- 2023-9-15
- 旅行 プレスニュース
本企画参加アーティストは、本年4月にアーティスト・イン・レジデンス公募受付した122組より、国際/ローカリティー、共同性、共感性、制度・構造といった視点から選出。
リリース発表日:2023年9月15日 13時21分
京都 四条河原町にあるアートホテル BnA Alter Museumでは、2023年10月14日より約半年間の会期にて展覧会『AIR3 SCG』を開催いたします。
計5組、総勢8名の国内外のアーティスト、研究者、スペース運営者たちは、本年7月から9月にかけてBnA Alter Museumでのアーティスト・イン・レジデンス(滞在制作)に参加。京都を中心にリサーチや制作活動を実施いたしました。本展覧会は、その成果発表として BnA Alter Museum 階段型ギャラリーSCGを会場に開催いたします。
また、本企画参加アーティスト5組は、本年4月にアーティスト・イン・レジデンス公募受付をした122組より、国際/ローカリティー、共同性、共感性、制度・構造といった視点から選出されました。
滞在中に起こった家族間の問題から家、家族、旅を考察するみょうじなまえ、仮想空間と現実のインタラクション(相互作用)によって擬似的な生態系と鑑賞者の交信を行うTeom Chen+INTA-NET KYOTO、我々を形作るメディアのリサーチから素材にまで想いを馳せる阿児つばさ、石の回転からメンテナンス/ケアの視点を観賞へと導入する藤田クレア+白石晃一+石川琢也、祖父のコインコレクションを整理・管理する行為自体を作品化する久保田荻須智広。
さらに会場では、各アーティストが今回の展示作品について語る音声ガイドを鑑賞者の皆様に配布いたします。
加えて、本展入場料の20%が参加アーティストの5組へと還元されます。
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展覧会概要
展会名: AIR3 SCG
会 期: 2023年 10月 14日(土) 〜 2024年 4月 21日(日)
会 場: BnA Alter Museum SCG
開館時間: 11:00 – 20:00
参加作家: Teom Chen + INTA-NET KYOTO, 阿児つばさ, 久保田荻須智広, 藤田クレア + 白石晃一 + 石川琢也, みょうじなまえ
入場料: 一般1000円/大学生・大学院生500円/高校生以下無料(音声ガイド付き)
※本展入場料の20%は参加アーティストの5組へと還元されます。
※BnA Alter Museumご宿泊の場合、宿泊代金に人数分のチケット代金を含む。
所在地: 京都府京都市下京区天満町267-1
ウェブ: https://bnaaltermuseum.com/exhibition/air3-scg/
主催: BnA Alter Museum
共催: FabCafe Kyoto
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関連イベント
Art Collaboration Kyoto 2023 公式ナイトイベントを開催。ミニマルを中心としたDJによる音楽や、パフォーマンス集団contact GONZOによるスペシャルフード、Suzuka Yamamotoによる1F インスタレーションに加えて、ビジュアルアーティスト Rafaël Rozendaal 考案のオープンソースプロジェクションパーティーBYOBも実施します。
イベント名: ACK NIGHT OUT × BnA Alter Museum
日 程: 2023年10月28日(土) 17:00~23:00
会 場: BnA Alter Museum 1/2F
入場無料(別途1ドリンク) ※contact Gonzoスペシャルフードも無料でご提供
DJ: kohei (MONZA), Kazuma (tonefloat/platform), Myuda
Special Food: contact Gonzo
Installation 1F: Suzuka Yamamoto
BYOB (art projection party invented by Rafaël Rozendaal) 2F (19:00~): 阿児つばさ, 白石晃一 and many more artists
PA: WADA
主催: BnA Alter Museum
共催: Art Collaboration Kyoto
BYOB企画協力: 金澤韻 [現代美術キュレーター]
about BYOB: https://www.byobworldwide.com/
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アーティストプロフィール
Teom Chen | テオム・チェン
台湾・台北生まれ。現実に対する非日常的な感覚を反映し構築できるさまざまなメディアを考察、独学でデッサン、アニメーション、ゲームデザインを学ぶ。東洋哲学の影響を受けた彼の作品は、独創的な構成で非現実的な雰囲気を表現することが多く、対立、相互補完、順応、調和について、自身の考えをドライなユーモアを交えて表現している。同世代のパイオニアとして、キネティック・コントローラーを使い、音と身体と映像のリンク体験を生み出す、映画のようなオーディオ・ビジュアル・ショーを行う「ライブ・ゲーム」の開発に力を注いでいる。
主な活動に、2017年より中国のエレクトロニック・ミュージックのハウイー・リーのオーディオビジュアルを手掛け、国内外の音楽シーンで高い評価を得た。加えて近年では、台湾のシンガー、9m88(ジョウ エムバーバー)のミュージックビデオを制作し、注目を集めている。
INTA-NET KYOTO(鈴木宏明)
京都 三条京阪駅近くの路地奥に位置する「ハイパー越境」なオルタナティブスペース + 飲食 + タトゥースタジオからなる複合施設。 2021年のオープンからコロナ禍を経て新規体制にて2023年9月にリニューアルオープン。 プロジェクトベースで外部にて企画を行うこともあり、直近では2023年3月に清水寺の経堂にて中国の電子音楽家Howie Lee、台湾のメディアアーティストTeom Chenなど国内外5組のグループ展のキュレーション・コーディネート等を一貫して実施した。
阿児つばさ|Tsubasa AKO
1991年北海道生まれ、兵庫県出身。2014年京都精華大学デザイン学部卒業。タイトルと共に日々を過ごすことを「シナリオ」という表現手法とし、様々なメディアを扱ったインスタレーション作品、パフォーマンス作品へと展開する。私的な事象から社会を再考する作品を制作する。主な展覧会に、「scenario」(FINCH ARTS 、京都、2023)、「氷橋幌」(札幌500m美術館、北海道、2018)、「花路里と花路里/ PEGASUS / ど こ や こ こ」(3331 Arts Chiyoda、東京、2016)など。2022年9月から2023年6月までフランス政府とヴァルドワーズ県の奨学生としてパリ・セルジー国立芸術大学に在籍。
久保田荻須智広 | Tomohiro KUBOTAOGUISS
2020年に東京藝術大学大学院美術研究科版画専攻を修了後、現在は東京都、神奈川県を中心に活動を行う。久保田荻須は文化資産の負債としての面に着目し、一時的な物品の移動や約束、他者の負債の肩代わりなどにより、しばしば物理的創作を伴わない制作を行う。近年の制作では個人的な状況や実際にあった出来事をベースに、共同体によるモノの所有や、個人から人類全体にまでおよぶ広範な負債に対しての向き合い方について探る作品を展開する。 彼の実践の背景には、作品制作を通して自らをとりまく環境の改善を目指す「対症療法的」な態度が通底している。それは新たにモノを生み出し続けることに対して作家が感じる限界や、私たちを取り巻く社会的なシステムに対する疑問への彼自身による一つの応答であると同時に、既存のモノの価値の読み替えや、そこからオルタナティヴな価値を生み出していく行為であるとも言える。 近年の展覧会として、コマーシャルギャラリーの機能改善を目指し、物の移動と模様替えによって構成された個展《eat ro ekyu》(2022, EUKARYOTE)がある。 また美術史家の吉村真と共にCom-Courseというユニットでの企画や制作活動も行う。
藤田クレア | Claire FUJITA
アーティスト、東京藝術大学テクニカルインストラクター。動力的な装置と有機物を組み合わせ、自身が生きる社会構造やプライベートな関係性において直面する問題や苦悩を反映した作品を制作する。主な個展に「ふとうめい な 繋がり(資生堂ギャラリー、2020) 」グループ展に「SOUND & ART展 ( [アーツ千代田3331]、2021)がある。
白石晃一 | Koichi SHIRAISHI
美術家、京都芸術大学 情報デザイン学科 准教授、ファブラボ北加賀屋 共同設立者。1980年生まれ。金属造形やデジタルファブリケーションの技術を用い、コンピューターを組み込んだ可動型の彫刻を制作。パフォーマンス・観客参加型の作品を公共空間を中心に発表する。ファブラボ北加賀屋(2013〜)を共同設立。主な展覧会に、「平成美術:うたかたと瓦礫デブリ 1989–2019」(2021)「Osaka Canvas Project 2010」『ネオ生駒湯』おおさかカンヴァス推進事業採択作品(2011)「AMUSE ARTJAM 2007 in Kyoto」『GO WEST!』審査員特別賞(2007)などがある。
石川琢也 | Takuya ISHIKAWA
研究者、エクスペリエンスデザイナ、アートディレクター。UI・UXデザインを職務とした後、2013年に情報科学芸術大学院大学(IAMAS)に進学。2016年より山口情報芸術センター[ YCAM ]エデュケーターに着任し、『RADLOCAL』『スポーツハッカソン』などの教育プログラム、地域リサーチに関するプロジェクトを担当。その他、『BoomboxTrip』『AIDJvsHumanDJ』といった音楽プログラムの企画制作を担い、2020年より京都芸術大学情報デザイン学科専任講師。日野浩志郎『GEIST』プロデュースをはじめ、音楽イベントの企画制作、Podcast配信、音楽ベニューを軸とした文化政策のリサーチを行う。共著に「新世代エディターズファイル越境する編集ーデジタルからコミュニティ、行政まで」(ビー・エヌ・エヌ)
みょうじなまえ | Namae MYOJI
1987年兵庫県出身。 東京藝術大学絵画科油画専攻卒業、同大学院絵画専攻油画を自主退学。 自身のこれまでの体験を契機に、女性の身体、性、アイデンティティとその消費をめぐる問題などから作品を制作を行っている。 主な展覧会に2023年「SICF23 Exhibition部門グランプリ展 バベルとユートピア」(スパイラル)、22年「CAF賞2022」(代官山ヒルサイドテラス)、「六甲ミーツアート芸術散歩2022」(六甲山)、個展「Some Fairy Tales」(TAKU SOMETANI GALLERY)など。
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BnA Alter Museumとは
BnA Alter Museumは、気鋭のアーティストが制作する泊まれる空間型アート作品31部屋に加え、計31メートルの縦型ギャラリースペースや、ミュージアムショップ、バー&ラウンジ等が併設される新しい形のアートスペースです。また、パブリックスペースを展示やイベントに開放するなど、国境を超えたアーティスト、アートファンのコミュニ ティーが集う場となることを目指します。
住所:京都府京都市下京区天満町267-1
アクセス:阪急河原町駅より徒歩6分/京阪祇園四条駅より徒歩7分/河原町松原バス停から徒歩3分
Tel: 075-748-1278
URL:https://bnaaltermuseum.com/
Instagram:https://www.instagram.com/bnaaltermuseum/
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FabCafe Kyotoとは
FabCafeは世界12拠点に広がる、クリエイティブコミュニティです。
人が集うカフェに、3Dプリンターやレーザーカッター等のデジタルものづくりマシンを設置。“デジタル”と“リアル”の壁を自由に横断し、未来のイノベーションを生み出します。地域のクリエイターやアーティスト、企業とともに、食、アート、バイオ、AIから教育まで、ものづくりの枠を超えたラボ活動も行っています。
FabCafe Kyotoは築120年の建物をリノベーションしてうまれた空間を拠点に、ユニークな才能やテクノロジーが集まり交差する場をつくることをミッションとして、2015年末のオープンから活動を開始。クリエイター、職人、メーカー、研究者など、業界の垣根を超えた数々の出会いやコラボレーションの起点がここで生まれてきました。
WEB:https://fabcafe.com/jp/kyoto/
Instagram:https://www.instagram.com/fabcafe.kyoto/
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