- 2023-4-5
- 旅行 プレスニュース
庭園のツツジに続き、今年はシャクナゲも「日本植物園協会ナショナルコレクション」に認定
リリース発表日:2023年4月5日 13時10分
◆◆◆ 「つつじ・しゃくなげフェア 2023」概要 ◆◆◆
<開催期間> 4月下旬~5月下旬(ツツジの開花状況により、開催期間が変更となる場合があります。)
<庭園見学時間>9:00~17:00
<庭園見学料> 1,000円(ツツジ開花中のみ)※小学生以下無料
<花の見頃> ツツジ:5月上旬~中旬 シャクナゲ:5月上旬~下旬
<特設売店> ツツジ・シャクナゲなどの苗木を販売
<URL> https://www.hakone-hoteldeyama.jp/tsutsuji_shakunage/
- 庭園のツツジに続き「小田急山のホテル 庭園のシャクナゲ」がナショナルコレクションに認定
「ナショナルコレクション認定制度」とは、秋篠宮皇嗣殿下が総裁をお務めになる公益社団法人 日本植物園協会(※1)が2017年に創設した制度で、「野生種、栽培種に関わらず、日本で栽培されている文化財、遺伝資源として貴重な植物を守り後世に伝えていく」ことを目的とした植物コレクションの認定、保全の制度です。
(※1)公益社団法人日本植物園協会:http://www.syokubutsuen-kyokai.jp/
(左)ツツジ認定時の日本植物園協会 ナショナルコレクション認定証と認定盾
(右)山のホテルの「シャクナゲ園」
そもそも“小田急 山のホテル”は、三菱財閥4代目総帥である岩﨑小彌太男爵が、1911年(明治44年)に別邸を建てた由緒ある地にあります。男爵は別邸にツツジ庭園とシャクナゲ園を造り、それは、1948年(昭和23年)この地に“小田急 山のホテル”がオープンした後も、現在まで受け継がれてきました。
2022年、「小田急山のホテル 庭園のツツジ」は、江戸時代に作出された他所ではほとんど見られない30の古品種を含む84種類のツツジがあり、周囲の景観とともに次世代に残すべき価値あるコレクションとして、神奈川県内で初めて「日本植物園協会ナショナルコレクション第10号」(※2)に認定されました。
そして今年、2023年3月17日にはツツジに続いて「小田急山のホテル 庭園のシャクナゲ」が「日本植物園協会ナショナルコレクション第15号」(※3)に認定されました。シャクナゲ園には、日本に最初に導入された西洋シャクナゲ、ゴーマー・ウォータラーの元株をはじめとして、江戸時代末期から明治時代に海外で作出された貴重な品種9種類や、環境省の絶滅危惧種に選定されている野生種キョウマルシャクナゲやホソバシャクナゲなど、42種類約300株が保存されています。明治から大正時代に造られた日本で最初のシャクナゲ園であり、種類および庭園的価値も高いことが認定の理由となりました。
(※2)「日本植物園協会ナショナルコレクション第10号」リリース:http://www.syokubutsuen-kyokai.jp/nc/dl_files/nc_press_release_220401.pdf
(※3)「日本植物園協会ナショナルコレクション第15号」リリース:https://odakyu-hotel.co.jp/pdf/20230401release_jabg-nc.pdf
- 庭園プロジェクトとホテル庭園で見られる貴重種
ホテルでは、2014年の大雪をきっかけに、5名の専任スタッフが行う年間手入れだけでは、100年後までこの景観を維持できないと考えました。そこで、ツツジ・シャクナゲの維持・再生を目的とした、庭園プロジェクト「男爵の100年ツツジ 100年先への挑戦」を2015年より開始しました。2016年から、6年にわたり開花時にツツジ・シャクナゲの研究者 倉重祐二氏による品種調査を行いデータ化に取り組みました。また、貴重な品種を挿し木や接ぎ木による増殖をし、現在植栽されている樹木のための土壌改良なども行い、100年後を視野に入れた管理を行っています。
■ツツジの貴重種
(左)飛鳥川(あすかがわ)薄紅色で、紅色の絞りが入る花で、江戸時代の園芸書にすでにその名が記されている
(右)白万葉(しろまんよう)花の中に花が咲く万葉咲きのツツジ
■シャクナゲの貴重種
(左)ゴーマー・ウォータラー 岩﨑小彌太男爵が日本で初めて輸入した西洋シャクナゲと言われている
(右)キョウマルシャクナゲ 環境省絶滅危惧種に選定されている日本固有種で、蕾は濃ピンク紅色だが、咲くと淡ピンクに変化する
- 芦ノ湖畔のデザートレストランで、お皿に咲く可憐なツツジのデザートを堪能
ホテルの目の前、芦ノ湖畔にたたずむホテル直営のデザートレストラン“プレミアムショップ&サロン・ド・テ ロザージュ”では、ツツジの開花に合わせて期間限定デザート「ほころび~HOKOROBI~」が登場します。
庭園のツツジが綻び始める様子をイメージし、またツツジのデザートの可愛さや美味しさに思わず笑顔がほころぶような気持ちになって欲しいという想いをかけた華やかなデザートです。透明感のあるベリーのチュイルをツツジの花に見立て、ロザージュオリジナルの「ツツジティー」を使ったムースの上に美しくあしらいました。ツツジ庭園・シャクナゲ園の散策後のおすすめスポットとして、優雅なティータイムをお愉しみいただけます。
◆◆◆ ほころび~HOKOROBI~ ◆◆◆
<期間> 2023年5月1日(月)~5月31日(水)
<提供> サロン・ド・テ ロザージュ(山のホテル直営デザートレストラン)
<料金> 単品 1,700円 ティーセット 2,500円(ポットサービス)
※上記は、消費税・サービス料を含んだ金額です。
▼「プレミアムショップ&サロン・ド・テ ロザージュ」公式HP
https://www.hakone-hoteldeyama.jp/restaurant/rosage/
- 山のホテル開業75周年記念イベント情報
“小田急 山のホテル”は2023年5月15日(月)に開業75周年を迎え、これを記念したイベントを開催します。
1.「ホテル開業75周年記念 遠藤桂 写真展〜 悠久の富士・箱根〜」
箱根写真美術館の館長でありカメラマンでもある、遠藤桂氏の写真展を開催。遠藤桂氏が30年以上撮り続けている幻想的な富士山作品の展示をはじめ、「箱根の風趣」の映像展示や遠藤館長の祖父である山田應水(1880-1964)氏が撮影した古写真も併せて展示。箱根や山のホテルの悠久の時を感じる写真展です。また、ホテル本館売店前では、一部展示写真の販売や写真集、グッズの販売も行います。
(左)遠藤桂 「あけぼの」 (右)山田應水 「湖畔のつつじ園と富士」(昭和30年頃)
<開催期間>2023年4月26日(水)~5月18日(木)9:00~20:00
<開催場所>山のホテル「金時」
<入場料> 無料
2.「箱根写真美術館・遠藤桂館長による写真の撮り方セミナー」開催
箱根写真美術館・遠藤桂館長による写真の撮り方セミナーを開催します。お花と風景の上手な撮り方のレクチャーを受けた後、実際に山のホテルの庭園に入って写真を撮影し、撮影後に遠藤館長よりアドバイスをもらえます。
<開催日時>2023年5月9日(火)10:00~12:00
<開催場所>山のホテル「金時」
<参加費> 1人4,000円(先着・定員15名様)
<申込方法>電話予約 小田急 山のホテルTEL:0460-83-6321(9:30~20:00)
3.「ホテル開業75周年記念特別講演
後世に残すべき植物遺産 ナショナルコレクション認定 庭園のツツジとシャクナゲ」開催
ツツジ・シャクナゲ研究者で、日本植物園協会専務理事でもある倉重祐二氏を招き、「ナショナルコレクション」に認定された山のホテルの庭園について、ツツジやシャクナゲの奥深い魅力に触れる講演会を開催します。
(左)倉重祐二氏(ツツジ・シャクナゲ研究者、日本植物園協会専務理事) (右)講演会の様子(イメージ)
<講 師>倉重祐二氏(ツツジ・シャクナゲ研究者、日本植物園協会専務理事)
<開催日時>2023年5月8日(月)11:00~12:00
<開催場所>山のホテル「金時」
<入場料> 無料(先着・定員40名様)
<申込方法>電話予約 小田急 のホテルTEL:0460-83-6321(9:30~20:00)
「つつじ・しゃくなげフェア」に関するお問い合わせ先
小田急 山のホテル
tel:0460-83-6321(受付時間9:30~20:00)
HP:https://www.hakone-hoteldeyama.jp/
Instagram:https://www.instagram.com/odakyuhotel.yama/
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