/旅行会社TRAPOLが関西電力と協業。2024年8月1日から箱根町でAIを活用した相乗り移動サービス「カンモビMove」の実証を開始

AIを活用した新サービスで観光体験の向上とゼロカーボン社会の実現を目指す

TRAPOL合同会社(本社:大阪市、代表者:森脇健吾、以下「当社」)は、関西電力株式会社(以下「関西電力」)と協業し、2024年8月1日より、神奈川県足柄下郡箱根町において、AIを活用した相乗り移動サービス「カンモビMove」の実証実験を開始いたします。

1. 背景
関西電力は、2050年に向けたゼロカーボンビジョンの一環として、eモビリティの推進とエネルギーソリューションとMaaSの融合を重点施策として掲げています。この取り組みの一つとして、AIを活用した相乗り移動サービスへの事業参入を目指しています。
その中で、関西電力グループの当社とタイアップし、旅行サービスの一環としてサービスを提供する運びとなりました。
箱根町は、2023年の統計によると年間約1,951万人※が訪れる日本有数の観光地です。しかし、宿泊施設や観光名所が町内に分散しており、観光には町内の移動が不可欠です。
※箱根町役場「令和五年入込観光客数」2024年6月
https://www.town.hakone.kanagawa.jp/www/contents/1100000001464/simple/R5_irikomi.pdf

こうした移動課題を解決し、箱根町の美しい自然と豊かな文化を、より多くの方に快適に楽しんでいただくために、最新のAI技術を活用した相乗り移動サービスを提供します。そして、環境負荷の低減にも貢献し、持続可能な観光のモデルケースを創出したいと考えています。

2. 「カンモビMove」サービス概要
「カンモビMove」は、AIを活用して複数組のお客様の乗降場所を最適に組み合わせ、同じ車両に相乗りいただく移動サービスです。
《主な特徴》

スマートフォンから簡単予約
WebサイトまたはLINEから、乗車地・目的地・時間を自由に指定して配車依頼
柔軟な料金プラン
1回利用定額、1日乗り放題、2日乗り放題から選択
多言語対応
全車両にAI通訳機「ポケトーク」を設置し、訪日外国人観光客にも対応
広範なサービスエリア
箱根町全域をカバーし、ドアツードアの移動を実現※一部乗降不可エリアあり

3. 実証実験の詳細
実施期間:2024年8月1日〜2025年7月31日(1年間)
運行時間:8:00〜18:00(年中無休)※8月1日は12:00から運行開始
運行エリア:箱根町全域(一部混雑エリアを除く)
車両台数:10人乗り4台、5人乗り1台の計5台
予約方法:専用Webサイト(https://www.kanmobi-move.com/
支払方法:降車時に支払い。現金・クレジットカードに対応

4. 期待される効果
観光体験の質的向上

自由な移動により、観光客の満足度向上を実現
観光客の分散化

非混雑エリアへの誘客を促進し、箱根町全体の観光振興に寄与
交通混雑の緩和

相乗りによる車両台数の削減で、特に繁忙期の交通渋滞を緩和
環境負荷の低減

CO2排出量の削減に貢献。将来的には10人乗りEVでの運行を目指す
地域交通課題の解決

タクシー不足問題の緩和に寄与

 
TRAPOL CEO森脇・関西電力ソリューション本部開発部門eモビリティ事業グループ副長 田脇の共同コメント:「このサービスにより、箱根の魅力をより多くの方に堪能していただけることを期待しています。それと同時に、環境に配慮した持続可能な観光地づくりに貢献できることを願って、日々サービス運営していければと考えております。」

5. 今後の展開
当社は本実証を通じて、箱根観光の魅力向上と観光地における本サービスの受容性を検証します。利用状況や顧客フィードバックを基に、サービスの改善と最適化を継続的に行います。そして2025年度以降、移動と観光をセットにした旅行ツアーや、高付加価値な移動体験サービスなどの造成・販売を視野に入れ、活動していきます。

本プレスリリースに関するお問い合わせ:
TRAPOL合同会社
本社 志鳥絢香
電話:080-8015-7236(平日10:00-17:00)
Email: kanmobi@trapol.co.jp

関連記事

ページ上部へ戻る