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台東県政府は、地元産業の国際市場開拓と海外ビジネスチャンスの拡大を支援するため、副県長の王志輝氏を団長とする代表団を派遣し、日本の南九州を訪問しました。宮崎県庁や熊本県商工会連合会を訪れ、産業振興の経験や協力の可能性について意見交換を行うとともに、現地の地方創生の取り組みを視察。発展のノウハウを学び、将来的な国際協力や台東県の産業高度化の基盤づくりを目指します。

宮崎県では、副知事の日隈俊郎氏、宮崎県台湾交流大使の星源透氏、宮崎市長の清山知憲氏を訪問し、チャーター便による直行便の実現を含めた相互交流の促進について意見を交わしました。また、新富町を訪れ、小嶋崇嗣町長の案内のもと、産業振興や地方創生に関する意見交換を実施。特に農業、観光、産業連携の分野において、台東県と新富町が地理環境や農産物の特性、文化的背景など多くの共通点を持つことを再確認しました。今後、より具体的なプロジェクトの推進に向け、協力関係を一層強化していく方針です。

続いて、熊本県商工会連合会を訪問し、経営支援部長の肱黒修司氏と会談。双方の産業やビジネス交流の可能性について意見を交わしました。熊本県商工会連合会の会員は、製造業や商業、サービス業など多岐にわたり、中でも食品加工業や関連産業に携わる事業者が多く、一部は小売業にも従事しています。これは台東県の特色ある産業プロモーションのニーズと一致します。台東県は、多様な販売チャネルを活用し、オンライン・オフライン両方での販路拡大を図るとともに、熱気球フェスティバルや東浪フェスティバル（※）など、県が定期的に開催する国際的なイベントを通じて、観光と産業を融合したプロモーションを展開しています。今回の会談では、両地域のイベントを相互に活用し、商品の認知度向上と販路拡大を図る方法について具体的に議論しました。

台東県財政及び経済発展処によると、今回の訪問では、南九州各地の地方創生の成功事例を視察し、地域活性化のための革新的な政策や産業連携の取り組みについて理解を深めました。地域づくり、観光振興、農産品加工の高度化など、こうした貴重な経験は、台東県が今後地方創生や国際市場開拓を推進する上での参考となります。

今回の訪日を通じ、台東県政府は南九州地域との友好関係をさらに強化するとともに、地方創生の具体的な取り組みを学びました。これにより、台東県の農業、観光、産業の高度化に新たな可能性がもたらされます。今後も県政府は国際協力を推進し、台東県のさらなる発展を目指してまいります。

東浪フェスティバル は、台湾・台東県で開催される音楽・マリンスポーツ・グルメを楽しめるイベントです。サーフィンやSUP体験、ライブ音楽、地元グルメなどが集まり、海と自然を満喫できるフェスティバルです。