ドイツ観光局/ドイツ観光局 日本支局開設50周年

ベルリン博物館島のジェイムス・サイモンギャラリーと新博物館 © DZT_Dagmar Schwelle

2024年も文化観光と持続可能性に焦点を絞ったグローバルマーケティングを継続

リリース発表日:2023年9月21日 12時04分

東京、2023年9月21日 ドイツ観光局(DZT)はテーマごとに的を絞ったマーケティングを通じて、ドイツをサスティナブルなカルチャーツーリズムデスティネーションというイメージを定着させるための取り組みを2024年も続けていく。2023年9月5日に開催したオンラインキックオフイベントでドイツ観光局(DZT)はドイツ国内のステークホルダーとパートナーに向けて予定しているキャンペーンの重点項目と外国市場ごとの販促活動への協賛の可能性に関するプレゼンテーションを行った。

ベルリン博物館島のジェイムス・サイモンギャラリーと新博物館 © DZT_Dagmar Schwelleベルリン博物館島のジェイムス・サイモンギャラリーと新博物館 © DZT_Dagmar Schwelle

ドイツ観光局(DZT)のペトラ・ヘードルファーCEOは次のように話している。「ドイツは、他のどの国にもない独特な芸術と文化シーンに満ち溢れている。文化の多様性が都会の生活クオリティーを豊かなものにし、世界中の訪独観光客を惹きつけてやまない。2022年にヨーロッパ人が世界中を訪れた文化散策の旅は1億4千万件であったが、そのうちの 1640万件はドイツであった。文化散策の目的地としてドイツは文字通り1位であった。我々はこの地位をさらに強固なものにしていきたい。それだけではない。持続可能性に  重点をおいたこのキャンペーンを通じて、我々は都市近郊の田園地帯も含めた訪独観光客の長期滞在を促していく。」

芸術と文化の国ドイツ 新たなグローバルキャンペーン

世界に門戸を開いたコスモポリタンな芸術と文化シーンは、都会でも郊外でもドイツの特徴となっている。2022年のアンホルトイプソス国家ブランド指数は、ドイツが世界中からとりわけ歴史的建造物と現代アートと文化に満ちた活気あふれる国として注目を浴びていることを証明している。

こういったドイツのイメージは、訪独観光客の行動パターンに明確に表れている。ドイツ観光クオリティーモニター(2015年5月~2022年10月)によると、旅先としてドイツを選択する理由として回答者の47%が「名所旧跡」、35%が「建築」、33%が「芸術と文化」をあげている。

ドイツ観光局(DZT)の新たなインスピレーションキャンペーンは、これを機に2024年4月からは文化的コンテクストから観光の国ドイツを紹介していく。多くの引き出しをもった文化探索の旅のコンテンツには、現代アートや多彩なギャラリーやアーティストたちの活動の 現場、さらには世界中の若手アーティストが集まる芸術アカデミーも含まれている。このキャンペーンでは、公共の場で生活感情を表現するストリートアートや現代建築や奇異な展示会場に焦点をあてている。文化的スペクトルには、世界中で注目を浴びている様々なジャンルの文化イベントや歴史的な文化的景観も含まれている。その一例として、若いワイン農家がこれまでの伝統を新たに見直し始めている13カ所のワイン生産地をあげることができる。キュレーターや新進アーティストや今のドイツの文化的潮流を映し出す個人コレクターといった人々がドイツ観光局(DZT)のキャンペーンの重要な担い手となっている。

好評を博しているドイツ観光局(DZT)のキャンペーン「ユネスコ世界遺産」と 「Simply FEEL GOOD」 がさらに進化

ドイツ観光局(DZT)は、今年度ローンチした「51のユネスコ世界遺産」キャンペーンをコンテンツを追加して2024年も継続する。ユネスコ世界遺産は、便利な公共交通機関とのコラボのもと、ドイツ旅行に関心のあるターゲットを重要な文化遺産や唯一無比の素晴らしい自然の景観へと誘っている。ユネスコ世界遺産は、質の高いスタンダードや文化財保護や伝統や習慣の保全、さらには文化と自然を持続可能な形で体験するということの代名詞でもある。ドイツ世界遺産協会と共に構築した旅のルートは、持続可能性と多彩性に富んだ認証済みの観光コンテンツといえる。ドイツ観光局(DZT)はまた、ステイロンガーをスローガンにCO2 削減に寄与するドイツでの長期滞在促進にも力を入れている。

ドイツはサスティナブルツーリズムの目的地として世界中から認知されつつある。ドイツ観光局(DZT)は注目度をさらに高めるために、持続可能性の高い旅の提案を盛り沢山に織り込んだ旗艦キャンペーン„Simply FEEL GOOD“ を2024年も全世界向けに発信していく。

ドイツ観光局(DZT)日本支局では、世界遺産、芸術と文化の国、SimplyFEELGOODの3つのグローバルキャンペーンテーマごとに、ソーシャルメディアやオンライン旅行メディアを複合的に活用する日本独自のキャンペーンを実施する予定である。

 2024年のさらなるグローバル重点テーマ

ドイツ観光局(DZT)のマーケティングアジェンダには、2024年の文化探索のさらなるテーマとして「画家カスパー・ダヴィット・フリートリッヒ生誕250周年」が挙げられている。

ユーロ2024がドイツで開催されるため、10か所の開催地ではサッカーにちなんだホストシティープログラムが実施される。

「ベルリンの壁崩壊35周年」では、成熟した観光の国ドイツが誇る観光資源の多様性を 紹介していく。

ドイツ観光局(DZT)は、来年早々に欧州文化首都2025のケムニッツへの招致を開始する。「C the unseen」をモットーに38の市町村からなる中央ザクセン地方とエルツ山地とツヴィッカウとケムニッツで、65を数える国際的な大掛かりなプロジェクトと数百件もの地域イベントを実施する。

2024年 日本独自のキャンペーンテーマ 

ドイツ観光局日本支局開局50周年

ドイツ観光局は日本の海外渡航自由化から10年経った1974年にアジア最初の海外拠点として東京に代表事務所を開設し、それまではほぼ知名度がなかったロマンチック街道をはじめとする観光街道やクリスマスマーケットなど季節の伝統行事など数多くの魅力的な観光地のマーケティングに成功を収めてきた。2024年は日本支局開局50周年の節目を迎え、旅行業界および消費者向けマーケティングにおいて、それぞれ周年企画を計画する。

東京・ベルリン 友好都市30周年

2024年は日本とドイツの首都・東京とベルリンの友好都市関係が30周年の記念年を迎える。在京のドイツ大使館をはじめとするドイツ関係機関と日独相互の文化経済交流を深める各種行事を通じて、首都圏在住の日本人に向けて、ドイツの首都ベルリンの文化的観光的魅力の発信を行っていく。

ドイツ観光局 (DZT) について

ドイツ観光局 (DZT)はドイツ連邦経済気候保護省 (BMWK) の委託により観光の国ドイツを代表しており、ドイツ連邦議会の決議に基づきBMWKから助成されている。 ドイツ国内のインバウンド観光業界、民間のパートナー企業や各種旅行団体との協業にて、DZTは観光の国ドイツのイメージアップと外国人旅客のドイツ旅行促進のための戦略を立てマーケティング活動を実施している。

DZTの中心的な戦略は以下の3つである。

- 明確な目的のもとで実施される市場調査とエビデンスに基づく市場特有の顧客需要(Sinus-Milieus)の分析

- ドイツインバウンド業界の中核を担う中小企業を中心に、連携と情報共有の強化

- 観光の国ドイツのブランドイメージの向上とブランド力の強化

重点テーマ:デジタル化と持続可能性

ドイツ観光局 (DZT)は、ドイツ政府の目標に沿う将来を見据えた観光の促進に力を入れている。中でも重点項目となっているのは、デジタル化と持続可能性である。

より持続可能でかつ競争力の高いインカミングツーリズムのために、3本柱の戦略でまず外部に向けた知識の共有を行い、これを支援する形で組織内での持続可能性イニシャティブと組み合わせている。DZTは、観光の国ドイツを国際観光市場で万人に優しく持続可能性にも富んだ観光の目的地として位置づけている。

DZTは、チャットボットのようなAI人工知能や対話型インターフェイスを駆使した注目の新技術(VR仮想現実、AR拡張現実、MR複合現実)実用化のパイオニアである。AI支援型マーケティングプラットフォームで、観光分野のサービスやオファーを目に見えるわかりやすい形で提供できるよう、DZTはドイツ観光経済のオープンデータ/ナレッジグラフプロジェクトを実施している。

DZTは、東京を含む世界25 ヶ所にある海外支局を通じてマーケティング活動を行っており、フランクフルトに所在する本局がこれらの海外支局を統括している。

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