PROJECT ATAMI実行委員会/松田将英と米澤柊の二人展「NOT A GALLERY BUT AN IRONY」

リリース発表日:2023年10月3日 10時00分

PROJECT ATAMI 実⾏委員会は、松田将英と米澤柊の二人展「NOT A GALLERY BUT AN IRONY」を、10月24日(火)から12月17日(日)、NOT A GALLERYにて展示いたします。

気鋭の日本人アーティスト松田将英と米澤柊の二人展を開催します。

「アニマ(魂)を吹き込む」というアニメーションの語源に立ち返り、独自の表現で存在と非存在のあわいを探求する米澤柊、そしてインターネット以降の世相を鋭く斬り込む作品で定評がある松田将英。

「アイロニー」はその語源がギリシャ語の「エイロネイア (εἰρωνεία)」で「虚偽、仮面、装った無知」であったように、外見と実態がかい離する状態が前景にあり、そこから逆説や諷刺、ソクラテスの問答法など修辞学の言語技法としての派生をあわせ持っています。

日常生活に潜む気配や隙間、時代の空気感など、まだ名もないささやかな現象を注意深く見つめ、言葉や手法を解体し、それぞれの角度から照射して生まれた作品群と景色をぜひご高覧ください。

会期:【前半】2023年10月24日(火)〜11月14日(火)
   【後半】2023年11月18日(土)〜12月17日(日)
場所:NOT A GALLERY
住所:〒413-0101 静岡県熱海市熱海1993-261
時間:【前半】11:00 〜 17:00 ※事前アポイント制(土・日休み)
   【後半】11:00 〜 18:00 ※アポイントメントフリー(月・火休み)
   ※会期後半は「ATAMI ART GRANT 2023」開催期間となり、入場チケット(有料)が必要です。
予約:【前半のみ】https://reserva.be/projectatami
チケット購入:【後半のみ】https://aag2023.peatix.com/
主催:PROJECT ATAMI 実行委員会
 
【アーティスト情報】
松田将英(Shōei Matsuda)

1986年生まれ。2010年からSNSで活動を開始し、匿名性と集合知を主題としたネットパーソナリティを介して人々と協働するイベントやインストラクション、パフォーマンスで大きな注目を集めた。その活動はSNS以降の主体性や作者性を問い直し、都市や社会への直接的な介入を通じて新たな共同性を生み出す実践として高い評価を受けた。2020年からは実名での活動を開始し、インスタレーション、彫刻、プリント、映像など多岐にわたるメディアを用いて、ネットワーク普及後のセレブリティ、経済、景観に対するコンセプチュアルで詩的な実践を展開している。

Ripples (2021)  Artwork by Shōei Matsuda, Photo by Hidemasa MiyakeRipples (2021) Artwork by Shōei Matsuda, Photo by Hidemasa Miyake

近年の主な展覧会に、「The Big Flat Now」(Dubai Festival City、ドバイ)、「コレクション展1 それは知っている:形が精神になるとき」(金沢21世紀美術館、石川)など。2016年「アルス・エレクトロニカ賞」準グランプリ受賞。https://www.shoeimatsuda.com/

The Big Flat Now (2023) Artwork by Shōei Matsuda,Photo by Kenryou GuThe Big Flat Now (2023) Artwork by Shōei Matsuda,Photo by Kenryou Gu

米澤柊(Shu Yonezawa)

東京生まれのアーティスト、アニメーター。 現在のデジタルアニメーションにおけるキャラクターの身体性と現実空間の生き物が持っている精神的身体性と感情について、またそれらアニメーションが生きる空間の空気を、絵を描くことや映像・詩・文章・物理現象など様々なメディアをもちいて制作している。

主な作品/個展に「ハッピーバース」(PARCO museum tokyo , 2023)、「うまれたての友達」(BLOCK HOUSE 4F , 2023)、「名無しの肢体」(Tokyo arts and space本郷[OPEN SITE7], 2022)「絶滅のアニマ」(小高製本工業跡地[惑星ザムザ], 2022)、「劇場版:オバケのB′」(NTTインターコミュニケーション・センター, 2022)など。

Obake no B’ the movie’ ,NTT InterCommunication Center [ICC] (2022), Artwork by Shu Yonezawa, Photo by Azusa YamaguchiObake no B’ the movie’ ,NTT InterCommunication Center [ICC] (2022), Artwork by Shu Yonezawa, Photo by Azusa Yamaguchi

また、主な共同制作としてMV「Nitecore – Heartbeat」(ディレクション=ファンタジスタ歌磨呂) や、東京スカパラダイスオーケストラ×長谷川白紙のMVのアニメーション、ボカロPのKAIRUIによるシングル「海の名前」のアートワーク制作も手掛ける。

Happy Birth ,PARCO Museum Tokyo (2023), Artwork by Shu Yonezawa, Photo by Azusa YamaguchiHappy Birth ,PARCO Museum Tokyo (2023), Artwork by Shu Yonezawa, Photo by Azusa Yamaguchi

【NOT A GALLEREYについて】

ACAO SPA & RESORT株式会社は、大自然が織りなす地形を活用したACAO FOREST、BEACHのリゾート運営、不動産事業に取り組む、統合型リゾートです。拠点とする熱海の魅力を発信するため、若手アーティストの制作活動を支援する滞在制作型プロジェクトや、アートイベントの主催・運営を行う「PROJECT ATAMI」を、地域の方々や東方文化支援財団と共に支援しています。2023年4⽉、ACAO FORESTに隣接する、海を見渡す高台へ、社員同⼠がリアルでも、オンラインでも、インタラクティブにコミュニケーションを取り、創造性を刺激するクリエイティブなオフィス「NOT A GALLEREY」をオープンしました。

【PROJECT ATAMI 実行委員会について】

PROJECT ATAMI 実行委員会は、2021年3月より、滞在制作型プロジェクトである「ATAMI ART RESIDENCE」と、アーティストをサポートする仕組み「ATAMI ART GRANT」を二本の柱として取り組んでいます。「ATAMI ART GRANT」は、アーティストの制作活動支援を目的とした取り組みで、3年目となる今年は「巡-Voyage ATAMI」をテーマにアーティストを公募。認定者によって制作される作品は、本取り組みに共感してくださった行政・企業・個人のご協力のもと、「ATAMI ART RESIDENCE」参加アーティストたちの作品とともに、熱海市内において広く展示されます。PROJECT ATAMI 実行委員会では多種多様なアーティスト間の交流を通じて、さまざまな角度から熱海の魅力を表現、発信する機会を提供してまいります。

【ATAMI ART GRANT 2023について】

熱海の様々な魅力に触れることができる芸術祭が、この秋開催!

第3回目となる今年のテーマは「巡 − Voyage ATAMI」。 アートの愛好家や旅行者たちが世界各地から集まり、創造性あふれる海辺の街で、芸術の秋を過ごします。2022年の開催時には、延べ18万人ものアート・カルチャーファンが熱海市内を訪れました。 このアートイベントには、今年も総勢50組の国内外アーティストが参加。独創性と多様性を追求した作品群が、静岡の美しい温泉地、熱海市で皆様をお待ちしています。
チケットは、10月22日(日)までの早割期間にご購入いただくと大変お得です。
https://aag2023.peatix.com/

【本件お問い合わせ先】

​広報担当:鈴木
info@projectatami.com

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