リゾートバイトで新たな挑戦をするシニア層が増加中

リゾートバイトに挑戦するシニア層の新たな動き

近年、リゾートバイトに挑戦するシニア層が増加しています。定年後の生活を充実させるために、旅行気分を味わいながら働けるこの選択肢が注目されています。特に、観光地での接客や施設運営に関わる仕事が多く、シニアの豊富な経験を活かす場面が増えてきました。リゾートバイトには仲間ができる楽しさや、新しい挑戦を通じた自己成長の機会もあるため、これからますます多くのシニアが参加することが期待されています。

この記事の要約

  • リゾートバイトに挑戦するシニアが増えている。
  • 定年後の充実した生活を目指す動きが見られる。
  • 新しい挑戦や仲間作りがシニアに好評。

全国約4,600施設以上の観光施設に特化した人材サービス事業を行う株式会社ダイブ(東京都新宿区 代表取締役社長:庄子潔、証券コード151A、以下ダイブ)は、「リゾートバイトダイブ」を通じてホテル・旅館で働いたことのある50歳以上のシニア人材を対象にアンケート調査を実施いたしました。

■「リゾートバイトダイブ」を通じて就業するシニア人材(50歳以上)の就業者推移

(ダイブ2024年6月期【第4四半期決算資料】よりhttps://ssl4.eir-parts.net/doc/151A/tdnet/2489256/00.pdf)

総務省の労働力調査によると、2021年時点で45歳以上の労働人口は全体の約5割を占めており、60歳以上の労働者の約4割が「働けるうちはいつまでも働きたい」と回答しています。(*1)また、ダイブにおいても、50歳以上のシニア人材の就業者数は、2022年6月期の199人から2024年6月期の759人へと、3年間で約4倍に急増しています。これを踏まえ、シニア層にとって新たな働き方の選択肢となるだけでなく、観光業の人手不足解消や地域経済の活性化に貢献できることを可視化することを目的に、住み込みで働く「リゾートバイト」の実態調査を実施いたしました。

(*1)出典元:令和4年版高齢社会白書(全体版)

【実態調査サマリー】
●シニア層の約7割がハローワークを利用

50歳以上のシニア層は主にハローワークを利用しており、リゾートバイトの認知拡大が必要です。

●リゾートバイトの認知経路はインターネット広告が主流

約6割の人がインターネット広告でリゾートバイトを知り、シニア層でも有効な手段となっています。

●リゾートバイトの主な目的は「新しい環境での挑戦」と「収入確保」

シニア層は新しい経験を求める一方で、収入を得ることを大きな目的としています。

●リゾートバイト後の変化は「人間関係の広がり」や「スキル取得」

多くのシニア層がリゾートバイトを通じて社会的な交流やスキルアップを実感しています。

●リゾートバイトはシニア層にとってセカンドライフの充実を目指す選択肢

セカンドライフを充実させる手段として、リゾートバイトは新たな働き方の選択肢となっています。

回答者の属性 

Q.性別を教えてください。(単一回答)n=237

性別

Q.最終学歴を教えてください。(単一回答)n=237

最終学歴

50歳以上の約7割が仕事探しに「ハローワーク(公共職業安定所)」を利用

50歳以上のシニア層は、仕事を探す際に「ハローワーク」(68.8%)を最も多く利用していることがわかりました。ハローワークは全国に500カ所以上の拠点を持ち、地域密着型の中小企業の求人が豊富なため、シニア層が気軽に利用しやすい点がメリットと考えられます。

一方で「リゾートバイト派遣会社」を利用して仕事を探す人は3.0%にとどまり、この層にはまだ十分に浸透していないことが示されました。これらの結果から、50歳以上のシニア層に向けた求人獲得やサービスの認知向上を図る施策には、さらなる開拓の余地があると言えます。

Q.利用したことがある求人紹介サービスを教えてください。(複数回答)n=535

利用したことがある求人紹介サービスについて

リゾートバイトを知るきっかけとして「インターネットで広告を見た」が約6割を占める

リゾートバイトをどのように知ったかについて調査したところ、「インターネットで広告を見た」が62.1%で最も多く、リゾートバイトの認知経路として主要な手段となっていることが明らかになりました。次いで「友人・知人からの紹介」(16.0%)が続き、口コミも一定の役割を果たしているようです。注目すべき点として、50歳以上の層でもインターネット広告を見て、リゾートバイトを知るケースが多いことから、シニア層においてもオンライン広告が有効な認知手段となっていることがわかります。

Q.「リゾートバイト」をどのように知りましたか。(単一回答)n=237

リゾートバイトを知るきっかけについて

リゾートバイトを始めたきっかけは「旅行が好きで旅行しながら働けると思った」が上位に

リゾートバイトを始めたきっかけとして、「旅行が好きで旅行しながら働けると思ったから」(39.3%)が最も多い結果となりました。 この回答は、リゾートバイトが単なる仕事にとどまらず、旅行や非日常的な体験を同時に楽しめる点に魅力を感じている人が多いことを示しています。リゾートバイトは全国各地のリゾートホテルや旅館、テーマパークやスキー場などに短期間移住し、住み込みで働くスタイルのため、非日常を体験できることが多くの就業者にとって旅行や旅のような印象を持たせていると考えられます。このような働き方を通じて、日常からの解放感や新しい場所での生活を楽しみたいというニーズに応えていることがうかがえます。

Q.「リゾートバイト」を始めたきっかけを教えてください。(単一回答)n=237

リゾートバイトを始めたきっかけについて

リゾートバイトを始めた理由の約5割が「新しい環境で経験やチャレンジをしたかった」を選択

リゾートバイトを始めた理由についての調査では、「新しい環境で経験やチャレンジをしたかった」(53.6%)が最も多い結果となりました。また、「生活の変化が欲しかった」(37.1%)も上位にランクインしていることから、これまでの暮らしの変化を求め、新たな挑戦をしたいという意欲的な50歳以上が多いと言えます。
Q.「リゾートバイト」を始めた理由を教えてください。(複数回答)n=575

リゾートバイトを始めた理由について

リゾートバイトの目的は「収入を得るため」

前述の「リゾートバイトを始めた理由」では、「生活費を補うため」という理由も上位に挙げられていたものの、最も多い理由ではありませんでした。しかし、リゾートバイトの目的について調査をしたところ「収入を得るため」(47.7%)が最も多い回答となりました。この結果は、年金や退職金があっても日常的な生活費を補う必要があるほか、将来の医療費や予期せぬ出費に備えるために収入を確保したいというニーズが背景にあると考えられます。

Q.「リゾートバイト」をした目的を教えてください。(単一回答)n=237

リゾートバイトの目的について

仕事を探す際に困ったことや不安なことは「年齢」

お仕事を探す際に困ったことや不安なことについて調査した結果、「年齢」(33.5%)が最も多い回答となりました。この結果から、50歳以上のシニア層は、仕事探しにおいて年齢が大きなハードルとなっていると感じていることが明らかです。特に、年齢によって採用が不利になるのではないかという懸念が、不安の要因になっていると考えられます。また、住環境に関する不安も多く見られました。これは、ほとんどの人がリゾートバイトを初めて経験するため、新しい環境での生活に対する漠然とした不安や適応できるかどうかへの心配が影響していると思われます。リゾートバイトにおいては、シニア層が安心して働けるサポート体制や、住環境に対する情報提供が求められていることがうかがえます。
Q.お仕事を探す際に困ったことや不安なことはありましたか。(自由記述回答)n=173

仕事を探す際に困ったことについて

約6割が感じていた不安は「仕事が決まるか(紹介してもらえるか)」

リゾートバイトを始める前に感じていた不安についての調査では、「仕事が決まるか」(62.0%)が過半数の回答を集め、最も多い結果となりました。次いで「職場の人間関係」(55.3%)「住環境が整っているか」(51.1%)「仕事が自分に合っているかどうか」(40.5%)と続きました。特に50歳以上のシニア層においては、「収入が安定するか」(24.5%)よりも、まずは仕事が決まるか、職場の人間関係が円滑に進むかという点について不安を抱いていることがわかります。これらの結果から、シニア層にとって新しい環境での仕事探しや人間関係の構築が大きな課題であり、安心して働ける環境づくりや情報提供が必要とされています。

Q.「リゾートバイト」を始める前に感じていた不安はありますか。(複数回答)n=237

リゾートバイト前に感じていた不安について

リゾートバイトを始めて「人間関係や交流が広がった」「新しいスキルを取得した」が上位、「ライフスタイルがアクティブになった」という声も

リゾートバイトを始めてからどのような変化があったのか調査をした結果、「人間関係や交流が広がった」(45.1%)が最も多い回答となりました。これは、リゾートバイトを通じて多様なバックグラウンドを持つ人々との交流が増え、社会的なつながりが広がったことを反映しています。次いで「新しいスキルを取得した」(43.9%)「ライフスタイルがアクティブになった」(33.8%)といった回答が続き、ポジティブな変化をもたらしていることがわかります。さらに、リゾートバイトでは幅広い年齢層のスタッフが働いていることから、「若い同僚から学ぶことが増えた」(27.4%)という声も寄せられました。これにより、シニア層の就業者が若年層との交流を通じて新しい視点やスキルを吸収する機会となり、仕事を通じた自己成長が促進されていることがうかがえます。
Q.「リゾートバイト」を始めてから変化はありましたか。(複数回答)n=237

リゾートバイトを始めてからの変化

将来の夢や目標があると回答した人は約8割

将来の夢や目標について質問したところ「ある」(51.5%)「どちらかというとある」(28.1%)をあわせると、約7割の人が何らかの目標や夢を持っていることがわかりました。この結果から、リゾートバイトを経験している人々の多くが、今後の人生においても積極的に未来を見据え、自分の成長や挑戦を意識していることが伺えます。年齢や働き方に関わらず、将来に対して前向きな姿勢を持っていることが、リゾートバイトに取り組む原動力の一つであると言えます。
Q.将来の夢や目標はありますか。(単一回答)n=235

将来の夢や目標について

「リゾート地でのセカンドライフの充実」や「リゾートバイトで全国を回る」が夢や目標に

夢や目標について「ある」「どちらかというとある」と回答した人を対象に、具体的な夢や目標を尋ねたところ、「リゾート地でのセカンドライフの充実」(24.7%)が最も多い結果となりました。次いで、「リゾートバイトで全国を回る」(21.6%)「リゾートバイト先での移住」(14.9%)と続き、リゾートバイトを通じて新たなライフスタイルを築きたいという意欲が伺えます。また、「ホテルや旅館など観光業に携わる仕事でのキャリアアップ」(10.8%)という声も見られ、観光業でのキャリアを積みたいと考える人も少なくありません。これらの結果から、リゾートバイトを通じて、50歳以上の世代がセカンドライフや新しい目標に向けて積極的に夢を描いていることが明らかです。リゾートバイトは、第二の人生に向けたステップとしての役割を果たしていると言えるでしょう。
Q.その夢や目標について、近いものを教えてください。(「ある」「どちらかというとある」と回答された方:単一回答)n=194

夢や目標について

同世代にリゾートバイトを勧めるとしたら、どんな風に勧めますか(自由記述回答)※一部抜粋

  • 子育てや介護が落ち着いて、自分の生き方を改めて見直したとき行きたかった「神社仏閣巡り」ができる。住み込みで働くため、日常の生活費を軽減できるので資産を増やしながら、この体験ができるのは魅力的。これまで触れ合うことがなかった海外の方や、若い世代とも交流できるので刺激をもらうことができる。(50代 女性)

  • 自分の可能性を信じたほうがいいと思います。(60代 男性)

  • 何事も始めるのに年齢は関係ありません。一歩踏み出す勇気があれば新たな出会いやスキルを身につける事が出来ると勧めたいです。(50代 女性)

  • 行ったことのない場所へ行って、働くことで「知り合い」や「友達」ができます。日本中に知り合いや友達ができるので、世界観が広がって楽しい。(60代 女性)

  • 何かに煮詰まってるとしたら気分転換にもなるし、新しい気付きもあるかも知れないから経験してみても良いかも。(50代 男性)

  • 生活費を稼ぎながら移住先を探すなら、リゾートバイト良いよと勧めます。(50代 女性)

  • 高齢でも自分の心がけと働き次第で継続できる。(50代 男性)

  • はじめてのリゾートバイトで不安はありましたが、働いてみたら自信にもつながり貯金もできる。(50代 女性)

  • 数か月の滞在型観光がセットされている気分。自分にあった働き方を選択できるのがリゾートバイトの良いところ(60代 男性)

リゾートバイトとは

リゾートバイトとは、日本全国のリゾートホテルや旅館、飲食店・テーマパーク・レジャー施設・スキー場等に短期間移住し、従業員寮で生活しながら勤務する働き方です。

労働の対価として収入を得るだけではなく、新しい仲間との出会いや多様な価値観に触れる経験など、海外でのワーキングホリデーに近い”旅行以上、移住未満”の体験価値を国内でも得られる手段として、ダイブでは主に25歳から44歳までの社会人を中心に支持されています。

■調査概要

調査名称 :50代・60代の「リゾートバイト」に関する実態調査

調査期間 :2024年9月4日~2024年9月14日

調査方法 :Googleフォームによる回収
調査対象 :2023年9月1日~2024年8月31日の期間で就業した
      50歳~65歳のリゾートバイトスタッフ

有効回答数:237件 小数点以下を切り捨て

実施主体 :株式会社ダイブ

【株式会社ダイブ・概要】

会社名     :株式会社ダイブ

創業      :2002年3月

代表取締役社長 :庄子 潔

本社所在地   :〒160-0022 東京都新宿区 新宿2-8-1 新宿セブンビル10F

サイト     :https://dive.design/ 


ダイブは、日本経済の成長エンジン「観光業」の大課題を解決すべく、事業展開しているベンチャー企業です。

基幹事業である観光施設に特化した人材サービス(リゾートバイト)においては、観光施設の大課題である「人手不足」の解決に寄与しており、年間9,320人の観光従事者を創出。(2024年6月期)日本人人材と外国人人材あわせて、全国47都道府県、4,600施設以上の観光施設と、人材のお取引実績があります。

また、新規事業の地方創生事業では、全国6カ所の非観光地(過疎地・消滅可能性自治体を含む)において、D2Cの観光事業を展開。収益の創出・外貨の獲得はもちろん、地域事業者と連携することでのサステナブルな地域づくりに貢献しております。

その他にも、グランピング施設に特化したWEBメディア「 GLAMPICKS(グランピックス)」の運営をはじめとした宿泊施設に対しての集客支援など、IT領域での事業展開も積極的に行っております。

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