カトープレジャーグループが展開する分譲型ホテルコンド「GLAMDAY STYLE (グランディスタイル)」の特色や一覧、メリットデメリットなどをまとめて解説

旅行系WEBメディア「HOTTEL」に記事を書くトラベルライター”TAKA”です。旅についての疑問や噂について真相をつきとめわかりやすく解説します。今回は、近年注目を集めているカトープレジャーグループが展開する「GLAMDAY STYLE(グランディスタイル)」について、そのサービス内容や施設一覧、それぞれの特色を詳しく解説していきたいと思います。

GLAMDAY STYLEとは何か

GLAMDAY STYLE(グランディスタイル)は、カトープレジャーグループ(KPG)が展開する新しいライフスタイルリゾートブランドと言われています。そのコンセプトは「GLAMOROUS(魅力的な)+ DAY(1日)+ STYLE」という名前に集約されており、今までに体験したことのない魅力的な1日を過ごすための新たなリゾートライフスタイルを提案するサービスのようです。

カトープレジャーグループは、沖縄の「カフー リゾート フチャク コンド・ホテル」や温泉旅館「ふふ」シリーズ、人気うどんレストラン「つるとんたん」などを手がけるトータルプロデュースカンパニーとして知られています。そうした実績を持つ企業が、軽井沢、熱海、沖縄の3大リゾートエリアを中心に展開しているのがこのGLAMDAY STYLEシリーズなのです。

GLAMDAY STYLEの施設タイプと特徴

GLAMDAY STYLEシリーズは、大きく分けて3つのタイプの施設形態で展開されているようです。

まず1つ目は「GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT」というホテルコンドミニアム形態です。2つ目は「GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE」という一棟貸しのホテルスイート形態と言われています。そして3つ目が「GLAMDAY STYLE TEITAKU(邸宅)」というタイムシェア別荘形態のようです。

それぞれの形態は利用スタイルや所有方法が異なり、宿泊客のニーズに合わせて選べるようになっているのが特徴と言えるでしょう。

施設一覧とそれぞれの特色

沖縄エリアの施設

GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT OKINAWA YOMITAN(グランディスタイル沖縄読谷ホテル&リゾート)は、沖縄県読谷村に位置する大人のためのライフスタイルリゾートと言われています。13歳以上から宿泊可能という年齢制限を設けており、静かで落ち着いた大人の時間を過ごせる施設として評価されているようです。

那覇空港から車で約53分の立地で、グレイッシュでシックな空間デザインが特徴とのことです。施設内には3階建ての建物があり、3階にはインフィニティプール、ウォールオキナワというアートスペース&バー、カフェラウンジ「CHILLAX」が設置されているようです。2階にはラウンジ「SHARE」、1階には琉球ダイニング「TASTE」というレストランがあると言われています。

口コミを見ると、24時間利用可能なラウンジが3種類あること、朝食時間が7時から14時までと長く設定されており、さらにメインディッシュが時間内に注文し放題という破格のサービスが高く評価されているようです。また、館内はフロアごとに異なるアロマの香りが漂っており、インフィニティプールやナイトプールも人気のようです。接客レベルの高さやスタッフの笑顔、細やかな心配りについても満足度が高いという声が多いと言われています。

軽井沢エリアの施設

軽井沢エリアには複数のGLAMDAY STYLE施設が展開されているようです。

GLAMDAY STYLE HOTEL & RESORT KYU-KARUIZAWA(グランディスタイル旧軽井沢ホテル&リゾート)は、2025年8月27日に開業した軽井沢初のホテルコンドミニアムと言われています。旧軽井沢銀座通りに面し、徒歩圏内で軽井沢の歴史、文化、アート、グルメを堪能できる立地が魅力のようです。

全65室の客室はすべてラグジュアリータイプで、全室50平方メートル以上の広さを誇るとのことです。ワイドな開口や折り上げ天井が印象的な客室には、屋外の風景や開放感を季節問わずに楽しめるインナーバルコニーが設置されているようです。レストランは、大手町のイタリアン「TRATTORIA CREATTA」が出店し、旬の厳選素材を使用した多彩なメニューを提供していると言われています。大浴場にはサウナも完備されており、至福のひとときを過ごせる施設として期待されているようです。

GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 山ノ麓(ヤマノフモト)は、軽井沢の一棟貸しリゾートホテルとして展開されているようです。軽井沢駅から車で約2分という利便性の高い立地で、中山道と新渡戸通りの角に位置し、緑に囲まれた閑静な地にあると言われています。

宿泊人数は2名から7名まで対応しており、オープンリビングには暖炉があり、広々としたテラスで朝食を楽しめるようです。ワンちゃんも一緒に泊まれる部屋も用意されているとのことです。施設内にはサウナも完備され、システムキッチン、ワインセラー、ミニバーなど充実したアメニティが揃っているようです。

口コミを見ると、最近できたばかりの施設で従業員の丁寧な説明や対応が高評価を得ているようです。玄関前まで車で行けるため荷物の出し入れが楽で、お部屋のデザインやインテリアも豪華ながら落ち着く雰囲気と言われています。天井が高く広々としており、大きな浴室や部屋にサウナがあることが好評のようです。ルームサービスがない代わりに買い物して持ち込みができ、朝食のみのプランでも体に良いボリュームのある彩り豊かな食事が提供されると評価されているようです。軽井沢ショッピングプラザや旧軽井沢も近く、立地も良好と言われています。

GLAMDAY STYLE HOTEL SUITE 川ノ音(カワノネ)も同じく軽井沢の一棟貸しリゾートホテルとして展開されているようです。旧軽井沢の奥に位置し、2階建ての宿泊棟2つとレストランを備えたレセプション棟で構成されていると言われています。

各宿泊棟は200平方メートル超えのゆったり空間が魅力で、暖炉やテラス、プライベートサウナを備えているようです。1階には大きなリビングとダイニング、キッチン、バスルーム、ベッドルーム、サンルーム、テラスがあり、2階にはもう1つのベッドルームと大きなバスルームとプライベートサウナがあると言われています。

GLAMDAY STYLE TEITAKU(邸宅)シリーズは、軽井沢に複数のタイムシェア別荘として展開されているようです。「空ノ庭」「水ノ星」「山ノ麓」などの名称で、2023年から順次開業していると言われています。

タイムシェア別荘とは、1棟を24名のオーナーで共有持分として所有する不動産形態のようです。そのため初期投資を抑えることができ、1口あたり年間14日の滞在が可能で、複数口での購入もできると言われています。運営および管理はすべてカトープレジャーグループが行い、オーナーにはホテルのように快適に過ごしてもらえるようコンシェルジュサービスやハウスキーピング、メンテナンスが提供されるようです。

2026年春には「GLAMDAY STYLE TEITAKU 浅間ノ詩(アサマノウタ)」という新施設が開業予定とのことです。中軽井沢駅から車で約10分の標高1,000メートルに位置し、雄大な浅間山を望む天然温泉・サウナ付きのシェア別荘になると言われています。敷地面積約1,002平方メートル、延床面積約298平方メートルという広大な空間を持つようです。

熱海エリアの施設

熱海エリアにも複数のGLAMDAY STYLE施設が展開されているようです。

GLAMDAY PORT 海の見える丘(グランディポート)は、熱海の一棟貸しバケーションレンタルとして提供されているようです。熱海駅から車で約13分の静かな別荘地の高台に位置し、熱海市街と海を見渡す絶景が魅力と言われています。

2階建ての巨大な一棟貸しリゾートで、気の合う仲間やグループ、家族と特別な空間で魅力的な集いを楽しめる施設のようです。広いリビング、仲間と囲む食卓、子供だけでなく大人も楽しめるプレイルーム、海を望むテラスが特徴とのことです。開放的なキッチンで料理をしたり、テラスでバーベキューや温かい鍋を囲んだり、パーティーを開いたりと、各々のスタイルで食事を楽しめるようです。

室内には熱海温泉を完備し、最大16名まで宿泊可能と言われています。1階には暖炉を設えた広々としたリビング、テラスとつながる解放的なダイニングキッチン、熱海温泉のメインバスルーム、プレイルームがあるようです。2階には4つの客室とロウリュウサウナ、バスルーム2箇所を完備しているとのことです。専属バトラーがついて、食事の準備や後片付けをしてくれるサービスも提供されているようです。

口コミを見ると、4世帯で宿泊した家族旅行で、部屋が綺麗で広く食事も美味しかったという声があるようです。小さな子供が走り回っても周りに気を使うことなく楽しめ、スタッフの感じも良かったと評価されているようです。一棟貸し切りなので子供が小さくても安心して宿泊できることが利点と言われています。

GLAMDAY プティシリーズとして、「グランプティ・コウ」「グランプティ・ホライゾン」という一軒家タイプの施設も熱海に展開されているようです。グランプティは友人や家族と気軽に魅力的な1日を体験する一軒家で、別荘のように長期滞在から、ホテルのように一泊でも楽しめるプティリゾートと言われています。

グランプティ・コウは海を望むリビングやテラス、懐かしい趣の和室がある一軒家で、何度でも自由に入れる温泉やテラスで楽しむバーベキュー、充実したケータリングが特徴のようです。グランプティ・ホライゾンは大きな窓から熱海の海を望む一軒家で、室内の温泉を何度でも入れたり、広々としたダイニングで鉄板焼きを楽しんだり、海を望むテラスでお昼寝するなど熱海を満喫できると言われています。

2026年春には、熱海に相模灘を一望する新しいGLAMDAY STYLE施設が開業予定とも言われています。

GLAMDAY STYLEの良い点とメリット

GLAMDAY STYLEの最大のメリットは、プライバシーを重視した贅沢な空間で魅力的な1日を過ごせることと言えるでしょう。一棟貸しやスイートタイプの客室が中心のため、周囲を気にせず自分たちだけの時間を楽しめるのが利点のようです。

また、多様な所有・利用スタイルが用意されているのもおすすめポイントと言われています。ホテルコンドミニアムとして別荘感覚で所有できる施設、一棟貸しで気軽に宿泊できる施設、タイムシェア別荘として複数人でシェアして所有できる施設など、ニーズに合わせて選べるのが良い点のようです。

タイムシェア別荘の場合、1棟を24名で共有するため初期投資を抑えられ、年間14日の滞在が可能という経済的なメリットがあるようです。さらに、カトープレジャーグループが運営する他の施設を優先予約できたり、新規開業施設の試泊に招待されたりするオーナー特典も魅力的と言われています。

施設の設備やサービスの充実度が高いのも良い点のようです。温泉やサウナ、暖炉、テラス、プレイルーム、キッチン設備など、長期滞在でも快適に過ごせる設備が整っているようです。コンシェルジュサービスや専属バトラー、ケータリングサービスなども提供され、ホテル以上のおもてなしが受けられると評価されているようです。

立地の良さもメリットと言えるでしょう。軽井沢では旧軽井沢銀座通りや軽井沢駅周辺、熱海では海を望む高台、沖縄では読谷村という、それぞれのエリアの魅力を最大限に活かした場所に施設が配置されているようです。

GLAMDAY STYLEの悪い点とデメリット

一方で、GLAMDAY STYLEにはいくつかの欠点も指摘されているようです。

まず、施設によってはルームサービスがないという点がデメリットとして挙げられるようです。買い物をして持ち込む必要があるため、事前に準備が必要になると言われています。また、施設周辺に飲食店やスーパー、コンビニエンスストアなどがない場合もあり、来館途中での買い物が推奨されているようです。

車でのアクセスが前提となっている施設が多く、車がないと不便という悪い点もあるようです。また、一部の施設では車が入れにくいという口コミも見られるようです。

価格面では、ラグジュアリーな施設のため一般的なホテルや旅館と比べると宿泊料金が高めに設定されている可能性があり、予算が限られている場合はおすすめしないかもしれません。

タイムシェア別荘の場合、24名で共有するため自分の希望する日程に必ず予約できるわけではないという制約があるようです。フィックスデイとフリーデイの組み合わせで予約するシステムのようですが、繁忙期などは予約が取りにくい可能性があるでしょう。

また、一部の施設では13歳以上という年齢制限があり、小さな子供連れの家族にはおすすめできない場合があるようです。

おすすめしたい方とおすすめできない方

GLAMDAY STYLEをおすすめしたい方は、まず大人のカップルやご夫婦、気の合う仲間同士のグループと言えるでしょう。プライベートな空間でゆっくりと過ごしたい方、非日常的な贅沢な時間を楽しみたい方に最適のようです。

また、別荘を持ちたいけれど維持管理の手間やコストを抑えたい方、タイムシェアという新しいスタイルに興味がある経営者や富裕層の方にもおすすめと言われています。軽井沢、熱海、沖縄といった人気リゾート地に複数の拠点を持ちたい方にも向いているでしょう。

家族やグループでの記念日や特別なイベントを祝いたい方、研修やワーケーションなど多目的に使える施設を探している方にも利点があるようです。ペット同伴で旅行したい方向けの施設もあるため、愛犬家にもおすすめと言われています。

一方、おすすめできない方は、できるだけ宿泊費を抑えたい予算重視の旅行者でしょう。ラグジュアリーな施設のため価格帯が高めと想定されます。

また、レストランやルームサービスで手軽に食事を済ませたい方、買い物や食事の準備をしたくない方には不向きな場合があるようです。公共交通機関だけで移動したい方、車を運転しない方にもおすすめしにくいかもしれません。

小さな子供連れの家族旅行を考えている場合、施設によっては年齢制限があるためおすすめできないことがあります。ただし、GLAMDAY PORTのような家族向けの施設もあるため、施設選びが重要と言えるでしょう。

よくある質問(Q&A)

Q1: GLAMDAY STYLEの予約方法は? A: 各施設の公式ホームページから予約できるようです。また、楽天トラベルやじゃらん、Yahoo!トラベルなどの宿泊予約サイトからも予約可能な施設があると言われています。

Q2: チェックイン・チェックアウトの時間は? A: 一般的にチェックインは15時から、チェックアウトは11時までと設定されているようですが、施設や宿泊プランによって異なる場合があるようです。

Q3: 食事はどうすればいい? A: 施設によって異なりますが、ケータリングサービスやバーベキュープラン、レストランでの食事が用意されている場合があるようです。一部の施設ではキッチンが完備されており、自炊も可能のようです。食材を持ち込むこともできるようです。

Q4: 駐車場はある? A: 多くの施設で無料駐車場が用意されているようです。施設によって台数が異なるため、事前確認が推奨されます。

Q5: ペットと一緒に泊まれる? A: 一部の施設ではペット同伴が可能で、ドッグラン付きの部屋もあるようです。ただし、すべての施設で可能というわけではないため、予約時に確認する必要があるでしょう。

Q6: タイムシェアとはどういうシステム? A: 1棟を24名のオーナーで共有持分として所有する不動産形態のようです。1口あたり年間14日の滞在が可能で、複数口の購入もできるようです。運営や管理はカトープレジャーグループが行うため、別荘を持つ手間なく利用できると言われています。

Q7: オーナーになるとどんな特典がある? A: カトープレジャーグループが運営する他の施設を優先予約できたり、新規開業施設の試泊に招待されたりする特典があるようです。また、レストランや宿泊施設の特別優待サービスも用意されていると言われています。

Q8: 送迎サービスはある? A: 一部の施設では駅からの送迎サービスがあるようです。ただし、事前に到着時間を知らせる必要があり、当日の連絡では対応が難しい場合があるようです。

トラベルライター”TAKA”の考察

私がこのGLAMDAY STYLEシリーズを取材して感じたのは、カトープレジャーグループが目指す「新しいリゾートライフスタイル」という明確なビジョンです。単なる宿泊施設ではなく、ライフスタイルそのものを提案しているという点が、他のリゾートホテルや別荘とは一線を画していると言えるでしょう。

特に注目したいのは、多様な所有形態と利用スタイルを用意している点です。ホテルコンドミニアム、一棟貸しホテルスイート、タイムシェア別荘という3つの形態を展開することで、幅広い顧客層のニーズに応えようとしている戦略が見えます。富裕層向けの完全所有型から、より手軽なタイムシェア型まで、選択肢を広げることで市場を拡大しているのでしょう。

また、施設の立地選定にも独自の哲学が感じられます。軽井沢では旧軽井沢銀座という歴史と文化が息づくエリアと、駅近の利便性の高いエリアの両方に施設を配置し、熱海では海を望む絶景の高台を選び、沖縄では読谷村という静かな大人のリゾート地を選んでいます。それぞれの地域の特性を最大限に活かしながら、GLAMDAY STYLEというブランドの統一感も保っているのが巧みだと感じます。

タイムシェアというビジネスモデルは日本ではまだ十分に浸透していませんが、欧米では一般的な別荘所有形態です。1棟を24名で共有することで初期投資を抑えつつ、運営管理はプロフェッショナルに任せられるという合理性があります。カトープレジャーグループの信頼性とブランド力があるからこそ、このモデルが成立しているのでしょう。

興味深いのは、オーナー特典としてグループ内の他施設の優先予約権や新規施設の試泊招待を用意している点です。これは単なる別荘販売ではなく、カトープレジャーグループというエコシステム全体への入会権を販売しているとも言えます。つるとんたんやふふシリーズなど、同グループが展開する多様な施設を横断的に利用できるメリットは、旅行好きな富裕層にとって大きな魅力になるはずです。

一方で、このビジネスモデルが持続可能かどうかは、施設の稼働率と顧客満足度にかかっています。タイムシェアの場合、オーナーが利用しない期間をホテルとして一般客に貸し出すことで収益を上げるモデルですが、需要と供給のバランスを取るのは容易ではありません。繁忙期にオーナーが集中して予約を希望すれば不満が生じるでしょうし、閑散期に一般客が集まらなければ収益性が低下します。

また、2025年から2026年にかけて急速に施設数を増やしているようですが、これだけ短期間に多数の施設を開業してサービス品質を維持できるのか、人材確保や教育体制は十分なのかという懸念もあります。口コミでは現状のサービス品質は高く評価されているようですが、規模拡大によって質が低下しないよう注視する必要があるでしょう。

さらに、ターゲット層を大人に絞った戦略は差別化としては効果的ですが、市場規模を制限する側面もあります。ファミリー層という巨大な市場を意図的に除外することで、長期的な成長性に影響が出る可能性も考えられます。ただし、GLAMDAY PORTのように家族向けの施設も一部用意することで、ブランドの柔軟性を保っているようです。

私の見解としては、GLAMDAY STYLEは日本のリゾート市場に新しい風を吹き込む可能性を秘めたブランドだと思います。別荘は欲しいけれど維持管理の手間やコストが負担という層、ホテルでは物足りないけれど完全所有までは踏み切れないという層に対して、タイムシェアという第三の選択肢を提示しているのは画期的です。

また、コロナ禍を経てワーケーションやステイケーションという新しい旅のスタイルが定着しつつある中、キッチン付きで長期滞在に適した施設の需要は高まっているでしょう。プライバシーを重視した一棟貸しや広々としたスイートルームというコンセプトは、時代のニーズに合致していると言えます。

今後の展開としては、現在の軽井沢、熱海、沖縄という3大拠点に加えて、北海道のニセコや長野の白馬、九州の湯布院など、他の人気リゾート地への進出も考えられます。また、海外のリゾート地への展開も視野に入れているかもしれません。カトープレジャーグループが「つるとんたん」で海外進出に成功した実績を考えると、GLAMDAY STYLEの海外展開も十分にあり得るでしょう。

ただし、成功の鍵は一貫したブランド体験の提供にあります。どの施設を選んでも、GLAMDAY STYLEならではの魅力的な1日が過ごせるという信頼感を築けるかどうか。施設ごとの個性を活かしながらも、ブランドとしての統一性を保つバランス感覚が問われます。

また、デジタルマーケティングやSNS戦略も重要になるでしょう。インスタ映えする美しい空間デザインや、インフィニティプール、暖炉のあるリビング、プライベートサウナなど、視覚的に訴求力の高い要素が多いため、SNSでの口コミ拡散を促進することで認知度を高められるはずです。実際、一部の施設はすでにインスタグラムでの情報発信を行っているようですが、さらに戦略的な展開が期待されます。

最後に、サステナビリティへの配慮も今後の課題になるでしょう。ラグジュアリーリゾートとして成功するためには、環境への配慮や地域社会への貢献も重要な要素です。軽井沢や熱海、沖縄という豊かな自然環境を持つ地域で事業を展開する以上、その自然を守り、地域経済に貢献する姿勢が求められます。

総じて、GLAMDAY STYLEは日本のリゾート業界に新しい選択肢を提示する挑戦的なブランドだと評価できます。タイムシェアという欧米では一般的だが日本ではまだ馴染みの薄いビジネスモデルを、カトープレジャーグループの信頼性とブランド力で定着させられるか。今後の展開に注目していきたいと思います。旅行好きの皆さんにとって、新しいリゾート体験の選択肢が増えることは喜ばしいことです。ぜひ一度、GLAMDAY STYLEが提案する魅力的な1日を体験してみてはいかがでしょうか。