OMO5横浜馬車道、2026年1月15日開業決定――地上154mに誕生する“街ナカ”ホテルの全貌
開業決定の概要とOMOブランドの位置づけ
星野リゾートの都市観光ホテルブランド「OMO(おも)」は、馬車道駅直結の超高層複合ビル46〜51階に「OMO5横浜馬車道」を2026年1月15日に開業します。公式発表によれば本施設は“テンションあがる街ナカホテル”としては国内17施設目で、横浜市内では2026年春開業予定のOMO7横浜と合わせ二棟体制となります。横浜ベイエリアの眺望を最大価値とし、街全体を楽しむ拠点づくりを掲げるOMOブランドの戦略的出店と言えるでしょう。プレスリリース
ロケーションとアクセスの強み
所在地は横浜市中区北仲通5-57-2、横浜高速鉄道みなとみらい線「馬車道」駅直結という抜群の利便性を誇ります。中区北仲エリアは再開発が進み、歴史ある馬車道とみなとみらいの新旧風景が交錯する観光・ビジネスの重要拠点。ホテルは地上154mの高層階に位置し、周囲の建物を抜きんでる高さが横浜港やベイブリッジ、みなとみらいの夜景を一望できるステージを生み出します。東京方面からのアクセスも東急・副都心線と直通で約40分と軽快で、国内外の観光客はもちろんMICE需要にも応えるポテンシャルを秘めています。公式サイト
コンセプト「360°天空のボヤージュ」
OMO5横浜馬車道の象徴的なキーワードは“360°天空のボヤージュ”。船旅をモチーフに、絶景を「空の航海」と見立てた体験価値を訴求します。46階のレセプションは船首を想起させる大胆な造形で、回廊状に続く「OMOベース」にはビリヤードやシアター、眺望デッキなどが点在。時間とともに移ろう港町の景色を眺めながらゲストが自由に過ごせる“船内”のような空間づくりが特徴です。朝焼けの港、夕暮れの赤レンガ倉庫、夜景にきらめく観覧車……宿泊者は一歩も外に出ずして横浜の象徴的風景を体感できます。プレスリリース
客室ラインナップと長期滞在対応
客室数は175室。33㎡から136㎡まで幅広いタイプをそろえ、最大6名まで対応する「OMOハウスコーナースイート」も用意されます。全室にキッチンと洗濯乾燥機を完備し、“暮らすように泊まる”スタイルを志向。2~3泊はもちろん、ウィークリーユースやワーケーション、家族滞在にも適した仕様です。キャビンを思わせるヘッドボードや真鍮色のディテールなど、クラシカルな船旅の世界観とモダンデザインを融合させ、室内にいながら港町の情緒を感じられる仕掛けが随所にちりばめられています。
施設・サービスのハイライト
- OMOベース:回廊式展望フロア。Play Zone・Bay View Deck・Night View Deckを配置。
- 宿泊者専用ラウンジ:チェックイン前後の荷物預かりやセルフロッカーを備え、観光の合間も快適。
- フィットネス:早朝や夜景を眺めながらエクササイズ可能。
- Go-KINJOサービス:街歩きをサポートする「OMOレンジャー」がガイドブックに載らないローカル情報を案内。
OMOブランド共通の街密着型サービス「Go-KINJO」は、馬車道のジャズバーや老舗洋食店、みなとみらいの最新ミュージアムなど、多彩なルートを提案。これによりホテル滞在と街巡りがシームレスにつながり、観光消費の拡大も期待されます。
宿泊料金と予約開始時期
宿泊料金は1室あたり43,000円~(税込、食事なし)で2025年9月17日から公式サイトにて予約受付を開始。ハイカテゴリーながら、複数名での利用や長期滞在時のコストパフォーマンスの良さが際立ちます。開業直後は冬季イベント「横浜イルミネーション」や中華街の春節シーズンと重なるため、早期予約が推奨されます。公式サイト
横浜観光・MICE市場への波及効果
観光庁統計によれば2024年の横浜市宿泊者数は延べ1,020万人とコロナ前水準を上回り、インバウンド比率は約23%に改善。近年はアートイベント「横浜トリエンナーレ」や国際会議誘致により宿泊需要が拡大しています。地上150m超からの眺望という圧倒的な差別化要因を持つOMO5横浜馬車道は、プレミア価格帯市場のさらなる活性化を後押しする存在になりそうです。加えて、46階の広大な共用スペースは小規模レセプションやビジネスイベントの貸切利用も見込まれ、MICE都市・横浜の競争力向上に寄与すると期待されます。
サステナビリティと地域連携
星野リゾートは全社的に環境負荷低減を掲げ、OMO5横浜馬車道でも客室リネン交換の合理化、アメニティ削減、再生可能エネルギー調達比率向上を検討しています。また北仲エリアを拠点とした街路清掃ボランティアや、横浜市立大学と連携した海洋プラスチック削減プロジェクトへの参画も予定。ホテル利用者自身が地域課題の解決に参加できるプログラムが整うことで、観光と環境保全の両立モデルを体現します。
今後のスケジュールと開業準備
- 2025年秋:建築内装工事の最終段階へ、運営スタッフ採用開始。
- 2025年12月:試泊・オペレーション検証、地元事業者向け内覧会。
- 2026年1月15日:グランドオープン、開業記念プロモーション展開。
開業に合わせて馬車道通りでは「北仲オープンストリート」など歩行者天国イベントも企画中とされ、エリア全体で祝祭感を高める動きが加速しています。ホテルと街が連携し、訪れるゲストの体験価値を最大化するシナジーに注目です。プレスリリース
まとめ:絶景と街遊びを両立する“新しい横浜ステイ”の旗艦
OMO5横浜馬車道は、「眺望」「長期滞在設備」「街密着サービス」という三つの強みで既存ホテルとの差別化を図ります。歴史と未来が交錯する横浜港を見下ろす特等席で、クルーズのように滞在しながら街へ繰り出す――そんな自由で高揚感あふれる旅のスタイルが2026年冬、いよいよ現実のものに。横浜観光の新定番として、開業の瞬間が待ち遠しい限りです。