「Resort Glamping.com(リゾートグランピングドットコム) 」とは? メリットやデメリットなどHOTTELの記者がわかりやすく解説
旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。今回のテーマは、近年グランピングブームの中で注目を集めている予約サイト「Resort Glamping.com(リゾートグランピングドットコム)」、通称「リゾグラ」です。グランピングという言葉を耳にする機会が増えた方も多いのではないでしょうか。「贅沢なキャンプ」「手ぶらで楽しめるアウトドア体験」として、コロナ禍を経て急速に普及したこの宿泊スタイルは、今やホテル・旅館に次ぐ「第三の宿泊の選択肢」として定着しつつあるようです。
そんなグランピング施設を探す際に、多くの方が利用しているのがこの「リゾートグランピングドットコム」というサービスなのですが、実際のところどのようなサービスなのか、評判はどうなのか、メリットやデメリットは何なのか、気になる点が多いのではないでしょうか。今回は、ネット上のさまざまな情報を徹底的にリサーチし、トラベルライターとしての独自の視点も交えながら、このサービスの全貌を明らかにしていきたいと思います。
1. リゾートグランピングドットコムの概要と結論
1.1 結論:グランピング予約に特化した国内最大級の専門サイト
まず結論からお伝えしますと、リゾートグランピングドットコムは、グランピング施設・リゾートヴィラに特化した国内最大級の予約ポータルサイトと言えるようです。2020年7月にサービスを開始し、株式会社ブッキングリゾート(本社:大阪市北区、代表取締役:坂根正生氏)が運営しています。
このサービスの最大の特徴は、「グランピング施設に特化している」という点にあります。楽天トラベルやじゃらんといった大手OTA(オンライン・トラベル・エージェント)では、数万件もの宿泊施設の中からグランピング施設を探す必要がありますが、リゾグラでは厳選されたグランピング施設のみが掲載されているため、希望に合った施設を効率的に見つけることができるようです。
運営会社のブッキングリゾートは、2019年からグランピング事業に参入し、これまでに300を超える施設の開業や集客に携わってきた実績を持っているとのことです。単なる予約サイトの運営にとどまらず、施設の開発・プロデュース・コンサルティングまでを一貫して手がける、業界でもユニークなポジションを確立しているようです。
1.2 サービスの基本情報
リゾートグランピングドットコムの基本的なサービス概要を整理すると、以下のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | 株式会社ブッキングリゾート |
| サービス開始 | 2020年7月 |
| 掲載施設数 | 約90施設以上(2025年現在) |
| 対応エリア | 北海道・関東・関西・東海・中国四国・九州・沖縄の全国 |
| 施設タイプ | ドームテント・ヴィラ・コテージ・トレーラーなど |
| 会員登録 | 無料(会員限定特典あり) |
| 掲載料金(施設側) | 固定費0円・送客料10% |
2. リゾートグランピングドットコムのサービス内容
2.1 グランピング専門ポータルとしての特徴
リゾートグランピングドットコムが他の予約サイトと大きく異なる点は、グランピング施設に完全特化しているということです。一般的な旅行予約サイトでは、ホテルや旅館、民宿、ペンションなど様々な宿泊施設が混在しており、グランピング施設を探すのに手間がかかることがあります。
一方、リゾグラでは掲載されているすべての施設がグランピング関連のため、目的に合った施設を効率的に探すことができる仕組みになっているようです。具体的には、以下のような検索・絞り込み機能が用意されています。
- 施設タイプ別検索:ドームテント、ヴィラ、コテージ、トレーラーなど
- こだわり条件検索:ペット同伴OK、温泉付き、サウナ付き、プール付きなど
- エリア別検索:全国各地から選択可能
- 特集ページ:ファミリー向け、カップル向け、学生割引など
2.2 独占掲載施設の存在
リゾグラの大きな強みの一つが、他のサイトでは予約できない「独占掲載施設」が多数存在するということです。これは、運営会社であるブッキングリゾートが施設のプロデュースやコンサルティングから関わっていることが影響しているようです。
独占施設では、リゾグラを通じてでしか予約ができないため、他の予約サイトで見つからない「隠れた名施設」を発見できる可能性があります。例えば、「ALOHA GLAMPING RESORT SAKAI」(茨城県)、「グランピング ムク-MUKU」(滋賀県)、「スイートグランピング河口湖」(山梨県)などが独占施設として掲載されているようです。
2.3 体験記・クチコミの充実
グランピングは比較的新しい宿泊形態であるため、「実際に泊まってみたらどうだったのか」という情報が重要になってきます。リゾグラでは、実際に施設を訪問した方のクチコミや、旅レポーターによる体験記が多数掲載されており、予約前に施設の雰囲気を詳しく知ることができるようになっています。
体験記では、写真付きで施設の様子が紹介されており、ドームテントからの景色、グランピングBBQの様子、アクティビティの体験談など、実際に体験した方にしか分からない生の情報を得ることができます。
2.4 会員登録と特典
リゾグラでは無料の会員登録制度を設けており、会員になることでさまざまな特典を受けられるようです。
会員特典の一例としては以下のようなものがあります。
- 会員限定割引プラン:10%OFFなどの特別価格で予約可能
- 限定キャンペーン情報:会員向けの先行案内
- お得なセール情報:WINTER SALE、Spring Saleなどの季節限定キャンペーン
2.5 キャンペーン・セールの充実
リゾグラでは、季節ごとにさまざまなキャンペーンやセールを実施しているようです。
主なキャンペーン例:
- WINTER SALE:最大30%OFFの宿泊料金割引、3名以上で1名無料、特典付きプランなど
- Spring Sale:最大30%OFFの特別割引、早期割引、連泊割など
- Summer Sale:最大30%OFF、アクティビティ無料、お子様無料プランなど
- 学割キャンペーン:学生証提示で最大30%OFF、グループでの宿泊時に1名無料など
- ファミリー応援プラン:お子様の宿泊代金が無料になるプランなど
これらのキャンペーンは期間限定で実施されており、上手に活用することで通常よりもお得にグランピングを楽しめる可能性があります。
3. 運営会社「ブッキングリゾート」のビジネスモデル
3.1 三位一体の事業構造
リゾートグランピングドットコムを運営する株式会社ブッキングリゾートのビジネスモデルは、非常にユニークな構造になっているようです。同社は主に以下の三つの事業を展開しています。
1. OTA事業(集客支援事業)
- リゾートグランピングドットコムの運営
- ペットと泊まれる宿の予約サイト「いぬやど」の運営
- 施設への送客・集客支援
2. プロデュース・コンサルティング事業
- グランピング施設の開発プロデュース
- 施設の企画・設計支援
- 運営コンサルティング
- SEO対策・WEBマーケティング支援
3. 直営事業(2023年〜)
- 自社でのグランピング施設運営
- 実際の運営ノウハウの蓄積
- 成功・失敗事例のデータ収集
この三位一体の構造が、リゾグラの強みを生み出しているようです。単なる予約サイトではなく、施設の企画段階から集客まで一気通貫でサポートできる体制を構築していることで、掲載施設の質の担保や、利用者にとって価値のある情報提供が可能になっていると考えられます。
3.2 施設側から見たビジネスモデル
施設運営者にとって、リゾグラに掲載するメリットは大きいようです。公式サイトによると、掲載にあたっての固定費は0円、送客料は10%という料金体系になっています。
一般的なOTAの手数料は8〜15%程度と言われていますので、10%という送客料は標準的な水準と言えます。ただし、リゾグラの場合は単なる掲載にとどまらず、以下のような付加価値サービスも提供しているようです。
- プロカメラマンによる施設写真の撮影
- 公式サイトの作成・運営支援
- SEO対策・WEBマーケティング支援
- インフルエンサーの起用・SNS発信
- 宿泊プランの考案・キャンペーン提案
- 閑散期・冬季対策のノウハウ共有
3.3 テレビCMによるブランディング
リゾグラは、テレビCMを積極的に展開しているのも特徴です。2019年6月に関西圏で約600GRPのCMを放映したのを皮切りに、現在は関東・関西・東海・中国・九州の5エリアでテレビCMを実施しているようです。
テレビCMの効果について、運営会社は「CM放映期間のWEBサイトのアクセス数はかなり伸びました」と述べており、認知度向上に大きく貢献しているようです。グランピングという比較的新しい宿泊形態において、テレビCMという大規模なプロモーションを展開できる資金力と事業規模は、業界内でも際立った存在と言えるかもしれません。
4. リゾグラの評判・口コミを検証
4.1 良い口コミ・評価
ネット上でリゾグラに関する口コミを調査したところ、おおむね好意的な評価が多いようです。以下に、主な良い口コミをまとめます。
ファミリー利用者の声: 「子どもが『また行きたい!』と大喜び。設備が整っていて安心して過ごせました。特にお部屋でBBQができるのが最高でした。」という声があるようです。グランピングは一般的なホテルと比べてプライベート空間が確保されやすく、子どもがはしゃいでも周囲を気にしなくて済むという点が評価されているようです。
女子旅利用者の声: おしゃれなテントやインテリアが魅力的で、SNS映えする写真が撮れるという点が好評のようです。実際にSNSでは、グランピング施設で撮影された写真が多数投稿されており、若い女性層からの支持を集めていることがうかがえます。
ペット同伴利用者の声: 愛犬と一緒に宿泊できる施設が探しやすいという点も評価されています。リゾグラでは「ペット同伴OK」で絞り込み検索ができ、プライベートドッグラン付きの施設なども見つけやすいようです。
カップル利用者の声: プライベート空間で二人だけの時間を過ごせるという点が、カップルからの支持を得ているようです。記念日向けの特別プラン(ケーキや花束、シャンパン付き等)も用意されている施設があり、特別な日の旅行先として選ばれることも多いようです。
4.2 気になる点・改善希望の声
一方で、一部では気になる点を指摘する声もあるようです。
予約が取りづらいという声: 人気施設は予約が集中し、希望日に予約が取れないことがあるようです。特にハイシーズン(GW、夏休み、年末年始など)は早めの予約が必要とのことです。
ただし、これは裏を返せば「人気施設が多い」「リピーターが多い」ということの証拠とも言えます。予約が取りづらいという声は、サービスの質の高さを示しているとも解釈できるでしょう。
価格が高めという声: グランピング自体が「ラグジュアリーなキャンプ」というコンセプトのため、一般的なキャンプ場やビジネスホテルと比較すると料金が高めに設定されている傾向があるようです。
料金の目安としては、素泊まりプランで7,800円〜9,800円程度、食事付きプランで20,000円〜30,000円程度、プレミアムプランで30,000円〜50,000円程度とのことです。ただし、大人数での利用や平日・オフシーズンの利用であれば、一人あたりの料金を大幅に抑えることも可能のようです。
アクセスが不便な施設もある: グランピング施設は自然豊かな場所に立地していることが多く、公共交通機関でのアクセスが不便な施設もあるようです。車がないと行きにくい施設も多いとのことで、交通手段の確保が必要になる場合があります。
4.3 日本マーケティングリサーチ機構の評価
リゾグラは、日本マーケティングリサーチ機構の調査において「利用したいグランピング予約サイトNo.1」を獲得したという実績があるようです。第三者機関による客観的な評価として、サービスの信頼性を示す一つの指標と言えるかもしれません。
5. リゾグラのメリット(おすすめポイント)
5.1 グランピング専門だからこその検索のしやすさ
リゾグラの最大のメリットは、グランピング施設に特化しているからこその検索のしやすさです。
大手OTAでは、数万件もの宿泊施設の中からグランピング施設を探す必要があります。「グランピング」で検索しても、キャンプ場やコテージ、バンガローなど類似施設が混在してしまい、本当にグランピングらしい体験ができる施設を見分けるのが難しいことがあります。
一方、リゾグラでは一定の基準を満たした評価の高いグランピング施設のみが掲載されているため、どの施設を選んでもグランピングらしい体験ができる可能性が高いと言えます。
5.2 独占掲載施設で特別な体験
他の予約サイトでは見つからない独占掲載施設が多数あるというのも、リゾグラを選ぶ大きなおすすめポイントです。
特に、運営会社がプロデュースから関わっている施設では、施設の魅力が最大限に引き出されるような設計やサービスが提供されていることが期待できます。「ここでしか予約できない」という特別感も、旅の思い出をより価値あるものにしてくれるでしょう。
5.3 WEB完結で予約が簡単
リゾグラでは、予約がWEB上で完結するため、施設との面倒なやり取りが不要です。
一般的な旅館やホテルの予約では、ネット予約後に施設スタッフと電話でやり取りが必要になったり、予約確認書をプリントアウトしなければならないケースがありますが、リゾグラなら画面上で予約を完了でき、確認メールが届くだけで手続きが終わります。忙しい方にとっては大きな利点と言えるでしょう。
5.4 豊富な特集・キャンペーン
ファミリー向け、カップル向け、学生向け、ペット同伴など、利用シーンに合わせた特集ページが充実しているのもメリットです。
また、季節ごとのセールやキャンペーンも積極的に実施されており、タイミングが合えば通常よりもお得にグランピングを楽しむことができます。
5.5 施設情報の充実度
リゾグラでは、掲載施設の情報が非常に詳細に記載されています。
- お部屋タイプ
- 食事プラン
- 設備やアメニティ、レンタル用品
- 交通アクセス
- 施設のおすすめポイント
特に、プロカメラマンが撮影した高品質な写真が多数掲載されており、施設の雰囲気を事前に把握しやすくなっています。グランピングは「滞在イメージ」がとても大事になるため、この点は大きなメリットと言えるでしょう。
6. リゾグラのデメリット(注意点)
6.1 掲載施設数は大手OTAより少ない
リゾグラのデメリットとして挙げられるのは、楽天トラベルやじゃらんといった大手OTAと比較すると掲載施設数が限られているという点です。
リゾグラの掲載施設は約90施設程度とされており、数万件を掲載する大手OTAとは比較になりません。ただし、これは「グランピング施設に特化し、厳選した施設のみを掲載している」という方針の結果であり、欠点というよりは「量より質」を重視したサービス設計と言えるかもしれません。
6.2 人気施設は予約困難
おすすめしないわけではありませんが、人気施設は予約が取りづらいという点は認識しておく必要があります。
特にGW、夏休み、年末年始といった繁忙期は、数週間前から予約が埋まってしまうこともあるようです。希望日に宿泊したい場合は、早めの予約を心がける必要があります。
6.3 価格帯は比較的高め
グランピング自体がラグジュアリーな宿泊形態であるため、料金が高めに設定されている施設が多いのも悪い点として挙げられることがあります。
一般的なキャンプ場であれば1区画5,000円前後で宿泊できることもありますが、グランピング施設では1室50,000円前後が相場とも言われています。ただし、グランピングでは設備・サービス・食事などがすべて含まれていることが多く、総合的なコストパフォーマンスで考えると一概に「高い」とは言えない面もあります。
6.4 アクセスに車が必要な施設が多い
グランピング施設は自然豊かな場所に立地していることが多いため、車がないとアクセスしにくい施設も少なくありません。
公共交通機関のみで向かおうとすると、最寄り駅からタクシーやレンタカーが必要になるケースもあります。この点は、車を持っていない方にとっては欠点と感じられるかもしれません。
7. おすすめしたい方・おすすめしない方
7.1 リゾグラをおすすめしたい方
以下のような方には、リゾグラの利用をおすすめします。
初めてグランピングを体験する方 グランピング専門サイトならではの充実した情報量で、初心者でも安心して施設選びができます。体験記やクチコミも豊富なので、事前に施設の雰囲気を把握できます。
アウトドア初心者のカップル・ファミリー キャンプ道具を持っていなくても、準備不要で手軽にアウトドア体験を楽しめます。設備が整った施設が多いので、子ども連れでも安心です。
愛犬と旅行したい方 ペット同伴OKの施設が検索しやすく、プライベートドッグラン付きの施設も見つけやすいです。
記念日・特別な日を過ごしたいカップル プライベート空間で特別な時間を過ごせます。記念日プランやサプライズ対応のある施設も探しやすいです。
他では見つからない施設を探している方 独占掲載施設が多いため、他のサイトでは予約できない特別な施設に出会えます。
7.2 リゾグラをおすすめしない方
一方、以下のような方にはおすすめしない場合もあります。
とにかく安く泊まりたい方 グランピング自体が比較的高価格帯の宿泊形態のため、とにかく宿泊費を抑えたいという方には向いていないかもしれません。
自分でテントを張るキャンプを楽しみたい方 グランピングは「準備不要のラグジュアリーキャンプ」であり、自分で設営する楽しみを求める方にはニーズが合わない可能性があります。
公共交通機関のみで移動したい方 車でのアクセスが前提となる施設も多いため、公共交通機関のみで旅行したい方には選択肢が限られる可能性があります。
8. よくある質問(Q&A)
Q1. リゾートグランピングドットコムとは何ですか?
A1. リゾートグランピングドットコム(リゾグラ)は、全国のグランピング施設・リゾートヴィラに特化した予約ポータルサイトです。株式会社ブッキングリゾートが2020年7月から運営しており、北海道から沖縄まで全国の厳選されたグランピング施設をネット予約できます。
Q2. 会員登録は必要ですか?費用はかかりますか?
A2. 会員登録は無料で、登録することで会員限定の割引プラン(10%OFFなど)や特典を利用できるようになります。登録しなくても予約は可能ですが、お得に利用したい場合は登録することをおすすめします。
Q3. 予約のキャンセル料はかかりますか?
A3. キャンセル料は施設によって異なりますが、一般的には宿泊日の14日前から50%、7日前から100%かかる施設が多いようです。予約前に各施設のキャンセルポリシーを確認することをおすすめします。
Q4. ペット同伴で宿泊できる施設はありますか?
A4. はい、リゾグラでは「ペット同伴OK」で検索・絞り込みができ、愛犬と一緒に宿泊できる施設が多数掲載されています。プライベートドッグラン付きの施設や、大型犬・多頭飼いOKの施設もあります。
Q5. グランピングとキャンプの違いは何ですか?
A5. 最大の違いは「準備」と「快適さ」です。キャンプは自分でテントを設営し、道具も自分で用意する必要がありますが、グランピングでは設備がすべて整っており、手ぶらで快適なアウトドア体験ができます。冷暖房完備のテントやベッド、シャワー・トイレ完備の施設も多く、ホテルのような快適さとキャンプの良さを両立しています。
Q6. 雨が降っても楽しめますか?
A6. はい、多くのグランピング施設では雨天でも楽しめるよう設計されています。全天候対応のBBQスペースを備えた施設や、屋根付きのデッキを持つ施設も多いため、天候に左右されにくいのがグランピングの魅力の一つです。
Q7. 食事は持ち込み可能ですか?
A7. 施設によって異なりますが、食材の持ち込みが可能な施設も多いようです。素泊まりプランを選択して好きな食材を持ち込むことで、費用を抑えつつオリジナルのBBQを楽しむこともできます。ただし、調理器具(BBQコンロなど)の持ち込みは安全上の理由から不可の施設もあるため、事前に確認することをおすすめします。
Q8. 子ども連れでも安心して利用できますか?
A8. はい、グランピング施設は一般的に子ども連れのファミリー層に人気があります。プライベート空間が確保されるため、子どもがはしゃいでも周囲を気にせず過ごせます。ファミリー向け特集ページもあり、お子様向けのアクティビティが充実した施設や、お子様料金が無料・割引になるプランも探しやすいです。
9. コラム:グランピング関連の用語・隠語解説
トラベルライター”TAKA”として、グランピングに関する用語や業界で使われる言葉について解説しておきましょう。グランピング初心者の方は、これらの用語を知っておくと施設選びの際に役立つかもしれません。
9.1 グランピングの語源
「グランピング」という言葉は、「Glamorous(グラマラス=魅惑的な)」と「Camping(キャンピング)」を組み合わせた造語です。英語圏で生まれた言葉で、「優雅なキャンプ」「贅沢なキャンプ」というニュアンスを持っています。
元々は欧米のセレブリティやアウトドア愛好家の間で広まったスタイルで、アフリカのサファリツアーなどで豪華なテント泊を楽しむ文化がルーツとも言われています。日本では2015年頃から注目を集め始め、コロナ禍を経て一気に普及したと言われています。
9.2 施設タイプの用語
ドームテント 球体または半球体のテントのこと。グランピングの代名詞とも言える施設形態で、独特のフォルムがSNS映えすると人気です。冷暖房完備で、広々とした室内空間が特徴です。
ヴィラ(Villa) 一棟貸切型の別荘風宿泊施設。コテージと似ていますが、より高級感のある設備・インテリアを備えていることが多いです。プライベートプールや露天風呂が付いている施設もあります。
コテージ 主に一戸建てタイプの宿泊施設。木造の山小屋風の建物が一般的で、アットホームな雰囲気が特徴です。
トレーラーハウス/エアストリーム 車輪付きの移動式住居をベースにした宿泊施設。アメリカ製の「エアストリーム」はアルミボディの流線型デザインが特徴で、人気が高いです。
9.3 サービス関連の用語
オールインクルーシブ 宿泊料金に食事・ドリンク・アクティビティなどが含まれているプランのこと。追加料金を気にせず滞在を楽しめるため、リゾート気分を満喫できます。グランピング施設でも導入が増えています。
OTA(Online Travel Agent) オンライン旅行代理店のこと。楽天トラベル、じゃらん、Booking.comなど、インターネット上で宿泊予約ができるサービスの総称です。リゾグラもOTAの一種ですが、グランピングに特化している点が特徴です。
送客料(コミッション) 予約サイトを通じて宿泊が成立した際に、施設側がサイト運営者に支払う手数料のこと。一般的なOTAでは8〜15%程度が相場とされています。
9.4 業界用語・スラング
グラキャン グランピングキャンプの略称として使われることがあります。
手ぶらキャンプ 道具や食材を持参せずに楽しめるキャンプスタイルのこと。グランピングの特徴を表す言葉としてよく使われます。
完ソロ キャンプ場に自分だけしかいない状態のこと。「完全なソロ」の略で、プライベート感を重視する方には理想の状態です。グランピングでも「1日1組限定」などの施設では、この状態を楽しめます。
10. トラベルライターTAKAの総括と独自考察
10.1 リゾグラの市場における位置づけ
ここまでリゾートグランピングドットコムについて詳しく見てきましたが、最後にトラベルライター”TAKA”としての独自の視点から、このサービスの本質と今後の展望について考察してみたいと思います。
まず、リゾグラの市場における位置づけについてです。グランピング施設の予約方法としては、大きく分けて以下の三つの選択肢があります。
- 大手OTA(楽天トラベル、じゃらん等):施設数は多いが、グランピング施設が埋もれやすい
- 施設公式サイトへの直接予約:施設の詳細は分かるが、比較検討しにくい
- グランピング専門サイト(リゾグラ、GLAMPICKS等):専門性が高く、比較検討しやすい
このうち、リゾグラは「グランピング専門サイト」としてはトップクラスのポジションにあると言えそうです。月間流通額6.5億円突破という実績、テレビCMの展開、そして300を超える施設の開業・集客支援実績は、業界でも際立った存在感を示しています。
10.2 「予約サイト」を超えたビジネスモデルの強み
私がリゾグラを分析していて最も興味深いと感じたのは、単なる「予約サイト」ではないというビジネスモデルの特異性です。
多くのOTAは「掲載して送客する」というシンプルなビジネスモデルですが、リゾグラ(ブッキングリゾート)は施設のプロデュース・開発段階から関わり、運営コンサルティング、集客支援、そして自社での直営事業までを一気通貫で手がけています。
このモデルには、いくつかの重要なメリットがあると考えられます。
第一に、情報の非対称性の解消です。一般的なOTAでは、掲載される情報は施設側が提供するものに限られます。しかし、リゾグラでは施設の企画段階から関わっているため、施設の魅力を誰よりも深く理解しており、それを利用者に的確に伝えることができます。
第二に、品質管理の実効性です。「一定の基準を満たした評価の高い施設のみ掲載」という方針を掲げていますが、これは単なる謳い文句ではなく、自社がプロデュースに関わっているからこそ実現できる品質保証と言えます。
第三に、ノウハウの蓄積と共有です。直営施設の運営を通じて「成功事例」「失敗事例」を蓄積し、それを他の掲載施設に還元するという好循環が生まれています。
10.3 グランピング市場の今後と課題
コロナ禍で急成長したグランピング市場ですが、現在は一旦需要が落ち着いた段階にあるようです。ブームから定番へと移行するこの時期に、いかに持続可能な市場を形成できるかが業界全体の課題と言えるでしょう。
リゾグラの運営会社へのインタビュー記事によると、グランピング利用者の世代は20代後半から30代前半が最も多く、リピーター比率は2割に満たないとのことです。つまり、現状では新規顧客で成り立っている業態であり、今後はリピーターをいかに確保していくかが課題になるようです。
この課題に対して、リゾグラでは独占施設の拡充や会員特典の充実、季節ごとのキャンペーン展開などで対応しようとしているように見えます。また、インバウンド需要の開拓や中小旅館・ホテルの再生事業への参入も構想しているとのことで、グランピングという枠を超えた事業展開も視野に入れているようです。
10.4 利用者としての賢い活用法
最後に、利用者としてリゾグラを賢く活用するためのポイントをお伝えしておきたいと思います。
1. 早めの予約を心がける 人気施設は予約が取りづらいため、特に繁忙期は数週間〜1ヶ月前には予約することをおすすめします。
2. 会員登録は必須 無料で登録でき、会員限定の割引プランが利用できるため、登録しない手はありません。
3. キャンペーン・セールを活用する 季節ごとにセールが実施されるため、タイミングを見計らって予約するとお得です。特に「学割」「ファミリー応援」などの対象になる方は積極的に活用しましょう。
4. 独占施設をチェックする 他のサイトでは予約できない独占施設は、リゾグラならではの魅力です。「独占施設」の特集ページをチェックしてみることをおすすめします。
5. 体験記・クチコミを参考にする 実際に泊まった方の声は何よりも参考になります。施設選びに迷ったら、体験記を読んでみてください。
10.5 結びに
グランピングは、キャンプの「自然を楽しむ」という魅力と、ホテルの「快適さ」を両立させた、現代のライフスタイルに合った宿泊形態だと私は考えています。アウトドア初心者でも気軽に楽しめ、それでいて特別感のある体験ができるという点で、今後も一定の支持を集め続けるのではないでしょうか。
リゾートグランピングドットコムは、そんなグランピング体験への入り口として、非常に優れたサービスだと言えます。専門サイトならではの充実した情報量、独占施設の魅力、そして運営会社の確かな実績とノウハウ。これらの要素が組み合わさることで、利用者にとって安心感のある予約体験を提供していると評価できます。
グランピングに興味を持っている方、これから初めてのグランピングを計画している方は、ぜひリゾグラをチェックしてみてください。きっと、あなたにぴったりの施設が見つかるはずです。










