検索すると「キャセイパシフィック 最悪」と表示される理由をHOTTELの記者がわかりやすく簡単に解説
キャセイパシフィック航空について検索すると「最悪」というワードが頻繁に表示されることに疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか。香港を本拠地とする老舗キャリアであるキャセイパシフィック航空は、ワンワールドアライアンスの主要メンバーでもあり、世界的に知名度の高い航空会社です。今回は、できるだけ多くのネットの評判や口コミを参考にして調査し、なぜこのような検索結果が表示されるのか、その理由をわかりやすく簡単に解説します。
結論から申し上げますと、キャセイパシフィック航空が「最悪」と言われる主な理由は、近年の運航トラブルの増加、サービス品質のばらつき、そして乗り継ぎ時の対応に関する利用者の不満が蓄積していることのようです。しかし、これらの問題は一部の事例であり、同社には多くの優れた点も存在するということも併せてお伝えしたいと思います。
キャセイパシフィック航空の悪い点・デメリット
運航トラブルと安全性への懸念が最大のデメリット
キャセイパシフィック航空が「最悪」と検索される最も大きな理由の一つは、近年発生している運航トラブルの多さのようです。特に2024年9月には、チューリッヒ行きのエアバスA350型機で離陸直後にエンジンの燃料ホース不具合による火災が発生し、香港国際空港への緊急着陸を余儀なくされる重大インシデントが発生しました。この事故では燃料ホースに穴が開き、エンジン周辺に火災が広がった可能性があると香港航空事故調査当局(AAIA)が報告しており、迅速な対応がなければより深刻な事態になっていた可能性もあったと言われています。
さらに2025年2月には、午前9時発のCX509便が機体整備の問題で遅延に次ぐ遅延を繰り返し、最終的に欠航となるトラブルも発生しています。このようなメカニカルトラブルは、乗客の旅行計画を大幅に狂わせる要因となっており、利用者の不信感を募らせる結果となっているようです。
サービス品質のばらつきが深刻な欠点
多くの利用者から指摘されているのが、客室乗務員によるサービス品質のばらつきです。特に問題となっているのは、客室乗務員の接客態度に関する苦情で、「ズカズカ音を立てて歩く女性客室乗務員がいる」「普通体型の人で普通に歩けばそんな音も響かないはずなのに、彼女が歩く度に床と天井が揺れる」といった具体的な証言もあります。
また、サービス提供の不備も頻繁に報告されており、「バターナイフはあるのにバターはなし」「ドリンクオーダーを聞いたのにドリンクを出さない」「思い切り足を蹴られて注意したら『してません』と言われた」といった、フルサービスキャリアとしてはあり得ないレベルの対応が散見されるようです。これらの問題は、同社の教育システムや品質管理体制に課題があることを示唆していると言えるでしょう。
日本語対応の不備がおすすめしない理由の一つ
日本人利用者にとって特に問題となっているのが、日本語対応の不備です。香港から成田への路線という日本人利用者が多い便においても「日本語スタッフがいない」という状況が報告されており、言語の壁によるコミュニケーション不足は、緊急時や特別な対応が必要な場面で深刻な問題となる可能性があります。
外国系航空会社の宿命とも言える部分はありますが、同じアジア系キャリアでも日本語対応に力を入れている航空会社が多い中、この点は明らかなデメリットと言えるでしょう。特に高齢者や英語に不安のある旅行者にとっては、安心して利用できない要因となっているようです。
機内環境と設備面での課題
多くの利用者から一貫して指摘されているのが、機内温度設定の問題です。「どの路線も機内温度が低めに設定されている」「すべての便が冷房が強く、薄いブランケット」だったという証言が多数あり、特に長距離フライトでは体調管理に深刻な影響を与える可能性があります。
機内食についても不満の声が多く、「量が少なすぎ」「ドリンクサービスが1回のみ」「おいしくなかった」「品数が薄い」といった評価が目立ちます。フルサービスキャリアとしての期待値を考えると、これらの食事サービスの質は他社と比較して劣る部分があると言わざるを得ないでしょう。
遅延・欠航時の対応に関する深刻な問題
運航トラブル時の対応についても多くの問題が指摘されています。特に乗り継ぎ便との接続に関するトラブルが頻発しており、「バンコク→香港便が30分以上出発遅れ」「2時間半のトランジットで余裕のはずが、香港に着陸してもドアが開かず、トランジット時間が30分位に」なったという事例も報告されています。
さらに深刻なケースでは、コロナ禍の影響とはいえ「出発便を前日の同時間の便に変更され、帰りは6時間早められ、往復とも乗換が一回増えて成田、香港、パリ、バルセロナというえげつない変更」を求められ、キャンセル料として「3人合計12万円」を請求されたという事例もあります。このような柔軟性に欠ける対応は、利用者の信頼を大きく損なう要因となっているようです。
ロストバゲージのリスクが高い懸念
乗り継ぎ便を多用するキャセイパシフィック航空の路線網では、ロストバゲージ(受託手荷物の紛失・遅延)のリスクが他社よりも高いという懸念もあります。特に香港国際空港での乗り継ぎ時間が短い場合、荷物の積み替えが間に合わずに別便に回されるケースが散見されるようです。
実際に「最後の最後にロストバゲージ。これも初体験。乗り換え時間が短かったのでは??と言われましたがこちらはバンコクで東上時間前に荷物を預けています」という利用者の証言もあり、ハブアンドスポーク方式を採用している同社特有の問題と言えるかもしれません。
キャセイパシフィック航空の良い点・メリット
世界屈指のラウンジサービスが最大の利点
一方で、キャセイパシフィック航空には多くの優れた点も存在します。特に香港国際空港に5か所設置されているラウンジは、業界でも屈指の品質を誇ると言われています。ビジネスクラス以上の利用者やステータス保持者が利用できるこれらのラウンジは、「香港のラウンジは最高だった」「噂通りで、十分に身体もリフレッシュできました」といった高い評価を受けています。
特にザ・ピア(The Pier)ラウンジやザ・ウィング(The Wing)ラウンジは、広々としたスペース、豊富な食事メニュー、シャワー設備、静寂なワークスペースなど、長距離フライトの疲れを癒すための設備が充実しており、これらのラウンジを利用するためだけでも同社を選ぶ価値があるという声も聞かれます。
機材とエンターテインメントシステムの高品質
キャセイパシフィック航空の機材は比較的新しく、特にエアバスA350型機やボーイング777型機などの最新鋭機材を多数保有しています。「機材は新しいので気持ちがいい」という利用者の声も多く、座席の快適性や機内の清潔さについては一定の評価を得ているようです。
機内エンターテインメントシステムについても高い評価を受けており、「映画も新作から見切れない程。ゲームもたっぷり」「新しい映画から古い映画もあってよかったです」といった声が多数あります。タッチパネルの操作性も良好で、長距離フライトでの退屈しのぎには十分すぎるコンテンツが用意されていると言えるでしょう。
コストパフォーマンスの良さがおすすめポイント
価格面では、特にヨーロッパ方面への航空券において、キャセイパシフィック航空は高いコストパフォーマンスを提供しています。「フルキャリアで、バンコク往復7万以下でお得」「格安チケットのエコノミー席です」といった価格重視の利用者からは好評価を得ているようです。
香港経由というルートの特性上、直行便と比較すると時間はかかりますが、その分航空券価格を抑えることができるため、予算を重視する旅行者にとっては魅力的な選択肢となっています。
遅延・欠航時の補償制度の充実
運航トラブル時の対応については批判も多い一方で、補償制度自体は比較的充実していることも指摘されています。機材不良による遅延・欠航の際には、ホテル宿泊費、食事代、代替便への振り替えなどが適切に提供されるケースも多く、「これがLCCだったらと思うとゾッとします」「ここまでしてもらえると全く不満はありませんでした」という評価もあります。
特に香港国際空港周辺のホテルは品質が高く、「エクスペディアだと1万前後位の部屋でした。値段の割には良さそうなホテルだった」という証言もあり、トラブル時の対応インフラは整備されているようです。
ワンワールドアライアンスのメリット
キャセイパシフィック航空はワンワールドアライアンスの主要メンバーであり、JALのマイレージプログラムとの相互利用が可能です。「JGC(JALグローバルクラブ)会員ということもあり、ワンワールド系の待遇評価にかなり良い方向のバイヤスが入っている」という利用者の声もあり、上級会員にとっては多くの特典を享受できる航空会社と言えるでしょう。
座席指定の優遇、預託手荷物の追加許容量、優先搭乗などの特典により、ステータス保持者にとっては非常に使い勝手の良い航空会社となっています。
どのような方におすすめできるか・できないか
おすすめしたい方
キャセイパシフィック航空をおすすめしたいのは、まず価格重視でヨーロッパ方面に旅行される方です。香港経由という特性を活かした競争力のある価格設定は、予算を抑えて海外旅行を楽しみたい方にとって大きなメリットとなります。
また、ワンワールドアライアンスのステータス保持者にとっても、各種特典を最大限活用できるため非常におすすめです。特にJALの上級会員の方は、座席アップグレードや荷物の優遇などの恩恵を受けられるでしょう。
香港国際空港のラウンジを体験したい方にも強くおすすめできます。世界屈指の品質を誇るラウンジ施設は、それだけでも利用価値があると言えるでしょう。
おすすめできない方
一方で、言語面でのサポートを重視される方にはおすすめしません。特に英語に不安がある高齢者や、緊急時の対応で日本語でのコミュニケーションを重視される方は、他の選択肢を検討された方が良いかもしれません。
スケジュールに余裕がない出張利用の方にも注意が必要です。運航トラブルによる遅延・欠航のリスクを考慮すると、重要な商談や会議の前日到着が必要な場合は、より定時性の高い航空会社を選択することをおすすめします。
最高レベルのサービス品質を期待される方にとっても、現在のサービス水準では満足できない可能性があります。特に機内食の品質や客室乗務員の接客レベルを重視される場合は、他の選択肢も検討することをおすすめします。
総合的な評価と今後の展望
キャセイパシフィック航空が「最悪」と検索される理由を調査した結果、確かに近年のサービス品質低下や運航トラブルの増加などの問題があることは事実のようです。しかし、これらの問題は一部の事例であり、同社の長い歴史と実績を考慮すれば、一時的な課題である可能性も高いと考えられます。
特に香港国際空港のラウンジ施設の素晴らしさ、コストパフォーマンスの良さ、ワンワールドアライアンスのメリットなど、多くの利点も存在しています。また、運航トラブル時の補償制度も比較的充実しており、完全に「最悪」と断じるのは適切ではないでしょう。
重要なのは、利用前にこれらのメリットとデメリットを十分に理解し、自分の旅行スタイルや優先順位に合致するかどうかを判断することです。価格重視で香港経由のルートに抵抗がない方、ワンワールドアライアンスの特典を活用したい方にとっては、依然として魅力的な選択肢と言えるでしょう。
今後、同社がサービス品質の向上と運航安定性の改善に取り組むことで、再び多くの利用者から愛される航空会社に返り咲く可能性は十分にあると思われます。香港という地理的優位性と、長年培ってきた運航ノウハウを活かし、アジアを代表するキャリアとしての地位を回復することを期待したいところです。
旅行者の皆様には、これらの情報を参考にしながら、ご自身の旅行計画に最適な航空会社選択をしていただければと思います。どの航空会社にも長所と短所があるため、完璧な選択肢は存在しませんが、事前の情報収集により、より満足度の高い旅行体験を実現していただけることでしょう。
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