ベトジェットエアはどこの国の航空会社? ネットにおける評判を参考にしてわかりやすく簡単に解説

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ベトジェットエア徹底解説:ベトナム発LCCの実力と評判

皆さんこんにちは、旅行WEBメディア「HOTTEL」の旅行記者TAKAです。今回は、アジアの空を急速に席巻しているベトジェットエアについて、様々な旅行者の体験談や評判を徹底調査し、メリットからデメリットまで包括的に解説していきたいと思います。これから東南アジア旅行を計画している方や、少しでもお得に航空券を手に入れたい方は、ぜひ参考にしてください。

ベトジェットエアの基本情報

まず、ベトジェットエア(Vietjet Air)はベトナムの格安航空会社(LCC)です。2007年に設立され、2011年12月25日から運航を開始したベトナム初の民間航空会社となります。当初はエアアジアとの合弁で「ベトジェット・エアアジア」として運航する予定でしたが、ベトナム政府の外資規制方針により、最終的に独立した形で運航を開始することになりました。

本拠地はベトナムのハノイで、ノイバイ国際空港とホーチミン市のタンソンニャット国際空港を主要ハブとしています。現在は、アジア、オーストラリア、太平洋地域を含む40以上の目的地にサービスを提供する規模に成長しました。

特筆すべきは、CEOのグエン・ティ・フオン・タオ氏の存在です。彼女は親会社のSovico Holdingsの共同創業者・会長であり、東南アジアの女性として自力で成功した初のビリオネア(総資産10億ドル以上)です。4人の子を持ちながら、ロシアでの留学経験を活かして日本などアジア諸国の衣料品、オフィス機器などをモスクワで販売し資産を築きました。

機材と保有機数

ベトジェットエアの機材は比較的新しく、平均機齢は2.7年程度と言われています。エアバスA320-200(17機)、A321-200(36機)、A321neo(27機)、A330-300(7機)などを中心に、約80機を保有しています。

また、将来的な拡大計画も順調に進んでおり、ボーイング737 MAXシリーズやエアバスA321XLRなど、多数の航空機を発注中です。この積極的な機材投資からも、同社の急成長と野心的な展望がうかがえます。

日本との就航状況

ベトジェットエアは日本市場にも積極的に参入しており、現在は以下の路線を運航しています。

  • 東京(羽田・成田)⇔ホーチミン、ハノイ
  • 大阪(関西国際空港)⇔ホーチミン、ハノイ
  • 名古屋(中部国際空港)⇔ホーチミン、ハノイ
  • 福岡⇔ホーチミン、ハノイ
  • 広島⇔ハノイ

特に2025年4月には中部-ホーチミン線と福岡-ホーチミン線を新規就航させるなど、日本路線の拡充に力を入れています。また、日本航空(JAL)とはコードシェア提携も行っており、両社の協力関係も進んでいるようです。

ベトジェットエアの安全性評価

LCCに対して「安全性は大丈夫?」と懸念される方も多いかもしれませんが、ベトジェットエアは安全面で高い評価を得ています。国際航空サービスと安全性の評価を専門とする権威ある機関、エアラインレーティングスから継続的に7/7つ星の安全評価を獲得し、2025年も「世界で最も安全な航空会社の1つ」にランク付けされています。

同社は2018年以来、すべての業務に包括的な安全文化を導入した結果、高い安全評価を維持しています。また「世界で最も安全な低コスト航空会社」賞も複数回受賞しており、安全面においては信頼できる航空会社と言えるでしょう。

ベトジェットエアのメリット

ベトジェットエアを利用する際の最大の利点は、やはり「価格の安さ」です。実際の例として、ハノイと関西国際空港(飛行時間約5時間)を往復3万円で利用できる場合もあります。また、成田からホーチミンまでの往復でも29,816円という事例が報告されています。

これは日本国内の移動と同程度、あるいはそれ以下の価格で国際線を利用できることを意味します。特に円安が進む現在、このような価格設定は非常にありがたいと言えるでしょう。

また、前述の通り安全性の評価が高いことも大きなメリットです。LCCでありながら、国際的な安全基準をしっかりと満たしていることは、旅行者にとって安心材料となります。

加えて、ベトジェットエアは就航地の多さも魅力です。アジア圏を中心に40以上の目的地に就航しており、この広範なネットワークを活用すれば、ベトナムをハブとして様々な国・地域へお得に移動することができます。例えば、ハノイからカンボジアのシェムリアップまで往復27,000円で行けたという事例も報告されています。

さらに、成田空港では第2ターミナルを発着点としているため、LCCながら比較的アクセスの良い点も評価できるでしょう。

ベトジェットエアのデメリット

一方で、ベトジェットエアにはいくつかの欠点も存在します。最も多く報告されているのが、遅延やスケジュール変更の多さです。「ベトジェットはベトナムエアラインより、遅延や便削減が多い」という指摘もあります。

実際の体験談では、「午前7時の便のはずが、便削減で午前1時に変更になった」「遅延に遅延を重ねて、結局5時間以上子連れで空港で待つことになった」などの報告があります。また、逆に出発時間が前倒しになるケースも報告されており、「7:50出発だったのに6:25になった」という事例もあります。

このような突然のスケジュール変更は、特にタイトな旅程を組んでいる場合や、ビジネス目的の旅行者にとって大きな問題となる可能性があります。

次に問題視されているのが、トラブル発生時の対応です。カスタマーサポートになかなか電話が繋がらない、案内が不十分といった声が多く見受けられます。トラブルが発生してもスムーズな解決が期待できないことは、旅行者にとって不安要素となるでしょう。

また、座席の快適性についても「狭い」という評価が目立ちます。「国際線で6時間、あの狭い機内に乗車するのはけっこうつらかった」という声もあります。さらに、機内は非常に寒いという報告もあるため、長時間のフライトでは防寒対策が必要かもしれません。

サービス面においても、特定の項目で評価が低い傾向にあります。あるレビューサイトでは、コストパフォーマンス3.41に対し、エンタメ設備1.38、日本語対応2.13と低い評価となっています。LCCであることを考慮しても、これらの点は改善の余地があると言えるでしょう。

また、基本運賃は安いものの、荷物の預け入れや座席指定など、様々な追加料金が発生することがあります。結果的に、当初想定していたよりも総額が高くなるケースもあるため、予約時にはオプション料金も含めた総額を確認することが重要です。

ベトジェットエアがおすすめの方

これらのメリット・デメリットを踏まえると、ベトジェットエアが特におすすめなのは以下のような方々です。

  1. 予算重視の旅行者:何より航空券の価格を重視する方には、ベトジェットエアの格安料金は大きな魅力となります。
  2. 時間に余裕のある旅行者:旅程に余裕を持って計画できる方、例えば長期休暇中の旅行者や、到着後のスケジュールに融通が利く方には適しています。
  3. バックパッカーや学生:限られた予算で多くの場所を訪れたい方にとって、ベトジェットエアの価格と就航地の多さは大きなメリットです。
  4. 東南アジア周遊を計画している方:ベトナムをハブとして周辺国を訪れる計画を立てている方には、ベトジェットエアのネットワークが役立つでしょう。
  5. LCCの特性を理解している方:追加料金の仕組みやサービスの限定性を理解し、それらを許容できる方には最適です。

ベトジェットエアをおすすめしない方

一方、以下のような方にはベトジェットエアをおすすめできない場合があります。

  1. ビジネス目的の旅行者:重要な会議や打ち合わせに間に合わなければならない場合、遅延リスクを考慮すると避けた方が無難かもしれません。
  2. 厳密なスケジュールで旅行する方:乗り継ぎ時間が短い場合や、到着後すぐに予定がある場合は、スケジュール変更のリスクを考慮する必要があります。
  3. 快適性を重視する方:座席の狭さや機内サービスの質を重視する方には、フルサービスキャリアの方が合っているかもしれません。
  4. 言語サポートが必要な方:日本語対応が限られているため、英語でのコミュニケーションに不安がある方は注意が必要です。
  5. サポートの充実を求める方:トラブル発生時に迅速で手厚いサポートを期待する方には不向きな場合があります。

ベトジェットエアを快適に利用するためのポイント

ベトジェットエアを利用する際に、より快適で円滑な旅行にするためのポイントをいくつか紹介します。

  1. オンラインチェックインを活用する:空港でのチェックインは長蛇の列ができることがあるため、可能な限りオンラインチェックインを利用しましょう。(ただし、2023年6月時点でホーチミンからのフライトではオンラインチェックインができなかったとの報告もあります)
  2. スケジュールに余裕を持つ:遅延や時間変更の可能性を考慮し、到着後の予定や乗り継ぎには十分な余裕を持たせることをおすすめします。
  3. 機内持ち込み荷物を工夫する:追加料金を抑えるために、機内持ち込み可能な範囲内(7kg以下)で効率的に荷物をパッキングすると良いでしょう。
  4. 防寒対策を忘れずに:機内が非常に寒いという報告があるため、パーカーやブランケットなどの防寒具を用意しておくと安心です。
  5. エンターテイメントは自前で:機内エンターテイメントが限られているため、スマートフォンやタブレットに映画や音楽をダウンロードしておくことをおすすめします。
  6. 料金プランを比較検討する:最安のEcoプランと預け荷物や座席指定が含まれるDeluxeプランなど、実際の総額でどちらがお得かを検討しましょう。
  7. モバイルバッテリーを持参する:座席に充電用電源がない場合があるため、長時間フライトに備えてモバイルバッテリーがあると便利です。
  8. カスタマーサポートには電話よりメール:トラブル発生時はカスタマーサポートに電話が繋がりにくいため、メールでの問い合わせの方が効果的かもしれません。

ベトジェットエアの興味深いサービスと特徴

ベトジェットエアには、他の航空会社にはない独自のサービスや特徴もあります。例えば、

  • 機内結婚式:機内で結婚式を挙げることも可能で、しかも料金は無料です。高度1万メートルで愛を誓うというユニークな体験ができますが、参列者は一般の乗客となります。
  • CAの制服:客室乗務員の制服が特徴的で、赤いパンプスと下ろしたロングヘアスタイルのやや派手目な印象で、男性乗務員も他社に比べて多い印象があるようです。
  • プロモーションイベント:過去には「ベトジェット・セクシー」と称し、機内でモデルらがビキニやドレスでダンスを披露する「ファッションショー」や、ビキニ姿の客室乗務員のカレンダー作成なども行っていました。ただし、このような斬新なプロモーションは時にベトナム当局から罰金を科されることもあったようです。

ベトジェットエアの今後の展望

ベトジェットエアは急速に成長を続けており、特に国際線ネットワークの拡充に力を入れています。インドなど14億人以上の人口を持つ市場にも積極的に進出し、ハノイおよびホーチミンとインドの主要4都市を結ぶ7路線を運航するなど、「東南アジアと世界を結ぶエア・アンバサダー(空の大使)」を目指しているようです。

日本路線も拡充傾向にあり、2025年にはさらなる就航地の追加や便数の増加が期待されます。実際に、2025年4月には中部-ホーチミン線と福岡-ホーチミン線が新規就航するなど、日本市場への注力ぶりが伺えます。

また、継続的な機材投資も行っており、ボーイング737 MAXシリーズやエアバスA321XLRなどの次世代機材の導入によって、より効率的で環境に配慮した運航を目指しているようです。

まとめ:価格と柔軟性のバランスが鍵

ベトジェットエアは、その圧倒的な価格の安さと広範なネットワークによって、予算を抑えつつアジア圏を旅行したい方に大きなメリットをもたらします。安全性の面でも国際的に高い評価を受けており、LCCながら一定の品質を保っていると言えるでしょう。

一方で、遅延やスケジュール変更が多いこと、トラブル時の対応や座席の快適性に課題があることも事実です。これらのデメリットを理解した上で、「価格」と「確実性・快適性」のバランスを自分の旅行スタイルに合わせて検討することが重要です。

特に遅延リスクに対しては、到着後の予定や乗り継ぎには余裕を持たせるなど、あらかじめ対策を講じておくことで、より安心して利用できるでしょう。また、追加料金の仕組みをしっかりと理解し、総額でどれだけお得になるかを判断することも大切です。

結論として、ベトジェットエアは「価格を最優先し、多少の不便さや予定変更の可能性を許容できる旅行者」にとって、非常に魅力的な選択肢となります。特に、ベトナムを含む東南アジア周遊を計画している方や、限られた予算で国際旅行を楽しみたい方にはおすすめの航空会社と言えるでしょう。

時には遅延や変更があるかもしれませんが、「時刻通りに問題なく着いたらラッキー!」くらいの心持ちで利用すれば、その格安料金の恩恵を最大限に享受できるはずです。旅の醍醐味は時に予定外の出来事から生まれることもあります。柔軟な心構えで、ベトジェットエアを利用した冒険の旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

最後に、ベトジェットエアを利用する際は、常に最新の情報をチェックすることをおすすめします。運航状況や料金体系、サービス内容は変更される可能性があるため、公式サイトや旅行代理店の情報を参考に、最新の状況に基づいた判断をすることが大切です。

皆さんの旅が素晴らしいものになりますように!旅行記者TAKAでした。

※本記事はプロモーションを含みます

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