- 2024-1-30
- ホテル プレスニュース
インスタレーションを用いた「自然の生命力」を表現するアート展示『原生林のエントランス』 で、世界自然遺産 知床での滞在をより魅力的なものに。
知床の高台にある森のリゾート「KIKI知床ナチュラルリゾート」(北こぶしリゾート運営、代表 桑島大介、北海道斜里町)は、2024年1月からhaptics.inc(代表 北川陽稔)との新たな試み『原生林のエントランス』をスタート致します。森の色彩を感じさせる大型タペストリー、館内を彩る大小様々なプリント、光のシャワーを追体験する「メディテーションムービー」など約50点の展示から構成される『原生林のエントランス』は、写真・映像を用いたインスタレーションによる「原生林や自然の生命力」を表現するアート展示です。自身で知床の森を歩き、撮影をする北川陽稔氏が手がけた作品やこれらの空間から、ホテル宿泊客は、無意識のうちに知床の原生林や自然の魅力に触れることでしょう。
「原生林のエントランス」には 知床の原生林や植物の生命力を映し出した “Invisible Red” の作品が使用されています。可視光と近赤外線の記録を用いた特殊な技法で画像の生成をすることで植物の活性を表現し、人間の視覚だけでは得ることができない「植物のバイタルサイン」を表現したこれらの作品を、 松島 肇 氏(北海道大学大学院農学研究院・講師、博士(農 学))は「植物の息づかいの可視化」と表現しています。
森の色彩を感じさせる大型タペストリー
メインの大型インスタレーションとして、館内の吹き抜けに大型タペストリーを設置。宿泊客が館内を移動する際に目にするアトリウムに大型作品があることで、ホテル全体に森の色彩や息遣いを感じさせます。木製イーゼルに書かれた、サイエンティストが環境生態学の視点からのキャプションでは、原生林が見せる圧倒的なオーラの背景にある、北海道の植生や生態系の価値を伝えます。
館内を彩る大小様々なプリント
エントランス正面の壁面に、メインビジュアルの大型プリントを展示。チェックイン・アウト時に宿泊客が滞在する場所に作品があることで、森とホテルの関わりを印象付けます。
また、館内の各所に、大小様々な写真プリント約45点を展示。館内のラウンジやエレベーター、各所の廊下など様々な場所で宿泊客は作品に遭遇し、そのコンセプトに触れます。それによって、ホテルのモチーフとして原生林のイメージを記憶するとともに、ネイチャーウォークなどで実際に森を歩いてみたいと考えます。
光のシャワーを追体験する「メディテーションムービー」
シアターラウンジのスクリーンでは、知床の原生林とカムイワッカを舞台にした記録映画「光の道(Way of Light)」を上映。森に降り注ぐ光に着目した映像、高品質な環境音(フィールドレコーディング)、そして一人の若い樹木医による淡々としたフィールドワークの様子。知床の原生林の生態系やカムイワッカの滝の荘厳な風景を伝え、樹々が浴びている光のシャ ワーを追体験する「メディテーションムービー」となっています。
「知床で感じる日本のアート」をコンセプトに、北こぶしリゾートは様々なアーティストとのコラボレーションを行ってきました。今回の『原生林のエントランス』では、この作品一つ一つが「森へのガイド」となり、宿泊客へ知床の自然が身近なものだと捉える機会を与えます。それだけではなく、見るものに様々な角度から感覚的に揺さぶりをかけるこの空間は、KIKI知床の持つリラクゼーションと合わさって、人々の感受性を解放させてくれるでしょう。知床の滞在をより豊かに、魅力的に過ごしていただけるような新たな試みでもあります。
「原生林のエントランス」は、2024年1月から約1年間の写真展を予定し、その後も一部のインスタレーションや映像作品は継続的に公開され、KIKI知床への宿泊や、館内をご利用の際にご覧いただけます。
名称 |
「原生林のエントランス」 |
---|---|
場所 |
KIKI知床NATURAL RESORT 〒099-4351 北海道斜里郡斜里町ウトロ香川192番地 |
展示日程 |
2024年1月26日~1年間を予定 ※KIKI知床の休館日はご利用いただけません。 |
展示物 |
・大型タペストリー(南ウィング1階 ショップ前) ・写真プリントの展示(南ウィング1階 フロントカウンター前、他) ・メディテーションムービー(南ウィング1階 シアターラウンジ) 他 |
販売物 |
ポストカード、図録、ハンカチ、サウナハットなど KIKI知床KIKI知床NATURAL RESORT内のショップ「おんこの木のしたで」で販売 |
ご利用 |
無料、ご宿泊などでKIKI知床の館内を利用する方にご覧いただけます。 |
KIKI知床NATURAL RESORT
「KIKI知床ナチュラルリゾート」は、知床の高台に位置する森のリゾート。
木や森を大切にする価値観と、”きき”という音がまとうどこか嬉しさを含む雰囲気から、この名前がつきました。KIKI知床では、北欧で大切にされている、人と人、自然とのふれあいで生まれる時間の過ごし方や心の持ち方を大切にした「ヒュッゲ」をコンセプトにした空間づくりをしております。
ホテル館内は、木漏れ日が差し込む森のような空間。自然光を大きく取り込む窓や、目の前に森が広がるテラスから、すぐそこに大きな自然を感じていただけます。知床の自然ととともに居心地の良さを感じながら、KIKI知床でのご滞在をお楽しみください。
北川 陽稔(haptics.inc代表)
1978年札幌生まれ。東京にて映像作家として活動し、現在は札幌と東京の二拠点で活動。
過去の作品はアンディ・ウォーホルやガス・ヴァン・サントを輩出した国際映画祭において入選し、国内映画祭でも受賞。写真家としてもキヤノン写真新世紀等で入賞し、映像・写真を主な表現媒体として横断的に活動する。近年は生態学の視座から、人が向き合う環境の多層性・多様性を考察する作品を制作。また、haptics Inc. の代表としてコマーシャル映像、インスタレーションやAR/VRコンテンツ等も手掛けている。
北こぶしリゾート
世界自然遺産 知床を楽しむ拠点として、「北こぶし知床ホテル&リゾート」「KIKI知床ナチュラルリゾート」「知床夕陽のあたる家ONSEN HOSTEL」を運営。宿泊業の他、アーティストとのコラボ事業やヒグマとの共存を目指す「クマ活」での地域貢献活動、「SNCC」による知床の食や調理人の働き方の魅力発信、デンマークのショコラトリー「ピーターバイヤー」のチョコレート輸入・販売など多岐にわたるアクションを起こしている。
【お問い合わせ先】
北こぶしリゾート 経営戦略室 広報担当
担当:村上・髙橋
電話:0152-24-2021
メール:kouhou@shiretoko.co.jp
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