「東急ハーベスト 評判」とネットでよく検索されている理由はなぜ? HOTTELの記者がわかりやすく簡単に解説
こんにちは。旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。旅についての疑問や噂について真相をつきとめわかりやすく解説します。
今回は「東急ハーベストの評判はどんな感じ?」という多くの旅行者が抱く疑問について、徹底的にリサーチした内容をお届けします。東急ハーヴェストクラブは1988年から続く老舗の会員制リゾートホテルチェーンとして、全国に約20ヵ所以上の施設を展開していると言われています。しかし、実際の利用者の声や評判はどのようなものなのでしょうか。ネット上の口コミや評価を幅広く調査し、その真実に迫ってみました。
結論:総合的に高評価だが、コストパフォーマンスには賛否両論
私の調査結果から申し上げると、東急ハーベストの評判は総合的に非常に高いと言えるでしょう。特に施設の質、サービスレベル、温泉や食事の満足度において、多くの利用者から好意的な評価を受けているようです。
ただし、会員制という特性上、初期費用や年会費などのランニングコストが発生するため、コストパフォーマンスについては利用頻度や個人の価値観によって評価が分かれる傾向にあるようです。それでも、「別荘を持つ歓び」と「ホテルの快適さ」を併せ持つというコンセプト通り、多くのリピーターを獲得している実態が確認できました。
東急ハーベストの良い点・メリット・おすすめポイント
施設の高級感と清潔感が際立つ
東急ハーベストの最大のメリットの一つは、施設全体の高級感と清潔感にあるようです。利用者の口コミを見ると「館内、部屋、お風呂、どれをとっても清潔で快適です」「内装のグレードの高さに感心し」「高級リゾートホテルとの認識」といった声が多数確認できました。
特に客室に関しては「部屋は広くエアコンも効いて、眺めも良かった」「和洋室デラックスタイプでしたが、広々としてとても清潔感があり」「部屋も広くて、ゆっくりリラックス出来ました」など、広さと快適性を評価する声が目立ちます。30平米から40平米程度の客室が多く、一般的なビジネスホテルと比較して十分な広さを確保していることがわかります。
温泉の質が非常に高い
東急ハーベストの利点として特筆すべきは温泉の質の高さです。「温泉も泉質等も申し分なく、満足度は非常に高い」「露天も掛け流しで最高でした」「泉質が素晴らしかった」といった評価が数多く寄せられています。
大型のリゾートホテルでありながら源泉掛け流しを実現している施設もあり、「大きなホテルですので温泉は循環だろうと期待していなかったのですが、露天も掛け流しで最高でした」という驚きの声も確認できました。また、「大浴場は日によって入れ替えがあるようで、違った雰囲気を楽しめました」という情報もあり、飽きることなく温泉を楽しめる工夫がなされているようです。
食事のクオリティが想像以上に高い
多くの利用者が予想を上回る評価をしているのが食事の質です。「夕食も朝食も品揃えが豊かでとても美味しかった」「品数は多い方だとは思いませんが一品一品手が込んでいて美味しい」「今回ブッフェスタイルの食事だったのであまり期待していなかったのですが、予想に反して品数も多く、何よりとてもおいしかった」という声が印象的です。
特に朝食については「朝食のクロワッサンもとても美味しかった」「朝食がすごかったです!洋食和食共に種類も多く、ライブキッチンでのオムレツ、パンケーキも美味しかった」など、高い評価を得ているようです。単なる大型ホテルのビュッフェとは一線を画す、こだわりの料理を提供していると言えるでしょう。
会員制ならではの落ち着いた雰囲気
東急ハーベストの大きなメリットは会員制による質の高い利用環境です。「基本的に会員制なのでとても落ち着いて過ごすことができました」「不特定多数が利用するホテルとは異なり、利用者が会員に限定されるため、一定のプライベート感と帰属意識『自分のリゾート』感覚が得られる」という特徴があるようです。
この会員制システムにより、「雰囲気がとても私的には素敵で子供も少なくザワザワした感じがなくゆっくり出来る」「別荘感覚のホテル」「自分達にとって別荘のようなリゾートホテル」といった、まるで自分の別荘のような安らぎを提供していることがわかります。
スタッフのホスピタリティが一流レベル
東急ハーベストのサービス面での利点はスタッフの質の高さにあるようです。「客への声掛けや付かず離れずのサービスは安心感があり、流石と言ったところです」「全国のハーヴェストをご利用下さりありがとうございます。今後ともホスピタリティを養い」「スタッフの方々の対応も親切丁寧です」といった評価が多数確認できます。
特に「スタッフ皆さんがすれ違う際に挨拶され好感」「チェックイン時の説明も丁寧で」「フロントの接客、相談事対応が最高でした」など、細やかな気配りと丁寧な対応が評価されているようです。全国統一のサービス基準を維持していることも、ブランド力の源泉と言えるでしょう。
全国展開による利便性と選択肢の豊富さ
東急ハーベストクラブの大きな魅力は全国約20ヵ所以上の施設を利用できる点です。「ハーヴェストクラブだったら、蓼科、軽井沢、箱根と行きやすいリゾート地が全て別荘になると思うと、こちらの方がメリットがあるなと思い入会しました」という声にあるように、一つの会員権で複数の人気リゾート地を楽しめるというメリットは非常に大きいと言えます。
これにより「一つの別荘に縛られることなく、全国に展開する複数の拠点を気分や目的に合わせて利用できる違いもある」という利便性を実現しているようです。
東急ハーベストの悪い点・デメリット・おすすめしない理由
高額な初期費用と継続的なランニングコスト
東急ハーベストの最大のデメリットは金銭的な負担の重さにあるようです。「保養所という性質上、初期費用および継続的なランニングコストが発生します」「ハーヴェストの施設は約10万円~17万円、VIALA施設は約22万円~26万円です。また、これらとは別に開業から15年経過後は、5年に1度、資産の維持・向上を目的とした『リニューアル積立金』を設定」という情報があります。
年会費だけでなく、宿泊時にも別途料金が発生するシステムのため、利用頻度が低い場合はコストパフォーマンスが悪くなってしまう可能性があるようです。「資産性は高いが、手放したい時に売却しにくい流動性の低さがデメリットもある」という指摘もあり、経済的な負担は相当なものと考えられます。
混雑時の大浴場やレストランの不便さ
利用者からの欠点として指摘されているのが混雑時の不便さです。「とにかく風呂混みすぎ!芋洗ってるどころではない。温泉地なので温泉を楽しみたいが風呂のキャパに対し詰め込み過ぎ」「朝食のクロワッサンもとても美味しかったですが、7時を過ぎた頃からは混み始めていました」といった声があります。
特に繁忙期やGW、お盆などの時期には、せっかくの会員制の良さが薄れてしまう可能性があるようです。「朝食は個室で提供いただき」という施設もある一方で、「朝食のコーヒーマシンとオーブントースターがそれぞれ1つしかなく、待たなければならないのが残念でした」という設備不足を指摘する声も確認できました。
施設によっては館内移動が不便
東急ハーベストの一部施設では館内移動の不便さが欠点として挙げられています。「古いですが良いホテルだとおもいますが、広い敷地に建てられたので部屋から温泉までが200m、食事会場まで100mも歩かなくてはならず足の悪いお年寄りには厳しいかと思います」「館内移動距離も長いし」といった指摘があります。
また「初めて利用したので、駐車場やホテルの中が解りずらく最初は迷子になってしましました。館内案内図も最初は判りずらく2日目には理解できたが中々複雑な作りだった」という声もあり、特に初回利用者や高齢者には負担となる可能性があるようです。
細かなサービス面での物足りなさ
利用者からは細かなサービス面での改善要望も多く寄せられています。「値段の割にはサービスは控えめと感じた」「素敵なテラスが部屋にあるので中庭を眺めながらコーヒーでも、、と思ったら煎茶のティーバッグしかない。コーヒーのドリップパックとミネラルウォーターくらいは部屋に置いて欲しい」といった指摘があります。
また「大浴場にヘアブラシが置いてありませんでした。部屋から持っていくように書いてありましたが、一つしか無く、困りました」「コインランドリーが2機なのでもう少しあれば有難い」など、設備面での不満も散見されます。高級リゾートホテルとしての期待値が高い分、細かな部分での物足りなさが目立ってしまう傾向があるようです。
一部施設での老朽化の課題
長年運営されている施設については老朽化への懸念も指摘されています。「東急ハーヴェストは高級ホテルのようなイメージを持っていましたが、そうでもなかったです 部屋だけは立派でしたが、風呂は狭くて、施設自体小さめ」という声や、「ホテルの外観や部屋は古そうでしたが、ロビーやレストランは、とても綺麗でした」といった評価も見受けられます。
施設によって状態にばらつきがあり、期待していたレベルに達しない場合もあるようです。
東急ハーベストをおすすめする方・おすすめできない方
おすすめしたい方の特徴
東急ハーベストは以下のような方には強くおすすめできるリゾート会員権と言えるでしょう。
まず、年に複数回リゾート旅行を楽しむ方には非常にメリットが大きいと考えられます。初期費用や年会費を考慮しても、利用頻度が高ければコストパフォーマンスは十分に見合うはずです。「何回も利用させていただいています。行くとホッとする、自分達にとって別荘のようなリゾートホテルです」という声にあるように、頻繁に利用することで真価を発揮するシステムと言えるでしょう。
質の高いサービスと環境を重視する方にもおすすめです。「客への声掛けや付かず離れずのサービスは安心感があり、流石と言ったところです」というレベルのホスピタリティを求める方には、会員制ならではの上質な体験を提供できるはずです。
また、全国各地のリゾート地を楽しみたい方には、一つの会員権で複数の施設を利用できるメリットは非常に大きいでしょう。「ハーヴェストクラブだったら、蓼科、軽井沢、箱根と行きやすいリゾート地が全て別荘になると思うと、こちらの方がメリットがあるなと思い入会しました」という利用者の声は、このメリットを端的に表現していると思います。
家族三世代での利用を考えている方にも適しているようです。「7人で泊まれるコテージに親子三代で宿泊」「四季を通して何度もお世話になっているお気に入りのホテルです。孫達とは夏休みに5年連続してお世話になっております」といった声からも、家族での利用に配慮した設計になっていることがわかります。
おすすめできない方の特徴
一方で、東急ハーベストをおすすめしない方の特徴も明確です。
年に1~2回程度しか利用しない方には、コストパフォーマンス的におすすめできません。初期費用や年会費を考慮すると、利用頻度が低い場合は一般のホテルを利用した方が経済的と考えられます。
予算を重視する方にも向いていないでしょう。「保養所という性質上、初期費用および継続的なランニングコストが発生します」という特性上、相当な金銭的負担を覚悟する必要があります。
フレキシブルな旅行を好む方にも不向きかもしれません。会員制という枠組みの中での利用となるため、自由度の高い旅行スタイルを好む方には制約を感じる可能性があります。
最新設備やトレンドを重視する方には、一部の老朽化した施設では期待に応えられない場合があるようです。施設によって状態にばらつきがあることは認識しておく必要があるでしょう。
私の独自の見解と考察
トラベルライター”TAKA”として数多くのリゾート施設を取材してきた経験から申し上げると、東急ハーベストクラブは日本のリゾート会員権業界において非常に優良な選択肢だと考えています。
特に注目すべきは、バブル期に生まれた会員権システムでありながら、現在も安定した運営を続けている点です。多くのリゾート会員権が経営破綻や運営会社の変更を経験する中で、東急という大手企業の安定した経営基盤に支えられている安心感は非常に大きいと言えるでしょう。
また、「所有権型」を採用している点も評価できます。利用権型と比較して資産性が高く、将来的に売却する際の流動性も一定程度確保されているため、投資的な側面も期待できます。ただし、不動産市場の変動リスクは当然存在するため、純粋な投資商品として考えるべきではないでしょう。
私が最も評価している点は、全国統一のサービス基準を維持している努力です。どの施設を利用しても一定レベル以上のサービスを受けられるという信頼感は、会員制リゾートの価値を大きく高めていると思います。「各地のハーヴェストにお邪魔していますが、何処でも同じホスピタリティを感じます」という利用者の声は、この点を裏付けています。
一方で、今後の課題もいくつか見えてきます。まず、既存施設の老朽化対策です。1988年の創業から35年以上が経過し、初期の施設については大規模なリニューアルや建て替えが必要な時期を迎えていると予想されます。リニューアル積立金制度はこの対策の一環と考えられますが、会員の負担増につながる可能性もあります。
また、ライフスタイルの変化への対応も重要です。コロナ禍を経て旅行スタイルが多様化し、若い世代では車を持たない人も増えています。「先の世代のことを考えるなら、車を持たない安近短旅行に慣れた世代のことも視野に入れてもらいたい」という指摘は的確で、アクセス面での改善が求められるでしょう。
最も重要なのは利用者の期待値管理だと私は考えています。東急ハーベストは確かに高品質なサービスを提供していますが、万能ではありません。特に初期費用の高さや施設による格差、混雑時の不便さなどのデメリットを十分理解した上で入会を検討することが重要です。
私の結論として、東急ハーベストクラブは「年に4回以上リゾート旅行を楽しみ、長期的な視点でゆとりある旅行ライフを築きたい方」には強くおすすめできるシステムです。一方で、「初期コストを抑えて手軽にリゾート体験を楽しみたい方」には向いていないでしょう。
日本の高齢化社会において、質の高いリゾートライフへのニーズは今後も高まると予想されます。東急ハーベストクラブが長年培ってきた運営ノウハウと全国ネットワークは、この需要に応える貴重な社会インフラとしての価値があると私は評価しています。ただし、その価値を最大限享受するためには、自分自身のライフスタイルや価値観との適合性を慎重に見極めることが何より大切だと考えています。