- 2023-4-13
- 旅行 プレスニュース
インバウンド旅行客を対象にした交流型観光を関西の自治体および経済団体等と推進
リリース発表日:2023年4月13日 14時00分
一般財団法人関西観光本部と世界最大級の旅行コミュニティプラットフォームのAirbnb(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ、以下:Airbnb、日本語名:エアビーアンドビー)の日本法人、Airbnb Japan株式会社は13日、2025年の大阪・関西万博に向けてインバウンド旅行客をターゲットに、ホームシェアリングを活用した交流型観光と広域周遊を推進していくため、関西の自治体および経済団体等と連携する包括連携協定を締結しました。
主な包括連携協定の目的は以下の通りです。
- インバウンド旅行客に向けた交流型観光・広域周遊の推進
- 関西の自治体および経済団体等との連携強化
- 観光コンテンツのオンライン化の促進とグローバルへの情報発信
この度両者間で合意した包括連携協定では、ちょうどあと2年に迫った2025年の大阪・関西万博に向けて、Airbnbに宿泊しながら行う関西地域の観光を促進することに加えて、関西圏各府県の特色や生活文化等の魅力を世界に発信、関西広域への集客を強化することで地域経済の発展に貢献していくことを目指します。また、Airbnbを活用したインバウンド旅行客によく見られる、旅行地でのローカルな体験がコンテンツになる交流型観光と、連泊での旅行やAirbnbのホスト(宿泊施設の所有・運営者)同士が繋がり、そこから新しい旅の動線ができる広域周遊といった特徴を生かし、特に既存の大型の宿泊施設が少ない地域での観光を推進していきます。
【具体的な連携項目(予定)】
1. インバウンド旅行客に向けた交流型観光の推進
・大阪・関西万博が開催される2025年に向けて、関西観光本部とAirbnb Japanが地域との交流を促進する交流型観光を相互に連携・推進
・関西地域での長期滞在等の新しいニーズへの対応を強化するとともに、昨今国内で大きな社会問題である空き家等を活用した宿泊施設づくりをAirbnb Japanがサポートするなど、Airbnb Japanが得意とする旅行スタイルによる地域の課題解決に取り組み、地域経済の発展に貢献
・特に既存の大型の宿泊施設が少ない地域において、今後2025年の大阪・関西万博に向けて、インバウンド旅行客に地域コミュニティと繋がりながら長期滞在を行うなど、忘れられない旅行体験を提供
2.関西の自治体および経済団体等との連携強化
・2025年大阪・関西万博の開催にあたり、万博来場者を関西観光に誘う「万博プラス関西観光推進事業」を関西の各自治体および経済団体等と連携して推進
3. 観光コンテンツのオンライン化の促進とグローバルへの情報発信
・Airbnbの特徴的な観光コンテンツ(ゲストが予約可能な新規・既存の宿泊施設等)のオンライン化を推進し、両者のコミュニケーションチャネル等を通じて、関西の魅力を日本国内およびグローバルに情報発信
【具体例】
①関西観光本部に加盟する自治体向けにAirbnb Japanによる「ホームシェアリングを活用した地域活性の取り組み事例」公開
②Airbnb Japanによる兵庫県 丹波篠山市を中心とした「広域周遊」の取り組み開始
【Airbnb Japan 2025年の大阪・関西万博を見据えた関西地域観光への期待】
昨年10月上旬の水際対策緩和以降、海外からの日本への旅行の関心は非常に高まっており、実質的に4年ぶりとなる今年の春は、日本への旅行をAirbnbで検索する旅行者も大幅に増加しており、昨年第4四半期の当社データでもアジア圏内、北米地域、ヨーロッパ諸国からのゲストによる関心が、東京、神奈川、千葉、大阪、福岡などの大都市を中心に集まっています。
Airbnbのリスティング(宿泊施設)に宿泊しながら日本を旅する旅行者の特徴は、「暮らすように旅をする」ことで、地域でインバウンド旅行客などを迎え入れるホストによるその土地の案内や地元の人がよく知るおすすめ場所の共有や、訪れたゲストが地元コミュニティやその土地の人と繋がって体験型旅行が一緒に楽しめることにあります。関西観光本部が推進する関西全域2府8県における地域広域の観光では、各地域の伝統・文化、自然、食などの経験を通じてインバウンド旅行客が日本をより広く、より深く理解することができ、まさに2025年に控えた大阪・関西万博の開催は絶好のチャンスと言えます。
また包括連携協定を関西観光本部と結んだAirbnb Japanは本日、自治体と連携した「ホームシェアリングを活用した地域活性の取り組み事例」*を公開、人口減少や空き家増加等の地域課題の解決に向けて、全国の自治体との取り組みを紹介し、関心ある自治体は直接問い合わせが可能です。この数年の実績と合わせて大阪・関西万博へ向けて、関西の各自治体や地域のプレイヤーと連携した取り組みが加速していく考えです。
*事例:https://tsite.jp/r/cpn/airbnb/formunicipalofficewoker
今後数年にわたり、関西観光本部とAirbnb Japanは、Airbnbのホームシェアリングを活用して地域との交流を促進する交流型観光コンテンツの開発を推進、大阪・関西万博来場者を関西広域の観光に誘う「万博プラス関西観光推進事業」を関西の各自治体および経済団体等と積極的に連携していきます。
<関西観光本部 代表理事 東井 芳隆 コメント>
観光は、旅行消費などの直接的な経済面のみならず、地域で暮らす人々との交流を通じて、地域が賑わい、新しい活力を生む力を有しております。グローバルに事業を展開されているAirbnb Japan様が提案される「暮らすように旅をする」という体験型の旅行スタイルは、正に、交流を促進する新しい旅の形です。人と人との交流を基本に、関西地域の個性ある文化、比類なき歴史、多彩で豊かな食などを体験していただくことは、長期滞在や再訪の促進にもつながり、関西のインバウンド観光の新しい提案になると考えます。
世界に関西の魅力を発信できる2025大阪・関西万博を前にした今回の協定は、極めて意義あるものと考えており、関西観光本部としても、この新しいインバウンド観光の形を地域につなげるお手伝いをし、また、相互のコミュニケーションチャンネルを通じて、関西観光の魅力を世界に発信して参ります。
<Airbnb Japan 代表取締役 田邉 泰之 コメント>
私の出身地でもある大阪を中心とした関西広域へのインバウンド旅行客の増加を狙うため、大阪・関西万博の開催は、関西地域での観光を楽しんでいただくまたとないチャンスとなります。そのようなタイミングに、この度の包括連携協定によって関西観光本部とホームシェアリングを活用した交流型観光を各自治体や経済団体の皆さまと推進する機会を頂き、大変嬉しく思います。Airbnbでは、宿泊施設を持つホストが旅行客を迎え入れて、旅行中はもちろん、旅行前からまるで家族のように親睦を深めて旅行後も連絡を取り合うことが多く、まさに旅行需要が高まる今日においてコロナ禍で失われた人と人の繋がりを取り戻すことができるのではと考えています。「暮らすように旅をする」国内外のAirbnbゲストは、様々な地域に足を運び、その土地にしかない生活文化や魅力を楽しむ方が多いので、今後のさらなる関西広域での観光促進に繋がればと存じます。
※画像はこちらからダウンロードいただけます。
https://airbnb.box.com/s/q34dnmg1daixhplg8m8mxxz6evnfwmc5
<関西観光本部について>
関西観光本部は、関西2府8県(福井県、三重県、滋賀県、京都府、大阪府、兵庫県、奈良県、和歌山県、鳥取県、徳島県)を対象エリアとした関西唯一の「広域連携DMO」として、2017年11月に観光庁に正式登録されました。関西の自治体、経済団体、観光振興団体、観光関連を中心とした民間事業者等が参画し、府県や官民の枠にとらわれない組織として、その自由度と広域性を発揮しながら、関西広域でのインバウンド(訪日外国人旅行)をはじめとする、観光振興に取り組んでいます。
<Airbnb (エアビーアンドビー)について>
Airbnbのコミュニティは、2人のホストがサンフランシスコの自宅に3人のゲストを迎えた2007年に生まれ、以来、ホスト数は400万人に増え、世界中のほぼすべての国と地域にわたる約100,000都市で、14億人を超えるゲストをお迎えしてきました。Airbnbのホストは、今日もまたオリジナリティあふれる滞在とユニークな体験を提供しており、ゲストが心のつながりと居心地の良さとともに世界を体験することを可能にしています。
※「Airbnb」「エアビーアンドビー」「エアビー」の各名称およびロゴはAirbnb Inc.の登録商標です。
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