- 2023-6-13
- 旅行 プレスニュース
リリース発表日:2023年6月13日 15時00分
琉球シチリアーナとは
イタリアのシチリア島の料理は、イタリア本土にはない独特な食文化が特徴です。歴史や地理的な理由から様々な国の影響を受け、今もなお、古代ギリシャ、カルタゴ、ローマ、アラブ、ノルマンなどの各時代の文化を色濃く残しています。これは、他地域からの影響を取り入れながら独自の料理文化を築いている沖縄とよく似ている点です。また、シチリア島は沖縄と同様に、美しい海と温暖な気候に恵まれています。手に入れやすい新鮮な魚介や柑橘を食材に多用していることも、沖縄料理と類似しています。このような類似性のある土地で用いられる料理法であれば、沖縄で親しまれる食材との相性も良く、組み合わせることで新たな魅力を引き出すことができると考え、「琉球シチリアーナ」を考案しました。
<メニュー紹介>
Antipasto freddo 車海老と茄子の前菜
エビのスープのジュレとぷりぷりの車海老、クリーミーで濃厚な「ブラータチーズ」とアーサをあえた焼き茄子をあわせました。シンプルに仕立てた料理は、上にあしらった「海ぶどう」のぷちぷちとした食感とともに、涼やかに食材の豊かな味わいを堪能できます。
Spuntino アーサをあわせたヒヨコ豆のパネッレ
パネッレとは、ふわっとした食感にカリッと揚がった生地が絶妙な、シチリア島パレルモの伝統的な郷土料理の一つ。シチリアと同じくヒヨコマメの粉をベースに、アーサとイカスミを加えた2つの味わいが楽しめます。
Pasta シャコガイとパッションフルーツのカッペリーニ
極細のパスタに、貝を煮詰めた濃厚なスープと、古代ローマ時代に生まれた魚醤「コラトゥーラ」と「シャコガイ」を合わせ、ソースには爽やかな甘みと酸味をもつパッションフルーツを使用しました。シャコガイのコリコリとした食感も楽しい、前菜として楽しむ小さな冷前菜です。
Stuzzichino ストゥッツィキーニ 東道盆 9種の小さな前菜
琉球王朝時代に宮廷料理で使われていた東道盆(とぅんだーぶん)から着想を得た、前菜の盛り合わせです。もともとは漆器で作られていた蓋付きの器で、来客をもてなす際に様々な料理を少しずつ盛り合わせて振る舞われていました。シチリアと読谷村の街並みが融合した風景を描いた鮮やかな焼き物の器の中に、一口サイズの料理を散りばめ、華やかにおもてなしを表現しています。
Pasta 豚肉サルシッシャとトラパネーゼ
トマト・アーモンド・ニンニク・バジルを合わせたシチリアの伝統的なソース「トラパネーゼ」のパスタに、沖縄のブランド豚「紅豚」のサルシッシャを合わせました。紅豚は希少な沖縄の在来種「アグー」の良さを受け継いだジューシーな味わいが特徴です。ウコンとサフランをあわせた色合いも鮮やかなチュイルを飾り、熟成が進むごとに辛味をます黒胡椒の粒が入ったチーズを仕上げに削りかけます。パリパリとした食感にスパイシーな香りが食欲をそそります。
Pesce アカマチとクスクス
沖縄で三大高級魚とされる「アカマチ(ハマダイ)」は、アカマチとトマトの旨味たっぷりのスープを含ませた、クスクスと一緒に味わいます。上にどっさりとのせたバジルに、熱々の胡麻油を注ぎ入れれば、バジルのスパイシーな香りが立ち登り、食欲をそそります。
Carne 牛フィレ肉、カボチャのアロースト
香ばしく焼き上げた肉厚の牛フィレ肉に、ソースには島らっきょうとパパイヤの黒糖漬けを合わせました。付け合わせは、沖縄特有のカボチャ「島カボチャ」をまるごと蒸し焼きし、沖縄料理でも馴染みの深い豚の脂肪(ラルド)をあわせ、柔らかくねっとりとしたカボチャと濃厚な旨味を楽しみます。
Primo Dolce パイナップルのコンポート、ジーマーミのアイス
リフレッシュメントにぴったりの冷菓・グラニータに県産のラム酒を合わせました。パイナップルのコンポートと「ジーマーミ」の名で親しまれる香り高い落花生のエスプーマも一緒に、風味と共に楽しむ小さなデザートです。
Dolce マンゴーのテリーヌ
柔らかく熟したマンゴーの果肉と酸味を活かした軽やかなマンゴーのゼリーを重ねたテリーヌ仕立てのデザート。アイスクリームやソースにもマンゴーをふんだんに使い、旬のマンゴーを堪能するひと皿です。仕上げは、島胡椒と呼ばれる「ピパーチ」と島唐辛子をかけ、スパイシーな香りと味わいがマンゴーの旨味を引き立てます。
ソムリエがセレクトする、ワインやノンアルコールドリンクのペアリング
星のや沖縄のダイニングでは、シチリアを含む南イタリアを中心に、90 種類以上のワインを取り揃えています。国内外のワインに精通するソムリエがセレクトする独創性あふれるペアリングのコースでは、乾杯からデザートまで 7 種のワインとのマリアージュでディナーを堪能します。また、アルコールを召し上がらない方でもペアリングが楽しめる、ハーブやフルーツを使ったノンアルコールメニューも提供しています。
「琉球シチリアーナ」夏メニュー 概要
期間:2023年7月1日~10月31日
料金:1名 15,730円(税・サービス料込、宿泊料別)
予約:公式サイト(https://hoshinoya.com/okinawa/)にて前日まで受付
対象:宿泊者
備考:仕入れ状況により、料理内容や食材が一部変更になる場合があります。
星のや沖縄総料理長 政井 茂(まさい しげる)
プロフィール
2001年リゾナーレ八ヶ岳(山梨県・北杜市)の料理長に就任。素材の持つ可能性を最大限に引き出す調理法を見極め「この土地ならではの食材との出会い」を提供することを大切に、研鑽を積む。2021年、星のや沖縄 総料理長に就任。新たに出会う沖縄食材の可能性を日々探究している。
料理を引き立たせるダイニングの建築設計
高さ5mの天井が生み出す開放的な空間が広がり、海と白い砂浜を連想させる、青と白を基調とした内装。青い壁の塗料にはわずかにシルバーを混ぜ、海中を泳ぐ小魚や水面の光を表現。白い壁には砂粒ほどの大きさの骨材を混ぜ、自然な風合いを出しました。海のすぐ側にありながら窓を全てオープンにせず、海の存在を感じながらもテーブルの上に意識を向ける。沖縄の食材とシチリア料理の出会いを、ゆっくり楽しめる空間を用意しています。
料理を際立たせる、沖縄とシチリア双方の要素を取り入れた器
前菜で登場する蓋つきの器は、琉球で大切なお客様をもてなす際に使われていた器「東道盆(とぅんだーぶん)」をモチーフに、星のや沖縄が独自にオーダーしました。蓋の表にはシチリアの街と沖縄の海と太陽を、裏にはシチリア語や日本語を織り交ぜた文字を模様のように散りばめて、シチリアと沖縄の要素が融合した「琉球シチリアーナ」を表現しています。その他にも、カラフルでポップなデザインでシチリアの海や対応を想起させる器や、強くもどこか異国情緒をまとったマットで気品のあるものなど、「琉球シチリアーナ」のコンセプトをより鮮やかに表現する、沖縄とシチリア双方の要素を取り入れた器を使用しています。
■星のや
「夢中になるという休息」をコンセプトに、各施設が独創的なテーマで、圧倒的非日常を提供する「星のや」。国内外に展開する各施設は、その土地の風土、歴史、文化などの本質を識る喜びを滞在に織り込み、訪れた人を日々の時間の流れから解き放ちます。
URL :https://hoshinoya.com
■星のや沖縄
海と共に暮らす、琉球文化を昇華させた「グスクの居館」。
沖縄の史跡から発想を得た「グスクウォール」と自然海岸に囲まれた敷地に、色彩豊かな畑と庭、海に臨む客室や沖縄文化を体験する道場が広がる、沖縄の贅沢を集めた、海岸線に沿うリゾートです。
所在地 :〒904-0327沖縄県中頭郡読谷村儀間474
電話 :050-3134-8091(星のや総合予約)
客室数 :100室・チェックイン:15:00/チェックアウト:12:00
料金 :1泊 136,000円~(1室あたり、税・サービス料込、食事別)
アクセス:那覇空港から車で約1時間(空港リムジンバスあり<有料>)
開業日 :2020年7月1日
URL :https://hoshinoya.com/okinawa/
本リリースに関する報道関係からのお問合せ先
星野リゾート 広報 TEL 03-5159-6323/FAX 03-6368-6853/E-mail pr-info@hoshinoresort.com
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