- 2023-3-22
- 旅行 プレスニュース
カジュアルな披露宴のニーズ高まる
リリース発表日:2023年3月22日 12時30分
新型コロナウィルス感染症流行をきっかけに、周囲の人たちとの関係性や招待人数が変化したことが、結婚式の招待ゲストにどう影響し、現在どのような演出が支持されているのかについて調査しました。
コロナ禍前と現在を比較し、結婚式のゲスト構成の変化について調査したところ、83%のウェディングプランナーが「ゲスト構成が変化している」と回答。また、63%のウェディングプランナーが「職場の人を招待しない結婚式が増えている」と回答しました。職場の人を招待しない理由としては、「行動制限などの影響で招待人数を抑えなくてはならない時期が続き、“結婚式=職場の人を招待するもの“というイメージが薄れたことで、親族・友人のみの結婚式に違和感がなくなった」「しばらく会えなかった人たちとの貴重な再会のきっかけなので、堅苦しくない雰囲気で行いたい」などが多く、コロナ禍で結婚式の捉え方や大事にしたいポイントが見直されていることが分かりました。
■挙式に向けてゲストの期待を高める「仕掛け演出」が人気
受付から挙式中の演出では、ゲストとご新郎ご新婦が対面する瞬間に向けて期待を高める「仕掛け演出」が人気でした。家族・親族や友人などの、長い付き合いのゲストが増加し、想い出や伝えたい想いもたくさん。待ち時間から楽しんでもらえるように、ウェルカムドリンクやスナックバーを設けるなどのおもてなしのほか、ご新郎ご新婦からゲスト1人ひとりに向けた手紙を用いる演出も人気です。
想いを伝える×写真映えが叶う「ウォールレター」
ゲスト一人ひとりへの手紙を飾ったウォールレターはフォトスポットとしても楽しんでもらえます。手紙でご新郎ご新婦の想いを知ったゲストの中には、涙する方も。手紙を読んでから参加する結婚式は、より感動的な時間になります。(青山迎賓館/和泉里穂)
日本各地のクラフトビールから自由にセレクト
ご新郎ご新婦がセレクトした日本のクラフトビールを、ゲストの目の前で1杯ずつ注ぐライブ感が非常に好評です。おふたりの出身地の ビールを選ぶこともできるので、コミュニケーションのきっかけになり、挙式前からゲスト同士の会話も弾みます。(アーククラブ迎賓館広島/伊原直輝)
サプライズ登場でゲストを一気に盛り上げる
ゲストは挙式の入場シーンでご新郎ご新婦の姿をその日初めて見ることが一般的ですが、最近では待合スペースに挙式前のおふたりがサプライズで登場することも。ゲストは一気に盛り上がり、写真を撮影したり、ウェルカムドリンクで乾杯したりと、久しぶりの再会を喜んでいます。(アーセンティア迎賓館静岡/塩谷紗帆)
■家族にフォーカスした演出の需要増加
職場の人を招待しないことによる変化として、「家族や友人に気兼ねなくフォーカスできるようになった」という声が多くあがりました。家族に向けた人気演出について調査したところ、これまで以上に「感謝を伝えること」を重要視する演出に人気が集まりました。家族であっても気軽に会うことができない期間が続いたことで、改めて存在の大きさを感じ、披露宴で手紙を読む以外の感謝の伝え方を希望するご新郎ご新婦が増えています。
これまでの感謝を伝える特別な時間 ファミリーミート
挙式前にご新郎ご新婦と家族だけで過ごす時間を設けることで、おふたりが生まれてから今日までの思い出を振り返ったり、おふたりもご家族もともに結婚することを実感したりできます。ご新郎ご新婦の晴れ姿を見て涙する親御様も多いです。(BAYSIDE GEIHINKAN VERANDA minatomirai/古原亜美)
親御様・ご兄弟としっかり写真が残せてよかったとの声が多いです。コロナの影響でお互いの兄弟を含めた顔合わせをしていないことも多く、家族全員での顔合わせの場を作れて良かったという方々も。(ベイサイド迎賓館松山/藤本美穂)
挙式をより特別な時間にするチャペルムービー
幼い頃からの写真に親御様への感謝の言葉を添えた映像を入場直前に上映すると、親御様を含めた多くのゲストが涙し、会場が一層温かで特別な空気に包まれます。披露宴はカジュアルな雰囲気を希望する方が増えている一方で、挙式は家族への感謝の想いがより伝わるような内容を希望されることが多いです。(アーヴェリール迎賓館高松/西川実那)
家族への想いを詰め込んだファミリティボックス
ファーストシューズや母子手帳など、思い出の詰まったアイテムを1つの箱に詰めて親御様に渡すファミリティボックスは、新しい演出なのでゲストに驚かれることが多いです。アイテムやそれにまつわるエピソードを通して、ゲストの皆さんに家族との思い出も伝わります。親御様は、宝箱をもらったような表情でボックスを開け、昔を思い出しながら箱の中身を見ています。(ベイサイド迎賓館松山/三浦舞)
■お子様による乾杯の発声や余興代わりのゲームなど、カジュアルな演出が増加
職場の人を招待しないことにより、従来は主賓が行うことが多かった乾杯の発声も変化しています。ご友人やご新郎ご新婦が行う場合もありますが、最近ではお子さまが行うことも増えてきました。歓談や写真撮影をゆっくり楽しみたいという希望が多い一方、二次会を行わない方もいることから、参加型のゲームやイベントで盛り上がる披露宴も。また、友人に余興を依頼することで「負担をかけたくない」という理由から、ご新郎ご新婦が進行役となりゲスト全員で盛り上がる演出の人気も高まっています。
子どもたちの頑張る姿が可愛いキッズ乾杯
リングボーイやフラワーガールなど、挙式でお子さまに手伝ってもらう演出は以前から人気でしたが、最近では披露宴の乾杯をお子さまが行う演出が増えています。上司が行うイメージが強い乾杯を、お子さまが元気に頑張るというギャップに会場が和み、アットホームな雰囲気で披露宴を始めることができます。(アーセンティア迎賓館浜松/河内奈穂)
本物はどっち?格付けゲーム
「AとB、より高級なものはどちらでしょうか」「AとB本物はどちらでしょうか」など五感を使って盛り上がる『格付けゲーム』が最近人気です。チーム戦にするとコミュニケーションが生まれますし、家族も友人も一緒に盛り上がります。(TRUNK BY SHOTO GALLERY/中垣裕資)
2次会の定番をあえて披露宴で行う抽選インタビュー
ご新郎ご新婦が進行役となり抽選大会を行うなど、これまでは2次会で行われていたような、わいわい盛り上がるゲームを披露宴で行うことが増えました。受付のタイミングで抽選用紙を書いて投票し、披露宴中におふたりが抽選します。景品が当たったゲストには、ご新郎ご新婦についてインタビューを行うこともあります。(山手迎賓館神戸/小口佳奈)
<T&G ウェディングプランナーアンケート調査概要>
調査方法:インターネット調査
調査対象:T&G ウェディングプランナー332名
調査期間:2023年2月15日~2月26日
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