セブ島には”もう行かない”とネットで頻繁に検索されている理由はなぜ? HOTTELの記者がわかりやすく簡単に解説

皆さん、こんにちは。旅行系WEBメディア「HOTTEL」のトラベルライター”TAKA”です。今回は、セブ島について気になる検索キーワード「セブ島 もう 行かない」について、できるだけ多くのネットの情報を参考にして調査し、わかりやすく簡単に解説します。

結論:セブ島の「もう行かない」理由は主に5つの要因

セブ島に対して「もう行かない」という声が上がる理由を調査した結果、主に以下の5つの要因が浮かび上がりました:

  1. 治安面での不安(スリ・ぼったくり・軽犯罪)
  2. 交通インフラの不便さ(渋滞・タクシー問題)
  3. 街の環境問題(ゴミ・清潔感の欠如)
  4. 食事や物価の期待とのギャップ
  5. 発展途上国特有の生活インフラの違い

しかし、これらの問題点を理解した上で適切な準備をすれば、セブ島は依然として魅力的な観光地であることも事実のようです。

治安問題:観光客を狙った軽犯罪の実態

スリ・置き引きが最大の懸念材料

セブ島で最も頻繁に報告される問題は、観光客を狙ったスリや置き引きのようです。特にセブシティの繁華街やショッピングモール周辺では、プロのスリ集団が活動していると言われています。

観光客が特に注意すべきエリアとして、以下の場所が挙げられています。

  • カルボンマーケット:野菜や果物が売られている地元市場
  • コロンストリート:フィリピン最古の通りとして有名な観光地
  • サント・ニーニョ教会周辺:観光客が多く集まる宗教施設

ストリートチルドレンによる組織的犯罪

特に深刻なのは、ストリートチルドレンを使った組織的なスリのようです。大人のボスが子どもたちを管理し、観光客を取り囲んで貴重品を盗むという手口が報告されています。子どもだからといって油断することはできないというのが現実のようです。

夜間の一人歩きは危険

セブ島では、日中でも注意が必要ですが、夜間の外出はさらにリスクが高まると言われています。特に女性の一人歩きや、観光客の単独行動は避けるべきだとされています。

交通インフラの深刻な問題

慢性的な交通渋滞

セブ島の交通事情は、多くの観光客にとって大きなストレス要因となっているようです。経済発展による車両の急激な増加に対し、道路インフラの整備が追いついていないため、朝から夜まで一日中渋滞が続くエリアもあると報告されています。

タクシーが捕まらない問題

観光客が最も困るのは、タクシーがなかなか捕まらないことのようです。特に金曜日や土曜日の夜、ショッピングモール前では長時間待つ必要があり、配車アプリのGrabを使用することが推奨されています。

ぼったくりタクシーの存在

メーターを使わないタクシー運転手や、観光客に対して不当に高い料金を請求するケースも報告されています。特にマクタン空港周辺では、1万円程度の高額請求被害も発生しているようです。

環境・衛生面の課題

ゴミ問題と街の清潔感

セブ島の街中では、ゴミのポイ捨てが多く、歩道の整備も不十分だと指摘されています。特にローカルエリアでは、ゴミが散乱し、悪臭がすることもあるようです。

水質・大気汚染

セブシティでは空気の汚染がひどく、鼻をかむと黒いものが出たり、喉を痛める観光客も多いと報告されています。また、水道水は飲用に適さないため、常にペットボトルの水を購入する必要があります。

野犬の多さ

セブ島では野犬が非常に多く、「10メートル間隔で野犬がいる」と表現されるほどの状況だと言われています。狂犬病のリスクもあるため、観光客は野犬に近づかないよう注意が必要のようです。

食事・物価の期待とのギャップ

フィリピン料理の味付け問題

多くの日本人観光客が指摘するのは、フィリピン料理の味付けが口に合わないことのようです。甘じょっぱい味付けや、脂っこい料理が多く、似たような調味料を使うため飽きやすいという声があります。

物価上昇による負担増

近年のセブ島では物価が急上昇しており、以前ほどコストパフォーマンスが良くないと感じる観光客が増えているようです。特に日本食レストランでは、日本と同等かそれ以上の価格設定になっていることもあるようです。

お米の食感の違い

フィリピンで主流のインディカ米は、日本のお米と比べて粘り気が少なく、パサパサした食感のため、多くの日本人には馴染みにくいようです。

発展途上国特有のインフラ問題

手続きの煩雑さ

ビザの更新や各種手続きに非常に時間がかかり、約束の時間を守ってもらえないことが多いと報告されています。日本の効率的なサービスに慣れた観光客には、大きなストレス要因となるようです。

電力・通信インフラの不安定さ

台風などの自然災害時には停電が発生することがあり、WiFi環境も不安定な場所があると言われています。

ホテル予約のトラブル

現地のホテルスタッフの対応により、予約がきちんと取れていなかったり、部屋のグレードが違ったりするトラブルも報告されています。

セブ島の良い点・メリット

一方で、セブ島には多くの魅力的な点があることも事実です。

世界屈指のマリンアクティビティ

セブ島の最大の利点は、世界レベルのマリンスポーツが楽しめることです。パラセーリング、ジェットスキー、バナナボート、体験ダイビングなど、多彩なアクティビティが比較的リーズナブルな価格で体験できるのは大きなメリットです。

ジンベエザメとの遊泳体験

オスロブでのジンベエザメとの遊泳は、世界でも数少ない貴重な体験として高く評価されています。この体験のためだけでもセブ島を訪れる価値があると言われています。

アイランドホッピングの魅力

複数の島を巡るアイランドホッピングは、セブ島ならではの人気アクティビティです。ボートで美しい島々を訪れ、シュノーケリングやBBQを楽しむ体験は、多くの観光客に感動を与えているようです。

コストパフォーマンスの良さ

一部で物価上昇が指摘されているものの、日本と比較すればまだまだリーズナブルな価格でリゾート体験ができるのは大きな利点です。特にマッサージやスパは、日本の半額程度で本格的な施術が受けられるとして人気です。

おすすめしたい方・おすすめできない方

セブ島をおすすめしたい方

以下のような方にはセブ島旅行をおすすめします。

  • マリンスポーツやダイビングが好きな方
  • 多少の不便さよりも価格重視の方
  • 発展途上国の文化を理解し楽しめる方
  • グループや家族での旅行者
  • 事前にしっかりと情報収集ができる方

セブ島をおすすめしない方

一方で、以下のような方にはセブ島旅行はおすすめしません:

  • 日本と同レベルの清潔さや安全性を求める方
  • 一人旅を予定している方(特に女性)
  • 食事や衛生面に敏感な方
  • 完璧なインフラ環境を期待する方
  • 治安面での不安を強く感じる方

セブ島の真の魅力と将来性

これまで「もう行かない」と言われる理由を詳しく解説してきましたが、重要なのは、これらの問題点の多くは事前の準備と適切な心構えで解決可能だということです。

実際に、セブ島では大規模なインフラ整備プロジェクトが進行しており、今後10年間で交通事情や生活環境が大幅に改善される見込みのようです。新セブ国際コンテナ港の建設や道路網の拡充により、慢性的な渋滞問題も徐々に解消されていくと期待されています。

また、セブ島の人々のホスピタリティは世界的にも高く評価されており、フレンドリーで明るい現地の人々との交流は、多くの観光客にとって貴重な体験となっているようです。語学学校も充実しており、英語学習と観光を組み合わせた留学旅行先としても人気が高まっています。

環境問題についても、政府や民間団体による改善努力が続けられており、特にゴミ処理システムの改善や海洋保護活動が積極的に推進されているようです。

最も重要なのは、セブ島が持つ「世界屈指のマリンリゾート」としての本質的な魅力は、これらの問題があっても決して色あせることがないということです。透明度抜群の海、豊富なマリンライフ、多彩なアクティビティ、そして温暖な気候という、リゾート地としての基本的な条件は完璧に満たしています。

「セブ島 もう行かない」という検索結果の背景には、確かに解決すべき課題が存在します。しかし、それらの課題を理解し、適切に対処すれば、セブ島は依然として東南アジア屈指の魅力的なリゾート地であり続けるでしょう。大切なのは、現実を正しく理解した上で、自分なりの楽しみ方を見つけることなのです。