検索すると「トリバゴ 評判 悪い」と表示される理由をHOTTELの記者がわかりやすく簡単に解説

旅行予約サイトの比較検索で知られるトリバゴについて、ネット検索で「評判 悪い」というキーワードが頻繁に表示される理由について、できるだけ多くの評判を参考にして調査しわかりやすく簡単に解説します。メタサーチエンジンとして多くの旅行者に利用されているトリバゴですが、一部でネガティブな評価を受けているのも事実のようです。旅行業界の専門家として、様々な口コミや評判を分析し、その真相に迫ってみました。

評判が悪いとされる主な理由

トリバゴの評判が悪いとされる最大の理由は、サービスの仕組みに対する理解不足から生じる誤解にあると言えるでしょう。トリバゴは宿泊予約サイトではなく、複数の予約サイトの料金を比較する「メタサーチエンジン」として機能しているため、実際の予約手続きは外部の予約サイトで行われます。この構造的な特徴が、利用者の期待と実際のサービス内容にギャップを生み、結果として悪い評判につながっているようです。

予約・キャンセル手続きの複雑さが最大のデメリット

トリバゴが批判される最も大きな理由は、予約後のキャンセルや変更手続きが非常に複雑になることです。トリバゴで検索した宿泊プランは、最終的にBooking.comやExpedia、アゴダなどの外部予約サイトで確定する仕組みとなっており、予約後に変更やキャンセルが必要となった際には、各サイトの規約や手続きを踏む必要が生じます。

特に問題となるのは、これらの規約が予約先によって異なるため、複数の条件を把握しなければならない煩雑さがあることです。予約時にキャンセルポリシーをしっかり確認しておかないと、予期せぬキャンセル料がかかる可能性があり、この点が多くの利用者から「おすすめしない」理由として挙げられているようです。

実際の口コミでは「朝食付き、ウエルカムドリンク付きのプランで予約をしたのに、朝食もドリンクも付いていませんでした。トリバゴとも連絡がつかず、泣き寝入り」といった事例が報告されており、予約内容の確認や変更の際にトリバゴ自体では対応できないという構造的な欠点が浮き彫りになっています。

言語サポートの問題とカスタマーサービスの課題

トリバゴの悪い評判の二番目の要因として、英語での対応が求められるケースが多いことが挙げられます。トリバゴはグローバルに利用されているサービスであるため、海外のホテルや予約サイトを選択した場合には、英語でのやり取りが必要になることが多く、特に日本国外のホテルや英語圏の予約サイトを利用する際には、英語でのコミュニケーションが避けられない状況が発生するようです。

口コミでも「何度トリバゴへメールしても返信は来ないし、来ても英語、電話すれば英語」という不満が多数寄せられており、日本語でのサポートを期待していた利用者にとっては大きなデメリットとなっているようです。外資系企業であるトリバゴは、日本のユーザーが期待するようなきめ細かいサービスを提供していない可能性があり、トラブル発生時のリスクを考えると、価格差が小さい場合は日本の予約サイトを利用した方が安心という声も多く聞かれます。

最安値表示の信頼性に関する疑問

トリバゴのCMでは「たくさんの大手予約サイトの料金比較して一番安いのを提示する」といった印象を与えていますが、実際には必ずしも最安値が表示されるとは限らないという問題があります。これは、価格の変動、キャンペーンの影響、在庫管理の違いなど様々な要因によるもので、トリバゴに掲載されている価格が常に最新の最安値を反映しているわけではないのが実情のようです。

実際に楽天トラベルとの価格比較を行った検証では、楽天トラベルが最安値という結果が出ており、CMの印象だけで一番安いものだと思い込むのは危険であることが示されています。特に、トリバゴに参加していない旅行代理店や、そもそも旅行代理店経由で予約受付していないホテルも多数存在し、そちらの方が安い場合も多いため、「トリバゴなら確実に安く泊まれるホテルゲットは間違い」という厳しい評価もあるようです。

外資系企業特有の実利主義に対する不満

トリバゴがドイツに本社を構える外資系企業であることも、悪い評判の一因となっているようです。外資企業特有の実利最優先の姿勢により、「CMにバンバン金を使ってユーザーの絶対数を増やして、サポートには金をろくに掛けず、自分たちのシステムから外れるようなクレームは最初からマシに対応せず、トラブルや嫌うユーザーへのサポートは底辺のレベル」という厳しい指摘があります。

この実利主義的な企業姿勢により、日本的な「誠意」を期待することは難しく、きめ細かなカスタマーサービスを重視する日本の消費者にとっては受け入れがたい側面があるようです。特に旅行という楽しいイベントにおいて、このような対応をされると非常に不快な思いをするという声が多数寄せられています。

トリバゴのメリットと良い点

一方で、トリバゴには多くのメリットや良い点も存在することを公平に評価する必要があります。旅行業界の専門家として、トリバゴの利点についても詳しく解説したいと思います。

比較機能の利便性は大きなメリット

トリバゴの最大のメリットは、複数の予約サイトの料金を一度に比較できる利便性にあります。現在400社以上のサイトと連携しており、同一のホテルであってもサイトによって価格が異なることが多い中で、効率的に最安値に近い価格を見つけることができるのは大きな利点と言えるでしょう。

多くの検索対象があるため、よりお得なホテルを見つけやすくなっており、手頃な価格でホテルを予約することが可能になっています。特に海外旅行の際には、日本の予約サイトでは取り扱いのない宿泊施設も豊富に検索できるため、選択肢の幅が大幅に広がるという利点があります。

無料での利用と豊富な情報提供

トリバゴは完全無料で利用できるサービスであり、利用者に手数料が課される心配がありません。メタサーチエンジンという仕組みを採用しているため、直接予約や決済を行うわけではなく、基本的にトリバゴの利用者が手数料を支払うことはないのです。

また、様々な予約サイトの口コミを一度に見ることができるため、ホテル選びの参考情報も豊富に得られます。公式サイトも表示できるため、最終的な予約先の選択肢も多岐にわたります。

海外旅行における優位性

特に海外旅行においては、トリバゴの優位性が際立ちます。国内の予約サイトでは取り扱いの少ない海外のオンライン専門サイトとの提携が多いため、安いプランを見つけられる傾向にあります。海外旅行の際はトリバゴを利用すると、より多くの選択肢から宿泊先を選ぶことができるのです。

シンプルで使いやすいインターフェース

トリバゴの検索インターフェースはシンプルで使いやすく設計されており、初心者でも直感的に操作できる点も良い点の一つです。目的地を入力し、日付を選択するだけで宿泊料金を比較でき、料金や距離、宿のランク、館内施設などの条件絞り込み機能を使って検索を絞り込むことも可能です。

おすすめしたい利用者とおすすめできない利用者

トリバゴをおすすめしたい方

トリバゴの利用をおすすめしたいのは、以下のような方々です。

海外旅行を頻繁に行う方:海外のホテル予約において、トリバゴは国内サイトでは見つからない宿泊施設も豊富に検索できるため、選択肢の幅が大幅に広がります。

英語でのコミュニケーションに問題のない方:海外の予約サイトを利用する際の英語対応に不安がない方であれば、トリバゴのメリットを最大限活用できるでしょう。

価格比較を重視する方:複数のサイトを個別に確認する手間を省きたく、効率的に価格比較を行いたい方には非常に便利なツールです。

一人旅やビジネス出張の方:「ただ泊まるだけ」という用途であれば、トリバゴの利用で問題が生じるリスクは低く、コストパフォーマンスを重視した宿泊先選びに適しています。

おすすめできない方

一方で、以下のような方にはトリバゴの利用をおすすめしません:

日本語サポートを重視する方:トラブル発生時に日本語での手厚いサポートを期待する方には、トリバゴ経由での予約はリスクが高いと言えます。

家族旅行やスペシャルな旅行を計画している方:朝食付きプランやウエルカムドリンクなど、特別なサービスが含まれる宿泊プランを利用する場合、予約内容の確認や変更が複雑になるリスクがあります。

キャンセルの可能性が高い方:予定変更の可能性が高い場合、キャンセル手続きの複雑さを考慮すると、日本の予約サイトを直接利用した方が安心です。

英語でのやり取りに不安がある方:海外サイトでの予約時に英語対応が必要になる可能性を考慮すると、語学に不安がある方には向いていません。

適切な利用方法と注意点

価格比較ツールとしての活用

トリバゴを最も効果的に活用する方法は、あくまで価格比較ツールとして利用し、実際の予約は信頼できる日本の予約サイトで行うことです。トリバゴで最安値を確認した後、楽天トラベルやじゃらん、公式サイトなどで同条件のプランがないかを確認し、最終的な予約先を決定するという使い方が最も安全で効率的と言えるでしょう。

予約前の詳細確認の重要性

トリバゴ経由で予約を行う場合は、予約前に以下の点を必ず確認することが重要です。

  • キャンセルポリシーの詳細確認:予約サイトごとに異なるキャンセル条件を事前に把握しておく
  • 言語サポートの確認:予約サイトが日本語サポートを提供しているかの確認
  • 料金の内訳確認:表示価格に含まれるサービス内容と追加料金の有無
  • 予約確認メールの受信確認:迷惑メールフォルダも含めた確認

ホテルへの直接確認の推奨

トリバゴ経由で予約を完了させた後も、そのままにせず、事前にホテルに電話で直接確認することが強く推奨されます。特に海外のホテルの場合、予約内容の詳細や特別なリクエストについて、直接確認することでトラブルを未然に防ぐことができます。

CMに対する評価と企業イメージ

トリバゴの評判に影響を与える要因として、テレビCMに対する賛否両論も無視できません。特に「シニア割?」と質問するシーンが年齢差別的だと感じる視聴者や、外国人女性の日本語発音が聞き取りにくいという意見、CM放送回数の多さに対する不満などが挙げられています。

しかし、これらのCMに対する評価は、サービス本体の品質とは直接関係がないため、CMの印象だけでサービス全体を判断するのは適切ではないでしょう。トリバゴ自体は152.7億円ものテレビCM出稿費をかけており、認知度向上に大きな投資を行っていることも事実です。

業界における位置づけと競合比較

旅行業界におけるメタサーチエンジンとして、トリバゴは重要な位置を占めています。競合他社との比較において、国内旅行については楽天トラベルやじゃらんなどの日本企業が優位性を持つ一方、海外旅行についてはトリバゴの網羅性が際立つという特徴があります。

特にトラベルコとの比較では、国内旅行におけるオプション付きプランの豊富さではトラベルコが優位である一方、海外旅行での網羅度と安いプランの発見能力ではトリバゴが上回っているとされています。

今後の展望と改善への期待

トリバゴの評判改善に向けては、日本市場により適したサービス改善が期待されます。具体的には、日本語サポート体制の充実、日本特有の料金システムへの対応改善、より分かりやすいサービス説明などが挙げられるでしょう。

また、利用者側の理解促進も重要で、メタサーチエンジンとしての役割と限界を正しく理解した上で利用することで、トリバゴの真の価値を享受できるはずです。

まとめ:適切な理解と活用で価値のあるサービス

トリバゴの評判が悪いとされる主な理由は、サービスの性質に対する理解不足と、外資系企業特有のサポート体制に起因するものが大部分を占めているようです。確かにデメリットや注意点は存在しますが、これらを正しく理解した上で利用すれば、旅行コストの削減に大きく貢献する価値あるサービスであることは間違いありません。

特に海外旅行における選択肢の豊富さや、効率的な価格比較機能は、他のサービスでは得られない大きなメリットと言えるでしょう。重要なのは、トリバゴを万能のホテル予約サイトとして過度に期待するのではなく、価格比較ツールとして適切に活用することです。

最終的には、トリバゴで最安値を確認し、その情報を参考に信頼できる予約サイトで実際の予約を行うという使い方が、最もリスクが少なく効果的な利用方法と言えるでしょう。旅行初心者の方には、まずは国内の信頼できる予約サイトから始めて、慣れてきたらトリバゴを価格比較の参考として活用することをおすすめします。

適切な理解と注意深い利用により、トリバゴは確実に旅行をより良いものにしてくれる頼れるパートナーとなってくれるはずです。