- 2024-5-7
- 旅行 プレスニュース
5 月 16 日に奈良県(会場:奈良公園バスターミナル)で「関西・歴史文化首都フォーラム」in Naraを開催/奈良のうまいもの大集合!「めっちゃ奈良マルシェ」併催
「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会が、2024 年 5 月 16 日に奈良県(会場:奈良公園バスターミナル)で開催する「関西・歴史文化首都フォーラム」in Naraの各セッション内容などが決定しました。
「源」(みなもと)をキーワードに、“The Place Where It All Began ーはじまりの場所ー”をテーマにした奈良県開催にふさわしくかつ魅力のある内容になっています。
各セッションでは、奈良の歴史文化に精通する専門家、そして奈良県の山下 真知事が登壇します。各登壇者が探り、語るのは、奈良にある有形の世界文化遺産だけでなく、ユネスコ無形文化遺産も重要な文化資源としてとらえ、それらの観光資源としての可能性です。文化遺産の保護と継承が奈良県のみならず日本国、ひいては世界への貢献につながることを目指します。
2025年に開催予定の日本国際博覧会(大阪・関西万博)まで1年を切った今、奈良にある有形と無形の多いなる文化資産の魅力の発信と、万博の開催を盛り上げいく気運の醸成を担うフォーラムとなります。
また、フォーラムと併催する「めっちゃ奈良マルシェ」は、奈良県内外の方はもとより訪日外国人旅行者の方も楽しめる奈良の食品などが一堂に集まります。
なお、フォーラムとマルシェともに、せんとくんとミャクミャクが会場に登場します。
「関西歴史文化首都フォーラム」in Nara の開催概要
■テーマ :「源」〜The Place Where It All Beganーはじまりの場所ー
■開催日時:2024 年 5 月 16 日(木)13:00~18:15(シンポジウム)、18:20~19:20(懇親会)
■会 場:奈良公園バスターミナル レクチャーホール及び展示室2、情報広場他
■実施形式:会場参加/関係者・招待者・一般 (会場:200名予定)
■主 催:「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会/奈良実行委員会(提唱団体:イベント学会 支援団体:一般財団法人 地球産業文化研究所)
■後 援:公益社団法人日本ユネスコ協会連盟/一般財団法人関西観光本部/公益社団法人2025年日本国際博覧会協会/文化庁/観光庁/経済産業省/ 関西広域連合/奈良県/奈良市/奈良商工会議所/一般財団法人奈良県ビジターズビューロー/一般社団法人 伝統を未来につなげる会
●プログラムの内容(各セッション等の時間については進行の都合で前後する場合があります)
主催者挨拶:13時~13時10分
中村利雄(イベント学会 会長)
<シンポジウム>
1 基調セッション 「はじまりの奈良〜有形と無形の豊かな文化融合」:13時10分~13時55分
2003 年のユネスコ無形文化遺産保護条約の制定は、無形文化財の重要性を世界が確認した瞬間であった。奈良に存する有形 文化財には千三百年前から「祈り」が生き続けており、無形文化を産み出し、また生かし続けている。過去の経緯を踏まえて、無形文化財が有形文化財と同様に人類にとって重要なものであることを日本・国際社会に伝えていく。
・パネリスト
岩本 渉(前アジア太平洋無形文化遺産研究センター 所長)
本中 眞(奈良文化財研究所 所長)
・モデレーター
川井徳子 (公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ 専務理事)
2 テーマセッション(1) 「杜の都を、つくり続ける奈良」:14時~14時50分
世界でも類を見ない伝統建築のフィールド・ミュージアムと言う視点から奈良を考察する。仏教伝来とともに日本に伝わった高度な建築の技術は藤原京・平城京建設の中で変貌を遂げ現在の奈良に脈々と息づいている。歴史と共にある世界的にも稀有な奈良県の建造物の魅力・価値を未来へとつなぐ手立てを語り合う。
・パネリスト
三井所清典(日本建築士連合会 名誉会長)
藤田盟児(奈良女子大学 工学部長)
・モデレーター
後藤 治(工学院大学 理事長)
3 特別セッション 「はじまりの奈良 ~未来への提言~」:15時05分~15時40分
奈良県の山下 真知事が登壇し、奈良教育大学で ESD を学ぶ 詩吟日本一の学生と仏像の美に魅せられた学生たち、そして多彩な動画やSNSを活用した情報発信を続ける奈良女子高校チームと、有形と無形の文化遺産の融合から生まれ、見えてくる奈良の魅力や、観光資源としての価値、次世代が担う多彩な情報発信について2つのテーマに沿って語り合う。
<テーマ>
・奈良の歴史文化遺産などを核とした多様な取り組みで、奈良県民の地域アイデンティティを育成する。県民が単なる行政サービスの受け手ではなく、自分たちのまちを自分たちでよりよくしていく。(企画・監修/奈良教育大学ESD・SDGsセンター)
・奈良の歴史文化遺産を活用した観光の活性化によって、地域産業の振興や雇用の創出を実現し、奈良の全体振興につなげていく。
・登壇者
山下 真(奈良県知事)
奈良教育大学ユネスコクラブ
奈良女子高校SDGs探究教科有志一同
4 テーマセッション(2)「みんなの幸せを、祈り続ける奈良」:15時45分~16時40分
神仏習合の祈りが人々の心に息づく聖地・奈良。仏教伝来から崇仏・廃仏の混乱を経て、
神と仏が共にある稀有な場所が奈良に生まれた。それぞれの時代の人々は何を神仏に祈り続けたのか、人々の祈りの普遍性を SDGs の視点から紐解いていく。
・パネリスト
岡本彰夫(元春日大社 権宮司)
上司永照(華厳宗大本山東大寺 執事長)
薮内佐斗司(奈良県立美術館 館長)
・モデレーター
中澤静男(奈良教育大学 ESD・SDGs センター長)
5 総括セッション 「さあ!始めよう、新・はじまりの奈良」:16時45分~17時10分
福井昌平(「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会 座長、イベント学会 副会長)
中澤静男(奈良教育大学 ESD・SDGs センター長)
・モデレーター
川井徳子 (公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ 専務理事)
● めっちゃ抹茶奈良フォトコンテスト表彰式:17時15分~17時30分
6 味酒(うまさけ)の国 大和 万葉の酒を巡って :17時45分~18時15分
まったく異なる言語体系の文字であった漢字を用いて、古代日本語 の歌を書き記した現存最古の歌集『万葉集』。大神神社のある「三輪」 の枕詞として「味酒(うまさけ)」と記されているように、酒は古来より神事と密接に結びついていたと考えられる。神に捧げられた酒は神と人とをつなぐものとして尊ばれ、宴においては人と人とをつなぐものとして生活の中に浸透した。「酒」を軸に古代日本の言葉と食の文化を語るトークショーとともに、古代文化が現代に息づく、吉野 和紙・墨・筆・書道等のアート作品のインスタレーションを展開。
・トークゲスト
井上さやか (奈良県立万葉文化館 企画・研究係長)
逢香(妖怪書家・書家)
7 懇親会:18時20分~19時20分
「世界遺産で乾杯」
世界で話題の “和食”。それに次いで “伝統的酒造り” もユネスコ 無形文化遺産登録を目指している。それらすべてが奈良発祥である。フォーラムのフィナーレは、日本の食のルーツをたどり、学ぶことで、日本や和食・日本酒への理解や関心をより深め、食文化の発展へとつなげる懇親会。
・奈良酒の試飲と蔵元との交流/奈良県酒造組合
・奈良にルーツがある食材等を使ったお料理(おつまみ)の試食
※料理は懐石料理「紀仙」若主人 江口直樹(申し込み終了)
※有料の酒の肴BOX4種類(各50食 計200食)、1BOX/500円のご用意もあり
【備考】
奈良県で開催するフォーラムのキーワードは「源」(みなもと)で、掲げるテーマは『The Place Where It All Began ーはじまりの場所ー』です。
日本人は米を食し、酒を造り、絹・麻をまとい、木の住まい立て、恵みを授けてくれる神々に祈りを捧げてきました。そうした日本文化の源が奈良県にあり、その文化が今もって息づいています。奈良県は“はじまり”の場所であり、その地から創出してきた数々の文化のイノベーションがあります。それらを探り、学ぶことで、今に息づく日本文化の大切な「源」と、いにしえの昔から続く人々の幸せを願う祈りを未来につなげていくこを私達は願っています。そして、奈良県のフォーラムがそうした営みの“はじまり”となることを目指しています。
*「関西・歴史文化首都フォーラム」(https://kansai-rekishibunka.com/) 推進員会について日本イベント学会(https://eventology.org/)のメンバーが主体となり、大阪・関西万博『「TEAMEXPO2025」プログラム/共創チャレンジ』に参加。関西を構成する2府4県(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・奈良県・和歌山県)にて万博開催まで2023~2024年度に渡りフォーラムを順次実施中(※1)。『歴史文化首都』としてのポテンシャルを持つ関西の魅力を発信している。
※1:2023年に2件1府で開催済
滋賀県(https://kansai-rekishibunka.com/shigaforum.html)
兵庫県(https://kansai-rekishibunka.com/hyogoforum.html)
京都府(https://kansai-rekishibunka.com/kyotoforum.html)
<関西歴史文化首都フォーラム in Nara の目標>
1 観光等の産業と経済活性化のために、世界文化遺産とUNESCO無形文化遺産の保護継承と利活用を通じて本来の価値を社会に発信し、国際交流へと発展させる。
2 奈良県は大和宣言(※2)にある「社会や集団の有形遺産及び無形遺産の保護が調和し、相互に有益で補強しあえるよう統合的アプローチ」を練り上げることに取り組む。
3 能楽・雅楽を代表例に、奈良に存するUNESCO無形文化遺産と奈良公園内のシンボリックな場所(有形)との関係性を歴史の変遷を踏まえて説き起こし、正規及び非正規のルートを通じて伝えていく努力を行う。
4 世界文化遺産だけでなく無形文化遺産を文化資源としてとらえ、その保護と継承が奈良県のみならず日本国、ひいては世界にとっても重要であることを確認する。
また、それらは有形の遺産と無形の資産との融合を通じてより深い理解が進み、日本文化の本質的な価値を示し、UNESCO無形文化遺産のような世界への貢献につなげる。
※2 UNESCO無形文化遺産の保護継承にむけた「大和宣言」:奈良ドキュメントをきっかけに「文化遺産は単体の文化財と考えるのではなく、有形無形の情報の伝達される総体としてある」と考えられるようになった。
*本リリースを発信している「奈良新しい学び旅推進協議会」は、「関西・歴史文化首都フォーラム」奈良実行委員会のメンバーです。
参加申込・お問合せ先:
「関西・歴史文化首都フォーラム」推進委員会/奈良実行委員会 事務局
(公益社団法人ソーシャル・サイエンス・ラボ内)
Mail:info@s-s-l.jp
Tel:0742-20-7807 受付時間/平日10:00~17:00まで
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