トリップアドバイザー、世界の旅行者のライフステージ別インサイトと2025年の旅行動向をまとめた「Travel Through Life」レポートを発表

トリップアドバイザー

世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」(トリップアドバイザー、本社:マサチューセッツ州ニーダム、NASDAQ:TRIP、CEO:マット・ゴールドバーグ、日本語版サイト:www.tripadvisor.jp) は、ライフステージが旅行習慣に与える影響を読み解き、企業が有意義な方法で世界の旅行者とつながる方法をまとめたインサイト主導のレポート「Travel Through Life(人生を通した旅)[1]」を発表しました。

このレポートでは、「大学生」、「新婚・婚約中」、「子供が生まれたばかりの親」、「子育て経験豊富な親」、「キャリア形成中」、「キャリア形成後」、「子供が自立した親」、「引退後」という8つの異なるライフステージにおける、世界の旅行者の旅行計画時のリサーチ方法や予約に対するユニークな洞察や考え方が明らかにされています。旅行にお金を使う意欲がある旅行者はどのライフステージにおいても圧倒的に多いものの、旅行の資金調達方法、計画、予約の仕方はライフステージによって大きく異なることが分かります。

主な調査結果:

  • 旅行での贅沢:子育て経験豊富な親は、旅行前から自分自身と家族のために贅沢をすることを楽しんでいます。この世代の日本人旅行者の84%が新しい洋服、66%がスキンケア製品を購入し、56%が旅行前に新しいアクセサリーを購入すると答えています。同様に、子供が生まれたばかりの親も出費を惜しまない傾向があり、この世代の日本人旅行者の79%が旅行中の食事に贅沢をすることがわかりました。また、キャリア形成後の世代は、2025年の旅行において32万5千円以上を使う可能性が48%高いとされています。

  • 旅行先の決定: 他の国々ではビーチが旅行先として人気ですが、日本人旅行者の約半数(47%)が文化遺産地を好みの旅行先として選びました。次いで都市部が38%、ビーチは34%で3番目となっています。

    o   子供が生まれたばかりの親は最もビーチを選ぶ傾向(47%、日本全体の平均34%より13%高い)

    o   大学生は都市部を選ぶ傾向が強い(62%、日本全体の平均38%より大幅に高い)

    o   日本人旅行者のほとんど(81%)は、リラックスしてゆっくり過ごせる休暇を好んでおり、特に退職後の人々(93%)と子供が自立した親(89%)でその傾向が最も強い。

    o   日本人旅行者の75%は国内旅行を好み、退職後の人々と子供が生まれたばかりの親はその割合が最も高い(どちらも83%)

    o   キャリア形成後の人の68%は日常から離れることを望んでいる。また、大学生と子供が生まれたばかりの親はどちらも思い出に残る体験を重視しており(57%)、この点で共通している

「旅行の好みが年齢とともに変化することは周知の事実ですが、年齢層は全体の物語の一部に過ぎません。Travel Through Lifeのインサイトは、企業が各ライフステージにおける旅行願望を真に理解し、旅行者へどのように影響を与えるかを考える機会を提供します。すべてのライフステージにおいて旅行への意欲は高く、出費の傾向もありますので、これらのインサイトを活用してコンテンツやマーケティングを形作る企業は、収益性の高いオーディエンスに対して大きな成長を実現することができるのではと思います」と、トリップアドバイザーのグローバルマーケティング部門でバイスプレジデントを務めるマット・デイシー(Matt Dacey)は述べています。

ライフステージ別の主な調査結果:

  • 大学生: この世代は、2025年の旅行で特定の観光地を訪れることや記憶に残る体験をすることを最も望んでいます。彼らは熱心に情報収集を行い、デジタル環境からのインスピレーションに大きく依存しています。旅行を計画する際、この世代の日本人旅行者の86%がレビューを活用し、67%がSNSで自分の体験を共有しています。大学生の40%は、親などの収入源に頼って旅行費用の一部または全額を賄っています。

  • 新婚・婚約中:この世代は旅行への意欲が高く、過去5年間と比べて旅行を優先すると回答した世界の旅行者は50%という結果でした。約3分の2が来年中に海外旅行を計画しており、ほぼ半数(48%)がユニークで一生に一度の体験を求めています。

  • 子供が生まれたばかりの親:この世代の日本人旅行者の94%が子どもと一緒に旅行する予定と回答しましたが、他のどの世代よりも旅行の頻度は少なくなっています。宿泊施設を選ぶ際の最も重要な要素は「家族向けの利便性」で60%が重視しており、62%が赤ちゃん用品の準備や運搬を旅行の際の大きなハードルであると考えています。

  • 子育て経験豊富な親:この世代の日本人旅行者の約半数(45%)が共通の課題として挙げるのは、旅行中に子どもの年齢に合ったアクティビティを見つけることです。出費に関しては、子供のためにより意味のある体験を求めるためか、旅行に多くお金を使うことを厭いません。38%が子どもが成長したことをきっかけに旅行への支出を増やしており、98%が、旅行中少なくとも1つのカテゴリーで贅沢をすると答えています。

  • キャリア形成中:この世代の人々にとって、食は旅行の重要な要素であり、日本人旅行者の76%が旅行中に贅沢な食事を計画しています。83%がミドルクラスまたは高級な宿泊施設に滞在すると答えており(リーズナブルな宿泊施設を選ぶのはわずか17%)、39%がプレミアムエコノミー、ビジネス、またはファーストクラスで旅行する予定です。

  • キャリア形成後:この世代は休息とリフレッシュを最優先しており、旅行の主な動機は日常から離れることと、リラックスして元気を取り戻すことです。また、この層は出費を惜しまず、95%が旅行の1つ以上のカテゴリーで贅沢をすると答えています。特に、食事や宿泊施設にお金をかける傾向が強いほか、交通費にもお金をかける意向があり、約半数がプレミアムエコノミー、ビジネス、またはファーストクラスを利用しています。

  • 子供が自立した親:より多くの自由に使える収入を持つこの世代の日本人旅行者の68%は、旅行を贅沢費の中で2番目に優先する分野としてあげています(1番は外食)。81%がパートナーや配偶者と一緒に旅行をする予定で、子どもたちの心配をする必要がなくなったことで、以前よりも旅行の日程や行き先に柔軟性を持つことができ、個人的な興味を旅行計画に組み込むことができるようになっています。

  • 引退後:この世代は自分のペースで旅行を楽しみ、観光や自然、歴史的な名所を訪れることを好みます。引退後の人々は、平均よりも56%多く健康問題を旅行の際の障壁として挙げており、83%が国内旅行に限定する予定です。

「Travel Through Life」レポート(英語のみ)は、こちら(https://www.tripadvisor.com/travelthroughlife)からご覧いただけます。

[1] オーストラリア、ドイツ、日本、アメリカ、イギリスの今後12ヶ月以内に旅行を計画している旅行者(18歳から75歳の6,700人)を対象にQualtricsと提携して調査を実施。このデータは2024年第2四半期にまとめられ、2024年第1四半期のGWIデータ、トリップアドバイザーのユーザーに焦点を当てたデータ、また、2024年5月6日~16日までの期間にトリップアドバイザーコミュニティボードを通じて実施された旅行者へのインタビュー結果が統合されています。

トリップアドバイザーについて

  

トリップアドバイザーグループは、共有に値する体験と人々を結びつける複数のブランドを有し、世界で最も信頼される旅行と体験の情報の源となることを目指しています。私たちはブランド、テクノロジー、ケイパビリティを駆使して、世界中の人々に豊富なコンテンツや旅行に関する情報を提供し、また、アクティビティや宿泊施設、レストランなどのマーケットプレイスを通じて世界中の旅行者とパートナー企業を繋げています。Tripadvisor, Inc.(Nasdaq: TRIP)の子会社は、Tripadvisor、Viator、TheForkなどの旅行メディアブランドや事業を運営しています。

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