IGLTA、史上最も多様性に富んだ世界総会を大阪で開催

50カ国以上のLGBTQ+ツーリズム関係者が大阪に集結。

Opening Reception: 左から、Eriko Tateishi (she/her), OCTB; Jonathan Lucas (he/him), OCTB; Ai Haruna (she/her), TV Personality/Singer; Dougal Mckenzie (he/him), IGLTA Board Chair/Google; Tony Warner (he/him), IGLTA; Hiroshi Mizohata (he/him), President of OCTB; and Shintaro Koizumi (he/him), Out Asia Travel & 2024 IGLTA Impact Award recipient | Photo by Through The Shutter

IGLTA(The International LGBTQ+ Travel Association)は、「IGLTA世界総会2024」を2024年10月23日〜26日に開催し、IGLTA史上、北米以外で開催された最大のコンベンションとなりました。50を超える国と地域から参加者が集まった世界総会は、IGLTA史上最もグローバルな多様性を備えたものであり、LGBTQ+ツーリズムが急速に成長する市場としてアジア太平洋地域が注目されていることを示しています。本総会の成功には、大阪観光局に重要なパートナーとして貢献していただきました。

【IGLTA会長兼CEO ジョン・タンゼラ メッセージ】

私たちの世界総会を大阪で開催できたことは、非常にインパクトのある経験でした。会員にとってアジアで有意義なビジネス関係を築く新たな機会を生み出し、また、この地域におけるLGBTQ+ツーリズムの認知度を拡大するものでした。この歴史的なイベントを実現するために尽力してくださった大阪観光局に心より感謝いたします。また、IGLTAのメンバーでもある小泉伸太郎氏が代表を務めるOut Asia Travelの長年にわたる揺るぎない支援にも感謝いたします。

【大阪観光局理事長 溝畑宏氏 メッセージ】

IGLTAが無事開催できたことを心よりお祝い申し上げます。IGLTA史上、最もグローバルで多様性溢れた総会のホストになれたと伺い嬉しく、また誇りに思います。本総会を通じて、大阪が多様性溢れる都市であることを改めて示す機会となりました。また、本総会では北海道、東京、石川、岐阜、奈良、福岡にもご協力いただき、プレ・ポストFAMトリップを開催いただいたことで、日本全体をLGBTQ+フレンドリーな観光地としてアピールすることができました。IGLTA世界総会に参加された皆様をはじめ、世界中のLGBTQ+旅行者を2025年大阪・関西万博にてお会いできることを心待ちにしております。

2024年世界総会のまとめ

  • Opening Reception:大阪観光局主催のレセプションは、大阪城を望む「ザ ランドマークスクエア オオサカ」で開催。

  • Buyer/Supplier Marketplace:「Travel Weekly UK」の親会社であるJacobs Mediaとの共同企画で行われ、合わせて年商6億8,850万米ドルのバイヤー企業らが参加。

  • IGLTA Foundation Think Tank:Google社の協力のもとSimpleview社がスポンサーとなり、世界の経営者層や非営利団体の意思決定者がアジアの視点から職場におけるLGBTQ+の抱括包括性について議論した。

  • Black Travel Leaders Breakfast:New York Tourism + Conventions(ニューヨーク市観光会議局)主催の朝食会では、黒人の観光リーダーらが集まり、ネットワーキングを実施。

  • Fireside Chat:米国商務省国家旅行観光局ブライアン・ビール局長と、大阪観光局溝畑宏理事長が、「日米観光交流年」にちなんで座談会を実施。

  • Voyage Fundraiser:IGLTA財団主催のVoyageが大阪の住吉大社吉祥殿で開催され、LGBTQ+ツーリズムを促進するための財団の活動を支援するために、8万米ドルを超える寄付金が集まった。

  • Panel Discussion:「Exploring Social Inclusion in Asia-Pacific」のスピーカーセッションでは、アジア開発銀行の支援のもと「Emerging Destinations and Communities Program」のブータン、ネパール、インド、スリランカのメンバーが登壇。法、経済、人間開発の観点から持続可能な観光の推進について議論した。

大阪城の面前で行われたレセプションを楽しむ参加者 | Photo by Through The Shutter
Voyage: 住吉大社にて「連獅子」を披露 | Photo by Through The Shutter

来年のIGLTA世界大会は、2025年10月21日~25日にカリフォルニア州パームスプリングスで開催。早期割引料金のお申し込みは、こちらをクリックしてください。

スポンサー企業のご紹介

Presenting Sponsors: Osaka Convention & Tourism Bureau, Airbnb, Brand USA, International Experience Canada, Visit Greater Palm Springs.

Official Sponsors: American Express Travel, Simpleview, Malta Tourism Authority, Meet Boston, Greater Miami Convention and Visitors Bureau, Destination DC, Embratur – Visit Brasil.

Conference Sponsors: The Florida Keys & Key West, Cvent, MGM Resorts, Booking.com, Swissôtel Nankai Osaka, New York City Tourism + Conventions, Travel Guard, ProColombia, Discover Puerto Rico, Visit West Hollywood.

Breakout Session Sponsor: WeTravel.
Community Partner: 
American Chamber of Commerce Japan (ACCJ), Nijiiro Diversity, with support provided by the U.S. Consulate General Osaka-Kobe.

<IGLTAとIGLTA財団について>

IGLTA(国際LGBTQ+旅行協会)は、人生を豊かにする本質的な旅を可能にし、LGBTQ+コミュニティと観光業界をつなぐ会員主体の組織。ミッションはLGBTQ+コミュニティと観光業界をつなぐこと。IGLTAの世界的ネットワークには、LGBTQ+の顧客を歓迎する80カ国・13,000以上の宿泊施設、デスティネーション、サービス、旅行代理店、ツアーオペレーター旅行メディアがある。またIGLTA財団は研究と教育を通じて、LGBTQ+トラベルを世界的に支援しています。

公式サイト: iglta.org, igltaconvention.org, iglta.org/foundation

Facebook: @IGLTA, @IGLTABusiness, @IGLTAFoundation

X: @IGLTA

LinkedIn: @IGLTAFoundation

Instagram: @IGLTA

<公益財団法人大阪観光局について>

大阪観光局は、大阪府、大阪市、堺市の一体的なマネジメントを推進する役割を担うDMO。大阪の活気ある歴史、文化、経済を生かし、ビジネス、レジャー、コンベンションの一大デスティネーションとして、様々な取り組みを通じて大阪のプロモーション行う。大阪観光局は、LGBTQ+旅行者に魅力的な観光デスティネーションとしての認知向上を目的に、2018年10月、IGLTAに加盟。観光局の職員向けLGBT+研修、LGBTQ+FAMトリップ、観光局主導としては日本初となるLGBTQ+旅行者向けの総合情報英語サイト「VISIT GAY OSAKA」の開設など、LGBTQ+ツーリズムの基盤づくりに積極的に取り組む。

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