横浜市/横浜・三溪園 6月11日(日)に‘杉田梅’を学び味わうイベント『梅づくし』開催

梅のパワーで梅雨を乗り切ろう!

リリース発表日:2023年5月19日 15時05分

国指定名勝「三溪園」(所在地:横浜市中区)では、2023年6月11日(日)に梅酒や梅ジュース作りの講習と貴重品種である杉田梅を使った限定ランチを楽しめるイベント『梅づくし』を開催します。三溪園は明治39年の開園当初から、梅の名所として親しまれてきました。園内には現在約500本の梅の木があり、2月下旬に花の見頃を迎えた梅がこのたび収穫の時期を迎えます。本イベントでは貴重な杉田梅を使ったランチを楽しみながら、採れたての青梅を使った梅の活用・保存方法を緑あふれる日本庭園のなかで学ぶことができます。

■杉田梅とは

横浜市磯子区にある杉田梅林は、安土桃山時代に領主の勧めにより梅の実の栽培に力を入れるようになったことにはじまり、江戸時代には関東随一の梅林として全国から多くの人が観梅に来たといわれています。しかし、時代の流れで宅地化が進み、妙法寺(横浜市磯子区)の境内に僅かに残される「幻の梅」と呼ばれるようになりました。そして現在、多くの方に再び杉田梅を知ってもらおうと「合同会社横浜旬・菜・果」をはじめとする愛好家の方々が精力的に杉田梅の普及活動に取り組んでいます。三溪園においても、杉田梅について学びながら園内で採れた梅の加工方法を紹介するイベントを2016年より開始し、今年で7回目を迎えます。今後も三溪園は歴史と文化の継承・発展に協力してまいります。

■梅づくし概要

園内で収穫した新鮮な青梅を使った梅酒・梅ジュースづくりの講習や本企画限定のランチなどがセットになったプランです。講師には杉田梅を知り尽くした市原由貴子氏を迎え、梅の特徴や加工方法について学びます。ランチには、杉田梅を使った料理4品や三溪園で採れた梅を使った料理1品など、梅のさっぱりとした風合いを楽しめる逸品が詰め込まれています。当日は梅干し、梅酢、ゆかりなど杉田梅製品の販売も予定しており、購入のみの立ち寄りも可能です。

日程 | 2023年6月11日(日) 

時間 | 10:30~12:15 / 12:30~14:15(各回20名様)

場所 | 外苑 待春軒

料金 | 3,800円(税込・入園料別途)

内容 | 三溪園と杉田梅の歴史解説

           梅酒と梅ジュースの作り方の実演・講習

           待春軒の限定ランチ「旬彩弁当 梅(ハーフサイズ三溪そば付)」

           杉田梅ドレッシングのお土産

講師 | 合同会社横浜旬・菜・果代表 市原 由貴子氏

           料理研究家、栄養士、カルチャーセンター講師として、

           杉田梅を使った料理の紹介・普及活動を行っている。

申込 | オンラインチケットサービスPeatixにて事前予約ください。

    https://sankeien-ume2023.peatix.com

    ※各回とも定員に達し次第販売終了とさせていただきます。

    ※お客様のご都合によるキャンセル、払い戻し、日程の変更はできません。

梅干し、梅酢、ゆかりなど杉田梅製品の販売も予定、購入のみの立ち寄りも可能です。

販売は9:30~15:00頃を予定

※梅製品の購入のみの場合は、予約不要です。

 

≪三溪園について≫

三溪園は生糸貿易により財を成した実業家・原三溪によって造られ、1906年(明治39)5月1日に一般公開されました。約17.5ha(東京ドーム約3.7個分)に及ぶ園内には、廃仏毀釈などによる荒廃から守るため京都や鎌倉などから移築された歴史的価値の高い建造物が巧みに配置されており、古建築と自然が調和した四季折々の景色が楽しめる日本庭園です。開園当初は「遊覧御随意」を掲げ外苑を24時間無料開放するなど、「美しいものはみんなで一緒に楽しむもの」という原三溪の想いが反映されています。原三溪の存命中は新進芸術家の育成と支援の場ともなり、横山大観、下村観山、前田青邨らを輩出するなど、日本美術への貢献も評価されています。戦災により大きな被害をうけ、1953年(昭和28)に原家から横浜市に譲渡されるのを機に財団法人三溪園保勝会が設立され、現在に至ります。2007年(平成19)には国の名勝に指定され、現在園内にある17棟の古建築のうち10棟が重要文化財、3棟が横浜市指定有形文化財に指定されています。

≪原三溪について≫

原 三溪(本名富太郎)<1868年(慶応4)〜1939年(昭和14)>は、岐阜県厚見郡佐波村(現在の岐阜県岐阜市柳津町)に生まれ、1885年(明治18)東京専門学校(現在の早稲田大学)に入学、政治・法律を学びました。その後、跡見学校の助教師になり、1891年(明治24)教え子であった原善三郎の孫娘、屋寿と結婚、原家に入籍します。原家の家業を継ぐと、生糸輸出を始めるなどの経営の近代化と国際化に力を入れ、実業家として成功を収めました。実業家以外にも様々な面を持ちあわせた三溪は、住まいを本牧三之谷・三溪園へ移すと古建築の移築を開始し、1906年(明治39)三溪園を開園するほか、美術品の蒐集や芸術家の支援・育成を行いました。1923年(大正12)の関東大震災後は、横浜市復興会長に就任すると、それまでの作家支援を止め、荒廃した横浜の復興に力を注ぎました。三溪自身も書画をたしなみ、その作品の一部は、園内の三溪記念館に収蔵されています。

≪施設概要≫

施設名   三溪園(さんけいえん)

運 営    公益財団法人三溪園保勝会

所在地   〒231-0824神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1

連絡先   TEL 045-621-0635

公式HP   www.sankeien.or.jp

Instagram  www.instagram.com/sankeien_garden

Twitter      twitter.com/HSankeien

入園料   大人700円/小中学生200円

横浜市内在住の65歳以上200円(濱ともカードの提示が必要)

開園時間    9:00~17:00(最終入園16:30)

アクセス  JR根岸線根岸駅から市営バスで10分「本牧」下車、徒歩10分

横浜駅東口から市営バスで40分「三溪園入口」下車、徒歩5分

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