/GO FOR KOGEI 2024 の詳細発表!キービジュアル公開&チケット販売開始。

北陸から新たな工芸を発信する「GO FOR KOGEI」。今年は37名(15 名+4 組)のアーティストによる、工芸・アートの展示とイベントを開催。

タイトルGO FOR KOGEI 2024

テーマ|くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの

会期|2024年9月14日(土)–10月20日(日)[37日間]

時間|10:00-16:30(最終入場 16:00)

会場|富山県富山市(岩瀬エリア)、石川県金沢市(東山エリア)

休場日|沙石(火曜)、SKLo(水曜)ほか会期中無休

アーティスト|赤木明登×大谷桃子、石渡結、磯谷博史、伊能一三、岩崎努、岩村遠、柿沼康二、川合優×塚本美樹、サリーナー・サッタポン、澤田健勝、釋永岳、五月女晴佳、竹俣勇壱×鬼木孝一郎、舘鼻則孝、外山和洋、松山智一、三浦史朗+宴 KAI プロジェクト、八木隆裕、安田泰三(五十音順)

共通パスポート

一般 2,500 円(前売り券 2,000 円)

学生(大学生・専門学生) 2,000 円(前売り券 1,800 円)

※障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)、高校生以下は無料です。

※会期中にはエリア別1DAY チケットも販売予定です。

主催|認定NPO法人趣都金澤、独立行政法人日本芸術文化振興会、文化庁

共催|富山県、富山市

後援|石川県、金沢市、JR西日本

委託|令和6年度日本博2.0事業(委託型)

GO FOR KOGEIウェブサイト

チケット販売サイト

◾️GFK2024のテーマ

くらしと工芸、アートにおける哲学的なもの

GO FOR KOGEI 2024では、アルチザン、クラフトマン、デザイナー、アーティストが集まり、素材、技法、用途、表現といった近代工芸の特徴に改めて着目して、今日の多様な工芸と隣接するアートを紹介します。会場は、昨年からの継続となる岩瀬エリア(富山市)に、新たに金沢市の東山を加えて、二つのエリアで開催します。美術館のようなニュートラルな場所とは異なり、伝統的な町並みが残る両エリアでは、昔ながらの暮らしが営まれています。そこに今日的な工芸、アートを差し込むことで、普段とは異なるまちの姿を見せることができるでしょう。岩瀬エリアでは、町並みや風景を生かしたサイトスペシフィックな作品を展示し、地元の日本酒や食などを楽しめる場所と共に、ゆったりした旅の気分を味わうことができます。また、東山エリアでは、作品展示のほか2021年に実施した「工芸×デザイン 13人のディレクターが描く工芸のある暮らしの姿」をもとに発展させた、「もの」と「こと」が織りなすイベントを開催し、「工芸、アートにおける哲学的なもの」と言える深みを提示していきます。これらの体験を通して、現代の生活における工芸とアートの新たな意味と価値をつかみ取ることができるでしょう。暮らしの中の、光、雨、匂い、音など、雑多な時間の中に存在する工芸は、単なる装飾物を超えてまちに溶け込み、社会と関わりを持つ事物として現れて、新たな価値と意味を加えていきます。

秋元雄史(総合監修・キュレーター)

秋元雄史

東京藝術大学名誉教授、金沢21世紀美術館特任館長、国立台南芸術大学栄誉教授、美術評論家。

1955年東京生まれ。東京藝術大学美術学部卒業。1991年から直島のアートプロジェクトに携わる。地中美術館館長(2004~2006年)をはじめ金沢21世紀美術館館長(2007~2017年)、東京藝術大学大学美術館館長・教授(2015~2021年)、練馬区立美術館館長(2017~2023年)を歴任し、2021年から「北陸工芸の祭典 GO FOR KOGEI」の総合監修・キュレーターを務める。

◾️みどころ

総勢37名による工芸、アートの広がりと深みを紹介

GO FOR KOGEI 2024では、アルチザンやクラフトマン、デザイナー、アーティストなど、これまで以上に多様な背景を持つ15名+4組(総勢37名)が参加し、「工芸やアートにおける哲学的なもの」と言える深みを提示していきます。

食、工芸、アートが織りなす特別な時間と空間

岩瀬エリアでは、GO FOR KOGEIがこれまで 取り組んできた、町並みや風景を生かしたサイトスペシフィックな作品展示をさらに深化させ、地域の食文化や暮らしと、工芸、アートが溶け込む特別な時間と空間を提示します。

工芸を「つかう」「触れる」多様な価値の提案

東山エリアでは、「もの」と「こと」が織りなす5つのプロジェクトを展開します。工芸のもつ実用性や身体性、その背後にある歴史文化や自然環境、地域性など、多様な価値を体感いただけます。

◾️岩瀬エリア(富山県富山市)

葉山有樹《双竜》2023 年 Photo: Watanabe Osamu

富山駅から車で北へ約15分の距離にある岩瀬エリア。北前船の寄港地としてかつて栄えた町並みを生かし、桝田酒造店が中心となり、一貫した美意識をもとに食や工芸などを加えながら新しい姿へと再生しています。このエリアでは、工芸と現代アートのサイトスペシフィックな作品展示を行い、今日における工芸の広がりを紹介していきます。歴史ある町並みを更新し続ける岩瀬と、工芸や現代アートの多様な表現が入り交じる新しい風景を作り出します。

アーティスト

石渡結(いしわた ゆい)、磯谷博史(いそや ひろふみ)、伊能一三(いのう いちぞう)、岩崎努(いわさき つとむ)、岩村遠(いわむら えん)、柿沼康二(かきぬま こうじ)、サリーナー・サッタポン、澤田健勝(さわだ けんしょう)、釋永岳(しゃくなが がく)、五月女晴佳(そうとめ はるか)、舘鼻則孝(たてはな のりたか)、外山和洋(とやま かずひろ)、松山智一(まつやま ともかず)、安田泰三(やすだ たいぞう)

◾️東山エリア(石川県金沢市)

©︎金沢市

金沢を代表する観光地「ひがし茶屋街」を擁する東山エリア。その裏手には、かつては多くの職人が軒を連ねていたそうです。現在でも昔ながらの住宅街の中に隠れ家的なカフェやギャラリーが点在し、工芸と暮らしが密接に結びついた姿を垣間みることができます。このエリアでは、作品展示のほかさまざまなイベントを開催していきます。体験を通じた「こと」として工芸を紹介し、工芸のある豊かな暮らしを提案します。

アーティスト

赤木明登(あかぎ あきと)×大谷桃子(おおたに ももこ)、川合優(かわい まさる)×塚本美樹(つかもと よしき)、竹俣勇壱(たけまた ゆういち)×鬼木孝一郎(おにき こういちろう)、三浦史朗(みうら しろう)+宴 KAI プロジェクト(えんかい ぷろじぇくと)*、八木隆裕(やぎ たかひろ)

* 宴 KAI プロジェクト

KAI-KI|大井光太郎(おおい こうたろう)(大井)、三角屋(さんかくや)、AIR FRAME

KAI-RO|小西忠行(こにし ただゆき)(小西工務店(こにしこうむてん))、岡田正(おかだ ただし)(美正堂岡田表具店(びしょうどうおかだひょうぐてん))

KAI-SHI|嘉戸浩(かど こう)(かみ添(かみそえ))

KAI-TOU|中川周士(なかがわ しゅうじ)(中川木工芸(なかがわもっこうげい))

KAI-CHIKU|下本一歩(しももと かずほ)(竹と(たけと))、岡部創太(おかだ そうた)(家具設計製作所コモン(かぐせっけいせいさくじょこもん))

KAI-SOU、KAI-SOU irori|村松正晴(むらまつ まさある)(M.Produce)、上野和広(うえの かずひろ)(NUNO)

KAI-SEKI|宇佐見透(うさみ とおる)(Cazahana)、山本雅二(やまもと まさじ)(ヤマモト)

KAI-KOU|原田弥(はらだ ひさし)(三幻色(さんげんしょく))、松本大輔(まつもと だいすけ)(ライティングルーツファクトリー)

◾️イベント

作品の展示以外にも、工芸をより深く知るためのイベントを多数実施予定です。食とのコラボレーションや「つかう」「触れる」体験を通し、工芸のもつ多様な価値を体感ください。下記以外にも、岩瀬エリア・東山エリアで合計10種程のイベント開催を予定しています。詳細はウェブサイトで8月上旬に発表いたします。

能登のうつわで食べる能登栗のモンブラン

「能登のうつわで食べる能登栗のモンブラン」赤木明登、竹俣勇壱

場所|和栗白露(東山エリア)

能登産の和栗を使って、香りと風味を生かした製造・提供方法を追求する和栗専門カフェ・和栗白露(わぐりしらつゆ)。能登・輪島に工房を構える赤木明登が同店のために制作した漆のうつわに、金沢を拠点とする金工作家・竹俣勇壱のナイフ・フォークを添えて、2種類のモンブラン「榛摺(はりずり)」と「金茶(きんちゃ)」を提供します。

※会期中連日開催、不定休。

宴 KAI プロジェクトー淋汗草事ー Photo: Sakashita Tomohiro

「宴 KAI プロジェクトー淋汗草事ー」三浦史朗+宴 KAI プロジェクト

場所|KAI 離(東山エリア) 

今回初めて、三浦史朗と工芸の職人が過去に手がけたプロダクトを保管する「KAI 離(かい はなれ)」を一般公開し、室町時代中期に流行した「淋汗茶湯」(りんかんちゃのゆ)から着想された宴席《淋汗草事》(りんかんそうじ)を開催します。「淋汗茶湯」は茶の湯の様式が整う前の茶事と言われ、風呂に入り汗を流し、茶を飲んで、酒宴を行うというものです。今回は草(茶)を軸にした宴席《淋汗草事》と称し、風呂や食事の場を設ける「松」、茶菓子を楽しむ「竹」、お茶をふるまう「草」と3段階で来場者をもてなします。

※開催日程は追ってWebサイトで公開いたします。

◾️アクセス

展示会場は岩瀬エリア(富山県富山市)と東山エリア(石川県金沢市)に 点在しています。鑑賞ご希望の方は、各エリアのインフォメーションセンターまでお越しください。

また、近隣で開催される工芸祭や展覧会情報、また、工芸をキーワードに北陸を巡るためのおすすめスポットやモデルコースを公式ウェブサイトで順次公開予定です。GO FOR KOGEIとともに北陸の旅もお楽しみください。

 岩瀬インフォメーションセンター

 富山港展望台(富山県富山市東岩瀬町海岸通り5)

 電車|富山港線「岩瀬浜駅」から徒歩10分。

 富山駅から路面電車と徒歩で所要35分程度。

 駐車場|富山港展望台(10台・無料)、

 岩瀬カナル会館(75台・無料)

 東山インフォメーションセンター

 KAI(石川県金沢市東山2-8-25)

 バス|城下まち金沢周遊バス・北陸鉄道路線バス・西日本JRバス

 「橋場町」から徒歩10分。

 金沢駅からバスと徒歩で所要20分程度。

 駐車場|東山観光駐車場(15台・有料)

◾️チケット

共通パスポート

一般 2,500円(前売り券2,000円)

学生 2,000円(前売り券1,800円)

*共通パスポートでは、会期中全ての展示会場を1回ずつ鑑賞できます。

*障害者手帳をお持ちの方とその付添者(1名)と高校生以下は無料です。

*エリア内の展示会場を1回ずつ鑑賞できる「エリア別1DAYチケット」は、会期中に販売します。

*学生共通パスポートは大学生・専門学生が対象です。

オンライン GO FOR KOGEIウェブサイト

現地販売 インフォメーションセンター(会期中のみ)

◾️プレスツアー

秋元雄史(総合監修)による展示解説を含むプレスツアーを、一般公開に先立ち実施します。ぜひお越しいただき展示作品をご高覧いただけますと幸いです。詳細は後日配布する資料をご参照ください。

日程|2024年9月13日(金)

時間|10:00-13:30(東山エリア)、14:30-(岩瀬エリア)

◾️広報用画像

本プレスリリース掲載の画像を広報用にご提供いたします。ご希望の方は問い合わせ先の担当者までお申しつけください。

◾️GO FOR KOGEIとは

北陸から工芸の魅力を発信する取り組み「GO FOR KOGEI」。2020年に開始し、これまでに工芸を、それと隣接する現代アート、アールブリュット、デザインなどとともに横断的に紹介することで、豊かで広がりをもった姿として提示してきました。昨年は富山県の富岩運河沿いを会場に作家26 名の作品展示と国際シンポジウムを行い、開始からのべ14万人以上に来場いただきました。第5回目を迎える今年度開催もどうぞご期待ください。

久保寛子《やまいぬ》2023年 Photo: Watanabe Osamu
森義隆×富山ガラス工房《「あつまる」ガラスの酒茶器セット》2021年 Photo: Katano Masahiro
四代 田辺竹雲斎《Wormhole》2021年 Photo: Katano Masahiro

◾️お問い合わせ先

GO FOR KOGEI 広報事務局(㈱ウインダム内)

担当|橘川(きつかわ)、多田(ただ)

〒103-0014 東京都中央区日本橋蛎殻町2-14-11 鴨下ビル2階

メール|GFK@windam.co.jp

電話|03-5642-3765

FAX|03-3664-3833

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