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阿寒摩周国立公園川湯温泉街まちづくりマスタープラン計画パース

北海道・弟子屈町　川湯温泉の特徴と魅力

夏の摩周湖（出展：「弟子屈なび」）

北海道・弟子屈町は、北海道の東部に位置し、世界トップクラスの透明度を誇る「摩周湖」や日本一大きなカルデラ湖である「屈斜路湖（くっしゃろこ）」など、北海道らしいスケールの大きい自然が広がるエリア。この一帯は「阿寒摩周国立公園」とよばれ、公園内の大部分が自然保護地域として保全されています。川湯温泉はまさにその中で、硫黄の香りがたちこめる、酸性度の高い温泉が湧き出る温泉地。その泉質のよさは北海道全土に知れわたっています。活火山である「硫黄山」の山肌からは、常に蒸気が立ち上り、川に流れ込んだ温泉からも湯気がふわふわと漂う情景は圧巻で、大地のパワーを感じずにはいられない場所です。

「界 テシカガ」という名称にこめた想い

北海道・弟子屈町　川湯温泉（冬）

北海道でも壮大な自然で定評のある「道東」。そして、自然豊かな国立公園が広がる「弟子屈エリア」は、多くの人を魅了する、ここにしかない観光資源の宝庫です。この自然こそが、界がめざす「ご当地の魅力に出会える温泉旅館」の核となると確信し、この大自然のフィールド全体の魅力を、おもてなしの随所で表現したいと考えています。名称表記内に、カタカナを取り入れた理由は、この地名を初めて知る人には読みやすさ、よく知る人には斬新なインパクトがあること。また、古くからこの土地で使われてきたこの固有の響きには、テシカ（岩盤）、ガ（上）という意味があり（＊）、自然の力を感じさせることに着目しました。

＊出展：弟子屈町の概要|摩周湖 屈斜路湖 川湯温泉のまちてしかが ～ 弟子屈町公式ホームページより

https://www.town.teshikaga.hokkaido.jp/kurashi/soshikiichiran/somuka/8/1/811.html

計画概要

■施設名称：界 テシカガ

■所在地　：北海道川上郡弟子屈町川湯温泉２丁目

■客室数　：未定

■開業時期：2026年

阿寒摩周国立公園川湯温泉街まちづくりマスタープランとは

2023年2月に、提出された温泉の川が流れる温泉街全体の再開発事業の基礎となる構想。星野リゾートも、街制作室株式会社、オンサイト計画設計事務所とともにマスタープランの策定及び推進に参画しています。マスタープランでは、開発コンセプトを「湯の川がつむぐカルデラの森の温泉街」とし、圧倒的なスケール感の中で、温泉が注がれた川に入浴ができる「川湯広場」、木漏れ日と心地よい自然に包まれた「川湯テラス」、川にそって屋台が立ち並ぶ「川湯横丁」など、阿寒摩周国立公園の豊かな自然を生かした多様なスペースを提案しています。川沿いの散策路をめぐりながら、エリア全体を楽しむことができる計画です。本リリースにて発表している「界 テシカガ」は、このまちづくりの一環として、計画が進められています。宿への滞在者が、エリア全体の魅力を、滞在の各シーンで楽しみ、より深く理解できる場となることを目指します。

界とは

「界」は星野リゾートが全国22施設に展開する温泉旅館ブランドです。「王道なのに、あたらしい。」をテーマに、季節の移ろいや和の趣、伝統を生かしながら現代のニーズに合わせたおもてなしを追求しています。また、地域の伝統文化や工芸を体験する「ご当地楽（ごとうちがく）」、地域の文化に触れる客室「ご当地部屋」が特徴です。2024年4月には、宮城県・秋保温泉に「界 秋保」、秋には岐阜県・奥飛騨温泉郷に「界 奥飛騨」を新規開業します。

URL：https://hoshinoresorts.com/ja/brands/kai/

北海道での展開

2022年に、北海道初進出となった「界 ポロト」を白老町で開業しています。「界 テシカガ」は、これに続き、2軒目の界ブランド施設となる予定です。そのほか、星野リゾートでは、北海道内で、「街ナカ」ホテルブランドの「OMO7旭川」「OMO5小樽」「OMO3札幌すすきの」、リゾートホテル「リゾナーレトマム」などを運営しており、温泉旅館だけでなく、都市観光やリゾート滞在など、様々なスタイルの北海道旅を提案しています。