ホテル・旅行のニュースリリース・情報

シンガポールを拠点とするホスピタリティグループ「The Ascott Limited（アスコット）」は、

自社のフラッグシップブランド「アスコット」のグローバル展開を、新たに打ち出した

「マルチタイポロジー戦略」のもとで加速させています。

2024年には、前年比2倍以上となる8軒の新規物件契約を達成。力強い成長を遂げたアスコットブランドは、2025年もその勢いを維持し、年初4か月でさらに3軒を新たに加え、運営中および開業予定を含めたブランドポートフォリオは、世界43都市・80軒以上、総客室数17,400に成長しました。

アスコットが展開する全14ブランド全体では、現在、230都市で約990軒以上、客室数にして17万室超を擁するグローバルネットワークを構築しています。

2025年に新たに加わったアスコットブランドの施設は、フィリピンの「Ascott Ortigas Manila

（アスコットオルティガスマニラ）」、シンガポールの「Ascott Shenton Way Singapore（アスコットシェントンウェイシンガポール）」、そして中国・温州における初のアスコットブランド施設の

3軒です。

2024年には、中国の南京、深圳、蘇州、武漢、無錫で契約を締結し、同年中に「Ascott Xuanwu Lake Nanjing（アスコット玄武湖南京）」が開業しました。インドネシア・バタム島では、

「Ascott Batam（アスコットバタム）」の契約締結を通じて同国での展開を広げるほか、東アフリカ・ケニアのナイロビにも初進出しました。

また、2024年の締めくくりとして、マレーシア・ペナン州の「Ascott Residences Batu Ferringhi Penang（アスコットレジデンスバトゥフェリンギ）」の契約を締結し、同国でのブランドの存在感をさらに強化しています。

サービスレジデンスを原点とするアスコットブランドは、MICE施設を備えたホテルやブランド

レジデンスなど、新たな宿泊形態（タイポロジー）へと展開の幅を広げています。

この多様化は、上質なライフスタイルを重視するエグゼクティブ層に向けて、グローバルに展開

する多様で高品質な宿泊ソリューションを包括的に提供するというブランドの姿勢を体現するものです。

アスコットのCEO、ケビン・ゴーは次のように述べています。

「経済不確実性が高まる中、アスコットは従来の柔軟性の高い「フレックス・ハイブリッド」型

オペレーションモデルに加え、「マルチ・タイポロジー」型のブランド戦略を組み合わせることで、事業基盤をさらに強化しています。フレックス・ハイブリッドモデルの最大の強みは、一つの運営体制のもとで短期滞在と長期滞在の両方の需要に対応できる柔軟性にあります。これを複数の

宿泊形態（タイポロジー）を取り入れたブランドエコシステムで支えることで、アスコット独自の競争優位性が確立されるのです。このモデルの導入により、滞在期間の長短にとどまらず、

オーナーやゲストのニーズ、立地特性といった多様な変化にも柔軟かつ機動的に対応することが

可能になります。」

「また、ここ数か月のアスコットブランドにおける複数の宿泊形態での契約実績からも分かるように、私たちの柔軟な戦略は、マクロ経済環境の変化に対して機敏に対応し、持続的な成長をもたらしています。運営効率の向上、ブランドロイヤリティの深化、そして変化の激しい旅行市場における高い適応力を備えることにより、各マーケットに最適なブランドと宿泊形態を的確にマッチさせることが可能になります。オーナーにとっては、アスコットのブランド力と実績あるポートフォリオを活かしながら、収益性を最大化できる柔軟なブランドと宿泊形態の組み合わせをご提案でき、迅速な市場浸透が図れます。ゲストに対しては、信頼のおけるブランドのもとで多様な宿泊オプションを提供し、シームレスで満足度の高い滞在体験をお届けします。俊敏性が“レジリエンス（事業持続力）”の新たな鍵となる現代において、アスコットの「フレックス・ハイブリッド×マルチ・タイポロジー」戦略は、ビジネスが不確実な状況下におけるリスクを最小限に抑えると同時に、新たな需要が生まれる局面において成長機会と上昇の可能性を捉える柔軟性を実現しています。」と

ゴー氏は述べています。

■新たな宿泊形態へと広がる「アスコット体験」

アスコットは、マルチ・タイポロジー戦略のもと、サービスレジデンスの枠を超えてブランドの

世界観をさらに伝える体験をお届けしています。近年の契約締結した施設や開業予定のプロパティでは、ブランドレジデンスやMICE機能を備えたフルサービスホテルがポートフォリオに加わり、

アスコットの進化を体現しています。

その一方で、アスコットは「さりげないラグジュアリー」というブランドの核となる価値観を守り続けています。洗練された空間美に、厳選されたロビーのアートインスタレーション、

そしてAscott Artisan（アスコットアルチザン）と呼ばれるスタッフによるきめ細やかなサービスは、アスコットならではのゲスト体験の象徴です。

さらに、「テーマスイート」や、舞台芸術・美術・料理・ファッションなどに通じるアートプログラム「Ascott Soirée（アスコットソワレ）」といったブランドシグネチャー体験が、訪れる街の息吹を感じる時間を演出します。これらの要素が融合し、アスコットでは上質な暮らしを求めるエグゼクティブ層に洗練されたサンクチュアリとして、ワンランク上の体験を提供しています。

アスコットのチーフ・コマーシャル・オフィサー、タン・ビー・レンは次のように述べています。
「私たちは市場セグメントごとに新たなブランドを立ち上げるのではなく、すでに確立された

アスコット、シタディーン、lyf、オークウッド、サマセット、クレストコレクション、

アンリミテッドコレクションといったブランドを、多様な宿泊形態に合わせて柔軟に展開しています。展開形態として必要最低限のサービスを提供するセレクトサービスから、ラグジュアリーな

フルサービスまで幅広くカバーします。

アスコットのブランドプロミスである 「Stay Your Way（自分らしい滞在）」 の理念のもと、このマルチ・タイポロジー戦略は、世界中の多様化する旅のニーズに応える、パーソナライズされた宿泊ソリューションを提供します。

この戦略は単なる運営面での柔軟性に留まらず、ブランド体験の一貫性と高品質なサービスを提供しながら、収益性の最大化を図るモデルでもあります。イールドマネジメントやディストリビューション効率の強化を通じ、より広い市場へのアプローチと戦略的レジリエンスの向上を実現しています。

マルチ・タイポロジー戦略をベースに、ブランド展開や提供するサービスを調整することにより、アスコットは旅行需要やゲストの行動変化に対して、よりしなやかに、そして迅速に対応できる体制を整えています。」

■ホテル
新たに契約締結した「Ascott Shenton Way Singapore（アスコットシェントンウェイシンガポール）」は、シンガポールの中心業務地区（CBD）に位置する、29階建ての「緑のサンクチュアリ」内に誕生します。アスコットブランドとしてはシンガポールで3軒目、CBDエリアでは2軒目となる本施設は、短期滞在から長期滞在まで幅広く対応する全137室の多彩な客室タイプを有しています。館内には、ウェルネス重視の特別仕様の施設をはじめ、レジデンツラウンジ、ミーティングスペース、オールデイダイニングレストラン、ロビーカフェ、ジム、スパ、プールなどを完備。

さらに、都市の中心に自然の潤いをもたらすガーデンテラスも設けられ、滞在に安らぎと癒しを

提供します。

■MICE機能を備えたフルサービスホテル

アスコットは、2025年7月、サウジアラビアのリヤドに初のヴィラタイプのホテル

「Ascott Villas Riyadh（アスコットヴィラズリヤド）」を開業します。リヤドの金融中心地、

キング・アブドゥラ・ファイナンシャル・ストリート近くに位置し、2～4ベッドルームのヴィラでさまざまな滞在のニーズにお応えします。中にはプライベートプールを備えたヴィラもあり、

ビジネスとラグジュアリーな生活を融合させた空間が広がります。また、4つの多目的会議室と

エグゼクティブボードルーム、レストラン、プール、ジム、テニスコートも完備し、ビジネス利用にも対応可能です。

ベトナムでは、ハノイ・タイホ地区の西湖沿いに位置する「Ascott Tay Ho Hanoi（アスコットタイホハノイ）」が、2026年のグランドオープンに先駆けて会議やイベントを開催予定です。

ハノイの象徴的な西湖に面しており、14のイベントスペースを備えた「The Sense Tay Ho Convention Centre（センス・タイホ・コンベンションセンター）」を擁し、市内最大級のグランドボール

ルーム（2,000名収容可能）を特徴としています。

ホテルには618室の客室とサービスアパートメントがあり、スパ、ジム、プール、ヨガルームなどのプレミアムウェルネス施設も完備。さらに、ミシュラン星を獲得したシェフや世界的に著名なシェフが手掛ける10以上の多彩な料理を提供する上級レストランで、特別なダイニング体験を楽しめます。また、美しい景色を一望できるスカイバーも完備し、リラックスした時間を提供します。

さらに、アスコットは2025年3月にフィリピン・マニラのオルティガス地区に「Ascott Ortigas Manila（アスコットオルティガスマニラ）」の契約を締結、フルサービスのホスピタリティ分野においても拡大を図っています。フル改装後、アスコットブランドとして再オープンし、232室と1,700㎡のイベントスペースを提供します。さらに、スパ、ジム、プール、レジデンツラウンジ、2つのダイニングも完備しています。

■ブランドレジデンス
アスコットのブランド拡張における大きな節目として、初のブランドレジデンスとなる

「アスコットレジデンスバトゥフェリンギペナン」が誕生します。場所は、マレーシア・ペナン島の中でも高級住宅街タンジュン・ブンガと、人気のリゾート地バトゥ・フェリンギの間に広がる美しい海岸線沿いです。

本物件は、マレーシアのデベロッパー Instant Icon Sdn Bhd によって今年販売開始予定で、緑地からの新規開発プロジェクトとして展開されます。全99戸のレジデンスは、洗練された建築美と芸術性を融合させたデザインが特長で、広々とした客室（約2,000～4,000平方フィート）に加え、約8,000平方フィートのペントハウスも用意され、海辺での上質な暮らしを体現する空間となる予定です。竣工は2028年を予定しています。

■アートで旅先を彩る「アスコットソワレ」
急成長を辿るアスコットでは、シグネチャーブランドプログラム「アスコットソワレ」の新たな

エディションを発表します。アート、カルチャーに触れるイベントを行うことで、ゲスト体験を向上させることを目的としています。このプログラムでは、各ホテルが「アートが生きるギャラリー」へと変貌し、館内でキュレーションされた体験や、地元との独占的なコラボレーションを通じてゲストに感動を提供します。ライブパフォーマンスや視覚芸術、オートクチュール、世界クラスの料理など、「アートのある暮らし」を多感覚で体験し、真のクラフトマンシップに触れる体験を提供します。

タン・ビー・レン氏は次のように述べています。
「体験型旅行の需要が高まる中、単なる宿泊場所を求めているのではなく、さまざまなつながりを求めています。アスコットソワレでは、アートを通じたパフォーマンスやオーダーメイドの料理体験、唯一無二のアートとの出会いなど忘れられない体験をお届けします。そして、それらの背後にあるビジョナリー、すなわち各地の物語を生き生きと伝えるアーティスト、キュレーター、職人たちを祝います。世界中で行われる創造的なコラボレーションを通じて、アスコット・ソワレは心温まるアートにインスパイアされた体験を提供し、ゲストの滞在を本物の魂で豊かにします。文化と洗練に囲まれたアスコットのゲストは、アートと洗練された生活が交わる場所で、すべての瞬間が心を込めてデザインされた空間を楽しむことができるのです。」

シンガポールでは、「アスコット・オーチャード・シンガポール」のゲストが、シンガポール交響楽団による母の日コンサートを楽しみ、シンガポール植物園で地元の才能によるクラシック音楽を堪能し、シンガポールの豊かなパフォーミングアートシーンに没入できます。東京では、

「アスコット・丸の内・東京」が東京高橋工房と伝統的な木版画職人協会とコラボレーションし、江戸時代の版画とその卓越した職人技を展示。現代の解釈を加え、この大切な伝統に新たな命を

吹き込みます。中国の「アスコット・風義山・深セン」では、茶の芸術が主役となり、ゲストは

伝統的な茶道や茶文化を学ぶ機会を楽しめます。

アスコット・ソワレの全てのアクティベーションや今後の体験については、

こちらをご覧ください。

https://www.discoverasr.com/en/ascottsoiree

■概要(サマリー)

• 過去16か月間でアスコットブランドの新規物件11軒（計2,300室以上）を契約。ブランドのポートフォリオは、サービスレジデンス、ホテル、ブランドレジデンス含むブランド全体で、43都市・80軒以上に拡大。

• 「Ascott Shenton Way Singapore（アスコットシェントンウェイシンガポール）」の契約締結により、世界の主要都市・CBD（中心業務地区）でのブランドプレゼンスをさらに強化。

• アートを通じて滞在体験を高める「Ascott Soirée（アスコットソワレ）」で訪れる街の魅力を五感で体感できるプログラムを展開。

The Ascott Limited（アスコット）について

アジアパシフィック地域初のインターナショナルクラスのサービスレジデンスとして、1984年にアスコットシンガポールをオープンして以来、現在では、世界で980以上のプロパティを運営するホスピタリティオペレーターへと成長しました。シンガポールに拠点を置くアスコットは、アジアパシフィック、中央アジア、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アメリカの40カ国、230以上の都市に展開しています。

アスコットでは、サービスレジデンスやホテル、ソーシャルリビングホテルを主として、その他シニア向けレジデンスや学生向け宿泊施設、レンタルハウジングなどの幅広い宿泊施設を展開しています。受賞歴のあるホスピタリティブランドとして、Ascott（アスコット）、Oakwood（オークウッド）、Citadines（シタディーン）、lyf（ライフ）、Somerset（サマセット）、The Crest Collection（クレストコレクション）、The Unlimited Collection（アンリミテッドコレクション）、Preference（プリファレンス）、QUEST（クエスト）、FOX（フォックス）、HARRIS（ハリス）、POP！（ポップ）、Vertu（ヴァーチュ）、YELLO（イエロー）を展開しています。また、アスコットのロイヤリティプログラムであるアスコットスターリワーズ（ASR）通じ、メンバー限定特典やお得なオファーなどをお楽しみいただけます。

現在日本国内では、アスコット、オークウッド、シタディーン、lyf、サマセットの5ブランドにて22プロパティを運営しています。

キャピタランド・インベストメント・リミテッドの完全所有事業部門であるアスコットは、ホスピタリティオペレーター会社です。 アスコットは、他オーナー企業との広範なネットワークとマーケットに関する専門知識を活用し、ホスピタリティマネジメントとインベストメントマネジメントの能力を通じてフィー関連収益を拡大しています。 アスコットはまた、スポンサーのキャピタランド・アスコット・トラストとプライベートファンドを成長させることで、運用するファンドを拡大しています。

アスコットの詳細およびサステナビリティにおける取り組みについては、www.discoverasr.com/the-ascott-limitedをご覧ください。

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