ホテル・旅行のニュースリリース・情報

株式会社オープントーン（東京都千代田区）は、2022年4月より株式会社JTBと共同で、地域全体でデータに基づいた観光地経営を実現するため、DXプラットフォームの導入サービスを行ってまいりました。当サービスでは、データを収集及び分析を行う『宿泊データ分析システム』を用い、

• 地域全体でのデータ収集のための取り組みの推進、地域での合意形成の支援

• 参画施設が負担なくデータを集めるための仕組みづくり

• 集まったデータを活用するためのプラットフォームの導入

• プラットフォームから導き出される分析結果や地域でのデータ活用方法

など地域全体でデータに基づく観光地域の経営活動を支援してまいりました。

このうち、参画施設の負担なくデータを集めるための仕組みづくりにおいて、PMS等を導入していない小規模施設を中心に少なからず負担が生じており、その解消が課題となっておりました。そのため、参画施設にもデータ提供のメリットがあり、負担なく地域で活用するデータを集める仕組みづくりができるツールとして『かんたんチェックイン』をリリースしました。

　『かんたんチェックイン』は、宿泊施設においていまだ手書きで行っているチェックイン業務(宿泊者名簿)に着目。これをタブレット端末で入力したり、宿泊者自らQRコードを読み取りチェックインすることで宿帳をデジタル化しチェックイン業務の省力化を可能にしました。これによって、宿泊者は送迎バス車内や施設内で並ばずにチェックインを済ますことが可能となります。宿泊施設では宿帳(宿泊者名簿)のデジタル化でチェックイン業務が省力化し、宿泊者に対してより充実したサービスを提供する余裕が生まれます。

　その際に問題になるシステム導入費用や運用費用を自治体や、組合、地域のDMO単位で導入することで、施設個別の費用負担を大幅に低減ができました。このことにより、小規模観光事業者にもチェックインのスマートフォン化が可能になりました。さらに、データ提供事業者として参画いただくことで、本システムを無料もしくは安価にて導入することができます。

　デジタル化されたデータは、地域で共有される前に個人情報を取り除いて匿名加工され、『宿泊データ分析システム』に自動で連携されます。匿名加工後に地域データの一部としてデータ分析に活用されます。チェックインの効率化やデータ収集が自動化されることで、参画施設へのメリットになるとともに、「宿泊データ分析システム」への安全かつ容易なデータ収集の実現や、地域全体のデータ分析を加速することができます。

　先行導入いただいている地域では、高齢の宿主が多く、宿帳についても多くの宿泊施設が手書きで作成していたため、デジタル化によるデータ収集及び分析は困難と思われていました。『かんたんチェックイン』の導入後は、宿泊者自らQRコード等で情報を入力するためチェックイン業務が効率化されるとともに、宿泊施設側のシステム操作の負担も少ないことから、高齢の宿主の施設でも運用が可能となりました。地域においては、リアルタイムで宿泊データを収集し、分析することが出来るようになったと大きな反響をいただいております。

★先行導入地域ヨロン島観光協会の紹介記事はこちら

https://amami-minamisantou.keizai.biz/headline/338/

引用：（奄美群島南三島経済新聞）ヨロン島観光協会がモバイルチェックインを推進　観光DX化の一環で

今後も『かんたんチェックイン』を含むDXプラットフォームの導入サービスを通じて、地域全体でデータに基づく観光地域の経営活動のご支援を行ってまいります。

★『宿泊データ分析』に関するプレスリリースはこちら

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000114.000009292.html

★本件に関するお客様からのお問い合わせ先

株式会社オープントーン   観光ビッグデータ事業部　

https://www.opentone.co.jp/front/contact