
ヒルトンのレジデンス&タイムシェア完全ガイド:新しい滞在スタイルの魅力と実態
目次
ヒルトンのレジデンスやタイムシェアについて気になっている方も多いのではないでしょうか。今回は、できるだけ多くの口コミや評判を集めて徹底調査し、そのメリットとデメリットを初心者の方にもわかりやすく解説します。ホテル滞在とは一味違う、新しい旅のスタイルをお探しの方はぜひ参考にしてください。
ヒルトンのレジデンスとタイムシェアとは?
ヒルトンホテル&リゾートでは、通常のホテル滞在だけではなく、「レジデンス」と「タイムシェア」という2つの特別な滞在スタイルが提供されています。これらは一般的なホテル滞在とは異なる特徴を持ち、より長期的かつ快適な滞在を可能にする選択肢となっています。
ヒルトンのレジデンスについて
ヒルトンのレジデンスは、「ホテル・レジデンス&アパートメントbyヒルトン」という名称で展開されている高級住宅サービスです。これは通常のホテルよりも長期滞在に適した施設で、ホテルのサービスを受けながらも自宅のような快適さを兼ね備えた滞在が可能となっています。
代表的な施設としては、ニューヨークの「ザ・レジデンスbyヒルトン・クラブ」が挙げられます。ここではスタジオタイプからワンベッドルームのペントハウスまで揃っており、マンハッタンの中心部に位置するという立地の良さも評価されているようです。
また、世界各国にもヒルトンのレジデンス施設は展開されており、スリランカの「ヒルトン コロンボ レジデンス」やエジプトの「ヒルトン カイロ ザマレク レジデンス」などがあります。これらの施設は、ビジネス目的の長期滞在者や、より広いスペースで家族との滞在を望む旅行者に利用されているようです。
ヒルトンのタイムシェアについて
一方、ヒルトンのタイムシェアは「ヒルトングランドバケーションズ(HGV)」という名称で運営されているバケーション・オーナーシップのプログラムです。タイムシェアとは、簡単に言えば1つの物件(コンドミニアムやアパートメント)を複数の所有者で共有するシステムのことです。具体的には、1年を52週に分け、高級コンドミニアム・スタイルのお部屋を1週間単位で所有する権利を購入するというものです。
ヒルトングランドバケーションズは世界規模で展開されており、日本にも複数の施設があります。2018年にオープンした「ザ・ベイフォレスト小田原・ヒルトンクラブ」、2021年にオープンした「ザ・ビーチリゾート瀬底・ヒルトンクラブ」、そして2024年10月には京都の施設を買収し、日本で3箇所目のタイムシェア施設を展開する予定だと発表されています。
タイムシェアの仕組み
ヒルトンのタイムシェアの仕組みはやや複雑ですが、基本的には「ポイント制」で運用されています。タイムシェア物件を購入すると、その物件のタイプや購入したシーズンに応じて、毎年一定数の「クラブポイント」が付与されます。
このポイントを使って、所有する物件に泊まることはもちろん、ポイント範囲内であれば世界中の他のヒルトンタイムシェア施設やヒルトンホテルにも宿泊することができる仕組みになっています。「ヒルトン・グランド・バケーション・クラブ」に所属することで、世界8,000ヵ所以上のホテルやリゾート施設を利用可能となるのです。
予約の方法は主に3つあります。
- ホームウィーク予約:自分が所有している物件タイプを優先的に予約できる期間で、1週間単位での利用となります。
- クラブ予約:オーナーの優先予約期間が過ぎると、他のタイプの物件も予約可能な時期になります。
- オープンシーズン予約:チェックイン1ヶ月以内の予約で、ポイントを使用するか、現金での支払いも選択できます。
また、タイムシェアの物件には「プラチナ」(繁忙期)と「ゴールド」(閑散期)の2種類のシーズン区分があり、どちらを選ぶかによって購入価格や付与されるポイント数が異なってきます。
ヒルトンタイムシェアのメリット
ヒルトンのタイムシェアには、多くの魅力的なメリットがあります。実際に利用している方の評判も参考にしながら、主なメリットを見ていきましょう。
1. 広くて快適な滞在空間
タイムシェアのおすすめポイントとして最も多く挙げられているのが、広い滞在空間です。一般的なホテルの客室と比較すると、タイムシェアの部屋は2倍以上の広さがあると言われています。1LDKタイプで約70平米、2LDKタイプでは100平米程度の広さを持つ物件が多いようです。
加えて、キッチン、洗濯機、乾燥機などの生活設備が備わっているのも大きな利点です。これにより、外食だけに頼らず自炊ができるため、長期滞在でも経済的かつ快適に過ごすことができます。特に小さなお子さんやご年配の方がいる家族旅行では、それぞれの生活リズムに合わせた食事の準備ができる点が高く評価されています。
2. 施設の質と維持管理の高さ
ヒルトンのタイムシェア物件は、定期的なリノベーションが行われるため、常に良好な状態が維持されていると言われています。数年に一度の頻度で改装やリニューアルが実施されるため、古くなったり劣化したりする心配が少ないのです。
また、プールやフィットネスジム、ジャグジーといった共用施設も充実しており、リゾートホテルとしての魅力も十分に備えています。清潔感と質の高さを重視する方にとって、この点は大きなメリットと言えるでしょう。
3. 経済性と資産価値
初期費用はかかるものの、長期的に見れば経済的というのもタイムシェアの利点です。毎年家族でハイシーズンに旅行をする習慣がある方にとっては、年々の管理費を考慮しても、一般的なホテル宿泊費(1泊600〜900ドル程度)と比較すると、長い目で見ればお得になることが多いようです。
また、ヒルトンのタイムシェアは不動産として扱われ、ハワイ州などに登記されるため、所有者が手放さない限り一生利用できる権利があり、子孫への相続も可能となっています。このような資産価値の側面も、大きなメリットの一つです。
4. 柔軟な利用方法と世界規模のネットワーク
ポイント制を採用していることで、自分が所有する物件だけでなく、世界中の他のヒルトンタイムシェア施設にも宿泊できるという柔軟性があります。例えば、ハワイのタイムシェアを所有していても、ポイントを使ってラスベガス、ニューヨーク、あるいは日本の小田原や沖縄の施設に宿泊することが可能です。
さらに、ヒルトンオナーズというホテルのポイントプログラムと連携しており、タイムシェアのポイントをホテルポイントに移行して、世界中のヒルトンホテルに宿泊するという選択肢もあります(ただし、リセール物件では一部制限がある場合があるようです)。
ヒルトンタイムシェアのデメリット
魅力的な面がある一方で、いくつかの欠点や注意点も存在します。実際の利用者からの評判も含めて、デメリットを検討していきましょう。
1. 高額な初期費用とランニングコスト
タイムシェアの最大のデメリットと言われているのが、高額な初期費用と毎年発生する管理費(メンテナンス料)です。購入価格は物件のタイプやシーズン、立地などによって大きく異なりますが、決して安い買い物ではありません。
また、毎年の管理費も無視できない出費となります。この管理費は所有している物件を実際に利用しなくても支払う必要があるため、利用頻度が低い場合は特に割高に感じるかもしれません。
2. 予約の取りにくさ
「予約が取りやすい」と説明されていても、実際には繁忙期(ゴールデンウィーク、夏休み、年末年始など)の予約が非常に困難だという声も少なくありません。
特に人気の高い物件やシーズンでは、予約開始と同時に埋まってしまうケースもあるようです。そのため、計画的な予約が必要となり、急な旅行には対応しづらいという側面があります。
3. 売却の難しさ
タイムシェアはいったん購入すると、売却が難しいという問題もあります。中古市場(リセールマーケット)では、新規で購入する価格よりもかなり安い価格でしか売れないことが多いと言われています。
また、売却希望者が多い一方で買い手が少ないため、売却自体に時間がかかるケースも少なくないようです。長期的な所有を前提に購入を検討する必要があるでしょう。
4. その他の注意点
説明会での勧誘が強引だという評判も見られます。「話と違った」と感じる場面もあるようですので、契約前にはしっかりと条件を確認することが大切です。
また、ヒルトンブランドの施設利用に偏りがちになるという点や、そもそもリゾート地への旅行自体をあまり好まない方には価値を感じられない可能性もあります。
こんな人におすすめ/おすすめしない
これまでの解説を踏まえ、ヒルトンのタイムシェアがどのような方に向いているのか、またどのような方にはおすすめできないのかをまとめてみましょう。
タイムシェアがおすすめの方
- 毎年定期的にリゾート地へ家族旅行をする習慣がある方 年に1回以上は家族でハワイなどのリゾート地へ旅行する習慣がある方は、長期的に見ると経済的なメリットを得やすいでしょう。
- 広い客室と自炊設備を重視する方 ホテルの狭い客室では窮屈に感じる方や、長期滞在時に自炊したい方にはタイムシェアの広々とした空間と設備が大きな魅力となるはずです。
- 計画的な旅行が好きな方 予約は早めに取る必要がありますが、計画的に旅行を組み立てることができる方であれば、この制約はそれほど問題にならないでしょう。
- 様々な場所を訪れたい旅行愛好家 ポイントシステムを活用して世界中のヒルトン施設を利用したい旅行好きの方には最適です。
- 資産として次世代に残したい方 子や孫に受け継ぐことができる旅行の権利という側面は、家族の思い出作りを大切にする方にとって魅力的です。
タイムシェアをおすすめしない方
- 旅行の頻度が低い、または不定期な方 年に1回も利用しない、または旅行のタイミングが毎年異なるような方には、毎年の管理費の負担が大きく感じられるかもしれません。
- 急な旅行を好む方 直前の予約が難しいシステムのため、計画を立てずに突発的に旅行をしたい方には向いていません。
- 様々なブランドや宿泊施設を試したい方 ヒルトンブランドを中心とした施設しか利用できないため、多様なホテルブランドを体験したい方には制約が大きく感じられるでしょう。
- 初期投資に不安がある方 まとまった初期投資が必要なため、その資金的な負担に不安がある方には適していません。
- 売却を前提に投資として考えている方 将来的な売却を見据えた投資としては、リスクが高いと言わざるを得ません。
京都の新しいタイムシェア施設について
2024年10月、ヒルトングランドバケーションズが京都にある「シタディーン京都烏丸五条」を購入したことを発表しました。日本では3ヵ所目となるこの施設は、改装後に63室のモダンな1ベッドルーム・タイムシェア・ユニットとなる予定です。
各部屋にはキッチンが備わり、フィットネスセンターなどの設備も計画されています。レストラン、ショッピング、エンターテイメント、歴史的建造物が徒歩圏内にあり、京都観光の理想的な拠点となりそうです。改修工事は2025年第2四半期に開始され、2026年第1四半期に完了する見込みで、販売開始は2025年第2四半期を予定しているようです。
この新しい施設は、日本のタイムシェア市場の拡大を示すものであり、国内旅行を好む方々にとって、新たな選択肢となるでしょう。
タイムシェアの賢い選び方と活用法
タイムシェアを検討する際には、いくつかのポイントに注意すると後悔しにくいと言われています。
物件選びのポイント
- 利用シーズンの選択 プラチナシーズン(繁忙期)とゴールドシーズン(閑散期)があり、プラチナは購入価格が高いものの、付与されるポイント数も多くなります。管理費は同じなので、ポイント効率を考えるとプラチナの方がお得とされています。
- 立地と物件タイプ 自分の旅行スタイルに合った立地と物件タイプを選ぶことが重要です。例えば、常にワイキキ中心部に滞在したい方と、ハワイ島の静かなリゾートが好きな方では最適な物件が異なります。
- 間取りとビュー 滞在人数や予算に応じて、スタジオタイプから2LDKまでの間取りがあります。また、オーシャンビュー、マウンテンビューなどのビューカテゴリによっても価格とポイントが変わってきます。
賢い活用法
- 新規購入とリセール物件の比較検討 新規で購入する場合と比較して、リセール(中古)物件は大幅に安く購入できる可能性があります。ただし、一部の特典が制限される場合もあるため、メリットとデメリットをよく確認しましょう。
- ポイントの戦略的活用 付与されたポイントは、自分の所有物件以外にも様々な施設に使えます。閑散期に宿泊するとポイントの消費が少なくなるため、同じポイント数でより長く滞在できるという戦略も有効です。
- ダイレクトステイプログラムの活用 2025年には「ダイレクトステイプログラム」という、メンバー限定の特別レートでヒルトンホテルに宿泊できるプログラムも展開される予定です。このような特典も含めて総合的に活用すると、よりお得に旅行を楽しむことができるでしょう。
まとめ:新しい旅のスタイルとしてのレジデンス&タイムシェア
ヒルトンのレジデンスとタイムシェアは、従来のホテル滞在とは一味違う、新しい旅のスタイルを提供しています。レジデンスはホテルのサービスを享受しながら長期滞在できる施設であり、タイムシェアは資産としての側面も持ち合わせた独自のバケーション形態です。
確かに、高額な初期費用や予約の取りにくさ、売却の難しさといったデメリットも存在します。しかし、広く快適な客室、充実した設備、世界中の施設を利用できる柔軟性、そして長期的に見れば経済的なメリットもあります。
特に、毎年定期的にリゾート地へ家族旅行をする習慣があり、計画的な旅行を好む方にとっては、大きなメリットを享受できる可能性が高いと言えるでしょう。また、次世代への相続も可能なため、家族の思い出づくりの場として長く活用することもできます。
新しい京都の施設の開発など、日本国内でもタイムシェア市場は拡大しつつあります。自分のライフスタイルや旅行スタイルに合っているかどうかをしっかりと見極めた上で、検討してみる価値はあるのではないでしょうか。
旅の形態は人それぞれ。自分にとって最適な旅のスタイルを見つけることが、より充実した旅行体験につながると信じています。ヒルトンのレジデンスやタイムシェアが、あなたの新しい旅のカタチとなれば幸いです。
(注:この記事の情報は2025年5月時点のものです。サービス内容や価格などは変更される可能性がありますので、最新情報を各公式サイトでご確認ください。)
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