマイル

JALマイレージバンク会員の方には、さらに嬉しい特典があるようです。J-SMARTプラン(ホテルマイル積算対象プラン)で宿泊した場合、エクスクルーシィヴ会員には通常のマイルに加えて30%のボーナスマイルが付与されるとのこと。JALマイルを効率的に貯めたい方にとっては、見逃せない特典と言えるでしょう。

プラチナ Pro会員へのステータスマッチの意義

では、なぜJAL・JCBカード プラチナ Pro会員へのOne Harmonyエクスクルーシィヴ招待が注目を集めているのでしょうか。その背景を探ってみましょう。

通常の到達ハードルの高さ

前述の通り、エクスクルーシィヴ会員になるには、年間15,000ポイント以上または30泊以上という条件があります。宿泊でポイントを貯める場合、1,000円につき20ポイントですから、15,000ポイントを獲得するには75万円相当の宿泊が必要になる計算です。また、30泊という条件も、ビジネスや旅行でよほど頻繁にホテルを利用される方でなければ、なかなか達成が難しい数字と言えるでしょう。

JALマイルでの取得という選択肢

実は、JALマイルをOne Harmonyポイントに交換することで、宿泊実績がなくてもステータスを取得する方法があるようです。通常は10,000マイルで5,000ポイントに交換できるとのことですが、キャンペーン期間中には10,000マイルで6,000ポイントに交換できる場合もあるようです。つまり、キャンペーン時であれば30,000マイルでエクスクルーシィヴに到達できる計算になります。

しかし、30,000マイルという数字も決して少なくはありません。特典航空券として使えば国内線の往復などに利用できる貴重なマイルですから、これをホテルステータスのために使うかどうかは、慎重に判断が必要という声も多いようです。

プラチナ Proカード保有による自動付帯の価値

そこで注目されているのが、今回のJAL・JCBカード プラチナ Pro会員への自動招待という特典なのです。カードを保有しているだけで最上級ステータスが付帯するというのは、修行不要でホテル上級会員になれるということを意味します。

プラチナ Proの年会費は77,000円と確かに高額ですが、この中にエクスクルーシィヴ会員としての価値も含まれていると考えれば、ホテルをよく利用される方にとっては十分に元が取れる可能性があると言われているようです。

利用できるホテルの魅力

One Harmonyで利用できるホテルについても見ていきましょう。オークラ ホテルズ & リゾーツ、ニッコー・ホテルズ・インターナショナル、ホテルJALシティという3つのブランドが対象となっています。

国内での展開

国内では、東京、大阪、京都、福岡、札幌、沖縄など、主要都市やリゾート地に展開しているようです。特にディズニーリゾート周辺では、ホテルオークラ東京ベイやグランドニッコー東京ベイ舞浜があり、ファミリー旅行の際に重宝するという声が多いようですね。

また、The Okura Tokyoのような超高級ホテルから、ビジネスホテルタイプのホテルJALシティまで、幅広い価格帯とタイプのホテルが揃っているのも特徴と言えるでしょう。

海外での展開

海外にも、ニッコー・ホテルズ・インターナショナルを中心に展開があるようです。台湾や香港、アメリカなど、JALの就航地を中心にホテルがあるとのことですので、海外旅行の際にも活用できる機会は多そうです。

良い点:プラチナ Proのメリット

ここからは、このOne Harmonyエクスクルーシィヴ招待を含む、JAL・JCBカード プラチナ Proの良い点・メリットについて詳しく見ていきましょう。

ホテル上級会員としての恩恵

まず最大のメリットは、やはりOne Harmonyエクスクルーシィヴ会員としての特典が受けられることでしょう。客室アップグレード、レイトチェックアウト、ボーナスポイント増量など、ホテル滞在の質が格段に向上する可能性があると言われています。

特に、ビジネスや旅行でオークラ、ニッコー、JALシティ系列のホテルをよく利用される方にとっては、この特典だけでも年会費77,000円の価値があるという評価も見られるようです。実際に、通常であれば75万円相当の宿泊実績や30泊が必要なステータスが、カード保有だけで得られるわけですから、その価値は非常に大きいと考えられます。

家族会員も対象になる期間限定の好機

2026年3月22日までの申し込みに限り、プラチナ Pro家族会員も対象となる点は見逃せないおすすめポイントです。家族会員の年会費は4,400円と本会員に比べて圧倒的に安いため、この期間中に家族カードを発行すれば、非常にコストパフォーマンスの高い形でエクスクルーシィヴ会員のベネフィットを享受できることになります。

ご夫婦やご家族でホテル滞在を楽しまれる方にとっては、この期間限定の特典は大きな利点と言えるでしょう。

豊富なボーナスマイル

プラチナ Proには、One Harmony特典以外にも魅力的な特典が多数あるようです。特に注目されているのが、入会・継続ボーナスマイルとして毎年8,000マイルが付与される点です。さらに、年間利用額が300万円以上500万円未満で10,000マイル、500万円以上で20,000マイルのボーナスが得られるとのこと。

つまり、年に1回でもJAL便に搭乗し(初回搭乗ボーナス2,000マイル)、年間500万円のカード利用をすれば、ボーナスだけで毎年30,000マイルが貯まる計算になるようです。これは国内線の特典航空券に交換できる十分なマイル数ですから、大きなメリットと言えるでしょう。

サクララウンジの利用

JGC(JALグローバルクラブ)会員でなくても、年1回サクララウンジを利用できるeクーポンが付与される点も魅力的です。通常、サクララウンジを利用するにはJGC会員になる必要があり、そのためには相当な搭乗実績(いわゆる「修行」)が必要とされているようですが、プラチナ Proならカード保有だけでラウンジアクセス権が得られるというのは嬉しい特典ですね。

その他の充実した特典

プライオリティ・パス(世界中の空港ラウンジが利用可能)、プラチナ・コンシェルジュデスク(24時間365日対応)、充実した旅行保険など、プラチナカードとしての基本的な特典も充実しているようです。

また、沖縄のリゾートホテル「AQUASENSE Hotel & Resort」での会員限定プラン、ハワイのオプショナルツアー割引、スカイベリーWiFiの特別プラン、たかの友梨エステの特別優待など、プラチナ Pro限定の様々な優待サービスも用意されているとのことです。

悪い点:注意すべきデメリット

一方で、プラチナ Proにも悪い点・デメリットや注意すべき点があるようですので、公平な視点から見ていきましょう。

高額な年会費

最も大きな欠点として挙げられるのが、やはり年会費77,000円という高額な設定でしょう。通常のJAL・JCBカード プラチナが34,100円ですから、その差額は42,900円にもなります。

この年会費の差を埋められるだけの価値を見出せるかどうかが、プラチナ Proを選ぶかどうかの分かれ目になるようです。年間カード決済額が500万円に届かない方や、ホテル利用頻度が低い方にとっては、コストパフォーマンスが悪いという評価も見られました。

飛行機関連特典の物足りなさ

ネット上では「飛行機関連の特典のアップデートが微妙」という声も多いようです。基本還元率は通常のプラチナカードと変わらず1.0%、フライトボーナスも同じ25%、アドオンマイルも2%と、飛行機利用に関する特典は下位カードと大きな差がないとのこと。

年会費が2倍以上になっているにもかかわらず、飛行機利用での優遇がそれほど増えていない点は、デメリットとして指摘されることが多いようです。

サクララウンジが年1回のみ

サクララウンジのeクーポンが付与されるのは年1回のみという点も、人によっては物足りないと感じられるかもしれません。頻繁にJAL便を利用される方にとっては、年1回では不十分という声もあるようです。

One Harmonyの限界

One Harmonyのエクスクルーシィヴ会員特典は確かに魅力的ですが、いくつか注意点もあるようです。

まず、ホテルによってサービスの質に差があるという指摘があります。ある利用者の体験談によると、「JALシティとニッコーホテルズはOne Harmony会員を大事にしているが、オークラホテルズとグランドニッコー(お台場)はサービスがよくなかった」という声もあるようです。

また、旅行会社経由の予約では基本的に会員特典が受けられない点にも注意が必要とのこと。一休や楽天トラベルなどのOTA(オンライン旅行代理店)経由での予約では、ポイント積算が限定的になり、アップグレードなどの特典も対象外になる場合が多いようです。特典を最大限活用するには、ホテル公式サイトや予約センターから直接予約する必要があるという点は、覚えておきたいポイントですね。

外資系ホテルグループとの比較

マリオットやヒルトンなどの外資系大手ホテルグループと比べると、One Harmonyの展開規模は限定的という声もあるようです。特に海外での選択肢が少ない点は、グローバルに旅行される方にとってはデメリットと感じられるかもしれません。

また、エクスクルーシィヴ会員でも、朝食無料やクラブラウンジアクセスといった、外資系ホテルの上級会員が享受できるような特典は基本的にないという点も、理解しておく必要があるようです。

おすすめしたい方

それでは、どのような方にこのJAL・JCBカード プラチナ Pro(One Harmonyエクスクルーシィヴ付帯)がおすすめなのでしょうか。

年間決済額が大きい方

まず、年間カード決済額が300万円以上、できれば500万円以上の方には強くおすすめできるようです。年間利用ボーナスマイルの恩恵を最大限受けられるため、年会費の元を取りやすいと考えられます。

ホテル滞在を重視される方

オークラ、ニッコー、JALシティ系列のホテルをよく利用される方、特に年間10泊以上される方には大きな価値があるようです。エクスクルーシィヴ会員としての特典により、ホテル滞在の質が格段に向上する可能性が高いでしょう。

ディズニーリゾート周辺ホテルを利用される方

ホテルオークラ東京ベイやグランドニッコー東京ベイ舞浜など、ディズニーリゾート周辺のホテルを頻繁に利用される方にとっても、この特典は魅力的と言われています。ファミリーでの年1〜2回のディズニー旅行でも、アップグレードやレイトチェックアウトの恩恵を受けられる可能性が高いようですね。

家族カードを活用される方

2026年3月22日までに申し込めば、家族会員(年会費4,400円)もエクスクルーシィヴ対象になるため、ご夫婦やご家族でホテルを利用される方には特におすすめできるでしょう。コストパフォーマンスが非常に高くなる期間限定の好機と言えます。

非JGC会員の方

JGC(JALグローバルクラブ)会員資格を持っていない方で、サクララウンジを体験してみたい方にも選択肢になるようです。修行なしでラウンジアクセス権が得られるのは魅力的ですね。

おすすめできない方

一方で、以下のような方にはおすすめしない、あるいは慎重な検討が必要かもしれません。

年間決済額が300万円未満の方

年間カード決済額が300万円に満たない方の場合、通常のJAL・JCBカード プラチナの方がコストパフォーマンスが良いという評価が多いようです。年会費の差額42,900円を、特典の差で埋めることが難しいと考えられます。

ホテル利用頻度が低い方

年間のホテル宿泊数が5泊以下という方や、特にオークラ、ニッコー、JALシティ系列のホテルを利用する機会が少ない方にとっては、エクスクルーシィヴ会員の価値を十分に享受できない可能性が高いでしょう。

外資系ホテル中心の方

マリオットやヒルトンなど外資系ホテルグループを主に利用される方には、One Harmonyのステータスはあまり役に立たないかもしれません。すでに外資系ホテルの上級会員資格をお持ちの方であれば、そちらを優先される方が良いという声もあるようです。

コストパフォーマンス重視の方

年会費対効果を厳密に計算し、数字で明確なリターンを求める方には、プラチナ Proは割高に感じられる可能性があるようです。ステータスカードとしての満足感や「特別感」に価値を見出せるかどうかが重要になってくるでしょう。

よくある質問(Q&A)

ここで、One Harmonyエクスクルーシィヴ招待に関して、よくある疑問についてお答えしていきましょう。

Q1: エクスクルーシィヴ招待はいつから始まるのですか?

A: 2025年10月16日から招待が開始されています。ただし、実際のステータス付与は2025年秋頃の予定とされているようです。具体的な開始時期については、JALカードの公式サイトやMyJALCARDで確認されることをおすすめします。

Q2: 家族会員も対象になるのですか?

A: 2026年3月22日までにお申し込みされた場合に限り、プラチナ Pro家族会員も対象となります。それ以降は本会員のみが対象となる予定ですので、家族カードの発行を検討されている方は早めの手続きがおすすめです。

Q3: エクスクルーシィヴのステータスはいつまで有効ですか?

A: プラチナ Pro家族会員カードをお持ちいただいている限り、本特典をご利用いただけるとされています。ただし、一度退会して再入会された場合などは対象外となるようですので、注意が必要です。

Q4: 既にOne Harmonyの会員ですが、どうすればよいですか?

A: 既存のOne Harmony会員の方も、プラチナ Proカードが届いた後、専用ページから申し込むことで、エクスクルーシィヴへのアップグレードが可能なようです。MyJALCARDにログインして、専用ページを確認してみてください。

Q5: 旅行会社経由で予約しても特典は受けられますか?

A: 基本的に、旅行会社経由(楽天トラベル、一休など)の予約では、エクスクルーシィヴ会員の特典(アップグレード、レイトチェックアウトなど)は対象外となることが多いようです。特典を最大限活用するには、ホテル公式サイトや予約センターから直接予約することが推奨されています。

Q6: エクスクルーシィヴ会員になれば、必ずアップグレードされますか?

A: アップグレードは空室状況によるため、必ずしも保証されるものではないようです。特に繁忙期や満室に近い状況では、アップグレードが難しい場合もあるとのことですので、期待しすぎないことも大切かもしれませんね。

Q7: One Harmonyアプリは使いやすいですか?

A: ネット上の評価を見ると、アプリの使い勝手については賛否両論があるようです。「画面移動のたびにログインが必要」「クラッシュする」といった不満の声もある一方、デジタル会員証として便利に使えているという声もあるようですね。必要に応じて、プラスチックの会員カードを併用するのも良いかもしれません。

Q8: 海外のホテルでも特典は使えますか?

A: One Harmonyは海外のホテルでも利用可能です。特にアジア太平洋地域を中心に展開があるようですので、海外旅行の際にも活用できる機会はあるでしょう。ただし、ホテルによって対応が異なる場合もあるようですので、事前に確認されることをおすすめします。

トラベルライター”TAKA”の考察と今後の展望

ここまで、JAL・JCBカード プラチナ Pro会員向けのOne Harmony「エクスクルーシィヴ」招待について、ネット上の情報を幅広く収集し、その真価について詳しく解説してまいりました。最後に、トラベルライターとしての私の独自の視点から、この新サービスについて考察してみたいと思います。

日系ホテルグループの競争力強化という意義

まず注目すべきは、この施策が日系ホテルグループの競争力強化という大きな文脈の中で捉えられるのではないか、という点です。近年、マリオット、ヒルトン、IHGといった外資系ホテルグループのロイヤリティプログラムが日本国内でも大きな影響力を持つようになっています。これらのプログラムは、充実した特典と世界的なネットワークを武器に、多くの顧客を獲得してきました。

そのような状況の中で、JALカードとOne Harmonyの連携強化は、日系ホテルグループが独自の価値提案を打ち出す重要な一手と言えるのではないでしょうか。航空会社とホテルグループの緊密な連携は、まさに日本ならではの「おもてなし」の精神を体現する試みとも受け取れます。

クレジットカード付帯ステータスの新潮流

また、この施策はクレジットカード付帯特典の新しいトレンドを示唆しているようにも思えます。従来、航空会社の上級会員資格は「修行」と呼ばれる多数のフライト実績によって獲得するものでした。しかし近年、クレジットカードの保有によってステータスが付与されるケースが増えてきています。

今回のOne Harmonyエクスクルーシィヴ招待も、この流れの延長線上にあると考えられます。つまり、時間と労力をかけた「修行」ではなく、カード保有という形での「投資」によってステータスを獲得するという新しいモデルが定着しつつあるのかもしれません。

これは、忙しいビジネスパーソンや、限られた休暇を有効に使いたい方々にとって、より現実的な選択肢を提供するものと言えるでしょう。一方で、「お金で買えるステータス」に対して、従来の「修行」によって獲得したステータスとは異なる価値観を持つ方もいらっしゃるかもしれません。

家族会員対象期間の戦略的意味

2026年3月22日までの期間限定で家族会員も対象とする施策は、非常に戦略的だと感じます。この期間は、いわば「お試し期間」のようなものではないでしょうか。

多くの家族会員にエクスクルーシィヴ特典を体験してもらい、その価値を実感してもらうことで、将来的な本会員への切り替えや、継続的なホテル利用を促す狙いがあるように思えます。実際に特典を体験することで、「このサービスなら年会費77,000円の価値がある」と納得できる顧客を増やすという、巧みなマーケティング戦略と言えるかもしれませんね。

ホテル業界全体への波及効果の可能性

さらに視野を広げると、この施策がホテル業界全体に与える影響も興味深いところです。JALとOne Harmonyの連携が成功すれば、他の航空会社やクレジットカード会社も、類似の施策を打ち出してくる可能性があります。

例えば、ANAカードとプリンスホテルグループ、あるいは外資系航空会社マイレージプログラムと国内ホテルチェーンの連携など、様々な組み合わせが考えられるでしょう。そうなれば、消費者にとっては選択肢が増え、より自分のライフスタイルに合ったプログラムを選べるようになるかもしれません。

今後の課題と期待

一方で、課題も見えてきます。最も重要なのは、サービスの質の維持と向上でしょう。エクスクルーシィヴ会員が増加すれば、アップグレードやレイトチェックアウトといった特典が受けにくくなる可能性もあります。

また、ネット上で指摘されているように、ホテルによってサービスの質にばらつきがあるという声もあるようです。One Harmonyとしては、全加盟ホテルでのサービス品質の標準化と、上級会員へのホスピタリティ教育を徹底していく必要があるのではないでしょうか。

さらに、今後の展望として期待したいのは、デジタル体験の向上です。現状、One Harmonyアプリの使い勝手には改善の余地があるという声が多いようですが、今後のアップデートによって、予約から滞在、チェックアウトまでのシームレスな体験が提供されることを期待したいと思います。

旅の価値を高める新しい選択肢

最後に、トラベルライターとして強調したいのは、このような施策が旅の価値を高める新しい選択肢を提供しているということです。

旅行の楽しみは、目的地での体験だけではありません。ホテルでの滞在自体も、旅の重要な要素です。上質なホテルでゆっくりと過ごす時間、広い部屋で朝食を楽しむ余裕、レイトチェックアウトによって生まれるゆとり——これらすべてが、旅の記憶を豊かにしてくれるのです。

JAL・JCBカード プラチナ Proとエクスクルーシィヴ会員資格の組み合わせは、そのような「質の高い旅」を追求する方々にとって、有力な選択肢の一つとなり得るのではないでしょうか。

年会費77,000円という数字だけを見れば高額に感じられるかもしれません。しかし、それによって得られる体験——アップグレードされた部屋からの眺め、ゆったりとした朝の時間、JALマイルの効率的な獲得——これらを総合的に考えれば、決して高すぎる投資ではないように思えます。

もちろん、すべての方にとって最適な選択とは限りません。ご自身の旅行スタイル、ホテル利用頻度、年間のカード決済額などを総合的に検討し、「この特典が自分の人生を豊かにしてくれるか」という視点で判断されることをおすすめします。

2025年10月16日に始まったこの新しいサービスが、多くの旅行者の方々にとって、より充実した旅の時間を提供する一助となることを、一人のトラベルライターとして心から願っています。そして、2026年3月22日までの家族会員対象期間を逃すことなく、ご興味のある方はぜひ早めにご検討されることをおすすめいたします。

皆様の次の旅が、より素晴らしいものとなりますように。

トラベルライター TAKA