ITOCHU SDGs STUDIO/「異彩を、 放て。」をミッションに掲げる福祉実験カンパニー・ヘラルボニーと贈る新たな表現の試み 「異彩の軌跡展 with ヘラルボニー」12月12日(火)~1月31日(水)開催

障害者週間に合わせクリスマスオーナメントワークショップも開催

リリース発表日:2023年11月28日 10時00分

 ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden内)では、「異彩を、放て。」をミッションに掲げ、国内外の主に知的障害のある作家とアートのライセンス契約を結び、福祉領域の拡張を目指す福祉実験カンパニー・株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役社長:松田崇弥)の協力のもと、「アートが生まれる過程」をテーマにした「異彩の軌跡展 with ヘラルボニー」を12月12日(火)~1月31日(水)に開催いたします。

 「異彩の軌跡展」は、ヘラルボニーが契約する9人の異彩作家たちの作品を生み出す軌跡を紹介します。落として描く、寝転がって描く、ひたすら反復する。そんな独特の創作スタイルには、豊かな感性、繊細な手先、大胆な発想、研ぎ澄まされた集中力といった知的障害という言葉では括れない無数の個性が映し出されています。本展示会では、作品そのものを鑑賞するだけでなく、その創造性と多様性に溢れた「軌跡」を体験していただくことができます。ぜひ、「軌跡」の体験を通して、自由な可能性に満ちた「異彩」の正体を確かめてみてください。

 また、本展示会開始後の12月12日(火)、13日(水)の2日間、細かいタッチによる緻密なアート作品を生み出す佐賀県在住の作家・笠原鉄平氏が会場にてライブペインティングを実施します。(※12日のみ13時~)来場者の方々と楽しくコミュニケーションを取ることで生まれるモチーフやキャラクターを壁や床一面に描きます。ライブペインティング後も最終日までに来場された方が作中のモチーフやキャラクターを自由に選び、好きな色を加えていくことで徐々に完成していく作品になります。ぜひ、異彩作家の「軌跡」の瞬間に参加してみてください。

 さらに、本展示の開催に先駆け12月7日(木)、8日(金)にはクリスマスオーナメントワークショップを開催します。ヘラルボニーの契約作家・小林覚氏が、五十音の文字をオリジナル創作。このオリジナルの五十音から好きな文字を選び、自分だけのオーナメントアートを完成させるワークショップです。また、完成したオーナメントはヘラルボニー作家の作品と共に、展示会場を彩るツリーとして飾られます。

■「異彩の軌跡展 with ヘラルボニー」概要

主催                     :ITOCHU SDGs STUDIO

協力                      :株式会社ヘラルボニー

開催期間        :2023年12月12日(火)~1月31日(水)

ワークショップ開催日:12月7日(木)、8日(金)

会場                      :ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区北青山2-3-1 Itochu Garden B1F)

営業時間                :11:00~18:00

休館日                   :月曜日(※月曜日が祝日の場合、翌営業日が休館) 

アクセス                :東京メトロ 銀座線『外苑前』駅 出口 4a より 徒歩2分

           東京メトロ 銀座線・半蔵門線・都営地下鉄 大江戸線『青山一丁目』駅

           出口 1(北青山方面) より徒歩5分

料金                      :無料

詳細                      :https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/sdgs/20231128.html  

■「クリスマスオーナメントワークショップ」概要

ヘラルボニー契約作家の小林覚氏が今回の展示に合わせて、五十音の全文字を1文字ずつ制作。親子で一緒に、その新作の文字から、好きなものを選び「言葉」をつくっていただきます。それぞれの言葉や文字に色紙で色を当ててあげながら自分だけのクリスマスオーナメントを仕上げます。

開催日  : 2023年12月7日(木)〜8日(金) 

時間   : ①13:00~13:30②15:30~16:00

開催場所 :ITOCHU SDGs STUDIO Radio station

対象年齢 :未就学児~小学校低学年

参加条件 :事前予約制 

参加人数 :各回10組 

参加費用 :無料

ご予約方法: https://coubic.com/itochu_kidspark/2250121

<小林覚プロフィール>

るんびにい美術館(岩手県)在籍

よく見ると、いろいろな数字がつなげて描かれているのがわかる。小林さんは養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。 初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。 これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。彼の好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。

        

                            

■展示内容詳細

「アートが生まれる過程」を4つの視点で展示します。「描く方法」「描くモノ」「描く目的」「描く場所・空間」の視点でそれぞれ異なる手法で作品を生み出す8人の異彩作家たちの軌跡を紹介します。

 

【描く方法】 

1       菊地 真歩 「落とす」 のぞみの家(東京都)在籍

スポンジや雑貨を用いたインタラクティブなアート作品

周りを明るくする笑顔が魅力的な一方、絵画を目の前にすると真剣な眼差しに変わる菊地さん。丸いスポンジを転がして描くスタイルから出来上がる放物線を描くようなタッチが特徴。車椅子と共に、​机から落とされる前の、​色のついたスポンジがたくさん置かれた机と実際に落とされたスポンジや雑貨を展示。​スポンジを落とすことによって​描かれていくアートを再現。

2       藤田 望人 「重ねる」 大分県在住

重ねられたレイヤーを実体験できる展示作品

​ロゴマークや文字に強いこだわりを持ち、小学生くらいから好きなものを自らの手で描いては、それらを切り取り、重ねていくことでアートを創作されている藤田さん。会場ではそんな作品を原画で展示するとともに、保管されていた未使用のアートの端材も合わせて展示。少し厚みのある原画や端材から彼の創作の軌跡を感じることができる。

 

3       中川ももこ 「繰り返す」 やまなみ工房(滋賀県)在籍

作家がアートを描く音を体験できる展示作品

使用する画材はカラーマーカーペンやペン等様々で、道具へのこだわりはほとんどなく、ただ書き重ね変化していく文字や筆の音、手に伝わる感触を楽しむかのように、止むことなく描き続けていくという中川さん。ご本人がアートを反復して書いているときの音を​採集して、会場でループ再生。​絵画からイヤホンを接続しているような展示にすることで、作品を見ながら音を聞き、​作画方法を想像してもらう。

 

4       山根 孝文 「押す」  やまなみ工房(滋賀県)在籍

手作りの画材を使用して絵を描く体験ができる作品

巻いて棒状にしたダンボール紙や紙コップ、ゴム判子等、様々な素材の判子を用いて自分の好きな色を決めて、判子を一つ一つ確実に丁寧に押していくのが山根さんのスタイル。実際に使用されているさまざまな手づくりの画材を展示。​横では、その画材を使って実際に絵を描く体験ができるミニスペースも用意。

【描くモノ】 

5       早川 拓馬 「推す」 希望の園(三重県)在籍

早川さんの思考をリアルに再現した展示作品

電車とアイドル(坂道系)が大好きな早川さん。元々電車とアイドルを別々に描いていたが、だんだんとその二つが融合し、体の中を電車が駆け巡る今の作風となった。1枚の作品は大きなものとなると約1年半かけて描かれる。本展示では早川さんの頭の中を覗き込むようなオブジェを用意。その中に、アイドルの映像や電車の写真などを展示。

【描く目的】 

6       岡部 志士 「削る」 希望の園(三重県)在籍

絵画制作過程で生まれる「コロイチ」を展示する作品

クレヨンを塗って面を創り、色を消すようにニードルで削ってできたクレヨンのカスを集めて、粘土のようにして遊びながら作品を創るのが岡部さんスタイル。絵画を描く過程で生まれる「コロイチ」をショーケースや材料とともに、一美術作品として展示する。

7       岡元 俊雄 「寝転がる」 やまなみ工房(滋賀県)在籍

岡元さんの制作スタイルをシミュレーションできる展示作品

人物や風景画等、雑誌や画集をモチーフに墨汁と割り箸1本のみを使用して次々に作品を生み出してゆく岡元さん。いつも、ひとりお気に入りの音楽を聴きながら、寝転がり肩肘付いて描く様が、彼のスタイル。床に絵を置き、岡元さんの寝転んでいたシルエットをマッピングして、そこでヘッドホンをつけてもらい、岡元さんお気に入りのプレイリストを聴きながら、​実際の制作スタイルをなぞらう展示に。​(床ではなく、少し高さを出した段の上の想定)

【描く場所・空間】 

8       笠原 鉄平 「楽しむ」 PICFA(佐賀県)在籍

来場者参加型の壁や床一面に広がる空間アート作品

笠原さんが真っ白いキャンバスに表現するのは、0.03から0.7mmまでのペンで描く唯一無二の個性豊かなキャラクター達。それぞれ表情や格好が違い、画面の中で踊っているように表現される。本展示では空間全体(壁や床)に出力された笠原さんの作品の中で自分が気に入った人やキャラクターに来場者が色を付けたり、余白箇所に来場者自身が新たなキャラクターをを描き加えていくことで、来場者参加型の空間アート作品が出来上がる。​

■会場全体図

■ヘラルボニーについて

ヘラルボニーは「異彩を、 放て。」をミッションに掲げる、福祉実験カンパニーです。国内外の主に知的な障害のある作家と契約を結び、2,000点を超える高解像度アートデータの著作権管理を軸とするライセンスビジネスをはじめ、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」の運営など、福祉領域の拡張を

見据えた多様な事業を展開しています。これらの社会実装を通じて「障害」の

イメージ変容と、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指します。

公式サイト URL    : https://www.heralbony.jp/

公式インスタグラム : https://www.instagram.com/heralbonyofficial/

公式Facebook        :https://www.facebook.com/heralbony/

公式X        :https://twitter.com/heralbony

[ITOCHU SDGs STUDIO]とは?

◆伊藤忠商事が運営するSDGsを様々な角度から切り取った情報発信・体験の場をつくり「人と商いと地球」をつなぐカルチャープラットフォームとして、展示コンテンツや「KIDS PARK」「こどもの視点カフェ」などを展開。

◆当社冠番組『J-WAVE SELECTION ITOCHU DEAR LIFE,DEAR FUTURE』における世の中の「SDGs」の取り組みを発信。

(番組ナビゲーター:SHELLY氏)

◆SDGsに関わる活動をされている団体等への展示スペース・SNS発信等の撮影スペースとして無償提供。

場所                  :東京都港区北青山2-3-1 (伊藤忠商事 東京本社敷地内 Itochu Garden)

公式サイトURL      :https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/#SDGsstudioArea

公式インスタグラム  :https://www.instagram.com/itochu_sdgs_studio/

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