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現地時刻2025年3月13日、アメリカのトップ媒体である『TIME』が発表する「The World’s Greatest Places 2025（世界で最も素晴らしい場所2025）」の「Places to Visit（訪れるべき場所）」部門で、和歌山県那智勝浦町の世界遺産「熊野那智大社と那智山青岸渡寺」が選定されました。

「Places to Visit（訪れるべき場所）」は世界49か所選定され、その一つとして選定されました。その他にも京都府にあるニンテンドーミュージアムや、「Places to Stay（宿泊施設）」部門では佐賀県にある Mirukashi Salonと、新潟県にあるNIPPONIA 佐渡相川 金山町が選ばれました。

 ・『TIME』「World’s Greatest Places 2025」URL 

https://time.com/collections/worlds-greatest-places-2025/ 

・『TIME』「World’s Greatest Places 2025」内、「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」紹介ページ

Kumano Nachi Taisha shrine and Seigantoji temple: World’s Greatest Places 2025 | TIME

【那智勝浦町のインバウンド誘客への取り組み】

2023年3月「地方における高付加価値なインバウンド観光地づくりモデル観光地」として選定され、現在和歌山県・奈良県・三重県の3地域共同で「紀伊半島（KII PENINSULA）」として、欧米豪へのブランディングを勧めています。その中で今回の件については、これまで推進してきた施策の大きな成果と捉えています。

2024年度は今回選ばれた「熊野那智大社と那智山青岸渡寺」を含む、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産登録20周年という節目の年であり、大変喜ばしい事と感じております。

●熊野那智大社と那智山青岸渡寺について

熊野那智大社は、田辺市本宮町にある熊野本宮大社、新宮市にある熊野速玉大社とともに熊野三山の一社であり全国約4,000社余ある熊野神社の御本社です。
那智の滝を神と崇める自然信仰が起源であり、滝の神様とともに熊野の神々も元は滝もとに祀られていましたが、仁徳天皇5年（317年）に現在の場所に社殿を創建し、遷されたとされています。

那智山青岸渡寺は西国三十三所観音霊場の第一番札所であり、熊野那智大社とともに熊野信仰の中心地として厚い信仰を集めています。

那智勝浦町のシンボルともされる那智山青岸渡寺の三重塔は、500年前に制作された「那智参詣曼荼羅」にも描かれています。

●TIME誌について

米国『TIME』は現在、世界200カ国・愛読者は世界中で1億人を超える世界最大の発行部数を誇る英文週刊ニュース誌です。本企画は2018年にスタートし、TIME誌の編集者や特派員、専門家が推薦するスポットの中から、「今すぐ体験すべき新たな目的地」が厳選されます。対象となるのは、観光地、美術館、テーマパーク、ホテル、レストラン、地域全体などと様々な分野です。

「TIME」のオンライン版では今月13日から発信されていて、紙面版には今月24日に掲載される予定だということです。

●「熊野那智大社と那智山青岸渡寺」掲載内容（日本語訳・要約）

混雑した京都がオーバーツーリズムに苦しむ一方で、わずか 1 時間の距離の紀伊半島の近くに、日本古来の情緒あふれる名所がいくつもある。これには、ユネスコに登録されている 熊野古道巡礼路や、真言宗の聖地で苔むした僧侶の墓地があり、宿坊体験もできる高野山、 そして1300年前に僧侶によって植えられた30,000本の桜の木があり、春に開花間隔の異なる花を咲かせる全長 8 マイルの吉野山桜トレイルも含まれる。

なかでも最も神秘的なのは、高さ436 フィートの神聖な那智の滝だ。日本最長の滝で、那智の原生林に囲まれている。さらに48の滝があり、山伏修行者の聖地でもある。絵のように美しい 3 階建ての青岸 渡寺は、1972 年の再建以来初となる朱塗りの新塗装を施し、数ヶ月の改装を経て12 月に再オープンした。足場が外れ、流れ落ちる白い滝を背景に魔法のように浮かび上がらせる。

■那智勝浦町の観光についての問い合わせ先

一般社団法人　那智勝浦観光機構

E-mail: office@nachikan.jp

TEL: 0735-52-6153（平日 9時～18時）